Fri 140131 釧路観光を企てる 14時からお仕事 驚くべき祝勝会と、朝のギンギラグマ | 今井宏オフィシャルブログ「風吹かば倒るの記」Powered by Ameba

Fri 140131 釧路観光を企てる 14時からお仕事 驚くべき祝勝会と、朝のギンギラグマ

 2月23日、釧路でのお仕事は、午後2時から。といふことは、午前中はカンペキに空いているわけで、本来の元気あふれるクマ蔵なら「午前中は釧路周辺の観光を満喫」という暴挙に出るところである。釧路からなら、何と言ってもまず阿寒湖が近い。湿原に出かけてタンチョウヅルさんたちの様子を見てくるのもいい。
 何を隠そうこの今井君は、ツルのモノマネがまた「絶品」といっていいぐらいに上手である。授業中に興が乗ってくると、まず最初に出るのが「ハトのマネ」。ハトの後はカラス、カラスの後はツルが定番だ。せっかくモノマネをするなら、タマにはホンモノのツルさんたちを眺めて、チャンと復習しておいたほうがよさそうだ。
 他にもたくさんプランがあった。摩周湖だってOK。釧路と摩周湖をタクシーで往復すると4時間あまり。昨日、空港からのタクシー運転手さんに尋ねて、所要時間4時間、タクシー代は往復で5万円と確認してある。
 そりゃもちろんたいへん贅沢なお値段だし、時間的にも極めてタイトであるが、8時半ぐらいにホテルを出れば、13時には戻って来られる計算だ。Mac君がどういうつもりで「けいさんだ」→「計三打」みたいな変換をするのかは見当もつかないが、釧路に出張したついでに霧の摩周湖を見てくるのも悪くない。
釧路1
(釧路の大盛況 1)

 しかし諸君、あまりにプランが多すぎると、今井君は「どれにしようか」「どれにしようか」「迷っているうちに時間がどんどん過ぎちゃうよ」と、つまらないパニックに陥るクセがある。
 ついでに、「パニックに陥ると、フテくされて眠くなる」というのもまた今井君の悪いクセ。はるか昔の受験生時代、まだ存在していた「東大1次試験」は全科目が択一式だったが、「どれにしよう」「どれにしよう」とフテくされているうちに、ホントに眠くなって仕方がなかった。
 それでも1次試験はチャンと突破したわけだから、若き今井君はまだまだ捨てたものではなかった。しかし今やサト助はすっかり年老いて、年齢もすでに789歳。体力ばかりか気力まで、ダラしなく脆弱になりつつある。
 今朝の最低気温「-11℃」で固く凍りついた釧路川の水面が、輝く快晴の朝日でどんどん融けていくのを眺めながら、「どこに行こう?」のパニックはますます深まり、気がつくとベッドで居眠りしてしまっていた。あーあ、遥かな霧の摩周湖はおろか、阿寒湖もタンチョウの湿原も、みんな夢に終わってしまった。
釧路2
(釧路の大盛況 2)

 ということになると、これで仕事をチャンとこなさなかったら「人類史上最低の人間」と分類されかねない。諸君、「仕事をこなす」の「こなす」って、漢字ではどう書くか知っているかね? クマ蔵は知らないよん。Mac君に頼って何とかしようとしたら、「こなす」→「小那須」「コナス」ぐらいしか出てこない。
 グーグル先生は? おお、「熟す」とあるね。でもこれじゃ誰が見たって「じゅくす」としか読めない。最後の手段、「広辞苑」閣下に尋ねてみたが、閣下もやっぱり「熟す」を主張。うにゃにゃ、こりゃ平仮名で通したほうが良さそうだ。
 さて、とにかく2時からのお仕事をこなすことに集中しよう。午後1時にスタッフと待ち合わせて、今日の会場に向かう、と言っても、場所は徒歩でも5分の「釧路プリンスホテル」。スタッフのクルマに乗ったので、30秒で着いてしまった。
 講師控え室で、今日の会を主催する「釧路あすなろ会」のベテランの先生方としばらく雑談。一目で「この塾の看板&名物講師」と分かる中学数学の先生がいらっしゃって、今井君はホンの一言二言かわしただけでメッタヤタラに興味をいだいたのだが、マコトに残念なことに雑談はあっという間に終わってしまった。
釧路3
(釧路の大盛況 3)

 今日の出席者、約120名。対象は、高校受験を控えた中3生とその保護者である。「インフルエンザ流行中」ということで、当初の予定より若干名少なくなってしまったが、「10日後に高校入試」という切羽詰まった状況の中、よく大学受験の講師の話なんかを聞きにきてくれた。
 そして、マコトに明るく反応を返してくれる。出張先ではだいたいどこでも「うちのコドモたちはおとなしいんで、先生の話にチャンと反応できるかどうか」と心配されるのだが、そんな心配なんか、少なくとも今井君の場合には全く必要ないのである。
 いやはや、みんなよく笑った。生徒たちばかりじゃなくて、保護者の皆さんも「おそらくこれは一生で一番楽しい90分だ」というぐらいに、お腹を抱えて笑い続けた。こんなに笑いが出るようなら、高校入試は間違いなくうまくいくし、高校に入ってからも必ず「英語スター」になれる。
 実際には100分になってしまったが、講師のクマ蔵も語りまくり、生徒諸君も保護者の皆さんも心置きなく爆笑しまくって、話すほうも聞くほうも大満足である。
 それに加えて、今日は「あすなろ会」中学部の先生方もたくさん出席され、生徒諸君をさらに上回る大爆笑の渦を作ってくれた。お仕事前の雑談でサト助が興味を引かれた数学の名物先生も、涙をハンカチで拭いながら100分ずっと笑い続けていらっしゃった。こういうのは、ホントに嬉しいでござるね。
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(釧路の毛ガニ君たち)

 終了後、いったんホテルに戻ってブログをアップ。19時にロビーでスタッフと待ち合わせ、祝勝会場に向かった。本日の祝勝会場は、昨年3月3日にもお世話になった和食屋さんである。豪華な毛蟹が旨かった。
 祝勝会の盛り上がりについては、言うまでもない。「今日をキッカケに、この釧路から1人でも多くの国際人が出てくれることを期待しております」と締めくくった午後のサト助の一言に、会長がビックリするぐらい感激して、「思わず涙がこぼれそうでしたよ」と何度も何度も握手を繰り返した。
 会長を先頭に「明日は早朝から遠方までチラシの校門配布に行きます」「朝4時に釧路を出発します」とのことだったので、祝勝会は1次会だけでオヒラキになったが、それでも今井君は2時間ちょっとで2合徳利×5本をカラッポにした。
蟹2
(釧路の毛ガニ君。おいしゅーございました)

 きっと諸君は掛け算が得意だろうから、2合×5本=10合=一升ということぐらいは分かるだろう。熱燗を飲んでいたのは今井君一人なので、久しぶりに「2時間で一人一升」をやってしまったことになる。
 目の前では、「1人で瓶ビール8本」というハナレワザを演じている人物もいる。「予備校業界、恐るべし」であって、こんな豪傑が群雄割拠しているからこそ、これほどの活力が生まれるのだ。大人しい品行方正なヒトばかりでは、社会全体の活力まで削がれてしまう。
 しかも諸君、安心していただきたい。2時間一升を演じた翌朝のクマ蔵は、朝6時にはもう元気に目覚めていた。それも「どろどろの二日酔い」などというテイタラクとはホド遠い。「今日もまた1日、楽しい1日になりそうだ」と、まるで朝の太陽みたいにギンギラギンの、ちょっと困ったクマ蔵なのであった。

1E(Cd) Madredeus:ANTILOGIA
2E(Cd) Miles Davis:KIND OF BLUE
3E(Cd) Bobby Coldwell:AUGUST MOON
4E(Cd) Bobby Coldwell:CARRY ON
5E(Cd) Karajan:BACH/MATTHÄUS PASSION②
total m155 y155 d13075