Sat 131123 串かつ定食 梅田大渋滞 大阪京橋でお仕事(第1997回 カウントダウン3) | 今井宏オフィシャルブログ「風吹かば倒るの記」Powered by Ameba

Sat 131123 串かつ定食 梅田大渋滞 大阪京橋でお仕事(第1997回 カウントダウン3)

 12月16日、兵庫県姫路で目覚めたサト助は、今日は夕方から大阪京橋で仕事があるので、お昼ちょうどの新幹線で新大阪に移動。もちろん姫路でゆっくり観光を楽しむこともできるわけだが、快晴のわりに風が冷たくて、観光という気分にはとてもなれなかった。
 新大阪到着、12時38分。うにゃにゃ、これでは早すぎて、「すぐにホテルにチェックイン」というわけにもいかない。「掃除の済んだ部屋の1つや2つ、あるはずでしょう?」とゴリ押ししてもいいが、今井君はとっても控えめなオジサマだから♡「ゴリ押し」などという野蛮なことはとてもできない。
 そこで思いついたのが「昼飯でも食っていくか」である。なにせ「食い倒れ大阪」だ。新大阪駅の構内にも、うどんに蕎麦にお好み焼きに串揚げ、安くて旨いもんがズラリと並んで、みんな盛んにクマ蔵を手招きしている。
 旨いもんの手招きを振り切って、「いいえ、ワタシはそんなに貪欲ではありません」とスマして歩み去るのは、それは野暮というものである。ヨダレが出そうなものの中から1つを吟味→選択して、「今日はキミを選んだよ」と囁きかけると、うどん君も串揚げちゃんも「素晴らしい選択でございますよ」と優しく頷いてくれる。
 今日のクマどんが吟味→選択したのは、串カツである。新大阪駅の地下2階に「食いだおれ横丁」みたいなのがあって、その一番奥の店。ここは代ゼミ講師のころから何度も立ち寄った思い出のある店である。大阪での夏期講習が終わって東京に戻る帰り道、ここでグイッとやった生ビールの味は忘れられない。
串カツ
(新大阪駅、串かつのお店)

 今日はもちろんこの後のお仕事があるから「グイッ」はできないけれども、串カツでも串揚げでも、食べるだけなら誰にも文句は言われない。選んだのは800円の「浪花串カツ定食」。串揚げ5本にトロロ飯のつく「串揚げとろろ定食」も同じ値段で旨そうだったが、この日のクマ蔵は、「どうしても串カツ」な気分だったのだ。
 というか、もっと正確に言えば「気分はお茶漬け」だったのである。最初から麦飯の上にトロロがかかっていたのでは、「お茶漬け」という選択ができなくなる。
 カウンターに一人で座って、いきなりドンブリ飯にザブッと焙じ茶をかける。その野蛮な行為の何と爽快なことか。周囲の上品なヒトビトが「おやおや」「あれまあ!!」「ほほお!!」と、さまざまな反応を示すのも面白い。「そんなこと、やっていいの?」「思いもつかなかった♨」という羨望の視線を浴びて、冬のクマは鼻高々である。
 濃い味のソースをタップリかけて、熱い串カツをムシャムシャやっては、お茶漬けでサラサラ胃袋に押し流す。串カツ1本をほぼ一口で頬張るから、この串カツ定食を平らげるのに5分もかからない。うーん、「生ビール!!」の叫びをあげたいが、ガマン&ガマン。お茶漬けのノドごしを満喫するだけで十分ということにする。
定食
(浪花串かつ定食)

 17時45分、ホテルのロビーでスタッフと待ち合わせ、タクシーで今日のお仕事の会場に向かった。待ち合わせが梅田、会場は京橋。梅田から御堂筋を南下、淀屋橋で左に折れて、土佐堀通りをひたすら東に走るだけである。普段なら15分もかからない。
 ところが、この日の梅田界隈では異様な渋滞が発生していた。阪急前の交差点を右折するだけで15分かかり、淀屋橋付近でも大渋滞に巻き込まれた。運転手さんによると、この渋滞の原因は
① 梅田グランフロントに長距離バスターミナルができて、大型バスが大量に右往左往していること
② ボーナスが出て、クリスマスの買い物客がどっと押し寄せていること
③ 中之島などのライトアップが始まって、大阪の道路事情をよく知らないヒトたちがやっぱり「どっと押し寄せた」こと
④ 安室奈美恵サマのライブがあって、やっぱり「どっと繰り出した」があったこと
などのようであって、結局梅田から京橋まで40分もかかってしまった。それでもお仕事には十分な時間の余裕があって、京橋スタッフの皆さんともじっくりお話ができた。
京橋1
(大阪・京橋でお仕事。今日も超満員だった)

 今日の手伝いをしてくれた中に、大阪大学外国語学部に現役で合格した学生がいて、彼は今井君のウルトラ大ファン。進学実績であまり有名とはいえない府立高校の出身、かつては柔道部に在籍していた猛者であるが、今や母校の進学講演会に呼ばれて、後輩たちにいろいろアドバイスしているそうである。
 会場の入り口でもう一人、大阪教育大学の学生とも話しこんだ。彼は「特別支援教育教員養成課程」の学生。特別支援教育教員とは、障害をもつ児童・生徒の社会的自立に向けた支援をする先生である。うーん。立派である。学部に入学する時点で、よほどキチンと世の中のことを熟慮したに違いない。
なにやってんの
(このクマどんは、いったい何をやってるんだろう)

 こんなに立派な学生たちが手伝ってくれているということになると、サト助なんかがエラそうに90分も語り尽くすことに、ちょっと気後れを感じる。しかし、今さら後悔しても始まらない。すでに司会者が今井君の紹介を終え、会場に熱い拍手が響き渡って、今井君の登場を待っている。
 今日の会場は、最初はおとなしめの生徒が多い印象。出席者150名。最初の10分ほどは「何を言っても無表情」「意地でも無表情」「絶対に反応なんかしてやらない」という受講者が、10人またはそれ以上存在したのである。
 しかしこういう時こそ機関車クマ蔵(昨日の記事参照)は激しく燃え上がるのである。お腹の中ではオレンジ色の石炭がボンボン燃えさかり、頭からは大量の黒い煙がモクモク、口からは100℃を軽く超える白い蒸気が噴出して、15分もすればこの機関車の爆走はもう止めることができない。
 もちろん、この時「爆走」と「暴走」を取り違えてはならない。油断していると、大爆走すべきところを大暴走して、周囲のヒトビトに大きな迷惑をかけたりする。さすがに大ベテラン・クマ蔵は決して大暴走なんかしないので、爆走に爆走を重ね、やがて90分を見事に走り抜けた。
京橋2
(機関車クマ蔵大爆走のあと、生徒代表が挨拶する)

 終了後、オトナのスタッフ諸君と梅田に出て、大成功後の大祝勝会に参加。今日の参加者は、特に女子スタッフに濃厚なアイデンティティがあって、マコトに楽しく話が弾んだ。
 サト助の右隣は、伊勢出身で巫女さんでもあるオカタ。しかも空手2段の達人で、戦いの場でどこをどう狙えばどうなるか、空手の「型」がどれほどカッコいいか、分かりやすく解説してくれた。
 今井君の左隣は、熊本出身で「バドミントンとトランポリンをやっていた」というオカタ。正面には「新体操をやっていました」というヒト。うにゃにゃ、空手とトランポリンと新体操の話で盛り上がるうちに、ボルドーの赤ワインを中心に4本もボトルを空けてしまった。
 男子スタッフも、やっぱり濃厚。1人は生徒思いのとても明るい人物で、生徒から今井君への質問をいくつも読み上げ、今井の回答を熱心に書き取っていらっしゃった。
 もう1人は、今日の会全体を仕切ってくれたヒト。半年前にサト助が「ドラマ『ゴシップガール』のチャックに似ていますね」とフザケて言ったことがあって、それ以来ゴシップガールのファンになったとおっしゃる。
 こういうふうで、祝勝会は11時すぎまで楽しく続いた。冷たい雨の降り出した大阪の街をタクシーでホテルに帰り、「いやはや、今日も楽しかった」と珍しく独り言を言って、ニタニタしながらベッドに入った。

1E(Cd) John Dankworth:MOVIES ’N’ ME
2E(Cd) Duke Ellington: THE ELLINGTON SUITES
3E(Cd) Bill Evans Trio:WALTZ FOR DEBBY
4E(Cd) Anastasia:SOUVENIR DE MOSCOW
5E(Cd) Nanae Mimura:UNIVERSE
total m121 y2150 d12345