Wed 140115 東京は大雪 9時半、羽田空港からの報告 飛ぶか飛ばないか、それが問題だ | 今井宏オフィシャルブログ「風吹かば倒るの記」Powered by Ameba

Wed 140115 東京は大雪 9時半、羽田空港からの報告 飛ぶか飛ばないか、それが問題だ

 たいへんだ。午前9時現在、羽田空港はたいへんなことになっている。ほとんどの便が「出発地悪天候のため欠航」。払い戻し窓口には長蛇の列ができ、能天気なテレビ局のカメラが並んで、「疲れきった表情の乗客たち」が「お天気のことですから仕方ないですね」と優等生的な受け答えをする様子を撮影している。
 かくいう今井君はこれから何としてでも福岡にたどり着かなればならない。福岡着のタイムリミットは18時半であるが、ヒコーキをあきらめて新幹線に切り替えるとすれば、11時までに決断を下す必要がある。
 大雪のことを考えて、6時には起床。8時に予約してあった羽田空港定額料金のタクシーは、今井君のオウチに7時45分に来てくれた。感謝&感謝。この段階で、都心でもすでに2cmの積雪があって、緊迫感みなぎる首都高速はガラガラ。おかげで8時半にはもう空港に到着した。
 そこまではよかったのだ。ところが、羽田空港の状況はすでに「緊迫から→あきらめへ」。「とりあえず払い戻し」という列が、大蛇のようなトグロを3重にも4重にも巻いて、今井君の根城:ダイアモンドラウンジにもなかなか近づけないアリサマである。
羽田1
(2月8日羽田空港、9時ちょうどの状況)

 9時ちょうどの福岡行きは飛んだが、満席で乗れなかった。9時45分の福岡便は、すでに欠航が決まっている。サト助が予約したヒコーキは11時半発の251便だが、「現在、福岡空港の天候調査中」で、「飛ぶのか飛ばないのか、それが問題だ」という状況。マコトに微妙なギリギリのところでこの記事を書いている。
 うーん、新幹線に切り替えるか。切り替えるか、切り替えないか、それもまた問題である。センター試験なんかより、この決断はずっと難しい。実際には、この天候では新幹線のほうがもっと危険なので、関ヶ原付近で豪雪になれば、それでもうニッチもサッチも行かなくなる。
吹雪
(羽田は吹雪である)

 「あっと驚くような裏ワザ」というのも、ないわけではない。現在、北に向かうヒコーキは飛んでいる。たったいま「大館能代ゆき」というのも出発したばかり。東北や北海道は、雪に強いのである。だから、直近の札幌ゆきが狙い目。羽田→札幌→福岡というルートだってありうる。
 沖縄と宮崎も飛んでいる。羽田→沖縄→福岡でもいい。そういうことなら、羽田→ソウル→福岡もありうる。だから諸君、ビックリしなさんな、今日の今井君は何とパスポート持参。仁川または金浦または釜山経由、そういうことをしてでも、意地でも福岡にたどりつく決意。だからホントなら、暢気にこんなブログを書いていてはいけないのかもしれない。
 しかし諸君、ついにいま「運航予定」の決定が出て、こうしてダイアモンドラウンジに入り込んだ。おいしい「野菜ブイヨンスープ」で身体を温めると、俄然いまのこの状況をブログに書き込みたくなってきた。
スープ
(ラウンジのあられと、野菜ブイヨンスープ)

 外はますます吹雪が強くなっていく。あらら、秋田市土崎港で日々経験した激しい地吹雪みたいになってきた。ほとんど千歳なみ。Mac君は「千歳奈美」という怪しい女性を想定して、緊迫のクマどんを慰めてくれる。
 東京では、今日も入試ラッシュである。中央大学、学習院大学、サト助の授業を受講してくれたたくさんの生徒諸君も、今日は吹雪の中で奮闘していることと思う。「ヒコーキが飛ぶか飛ばないか」ぐらい、受験生諸君の緊張に比較したら、別に大したことではないのだ。
 と、言っているうちに、「滑走路の除雪作業のため、全ての便に遅れが出る見込みでございます」のアナウンスが入った。うにゃにゃ、「大したことではない」と書いた直後に、大したことになってきた。
 目の前のヒコーキは、翼に積もった雪を放水で飛ばしている。そう言えば去年1月、ブリュッセルから帰る途中のミュンヘン空港でも同じようなことがあった。あれだけで確か、出発が1時間遅れたはずだ。
羽田2
(羽田ラウンジ、9時30分)

 ま、カンタンに昨日のことを記録して、今日は早めにブログを切り上げさせてもらおう。早くここに書いておかないと、複数のブログで今井君の写真が先に公開されてしまいそうだ。負けてはいられない。
 昨日は、東京駅そばの朝日生命ビル・大会議室で「センター試験同日受験講評会」があった。高校の先生がた約150人に集まっていただいた。
 今井クマ蔵は、その英語分科会で講演。「生きたセンター試験の歴史」として60分間しゃべりまくった。詳細は、また4~5日後のブログに書かせていただくことになる。
 数学分科会は、志田先生。国語分科会は、宗先生。19時に開始、20時終了。「20時終了」はいいとして、まさかこの3人が集まって、「終わったから、帰りましょう」「じゃ、また」「さようなら」ということになるはずがない。「一杯、行きませんか?」とニヤニヤ誘いあうまでもなく、気がついたら生ビールが3杯、キレイにカラッポになっていた。
 お店の優しいオネーサンにお願いして、志田さんはiPad、宗さんはケータイ、今井君は連写機能のついたカシオのカメラでこの写真を撮ってもらった。いやはや、講演が目いっぱい盛り上がった後のこういう飲み会ほど楽しいものは、なかなか考えられない。
3人
(丸ビル6階で、楽しい1次会)

 気がつくと、2次会へ。銀座6丁目あたりで午前1時まで痛飲して、タクシーでオウチに帰り着いたのはもう2時近かった。深夜の東京は早くも雪の気配に満ち、雪国育ちのクマ蔵の警戒スイッチが、この段階でカチッと入った。
 だから、睡眠時間は4時間弱である。こういうときは集中力が一気に高まるので、今のサトちゃんはギンラギラギラな感じ。五条大橋の牛若丸か、いざ決戦の上杉謙信か、ほとんどそんな緊張感に満ちている。
 では、9時30分、現状を報告しよう。いま入っているアナウンスを2つ紹介する。
「広島ゆきは、広島空港悪天候のため、広島空港に着陸できない場合、福岡空港に向かうことも考えられます」
「高松ゆきは、高松空港悪天候のため、出発が180分遅れる見込みでございます」
 諸君、何だか福岡便だけは大丈夫そうだ。9時30分現在のサト助の判断では、「このままヒコーキを待つのが最良」「神に祈れば、ヒコーキは必ず飛ぶ」。野菜ブイヨンスープをもう一杯飲みながら、余裕で出発を待つことにしたい。

1E(Cd) Boz Scaggs:BOZ THE BALLADE
2E(Cd) The Doobie Brothers:MINUTE BY MINUTE
3E(Cd) Grover Washington Jr.:WINELIGHT
4E(Cd) Kenny Wheeler:GNU HIGH
5E(Cd) Solti & Wien:MOZART/GROßE MESSE
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