Thu 131031 旭川で朝のお仕事 祝勝ランチはジンギスカン 空港の狂騒状態を改善すべきだ | 今井宏オフィシャルブログ「風吹かば倒るの記」Powered by Ameba

Thu 131031 旭川で朝のお仕事 祝勝ランチはジンギスカン 空港の狂騒状態を改善すべきだ

 11月17日午前10時、旭川でのお仕事を開始する。11月中旬の旭川だから、大雪や大寒波襲来を心配していたが、おめでたいことにマコトによく晴れた。サト助は天下の晴れ男であって、ボクチンが仕事で訪れる街は、例外なくおめでたい快晴になる。
 こんなに朝早くから仕事をするのは久しぶりである。代ゼミ講師のころは週6回毎朝9時から仕事に励んだものだが、もう8年も昔のことである。駿台講師の時代はそれよりももっと早く、御茶の水校の日は8時30分、地方校舎の日でも8時50分にお仕事が始まった。
 当時は埼玉県東鷲宮に住んでいたから、毎朝5時半に起きて、6時半にはもう通勤電車に乗った。いやはや、恐るべき早起きオジサンであったが、ふと気がついてみると、あれはもう18年も昔の話になってしまった。
 ということは、今井君がまだ駿台講師のころに生まれた赤ちゃんたちが、ちょうど今の生徒たちということになる。うにゃ、マコトに驚くべきことだが、それよりもっと前、河合塾で講師をしていた頃の生徒が、今の生徒のパパやママである可能性も十分に現実味を帯びてきたのである。
旭川1
(旭川で朝からお仕事 1)

 そういうことをいろいろ考えて感慨に浸っているうちに、あっという間に開演時間になった。出席者約200名、11時半終了。今日の対象は高校入試を間近に控えた中3生と、その保護者の皆さんであった。
 こんな切羽詰まった時期に、大学受験の予備校講師の話を90分も聞かされたんじゃ、さすがに違和感があるだろう。冒頭、ステージに上がってみると、やっぱりあちこちに「不承不承」「無理やり出席させられた」という仏頂面のコドモの顔が見える。保護者の皆さんの中にも、何となく納得いかない様子の人が混じっていた。
 しかし、そこはそれ、超ベテラン講師のサト助だ。別にいろいろ面倒くさい言い訳をしなくても、ごく素直に正直に英語学習の話をしただけで、納得のいかない不承不承な表情はあっという間に融けていく。
 こういう場面で一番いけないのは、
「なぜボクの話をキミたちが聞かなければならないか」
「高校受験生が大学受験の話をいま聞くことに、どんな意味があるか」
を言い訳がましく語りかけようとすること。そんなことをどんなに頑張って説明しても、目の前のコドモたちの心はどんどん離れていく。「どうせ宣伝だろ」「どうせ営業活動だろ」と、マコトに正確にこちらの目的を把握してしまうのだ。
 だからサト助は一切の言い訳なしに、ホントのことを遠慮なしにズバズバ語りまくる。200人全員が今井君とは初対面であるが、30秒で最初の大爆笑が起こり、まもなく爆笑と爆笑の間の間隔が短くなりはじめ、やがて爆笑が1本棒のようにつながって、そこから先は90分間、もう途切れることがない。
旭川2
(旭川で朝からお仕事 2)

 終了後、若いスタッフ諸君と祝勝ランチに出かける。いつもの祝勝会は21時半ぐらいからであるが、今日は12時前に呆気なく仕事が終わっちゃったから、祝勝はランチである。若いヒトビト7人に、余り若くないオジサマ3名(含む今井君)が加わって、総勢10人で「大雪地ビール園」を訪れた。
 看板には「TAISETU JI BEER」とある。あのー、「地ビール」って、英語に直すとJI BEERなのかい? サト助としては「JI」のところが何とも納得のいかない気分であるが、ビールさえ旨ければそんなことは別に構わない。
 今日参加した若者たちは(Mac君の変換は「共産化した若者たち」だが)、昨日の前夜祭に出席できなかった人たちが中心。「明日はオペの見学です」という旭川医科大5年生や、今もなおラグビー部でプロップをやっている猛者の4年生もいて、うーん、将来有望な雰囲気。こういうのはホントに楽しいですな。
 今日の今井君はもうお仕事はないわけだから、ジンギスカンにビールで祝勝会を満喫することにした。「ジンギスカン10人前!!」「それにお肉を10人分追加!!」と、注文の声も勇ましい。
大雪地ビール園1
(大雪地ビール園 1)

 「10人前」と言った瞬間にヒツジが1匹命を落とし、「10人分追加」のコトバと同時に2匹目のヒツジが息絶える。そういうことを考えると「ヒツジが3匹」「ヒツジが4匹」「ヒツジが5匹」、次々とボクらの喉を飛び越えて、ボクらはどんどん眠くなっていきそうだが、いやいや、眠くなるどころか、ヒツジをたくさんワシワシ飲み下して、ますます意気軒昂なクマ蔵であった。
 祝勝ランチ終了、13時半。酔っぱらったヒトビトも、ウーロン茶だけで完全にシラフのヒトビトも、今朝の大成功を喜びあう気持ちは同じである。みんなで「TAISETU JI BEER」の看板の前に集まり、何枚も何枚も写真を取り合って、11月17日の大成功を祝った。
 中には「兄の分もサインください」と言いながら、おずおず色紙を取り出すスタッフもいる。彼は、昨夜の前夜祭にも出ていた旭川医大生である。「兄も今井先生の授業を受けてました」とおっしゃる。「授業でウケてました」の間違いなんじゃないの?と思いながら、初冬の旭川の暖かな陽光の中で「宇宙征服」のサインを何枚も書いた。
大雪地ビール園2
(大雪地ビール園 2)

 駅までは近かったし、午後の風がとても爽やかだったので、旭川駅までみんなで歩いていくことにした。駅までは5分ほどの距離。改札口で何度も振りかえり、「来年もまた旭川へいらしてください」「いやいや、是非また近いうちに呼んでください」とコトバを交わしつつ、しばしのお別れになった。
 最近何かと評判の悪いJR北海道の列車であるが、この日は無事に新千歳空港に到着。週末の空港は大混雑で、飲食店にも長い行列が出来ている。まだヒコーキの時間まで2時間もあったが、「現在ラウンジ閉鎖中」というのを忘れて、手荷物検査場を通過してしまった。
 「しまった」と思ったが、こりゃまさに「後の祭り」であって、通過してしまったものをまたモトに戻ることは出来ない。そこから2時間、延々と小さなベンチに座って、「ブログ記事でも書きますかね」ということにした。
クリスマスツリー
(旭川グランドホテルのロビーで。もうすっかりクリスマスだ)

 それにしても、空港のアナウンスって何であんなにうるさいの? アナウンス担当の地上係員が1人1人みんな興奮しきって、空港はちょっとした狂騒状態になっている。搭乗するヒコーキとは無関係の情報ばかり、この2時間、アナウンスが途切れることはほとんどなかった。
 ブログ記事を書くぐらいなら、この狂騒状態の真っただ中でも出来ないことはない。しかし読書ということになると、こりゃちょっと無理だ。地方空港ほど狂騒状態は激しくなるが、空港関係者が一度ごく客観的に現状を見たほうがよくないだろうか。
 欧米の空港には「QUIET ROOM」というのが設置され、そこにはアナウンスは一切入らない。「情報の取得は自己責任で」という発想である。アナウンスが減らせないなら、QUIET ROOMの設置ぐらい考慮すべきだと、静寂を愛するクマは考えるのである。

1E(Cd) Peabo Bryson:UNCONDITIONAL LOVE
2E(Cd) Four Play:FOUR PLAY
3E(Cd) Deni Hines:IMAGINATION
4E(Cd) Sugar Babe:SONGS
5E(Cd) George Benson:TWICE THE LOVE
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