Sun 130929 カンケーないこと&あること ハッカ 驚兄と驚微笑 荻窪で教育講演会 | 今井宏オフィシャルブログ「風吹かば倒るの記」Powered by Ameba

Sun 130929 カンケーないこと&あること ハッカ 驚兄と驚微笑 荻窪で教育講演会

 いくら意地になって「まだまだ続く」と書いてみたって、さすがにたった1日の北海道出張について5日連続して記事を書いたら、「まさかもう書くことは残っていないだろう」と思うのが当たり前だ。
 というか、怒りだす人も少なくない。「全然カンケーのないことばかり書いている」とおっしゃるのであるが、そういう怒りに対してサト助としては、「じゃボクは、何とどんなカンケーがあればいいんですか?」とおずおず尋ねてみるしかないのである。
 つまり、「今井は予備校講師なんだから、受験英語とか入試英語とか、英語の勉強法とか大学受験の心得とか、『がんばれよ』とか『あきらめるなよ』とか、その類いのことしか書いちゃいけない」と考える、マコトに偏狭な発想の持ち主が少なくないのだ。いやはや、とかくこの世は生きにくい。
 そういう発想でいくと、「サッカー選手はサッカー関係のこと以外を書いちゃいけない」というわけだし、スケート選手がスケート以外のことを発言すると「カンケーないことを言った」と叱られることになる。経済学者がシェイクスピアなんか語るのは、言語道断と判断されるのである。
北見
(北見の思ひ出。早いもので、もう1週間も前のことである)

 どうしてそんなに「カンケー」なるものを要求するのか分からないが、少なくともサト助は「カンケー」などというメンドクサイものには一切縛られたくないので、これからもカンケーないことばかりいくらでも書きまくろうと思っている。
 そもそもマジメでマトモな会社勤めをスパッとヤメにして、予備校講師を選んだその選択自体が、生き方から「カンケー」の要素を全て断ち切ろうと決めた結果なのだから、本来なら予備校講師の書く文章や発言に「カンケー」なんかあるはずはないのだ。
 「カンケーのある発言」しかできない講師は、講師としてまだ2流。「まだまだ、キミは未熟だな」というレベルにとどまっていると見做さざるをえない。それが超ベテラン・今井サト次郎の考え方である。
 ただ、せっかくだからちょっとカンケーのあることを書いておけば、10月18日の今井君は、女満別空港で1つのお土産を購入した。それが今日の写真の2枚目「ハッカ油」である。
 北海道北見の周辺は、かつてはハッカの産地として有名。「ハッカ御殿」などというものまで存在した。20世紀終盤、インドやブラジルの安価なハッカに押されてハッカ産業は衰退したが、それでも今井君は北見のハッカが大好き。出かけることがあれば、写真のようなハッカ油を2本も3本も買って帰る。
ハッカ
(北海道のお土産は、ハッカ油)

 そういう行動にもまた文句のあるヒトがいて、「そんなの、札幌でも買えるよ」「千歳空港でも売っています」とか、わざわざ親切丁寧に教えてくれたりする。そりゃそうだ。今の時代、札幌や千歳空港で買えない北海道土産なんか、滅多にあるものではない。
 でも、そんなこと言ってたら、博多で明太子を買ってきたヒトに「そんなの、羽田空港でも売ってるよ」「モノレール浜松町駅のホームでも売ってます」と忠告するのと同じじゃないか。パリでエッフェル塔の写真を撮ってきたヒトに「インターネットでも見られるよ」と忠告なんかして、何が楽しいんですかね。
 ハッカは北見や遠軽や湧別で買うから意味があるんだし、エッフェル塔の写真はパリで撮るから、自由の女神のお土産は、ニューヨーク・自由の女神の足許で買うから、だから意味があるのだ。
 街の匂いや、吹きわたる風の音や、フランス語や英語やポルトガル語のザワメキや、そういう記憶まで全部ひっくるめたお土産だからこそ、お土産はお土産として成り立つので、千歳空港でかったハッカと、女満別で買ったハッカとは、同じ値段でも丸っきり価値が違うのである。
荻窪1
(10月20日、東京・荻窪で「父母のための教育講演会」を実施)

 さてと、それではそろそろ「カンケーあること」に話題を移すとして、10月20日日曜日、サト助は東京・荻窪で「父母のための教育講演会」を行った。朝から晩まで強い雨の降りつづく寒い1日で、オウチを出る頃になっても、やっぱり風雨が弱まる気配はない。
 「雨が降ったら出席率は下がる」というのは、昔から予備校の常識。4月には満員だった教室も、5月中旬には空席が目立つようになり、6月、超人気講師の教室以外は、もうガラガラになってしまう。
 ところが、自称「超人気講師」でも、6月の雨の朝は何とも言えず憂鬱なのである。屋根を打つ雨粒の音が大きければ、「雨かぁ☂」と寂しく呟いて、許されることならズル休みがしたい。だって、普段よりずっと空席が多くなることは間違いないのだ。
御茶ノ水
(10月22日朝、御茶の水で「本科生激励授業」を実施。今井君の教室は10月でもチャンと超満員だ)

 10月20日午後13時、そろそろ出かけなければならないが、今井君はそういう昔の記憶が蘇って、何となくズル休みがしたい。だって、今日の講演の対象は保護者の皆さんである。
 雨の日曜の昼下がり、「明日からまた会社か☂」と、それでなくても憂鬱になっているパパたちが、果たして雨の中を傘さして、予備校講師の話なんか聞きにきてくれるものだろうか。
 それでもタクシーを一台呼んで、「荻窪まで」と告げた。丁寧な運転手さんで、「どういうルートで行きますか? 笹塚から中野通り? それとも環七から青梅街道にしますか?」と尋ねてくれた。諸君、こういう気持ちのときに優しくされると、この世で一番涙もろいサト助は、滲んできた涙のせいで思わず口ごもってしまうのである。
 「環七から青梅街道」を選んで、激しい雨の中を荻窪に向かった。東高円寺だったか南阿佐ヶ谷だったか、進行方向左に「がんばらねBAR」の看板を発見。「うぉ、ホントだ、その通りだ。がんばらねばぁ」と、少しは心を立て直すことができた。
 続いて今度は進行方向右側に「飢える噛む 焼き肉万福」の文字。おお、「飢える噛む」でウェルカム。いいねぇ、いいねぇ。「銭遠」でジェニファー、「捨賭」でシャーロット、「運」でキャリー、「無頼庵」でブライアン、そういう今井君の世界とおんなじだ。
 最近は、「驚兄」でジェニーというのもある。「驚」を「じぇ」と読んでくれたまえ。「じぇじぇ」であるね。あとは「兄」を「にい」というわけだ。「驚微笑」でアレックスなんてものもある。「驚」を「アレッ!?」、微笑を「クス♡」と読んでくれまえ。キラキラネームというか、ギラギラネームとしてお勧めしている。
荻窪2
(荻窪、拡大図)

 こうなると、泣きそうだったサト助君もだいぶ調子が出てきて、「日本には『岡エリ』ちゃんや『岡リナ』ちゃんが何人ぐらいいるかな?」など、妙竹林なことを考え始める。要するに「お帰り」と「オカリナ」であるが、偶然こういうことになっちゃったら、いろいろ苦労がありそうだ。気をつけねBAR。何を隠そう今井君は大学生の頃のバイト先の塾で「岡しいな」ちゃんと遭遇したことがあるのだ。あれれ、おかしいな。
 こうしてすっかり普段の調子に戻ったサト助は、14時に荻窪に到着。風雨はいっそう強くなって、傘をさしても膝から下がびしょ濡れになるぐらいだった。「こりゃ、欠席者続出かもしれませんね」と校舎のヒトと頷きあい、互いにガラガラを覚悟した上、「欠席された方のためにビデオ撮影しちゃいましょう」と提案も申し上げた。
 ところが15時、実際に教育講演会が始まってみると、うぉ。「完全に満席」なのである。出席者約70名。50名も入ればパンパンの狭い教室だから、「懸命に詰め込んだ」「何とか全員座れた」という感覚のパンパン状態である。
 こうなれば、ションボリしていたサト助も勇気百倍。元気いっぱいのクマ蔵に変身して、100分間猛然としゃべりまくった。おお、感謝♡感謝♨感謝である。
「何をしゃべったか」は企業秘密。というか、今日はもうスペースがないから、明日詳細を書くことにして、サト助はこれから埼玉県大宮に出かける。今夜は大宮でお仕事なのだ。

1E(Cd) Mravinsky & Leningrad:SHOSTAKOVICH/SYMPHONY No.5
2E(Cd) Maggini String Quartet:ELGAR/STRING QUARTET in E MINOR & PIANO QUINTET in A MINOR
3E(Cd) Barbirolli & Hallé:THE BARBIROLLI ELGAR ALBUM 1/2
4E(Cd) Barbirolli & Hallé:THE BARBIROLLI ELGAR ALBUM 2/2
5E(Cd) Elgar & London:ELGAR/SYMPHONY No.2
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