Mon 131118 北欧に行きたい 新D組完成 大阪で仕事(第1992回 カウントダウン8) | 今井宏オフィシャルブログ「風吹かば倒るの記」Powered by Ameba

Mon 131118 北欧に行きたい 新D組完成 大阪で仕事(第1992回 カウントダウン8)

 12月10日は朝から東京でも雷が轟いた。東京で冬の雷は珍しい。朝8時、ゆっくりお風呂につかりながら、珍しいその響きを3回も4回も聞いた。
 いまクマ蔵どんはお風呂の中で、ノルウェーの女性作家ウンセットの長編小説を読んでいる。舞台は14世紀。フィヨルドと牧場と遥かな山々を舞台にした物語を読みながら東京の雷鳴を聞いているうちに、「来年の夏は北欧に行こうかな」と思いついた。
 ついさっきまでの計画では、
① 4月中旬に、アムステルダム(14日)
② 8月下旬から9月中旬にかけて「第3次ンラゼマ」、サンフランシスコ→メキシコ→ミュンヘン(17日)
③ 12月下旬に、コペンハーゲン(8日程度)
④ これに、もしかしたらミャンマーやモロッコが加わるかもしれない
と、まあ何となく決まりかけていた。
 しかし、夏はノルウェーがいいかもしれない。8月のフィヨルドの眺めはキレイだろう。9月初旬になれば、北欧なら山々の紅葉も一気に進むだろう。オスロから鉄道でどんどん北上して、フィヨルドまたフィヨルド、北上とともに季節は一気に秋から冬へ。そういう旅も悪くない。
大阪1
(大阪でお仕事。500名超が集結した)

 そんなことをボンヤリ考えているうちに、雷鳴とともに激しく降っていた雨がフイにピタリと止んで、明るい冬の陽光が差してきた。クマ蔵はすぐに「床屋さんに行ってこよう」と決めた。
 ボーズ頭というのも意外に厄介なものであって、放っておくとすぐヤマアラシみたいになる。今日は午後から吉祥寺のスタジオで「新D組」の最終講を収録する。おそらく数万人(もしかすれば「十数万人」ということになるかもしれない)の高校生が受講するであろうD組の最終講で、「クマがヤマアラシに変じていた」じゃ、やっぱりマズいだろう。
 こうして、午後3時から6時半にかけて、「新D組」Part 2の第9講と第10講の収録が無事に終わった。クマはクマのまま、サトイモはサトイモのままであって、みっともないヤマアラシ状態にはなっていないから、これなら安心して、かつ大きな自信をもって、高校生諸君に受講をオススメできる。
 これほど分かりやすくて、普通の高1&2生でも100%理解できる講座は、今井君の記憶の中でも他にあまり例をみない。出遅れた高3生でも、切羽詰まった高3や高卒の諸君でも、これならまず間違いない。「こんなに楽しくて、大丈夫?」と思っているうちに、センターレベルなら7割は十分にカバーできてしまう。
掲示
(マイドームおおさかで。掲示もカッコいい)

 さて、大満足で収録を終えたサト助は、秋冬の全国行脚の終盤のヤマ場に突入する。11日が大阪、12日が金沢、13日が東京・大泉学園。14日は兵庫県姫路、15日がまた大阪。ほぼ5泊6日、気温も湿度もお天気も様々な街々を、ヒコーキと電車を駆使して練り歩くことになる。
 真ん中の大泉学園がなければ、ほぼ関西に限定した暢気な旅になるところだった。空き時間には奈良や京都や金沢でプチ観光を楽しんで、何か旨いものを食べるのもいいだろう。しかしまるでクサビのように、東京都内のお仕事が真ん中に入り、スケジュールはグッと厳しくなった。
 それでも、11月中旬の超ハードスケジュールに比較すれば、まあ大したことはない。11月が北アルプスや南アルプスの厳しさだったとすれば、これからの1週間は中国山地か阿武隈山地みたいな、マコトに穏やかなものである。
 11日昼前、サト助は羽田空港に向かった。いやはや、こんなにヒコーキでビュンビュン仕事に出かけたおかげで、すでに2014年のサト助は「ANAダイアモンド・ステータス」に達している。お仕事があればあるほどステータスの達成はカンタン。来年も是非たくさんお仕事がしたい。全国のみなさま、来年もどんどん&バリバリお仕事に呼んでいただきたい。
会場
(大阪会場、開会まであと1時間。おお、こりゃ広い)

 14時、ヒコーキは伊丹空港に到着。駅に近いホテルで3時間ほどノンビリ過ごした後、17時半すぎにロビーでスタッフと待ち合わせ。今日は「マイドームおおさか」に500名超の生徒たちが集結することになっている。
 ところが、大阪はこの時間帯から突然の暴風雨に襲われた。スタッフによると、朝のうち大阪は快晴。お昼ごろから何度か通り雨があって、どうやら寒冷前線の通過である。
 まさに一番大事な時間帯になって、寒冷前線の本隊が大阪を通過中ということになってしまった。大阪のヒトビトご自慢の「グランフロント」を何度も突風が駆け抜け、その突風に乗って、冷たい大粒の雨が横なぐりにたたきつけてくる。余りの激しさに、寒冷前線の例の▼▼▼▼▼の旗々が見えるような気がした。
大阪2
(広い大阪会場もギッシリ埋まった)

 この天気では、受講生の集まりにも影響が出るのはやむを得ない。「500名超」という規模は、さすがのサト助でも「1年に5回あるかないか」という大きなお仕事。しかし冬の暴風雨に襲われたんじゃ、500が400になり、いんにゃ300を割ったとしても、文句を言うことはできない。
 会場の「マイドームおおさか」は、「大阪産業振興機構」が運営する巨大施設。HPには「地下鉄・堺筋本町駅から徒歩6分。他にも5駅利用可、各駅から徒歩15分」とある。諸君、徒歩15分って、要するに「どの駅からも遠い」「アクセスはマコトに面倒」ということであって、この暴風雨の中、高校生たちが時間通りに駆けつけてくれるのは期待薄である。
 なかば諦め気分で19時の開会を待った。会場には500を超える椅子が並べられ、あんまり広いので大きなスクリーンが舞台の左右に2つ用意された。テレビカメラを使って、今井君とボードをスクリーンに映しだそうという作戦である。
大阪3
(最後に花束をもらう)

 19時10分、それでもチャンと予定の人数が集まって、今井君はお仕事を開始。出席者は予定通り500名超。おお、ホントによく来てくれた。心配する必要なんか、全然なかったのである。
 今日のお仕事は、センター試験2012年追試験の解説授業である。使用したのは、第2問・第3問・第4問。500人超を相手に、たった90分でこれほどの分量を扱うのは、少々の無理は承知の上。主催してくれた塾のリクエストに従った。第2問のC、第3問のBとC、第4問のAに特に力を入れて、試験本番での戦術を中心に解説した。
 「マイドームおおさか」とは、おそらく「まいど!!」「まいど!!」という大阪商人の挨拶をもじったネーミングである。まさに今井君にとっても「まいど!!」「まいど!!」「まいど!!」であって、悪天候の中をがんばって参加してくれた諸君に、タップリお礼を申し上げたい。20時45分、ホンのちょっと延長してしまったが、無事に今日の仕事を完了することができた。
 祝勝会は、ウェスティンホテル内の和食レストランにて。いつもとはチョイと違う雰囲気の高級店で、下品なクマでありサトイモである今井君としては少なからず緊張したけれども、それでも宴は大いに盛り上がって日付が変わるころまで続いた。今夜もまた「めでたし&めでたし」である。

1E(Cd) Dieter Reich:MANIC-“ORGANIC”
2E(Cd) Tuck & Patti:AS TIME GOES BY
3E(Cd) Candy Dulfer:LIVE IN AMSTERDAM
4E(Cd) Patti Austin:JUKEBOX DREAMS
5E(Cd) Richard Tee:THE BOTTOM LINE
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