Thu 1401123 風邪はほぼ全快 近江八幡でお仕事 ほぼ昭和のアイドル ほぼ羽生結弦 | 今井宏オフィシャルブログ「風吹かば倒るの記」Powered by Ameba

Thu 1401123 風邪はほぼ全快 近江八幡でお仕事 ほぼ昭和のアイドル ほぼ羽生結弦

 羽生が金、葛西が銀、マコトにおめでたいニュースが目白押しであって、特に羽生選手については「幼い頃からぜんそくに苦しんだ」という記事を読むにつけても、熱い涙を禁じ得ない。
 「今でも朝晩の飲み薬が欠かせない」「吸入器を手放せない」となると、この金メダルは普通の金メダルの数倍の重みがあるように思えるのだ。かくいうサト助は、体型こそ羽生君とは正反対のクマ男であるが、20歳までぜんそくで苦しんだことでは同じである。
 ぜんそくの発作の恐怖がどのぐらいのものかと言えば「いつ呼吸が出来なくなっても不思議じゃない」というレベル。発作が全く出なくなってから十数年が経過しても、まだサト助は外国旅行に吸入器を持参している。
 秋口に急に気温が下がった朝、気管支が重く閉塞した感覚に襲われる。そこから先の呼吸は、膝に両手を突っ張って懸命に息を吸い込んでも、「ピピー」とか「ゼゼー」とか、心細い摩擦音を伴ってごくわずかの空気が吸い込まれるだけなのである。
 ああいう切羽詰まった苦しさの中で、毎日毎日誠実に冷たい氷の上に出て練習などというのは、余程の精神力を備えていなければ出来ることではない。サト助なんかは精神力のカケラもないような軟弱なヤツであるから、イヤな体育の授業をサボるために、ぜんそくを口実にしたくらいである。
 跳び箱がキライ。鉄棒もキライ。マット運動なんかとんでもない。球技以外は全部キライだから、その日の体育が球技以外だと、マコトに都合よくぜんそくの発作が始まった。ウソをついていたとか仮病を使っていたのではなくて、ホントにぜんそくの発作が始まるのだ。
 20歳を過ぎて、サト助のぜんそくは次第に収まり、30歳で予備校講師を始めて以来、本格的なぜんそくの発作は一度も起こっていない。羽生君はいま19歳だから、きっと近いうちにぜんそくも克服するだろう。今後ますますの活躍を期待できそうでござるね。
近江八幡1
(滋賀県・近江八幡、「ほぼ体育館」な会場でお仕事 1)

 かくいう今井君の風邪のほうは、「ほぼ完治」であって、まだノドが若干ガラガラ言っているけれども、腹にグッと力を入れれば英語ぐらいなんとか発音できる状況に戻ってきた。
 今日はこれから東京都町田で仕事。明日は吉祥寺スタジオで90分×2コマ収録した後、足立区西新井に移動して21時までお仕事。明後日は吉祥寺スタジオで収録3コマ。その翌日はヒコーキで神戸に飛んでお仕事。とても暢気に風邪薬なんかのんでいられない。
 関東甲信越地方は、昨日の雪でまだ混乱が続いている。山梨県は「陸の孤島」と化した。もう9年間、毎年夏のはじめの10日間を合宿で過ごしてきた河口湖では、慶応義塾大学の学生たちが旅館に閉じ込められて動けない。おやおや、「美富士園」の皆さんは大丈夫ですかね?
 一方の早稲田ラグビーであるが、本日お昼から秩父宮ラグビー場で日本選手権に出場。社会人トップリーグのヤマハ発動機と対戦した。結果は36-16の完敗だったが、もともと企画自体に無理がある中、点差をたった20点にとどめ、学生チームとして2トライを奪ったのは大健闘だったと言っていい。
 垣永主将をはじめ、4年生にとっては赤黒のジャージで戦う最後の試合だった。帝京大に敗れて学生No.1にはなれなかったが、理工や政経や商学部に属する「高校時代は無名」という選手もたくさん参加した素晴らしいチームだった。最後の試合を終えたところで、ぜひ喝采をおくりたいと思う。
近江八幡2
(滋賀県・近江八幡、「ほぼ体育館」な会場でお仕事 2)

 さてと、2月11日の今井君は、滋賀県近江八幡でお仕事であった。金沢から京都に電車で移動、祇園四条「松葉」で天ぷら蕎麦と「ニシンの棒煮」に舌鼓を打ったところまで、昨日の記事で詳述した。
 その後のクマどんは、まず蹴上のウェスティン都ホテルにチェックイン。すぐ目の前が東山、南禅寺にも平安神宮にも徒歩10分、知恩院や青蓮院も徒歩圏内という絶好のロケーションである。
 しかし諸君、マコトに残念なことに、サトちゃんはこのころから風邪が悪化したらしく、せっかくの快晴なのに「南禅寺までちょっと散歩に」という気力さえ起こらない。
 「とにかく暖かいお風呂に入りたい」という思いが優先。一時間たっぷり汗をかいて、備え付けのミネラルウォーター(サト助はここのエリートメンバーなので♡無料)500mlをグビグビやった。風邪をひいたら、まず水分。ホントならポカリかアクエがいいんだろうけれども、贅沢は言っていられない。
 それにしてもMac君って、キミはホントにアホやね。アクエリアスだから「アクエ」でござるよ。何なんだ「悪江」って。「悪恵」「悪絵」「亜食え」。キミには、そういう馬鹿げたことしか考えられないのかね?
近江八幡3
(滋賀県・近江八幡、「ほぼ体育館」な会場でお仕事 3)

 というわけで夕暮れのサト助は、風邪を悪化させるイヤな「悪江」に取り憑かれた状況で近江八幡を目指した。ウェスティンホテルからだと、京都地下鉄「蹴上」の駅を利用するのが便利。蹴上から山科まで地下鉄で行って、山科でJR新快速に乗り換えれば、近江八幡まで30分ちょいの旅である。
 近江八幡は琵琶湖の南岸であって、日本海からの冷たい強風が琵琶湖でさらに冷やされてマトモに吹き付けるキビシイ気候。夕暮れに到着すると、まさに身を縮めるほどに寒い。近くの「ホテルニュー近江」ロビーでミーティングをしてから、会場に向かうことになった。
 高校野球の八幡商、ラグビーの八幡工は、滋賀の名門である。数年前にサッカーで全国優勝を果たした野洲高校も近い。サト助としてはそのぐらいしか知らないが、その程度の知識を披露しただけで十分に喜んでもらえるのが、またたいへん嬉しいものである。
さざえ
(近江八幡での祝勝会。サザエのつぼ焼き、おいしゅーございました)

 「今日はよろしくお願いします」と、1人の若い女子スタッフが姿を現した時、今井君はほとんど絶句するほどビックリしてしまったのだが、何と、ある昭和のアイドル○○○に生き写しなのである。20世紀的生物であるクマ蔵としては、「○○○とソックリだって言われませんか?」と質問せずにはいられなかった。
 ご本人が嫌がるといけないから、そのアイドルの名前は伏せておくが、とにかく昭和40年代の超大スターである。アイドル中のアイドル、いろいろな歌謡曲で有名、ちょっと年を重ねてからは俳優としても才能を発揮した本格派アイドルだ。うにゃにゃ、今井君は昭和40年代にタイムスリップしたような思いで、ますます左耳の違和感が募ってしまった。
 近江八幡でのお仕事は、こういう驚きの中で19時開始、20時半終了。「どう見ても体育館」という広大なスペースに、300名近い大観衆を集めて大演説を繰り広げた。しかしどうしたものか、話せば話すほど左耳の違和感が増していく。いま思ってみるに、いよいよホントに今回のキビシイ風邪が牙を剥きはじめていたのだ。
串揚げ
(近江八幡での祝勝会。串揚げ盛り合わせ、おいしゅーございました)

 それでも最後まで大爆笑と大喝采が続き、終了後21時には近くの和食店での大祝勝会になだれこんだ。住宅街の深い闇の中に、突如として出現する隠れ家のようなお店。「趣味でやってるんですか?」と尋ねたくなるほど、あまりにも隠れ家的なロケーションが感動的であった。
 サザエのつぼ焼き、おいしゅーございました。串揚げも、たいそうおいしゅーございました。この校舎にも「来年6月に結婚するんです」という男子スタッフがいて、早速サト助は日程と式場をメモってきた。「結婚します」と言ってくれたスタッフには、必ず祝電を贈る。そのぐらい、いいじゃないか。
 なお、「ほぼ○○○」にも感激したが、この祝勝会には「ほぼ羽生結弦」も1名紛れ込んでいた。確かに年齢はもう40歳であるが、周囲も頷き、本人もニヤニヤ認めるほどの「ほぼ羽生結弦」ぶりに、この日のサト助は羽生選手の金メダルをほぼ確信したのであった。

1E(Cd) Menuhin:SCHUBERT/SYMPHONY No.1 & No.4
2E(Cd) Menuhin:SCHUBERT/SYMPHONY No.2 & No.6
3E(Cd) Menuhin:SCHUBERT/SYMPHONY No.3, No.5 & No.8
4E(Cd) Menuhin:SCHUBERT/SYMPHONY No.9
5E(Cd) Gunner Klum & Stockholm Guitar Trio:SCHUBERT LIEDER
total m115 y115 d13035