Fri 131227 センターの宴 ノロ跋扈で生牡蠣をあきらめる パリの休日(マタパリ23) | 今井宏オフィシャルブログ「風吹かば倒るの記」Powered by Ameba

Fri 131227 センターの宴 ノロ跋扈で生牡蠣をあきらめる パリの休日(マタパリ23)

 さて、センター試験の大騒ぎはとにかくこれで終わりだ。一部の理科科目がメッタヤタラに難化したらしくて、ネットで確認してみると4つの予備校が揃って「難化」の真っ赤な色に染まっている。それに対して「化学」が変にカンタンだったので、「得点調整が必要なんじゃないか」という声も上がっているようだ。
 一夜が明けて、まだセンターの宴は続く。ほとんどの予備校は、今日も9時から授業があって、受験生としてホンネは「授業どころじゃない」のであるが、とにかくセンターリサーチには参加しなきゃいけないから、「ついでに」予備校の教室にも顔を出す。
 ところが、教室まで行かないうちに悪い仲間たちにつかまって、「オマエ、何寝ぼけたこと言ってんだよ」「授業どころじゃないだろ」「センターリサーチ出して、一緒に対策を練ろうぜ」ということになる。
11844 地元化
(パリ地下鉄車内のクマ蔵。次第に地元民になっていく)

 だからどこの教室も超ガラガラ。300人も入る大教室に3人だけとか、150人収容の中教室に1人ポッチとか、この上ない屈辱的状況に置かれるセンセも少なくない。10年前の代ゼミでさえそんなアリサマだったから、生徒たちにスマホの行き渡った2014年1月20日の予備校は、さぞかし物凄いことになっているだろう。
 「得点調整って、ホントにねえのかよ?」「もう絶望。志望校を変更するしかねえな」「高1からずっと東大志望で頑張ってきて、まさか○○のせいで人生を変えられちゃうとはな」。その○○とは何の科目か、一応サト助は知らないことにしておくが、確かにこの急激かつ強烈な難化には、予備校講師として少なからぬ憤りを感じる。
11845 コンシェルジュリー
(セーヌ河とコンシェルジュリー)

 しかしそれ以上の難しいことは、サト助には全く判断がつかない。とにかくセンターの宴は今日の午後までで終わり。今夜からは私大や国公立2次本番に向かって、気持ちを切り替えて全力を尽くすばかりだ。
 かく言う今井君も、今日からいよいよ2014年のお仕事に戻らなければならない。1月20日午後7時から、千葉でお仕事。2013年の仕事納めが12月21日の立川だったから、あれからちょうど1ヶ月が経過した。何とも充実した1ヶ月を過ごしたぶん、今日からのお仕事も無類に充実したものになりそうである。
 お外は相変わらず冷たい風が吹き荒れている。今日から3月21日まで、40回近いお仕事が連続する長丁場。そのスケジュールを縫って、吉祥寺での授業収録も入る。風邪とインフルエンザとノロウイルスに気をつけて、ウガイ&手洗いを励行しなきゃいけない。
 これは受験生諸君も同じことであるが、現在高2の諸君だって油断しちゃダメでござる。いかにも予備校のアドバイスっぽくて申し訳ないが、昨日センター試験を同日体験した諸君にとって、センター本番は363日先に迫っているのであって♡、今から健康管理を怠らないこともまた、大切な受験勉強の一環である♡ マコトにイヤらしいが、このぐらいはまあ許してくれたまえ。
11846 ノートルダム
(12月25日16時、ノートルダムはライトアップが始まっていた)

 でも、こんなにノロウイルス君たちがのさばっていたんじゃ、せっかくシーズン真っ盛りだというのに、大好物の生牡蠣が食べられない。今井君は、何しろパリでも生牡蠣、マルセイユやニースでも生牡蠣、ボストンでも生牡蠣。この肉体の3%ぐらいは生牡蠣で出来ている。
 銀座に旨いオイスターバーがあって、特に「クマモト」という小ぶりの牡蠣が大好物。クマ蔵が夕暮れにこの店を訪問すると、ありったけのクマモトを喰らい尽くしてしまうから、クマが帰った後にはクマモトは1個も残っていない。
 そのぐらい生牡蠣が好きなのだ。でもねえ、こんなにノロちゃんたちが好き放題に跋扈してるんじゃ、今年はクマモトあきらめなくちゃいけませんな。これから日本中40カ所も回る今井君がノロ君にやられたら、話になりませんからね。
11847 駅
(地下鉄PORTE DE PANTIN駅)

 その点、12月25日のサト助はマコトに立派であった。分厚いフィレステーキにもしっかり火をとおしてもらったし(スミマセン、昨日の写真を参照してください)、すぐ隣のテーブルでネチャネチャ&ニチャニチャかき混ぜられていた「タルタル」にも一切興味を引かれなかった。
 普段のクマ蔵は食べ物にはダラしないので、お隣のヒトが旨そうに食べているのを眺めているうちに、「あれも食ってみようかな」と、熱いヨダレを垂らし始める。
 あの生々しいタルタルの生肉だって、もし「ビネガー」というクマの大敵が混じっていなかったら追加注文したかもしれないが、ここはやっぱり自重&自重。生肉なんかネチャネチャやってお腹をこわしたら、明日からの予定が台無しだ。
 ステーキと赤ワインに大満足してお店を出ると15時。パリの裏町はすでに夕暮れの雰囲気である。今日はこのままノンビリ過ごす予定。到着以来、初日はリヨン、2日目はルアーブルとオンフルール、3日目はストラスブールとコルマール。クマ蔵としては珍しいハードスケジュールで走り回り、少なからぬ疲労を感じていた。
11848 オペラ座
(オペラ・ガルニエとホテル・ル・グラン)

 地下鉄で一気に都心に戻ると、すでにノートルダムのライトアップが始まっている。まもなくクリスマスミサが始まるので、ノートルダムの入口に向かって絶望的なほどの長蛇の列が出来ていた。こりゃ、いかん。ノートルダムには外から挨拶をするだけにして、今日はシテ島周辺の散策だけにとどめよう。
 ついでに今日のブログであるが、これもまた短く、この程度にとどめたい。センターの宴のあとで、読者諸君も疲労しきっているだろう。あんまり長くブログを書いて、諸君の疲労度アップに貢献するわけにはいかないのだ。
 ボクチンはボクチンで、今日は忙しい。いよいよ1月末から「センター90%・2014年バージョン」の収録に入ることもあって、出題傾向にちょっと変化のあった2014年の問題を詳しく検討しなければならないし、この変化に対応して授業内容にも若干の変更を考えなければいけない。
 ま、もう午後2時だ。とにかく千葉での仕事始めに急ごう。おお、忙しい&忙しい。

1E(Cd) Barenboim, Zukerman & Du Pré:BEETHOVEN/PIANO TRIOS, VIOLIN AND CELLO SONATAS 6/9
2E(Cd) Barenboim, Zukerman & Du Pré:BEETHOVEN/PIANO TRIOS, VIOLIN AND CELLO SONATAS 7/9
3E(Cd) Barenboim, Zukerman & Du Pré:BEETHOVEN/PIANO TRIOS, VIOLIN AND CELLO SONATAS 8/9
4E(Cd) Barenboim, Zukerman & Du Pré:BEETHOVEN/PIANO TRIOS, VIOLIN AND CELLO SONATAS 9/9
5E(Cd) Barenboim:BEETHOVEN/PIANO SONATAS 1/10
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