Tue 131022 またまた「かつくら」 群馬県前橋でお仕事 祝勝会はニンニク・フレイバー | 今井宏オフィシャルブログ「風吹かば倒るの記」Powered by Ameba

Tue 131022 またまた「かつくら」 群馬県前橋でお仕事 祝勝会はニンニク・フレイバー

 11月8日、帝国ホテル大阪をチェックアウトした今井君は、タクシーで伊丹空港に向かった。これから群馬県前橋でお仕事。21時で仕事が終わった後は、前橋市内で祝勝会があって、そのあと最終の新幹線で高崎から東京都渋谷区の自宅に帰る。翌朝は8時のヒコーキで再び大阪に戻ってくる。
 諸君、尊敬してくれたまえ。これだけのハードスケジュールを物ともせず、ブログはマコトに安定して1日たりとも欠かさずに更新する。2012年6月27日から、ホントにorホンマに連続して500日もマジメに更新を続けている。
 何しろサト助は連日の大熱演の中で「1日30分、1年間休むことなく音読を続けるように」と受験生たちに語りかけているのだ。そうなればサト助も率先垂範して、1日30分キチンと文章を休まず書き続け、受験生に模範を示さなければならない。
前橋1
(11月8日は群馬県前橋でお仕事)

 伊丹空港に昼ごろ到着すれば、やっぱりチャンとお腹が減る。お腹が減るとイクサができないのは、源平の戦いの頃からの日本の常識。義経も頼朝も、教経も知盛も、腹が減ればニギリメシをむさぼって、いつイクサが始まってもいいように用意万端整えていた。
 サト助の場合、別にイクサなんかに出かける予定はないし、誰かが背後から切り掛かってくる世の中でもない。もちろんどこかで誰かが悪口を言ったり、批判や非難を繰り広げている可能性はあるが、そんなことには代ゼミ時代からすっかり慣れっこになっていて、ニギリメシをむさぼらなければならないような危機感はない。
 しかし、目の前に旨いトンカツ屋があれば話は別である。伊丹空港にくれば、どうしても「かつくら」でヒレカツ定食をむさぼらなければ気が済まない。自分でゴマをすってソースを作り、ヒレカツの到着を待ち受ける数分間がたまらない。
ヒレカツ
(何だかコロモが厚くなった「かつくら」のヒレカツ。油がコロモから滴っていたりする残っていたりする)

 しかしマコトに残念なことに、この数年「かつくら」のサービスが少々低下したように感じる。いや、それは伊丹空港店だけのことかもしれないし、店先に出てくる従業員の皆さんは、親切丁寧に素晴らしい笑顔の応対をしてくれる。
 「どうも最近は…」と感じるのは、
① まずトンカツの揚げ方。コロモが分厚すぎる。かつては薄ゴロモでサクサクした歯ごたえも心地よかった。ところが昨年あたりからコロモが急激に厚くなり、カツの裏側にアブラがベットリ溜まっていたりする。べっとりカツやベットリ天ぷらほど、ガッカリさせられるものはない。
② ドリンクメニューが貧弱になった。「今日はもうお仕事は終わり」「もう帰るだけ」という日の伊丹空港では、今井君は躊躇なく日本酒もお願いするのだが、昔は選択肢がいろいろあった日本酒も、今では一つだけ「冷酒」とつっけんどんな文字が印刷されているだけである。
 うるさくて申し訳ないが、特に①は問題が大きいと思うのだ。分厚いコロモにアブラがベットリじゃ、スーパーのトンカツと変わらないじゃないか。もし万が一こういうカツが続けざまに出てくるようだと、今井君の伊丹空港での定番が一つ減ってしまう。そんな悲しいことは、ボクチンは絶対にイヤなのだ。
茶漬け
(カツを食べ終わった後は、大好きなお茶漬けを満喫する)

 羽田到着14時。羽田のカフェでカレーを食べて時間をつぶし、羽田からリムジンバスで東京駅前に向かう。京急→山手線というルートもあるが、疲れがたまりはじめている時に混雑した電車の乗り継ぎはツラい。リムジンバスなら900円で東京駅に直行できる。
 東京駅からは長野行き新幹線「あさま」で高崎まで1時間弱。ここまではグングン進むけれども、高崎から前橋までの道路は渋滞の真っただ中。まさかと思ったが、クルマで1時間以上もかかった。地図で見れば目と鼻の先なのに、うにゃにゃ、ホントに全然前に進まない。
 それでもお仕事の時間には余裕で間に合って、大熱演を始める前にサインを150枚も書き上げた。終了後には生徒たちは走って帰って勉強するのが原則。お祭りみたいなサイン会はやらないから、最近はこうして事前に全員分のサインを書いちゃうのがマイブーム。クリアファイルを準備してくれれば、200枚ぐらいなら30分あれば余裕で書き上げる。
だるま
(高崎駅にて。デカい達磨どんが迎えてくれた)

 今日の会場は「群馬大学付属中通り校」。出席者130名。教室のキャパとして、「もうこれ以上入りません」という超満員になった。出席者は、前橋高校と前橋女子高校の高1生高2生諸君が中心。これに保護者の皆さんや中3生も50人ほど加わって、写真で見る通り、酸欠が心配になるぐらいの大盛況である。
 超満員の大盛況でも、あまりに話の中身がつまらなければ、会場全体がヒエヒエに凍りついてしまう。そういう凍えた世界なら酸欠の心配は全くないわけだが、諸君、今井君が壇上に上がれば、「ヒエヒエ」は絶対にあり得ない。
 何が何でも「モエモエ」であり、そのモエモエは「萌え萌え」などというぬるま湯はでなく「燃え燃え」、ウルトラ沸騰中の熱湯みたいな状況になる。もうもうと上がる湯気の中で、超満員の聴衆が酸欠に陥る危険性は高い。最近は「少しはセーブしたほうがいいかな?」と感じることさえある。
前橋2
(前橋。酸欠寸前の感覚を感じとってくれたまえ)

 終了後、最終の新幹線まであまり時間がないけれども、これほどの大成功を演出してくれたスタッフの皆さんと、まさか祝勝会をやらないわけにはいかない。校舎からクルマで5分ほど離れたところに、お店も予約してくれている。たとえ15分でも20分でも、いっしょに祝杯をかわしたいじゃないか。
 予約してくれたお店は「にんにく屋」。ステーキも鍋物も、サラダもフライドポテトも、残らずニンニク・フレイバーであって、こりゃ明日になれば血も筋肉もみんなニンニク・フレイバーになりそうだ。
 お店のヒトが最初のビールを運んでくるのに手間取って、ようやく「乾杯!!」の一声をあげた時には、もう残り時間20分を切っていた。マコトに残念ではあるが、23時には予約しておいたタクシーが店の前に到着。さすがにこの時間に渋滞はないから、最終の新幹線にもラクラク間に合った。
 オウチに帰ったのが午前1時近く。明日のヒコーキが8時。すぐに寝て、朝5時には起きなければならない。その時ふと、
「明日は1日中、大阪の『国立文楽劇場』だ」
「全身に浸透してしまったニンニク・フレイバーは大丈夫か?」
と気づいたが、時すでに遅し。お隣のお客に迷惑がかからないように、せいぜいリステリンやモンダミンをブクブクやり続けるしかないだろう。

1E(Cd) Kirk Whalum:IN THIS LIFE
2E(Cd) Kirk Whalum:CACHÉ
3E(Cd) 寺井尚子:THINKING OF YOU
4E(Cd) Ono Risa:BOSSA CARIOCA
5E(Cd) 村治佳織・山下一史&新日本フィル:アランフェス交響曲
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