Wed 140101 名目上、あけましておめでとう 武蔵小杉で仕事始め 恵比寿でジンギスカン | 今井宏オフィシャルブログ「風吹かば倒るの記」Powered by Ameba

Wed 140101 名目上、あけましておめでとう 武蔵小杉で仕事始め 恵比寿でジンギスカン

 名目上の日付の話ですが(スミマセン、昨日の記事参照です)、皆さん、新年あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願い申し上げます。今年もまた素晴らしい1年になりますように。
 今井ブログも6年目に入り、2008年6月に「これから10年、毎日更新いたします」と約束して始めたわけですから、残すところあと4年半となりました。あくまで分量の話ですが、すでに平均的な文庫本にして12000ページ分を書き上げた計算になります。
 250ページのちょっと分厚い文庫本として計算しても、すでに50冊分。「読まされるほうもタイヘンだ」という読者諸君の嘆きに応え、今年こそ努力して分量をダイエットして、かつ今年こそ「名目上の日付」と「実際の日付」とを一致させるべく、更なる努力を積み上げていこうと存じます。
武蔵小杉1
(神奈川県武蔵小杉でお仕事。酸欠寸前の大盛況だった)

 以上、「名目上の新年の挨拶」という言語道断なシロモノはこのぐらいにして、センターリサーチもすっかり出そろった1月24日の今井君の足跡を、丹念に見ていくことにしよう。クマ蔵どんは昨日と同じ夕暮れ5時にオウチを出て、今日の仕事場・神奈川県武蔵小杉に向かった。
 地下鉄千代田線の「明治神宮前・原宿」という長ったらしい名前の駅で乗り換え。埼玉のずっと北のほうからやってくる「地下鉄・副都心線」に乗れば、ついこの間まで始発駅だった渋谷から東急東横線にそのまま乗り入れて、武蔵小杉まで20分ほどの旅である。
 東武&西武と東急東横線の相互乗り入れについて、神奈川県民でも埼玉県民でも、あまり好意的に考えているヒトに出会ったことがない。要するに、ほとんどのヒトが嫌がっている。
 意気込んで始めたことでも、大多数の評判が悪かったら勇気を出してヤメにするべきである。小中学生の頃から、道徳の授業で繰り返し繰り返し「本当の勇気とは何か」について教えられた。
 「こりゃダメだ」と悟った時には、思い切って撤退することがどれほど重要か。今井君が小中学生だった頃の先生がたは、戦後直後の教育を受けた方々ばかりだったから、太平洋戦争への反省が骨身に染みた先生が多かった。
 「これ以上は無理という判断→直ちに撤退の出口を探る」。悲劇をそれ以上拡大しないために、傷口を致死的なものにしないために、その判断は迅速であればあるほど、近い将来「賢明」「勇敢」というプラス評価を獲得できる。
 その意味では、梅田のデパート戦争からいち早く撤収を決断した伊勢丹の方向転換は、まさに勇敢&賢明である。「東京のデパートなんかキライや。絶対に行ってやらんで」という大阪のヒトの心意気の中、従業員さえ意気沮喪しそうなガラガラ状態のまま営業を継続するのは、臆病者のそしりを免れない。
ノロとナデシコ
(ノロウィルスと戦うナデシコ。諸君、とにかく手洗い&ウガイを心がけたまえ)

 今井君なんかは、東武&西武と東急の相互乗り入れが始まるずっと前から、この事態をずっと危惧していたのだ。すでに多くのヒトが、渋谷駅での煩雑な乗り換えについて嫌悪を口にしている。この相互乗り入れを歓迎するヒトは、ホンのヒトニギリ。大きな違和感が車内に充満するばかりである。
「渋谷から、ゆっくり座って帰りたい」
「座って帰れるなら、ヒト電車かフタ電車ぐらい待ってもいい」
その思いは、昭和の横浜市民に共通のもの。緑色のイモムシ電車が大活躍していた頃から、疲れきった夕暮れには、若いカップルも老夫婦も「渋谷から座っていくか?」とニッコリ笑顔を交わしたのである。
 大袈裟なことを言えば、この軽率な相互乗り入れで、大正・昭和から横浜市民が営々と築いてきた文化が破壊されたのである。同じことは、「池袋から、ゆっくり座って帰ろうね」と笑顔を交わしていたヒトビトについても同じこと。渋谷からでも池袋からでも、もうカップルは「ゆっくり座って」とニッコリできなくなった。
ケーキ
(武蔵小杉でおいしいケーキをいただく)

 その代わりに始まってしまったのが、マコトに醜い席の奪い合い。昨日のクマ蔵は「明治神宮前・原宿」から乗ったから、何とか席にありつけたけれども、渋谷から乗り込んできた人たちは、礼儀も○○もあったものではない。フルーツバスケット状態である。
 疲れきったサラリーマンたちが、3つか4つ空いている席を目がけ、目の色を変えて突進してくる。もちろん前段の最後の○○には、動物の排泄物を暗示するコトバがはいる。今井君は上品なクマであるから、その汚らしいコトバをmac 君に打ち込む勇気がない。あえてKSとしておこう。
 しかし諸君、疲れきったオバサマやオジサマ連が、他人をかき分け&押しのけて空席に殺到する行動を、今井君は非難する気になれない。つい1年前まで、彼ら彼女らは辛抱強く始発電車の列に並びさえすれば、横浜までゆっくり座って帰れたのである。今の相互乗り入れ地獄の中で「礼儀もKSもない」と思うのも、十分理解できるのだ。
武蔵小杉2
(武蔵小杉、酸欠寸前の大盛況 2)

 そういう怒りを心の片隅に抱えながら、18時ちょうどに武蔵小杉に到着。お仕事は19時開始、21時終了。出席者110名強。50名も入れば満員という教室に、正確には113名の高校生が詰めかけて、ここもまたラッシュ時の東急東横線みたいなウルトラ大混雑になった。
 ま、写真を眺めてくれたまえ。人口密度の稠密さが、写真からも漂ってくるはずだ。机があるとかないとか、そんな話ではない。格安航空LCCの機内を遥かに凌ぎ、すでに今井が登壇する前から酸欠状況が確実というアリサマである。
 「ガラガラ」「空気が冷たい」の日々が常態化しているかつての3予備校からみたら、さぞかしうらやましい光景に違いないが、生徒一人に与えられたスペースは「50cm×50cm」というレベル。ドアの開閉さえままならないウルトラ満員状況になると、今井が話を進めるのも難しい。
「これ以上の大爆笑になったら、酸欠で倒れるニンゲンが続出しそう」
「爆笑の頻度を抑制しないと、とても90分はもたない」
そういう懸念をいだきながら、遠慮がちにお仕事をしなければならない。
 それでも何とか90分、安全運転で話を続けたが、爆笑の頻度はやっぱり「20秒に1回」。日本中の中学受験生が校名を聞いただけでウットリするような超名門校の生徒も30人以上参加して、これ以上は考えられない盛り上がりになった。
 これほどの盛り上がりでも、やっぱり「首都圏のお仕事には祝勝会ナシ」であって、汗ビッショリの充実感を抱えた今井君は、予定通り「単独祝勝会」に向かった。今日の会場は恵比寿。JR湘南新宿ラインを利用すれば、武蔵小杉から恵比寿までたった20分である。
ジンギスカン
(恵比寿、「ジンギスカン海月」のアイスランド・ラム)

 1月24日になっても、まだ都内は新年会ラッシュであるらしい。金曜の夜ということもある。バブルの昔は「花の金曜日」:略して「花金」と呼んだ。すっかり景気もよくなって、恵比寿駅前は酔っぱらったサラリーマン諸君で大混雑。ロバさんに花束を積んで売っているヒトもいて、マコトにマコトにおめでたい。
 まして今井君は、祝勝会であると同時に、ブログ上の新年おめでとうパーティーでもある。駅前の大混雑をかき分けて、「恵比寿ジンギスカン海月」に向かった。
 クマ蔵の「ジンギスカン大好き」は、北海道の関係者の皆様にも知れ渡っている様子。このところ1ヶ月ほどジンギスカンから遠ざかっているし、2月から3月にかけて、仕事で釧路・室蘭・函館と北海道3連戦が控えている。そろそろジンギスカンの食べ方を思い出しておかなきゃ、北海道の皆さんに失礼になってしまう。
 ただし、やっぱり東京のジンギスカンはサト助には物足りない。お店のヒトが野菜をキレイに並べてくれるのだが、キレイすぎるというか、豪快さに欠けるというか、上品すぎるというか。もっと乱暴に豪快に豪放磊落にやりたいのに、何となくこじんまりとコッチリ収まってしまう。
 それでも、マッコリを大っきなヤカンでグビグビやっている人たちもいて、豪放磊落のカケラぐらいは楽しめる。結局ヒツジのお肉5人前をペロリと平らげてお店をあとにした。ヒツジは「アイスランド・ラム」。クマ蔵としては薄切りヒツジのほうがいいが、この店の分厚い切り方も、豪快な歯ごたえは悪くなかった。

1E(Cd) Fischer & Budapest:MENDELSSOHN/A MIDSUMMER NIGHT’S DREAM
2E(Cd) Shiff:BACH/GOLDBERG VARIATIONS
3E(Cd) Shiff:BACH/GOLDBERG VARIATIONS
4E(Cd) Coombs & Munro:MENDELSSOHN/THE CONCERTOS FOR 2 PIANOS
5E(Cd) Barenboim:MENDELSSOHN/LIEDER OHNE WORTE 1/2
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