Wed 140108 羽田のANAラウンジが静かで快適だ♡ 騒然vs静寂 徳島でヒレカツ定食 | 今井宏オフィシャルブログ「風吹かば倒るの記」Powered by Ameba

Wed 140108 羽田のANAラウンジが静かで快適だ♡ 騒然vs静寂 徳島でヒレカツ定食

 1月31日午前、羽田空港のサト助は、徳島行きのヒコーキを待ちながらゆっくりとダイアモンドラウンジでくつろいだ。ホントに申し訳ないが、サト助は今年もダイアモンドメンバーにしてもらった。1年で10万ポイント稼げば、このステイタスに到達できる。
 昨年9月の「第2次ンラゼマ地球1周」がやっぱり効いた。東京→シカゴで6000ポイント、シカゴ→サンパウロで5000ポイント、サンパウロ→パリが5000ポイント、パリ→東京で再び6000ポイント。これに1月のブリュッセル滞在や、4月のアメリカ東海岸お花見旅を加えたら、何とか合計11万ポイントに達したのである。
 こういうわけで、徳島とか高松、札幌とか福岡にお仕事で向かう時も、豪華で優雅なダイアモンドラウンジを利用できる。周囲はマコトにエラそうなオジサマでいっぱいだ。「日本経済を動かしているのは、実はワタクシなのでございます」と言わんばかりの態度で、みんなパソコンのキーをバシバシ&ガシガシ連打していらっしゃる。
 「がしがし」と入力されて「餓死菓子」と変換するmac君もどうかと思うが、オジサマたちって何であんなに力一杯キーボードを殴りつけるんだろう。正直、うるさくてたまらないし、PCがちょっと可哀そうだ。
徳島
(徳島でも大活躍のサトイモ。活躍の詳細は明日の記事で)

 今日もオジサマたちは相変わらずウルサいが、一つ特筆すべきことがある。「羽田ANAラウンジの静けさ」である。
 日本の空港の騒然とした雰囲気については、今井君もしょっちゅう言及している通り。田舎の空港になればなるほど、切迫したアナウンスがノベツマクナシに入って、とても読書なんかに集中できる環境ではない。
 欧米と比較して、日本が負けていると実感する唯一の点が「静寂」。鉄道でもヒコーキでも、静寂の大切さを一切考えず、無遠慮にアナウンスを垂れ流して静けさを破壊する。
 外国のヒトが日本の地方空港に迷い込んだら「いったい何事が起こっているんだ?」と、ビックリするにちがいない。
「本日は、使用いたしますヒコーキの到着が遅れましたため、皆様のご搭乗時刻が10分遅れる見込みでございます」
「事前搭乗のご案内をいたします。2歳以下の小さなお子様をお連れのお客様、搭乗に際しお手伝いの必要なお客様…」
「事前搭乗が終了後、優先搭乗を実施いたします。まず始めにダイアモンドメンバーのお客様、続きましてプラチナメンバーのお客様…」
「一般のお客様はいましばらく搭乗口付近にてお待ち合わせください」
「機内の混雑を避けますため、まず21番より後方の席のお客様からご案内いたします。20番より前方の席のお客様はいましばらくお待ちください」
 まあ以上のような感じ。これが空港を飛び立つ全ての便について垂れ流される。地方空港だと、JALとANAが競い合うようにアナウンスを連発するから、もう静寂も静謐もあったものじゃない。
徳島駅
(ホテルクレメント徳島15階のお部屋から、徳島駅の車両基地を俯瞰する)

 欧米の空港はどこでも、静けさを大切に考えてくれる。実際は「いちいちアナウンスなんかしているのは面倒」「おお、メンドクセェ♨」と考えてバックレているだけなのかもしれないが、ヒースローもJFKもシャルルドゴールも、ニューアークもミュンヘンもバラハス(マドリード)も、よほどのことがないかぎりアナウンスなんか一切入らない。
 UNITED航空のラウンジには「QUIET ROOM」というのがある。ニューヨークに限らず、シカゴ・オヘア空港にもあった。今井君は静寂を愛するサトイモであるから、昨年シカゴからブラジルのサンパウロに飛ぶときにも、QUIET ROOMを利用した。
 すると諸君、あまりの静けさに、自分の肉体の中を血液の流れる音さえ聞こえるほどなのである。
「タイムマネジメントはご自分でしてください」
「お乗り遅れの際は、すべて自己責任でお願いします」
ということである。
吉野川
(ホテルクレメント徳島から、遠く吉野川を望む)

 広大なQUIET ROOMでくつろいでいる欧米人の賢げな表情に、サト助は「おお、これが世界のエリートなんだ」と感動して涙ぐみ、緊張の高まりに手が震えてしまうほど。パスポートに赤ワインをぶちまけそうだった。ホントに
「咳をするのも遠慮する」
「貧乏ゆすりの音がしないか心配」
「ワインを飲みこんだら、ゴクリと音が響かないか、胃袋に流れ込む音がしないか。そんなことまで気にかかる」
というレベル。しかもこの静寂が、誰かに監視されているからではなく、利用者全員の自己責任で保たれているというのだから恐れ入る。日本の空港とのあまりに大きな隔たりに、文化の質の違いを痛感するクマ蔵なのである。
ケーキ
(徳島駅前校の新校舎控え室で、イチゴのケーキをいただく)

 羽田も昨年末までは、日本の空港独特の切迫したアナウンス洪水で騒然としていた。ところが諸君、今朝の羽田ラウンジは、「本年からはアナウンスを控えます」という方針に変わって、その旨の大きな掲示が貼り出されていた。実際、マコトに素晴らしい静寂に包まれている。「これは欧米並みだ」という静寂の連続もあった。
 さすがにANAはグローバル企業だけあって、その点をしっかり反省→改善に踏み切ったのである。おお、ホントにホントに素晴らしい。今井君はこの方針を徹底的に応援したい。これなら、もっともっとANAに乗りますよ。 
 こうして1月31日のクマ蔵どんは無事に徳島に到着。北海道や東北は猛吹雪でヒコーキが着陸できないぐらいだったらしいが、さすがに徳島は南の国。おひさまがマコトにポカポカ暖かい。暖かなそよ風に、こりゃそろそろ花粉が飛びはじめるな」という予感も漂うほどだ。
 明日はもう2月。そろそろ梅がほころびはじめる季節だけれども、四国のこの暖かさは、北国育ちのクマどんにとっては「そろそろ冬眠も終わりにしなきゃいかんな」「ボヤボヤしてると桜の花も咲き出すべえ」という暖かさに思える。
とんかつ
(徳島のホテルに到着後、いきなり「ヒレカツ定食」をむさぼる)

 空港からはタクシーで徳島駅前へ。今日の宿泊は「ホテルクレメント徳島」である。昨年秋に「食材偽装」が大問題になった時、関西の超有名ホテルと一緒に、真っ先に報道されたのがココ。「あんなに食材の豊富な徳島で、何でそんなクダランことに巻き込まれたんだ?」といぶかったものだ。
 ホテルの部屋の準備がまだ出来ていなかったので、近くに昼飯を食べにいくことにした。選んだのは、せっかく徳島なのに「ヒレカツ定食」。ホントなら「徳島ラーメン!!」というところなのだが、残念ながらクマ蔵はまだ徳島ラーメンのあの濃厚な味に慣れることができない。
 お仕事は20時からだから、これからお部屋に戻ってヒト寝入りする予定。ま、許してくれたまえ、昨夜は午前4時まで起きていて、朝9時にオウチを出たのだ。若干の睡眠不足を、お仕事の前に補っておきたい。

1E(Cd) Lee Ritenour:WES BOUND
2E(Cd) Marc Antoine:MADRID
3E(Cd) Billy Wooten:THE WOODEN GLASS Recorded live
4E(Cd) Solti & Wien:MOZART/GROßE MESSE
5E(Cd) Solti & Wien:MOZART/GROßE MESSE
total m40 y40 d12960