Sat 130928 お腹の中の日中韓友好 東アジア友好に拡大 口臭衛生問題 麻布ラーメン | 今井宏オフィシャルブログ「風吹かば倒るの記」Powered by Ameba

Sat 130928 お腹の中の日中韓友好 東アジア友好に拡大 口臭衛生問題 麻布ラーメン

 10月18日、西麻布「トラジ」でヒレカクとセンマイと韓国冷奴に舌鼓をうち、ついでだから韓国チャミスルをロックでグビグビやっていると、「出張のついでに日韓友好」というマコトに充実した素晴らしい人生が実現する。
 こうなれば、酔っぱらった勢いだ。「出張のついでに日中友好もやっちゃおう」という殊勝な気分も湧き上がってきて、この場合、一番手っ取り早い日中友好は、お腹の中に中華料理を詰め込むこと以外に考えられない。
 お腹の中で日韓と日中が結びつけば、それはマコトに理想的な日中韓の連携なのであって、出張のついでに21世紀的東アジア相互互恵を完成すれば、もう誰にも文句は言わせない。
 ただし問題なのは、いったいどこで日中友好を実現するかである。西麻布でホンモノの日中友好を模索するなら、「重慶飯店」「桃花林」「麻布長江」があり、今井君の好きそうなネーミングの店としては「黒猫夜」なんてのもある。
西麻布1
(麻布ラーメン。クマ蔵の夜をドロッと締めくくってくれた 1)

 しかしさすがにタップリの焼き肉で盛り上がったあと、本格的日中友好はポンポンにキツすぎる。そもそもこの日の朝は超2日酔いで始まったんだから、ここで無理して突き進めば、ポンポンの乱が発生しかねない。
 ポンポンの乱の鎮圧には時間もオカネもかかるから、ここはひとまず本格的日中友好を後回しにして、「まず一歩」「とにかく握手してみよう」「対話の窓口は常にオープン」という程度で我慢することにした。
 では、どういう対話の窓口があるかといえば、それはもちろん「ラーメン」である。ラーメンの起源が中国か日本かの議論は、もちろん軽率に結論の出せない難しい問題であって、場合によっては韓国が「ラーメンはもちろん韓国が起源」と言い出すことも考えられる。言論の自由こそ21世紀を特徴づけるものであって、それもまた素晴らしいことである。
 しかし我々の立場は常に「対話の窓はオープン」「1週間に1度は韓国料理を食べてます」であるのだが、とにかく話がラーメンということになれば、いかにも小異を捨てて大同につき、東アジアが1つに結束した素晴らしいイメージであることは間違いない。
 ラーメンと決まれば、次に問題になるのは、「どのラーメン屋で対話の窓口を開くか」の模索である。その点において今井サト助はマコトに柔軟な考えをもっていて、21世紀日本のラーメン通の皆さんほど気難しい趣味を持ってはいない。
 だから対話の窓なんか、どこでどうオープンしても構わないのである。味噌もよし、ドロドロの豚骨よし、キャベツ山盛りよし。一番好きなのは、ドンブリの底まで見えるような、スッキリ澄んだ醤油ラーメンであるが、その場合でも、醤油を「塩」とか「塩バター」とか「塩バターコーン」に変換することもまた素晴らしい。
西麻布2
(麻布ラーメン。クマ蔵の夜をドロッと締めくくってくれた 2)

 これほど自由で変幻自在、どんな変化にも自在に対応できるクマやサトイモが、他に存在するだろうか。だって諸君、すでにこの日のサト助は、お昼前の女満別空港で「玉ねぎラーメン大盛り」を食べてきたばかりなのだ。
 ポンポンの中では、いまだにタップリのタマネギが存在を主張している。「オラたちは、負けねえぞぉ」とシュプレヒコールを続けている。ところがそこへついさっき、韓国勢が決戦を挑んできた。焼き肉に付随するニンニク君とキムチ君である。
 SAMSUNGやLGやキムヨナに該当するわけだが、彼ら彼女らの自己主張がどれほど強烈か、大型台風の脅威に連日さらされる日本国民は、それを骨身に沁みて理解している。
ホテルロビー
(10時チェックアウト。北見ベルクラシックは、もう大掃除が始まっていた)

 以上、この段階の今井サト助のポンポンの中で、タマネギとニンニクが渦を巻いている状況を平易に説明してみた。こんな状況で狭いヒコーキに乗り込み、JALご自慢の「クラスJ」で口をアングリ開けて居眠りしていたことを考えれば、公衆衛生というか、正確には「口臭衛生」上、お隣の乗客にはマコトに失礼なことをした。
 しかしそこはまぁ「後悔先に立たず」であって、タマネギとニンニクとキムチをポンポンの中で混ぜ合わせた結果、口臭衛生の上で何か問題が生じたとしても、日中韓3国の相互互恵関係を確立するには、その程度のことを気にしていてはならない。対話の窓がオープンなら、サト助のお口も常にオープン。ポンポンの乱が若干心配な状況だが、あんまり難しいことを言いなさんな。
 以上のような変幻自在の思考経路を経て、結局クマ蔵が選択した店は「麻布ラーメン」。西麻布交差点から、広尾方面に徒歩30秒、2年だか3年だか前に、海老蔵どんの「灰皿にテキーラ」「血まみれお目目」事件があったすぐ近くである。
チャミスル
(日韓友好の象徴♡チャミスル。サト助は安倍首相の行きつけの店・初台「可禮亜」の馴染みでもある)

 看板には「屋台の味」とあって、黄色い看板がいかにも投げやりな感じ。もちろん、ラーメンが旨ければ看板なんか投げやりで構わないので、看板が投げやりなのは、きっとラーメンに自信がある印である。
 ただしここは「必要条件」「十分条件」をしっかり理解する格好の場であるから、数学や論理学の勉強のためにも「看板が投げやりであること」と「ラーメンの味に自信があること」の関係を、友人どうしよく吟味し、話し合いをすすめておくことをオススメする。
 で、現実の麻布ラーメンがどうだったかと言えば、「味にうるさい関西のヒトを、ここに連れてこられるかどうか」を判断基準にすればいい。今井君はこの店で「ラーメン&チャーハンセット」の食券を買い、カウンターに座ってビールと餃子もポンポンに詰め込んで日中友好に努めたが、この熱い友好の場に関西のヒトを招待する自信は持てなかった。
 それというのも、「醤油ラーメン」のスープがドロドロに濁っていたからである。さっきの女満別の玉ネギ塩ラーメンのスッキリぶりとは正反対。ドンロドロドロの醤油ラーメンでは、ポンポンの中の日中関係にもいい影響を与えそうにない。
醤油
(麻布ラーメンのドンロドロ)

 さて、たった1日の北海道出張について、今井君は何と5日間にわたって詳細に記録を続けてきた。あんまり楽しくて、サトちゃんは今日もまた完全な躁状態。「躁」とは「鬱」の正反対の精神状態を指すが、だからこそ「対話の窓はいつでもオープン」なのであって、1日にラーメンを2回完食すること、焼き肉の後にまたラーメンを完食すること、その程度は冬眠前のクマさんならごく当たり前の行動である。
 ただし、冬眠前のクマさんと同様の行動をとれば、もしそれが普通の人間なら、テキメンに体重が増えてしまう。帰りのタクシーでも口臭衛生上の問題を感じるようなゲップがいくらでも出たが、これは体重増加を予告する明確なサインであって、今井君はポンポンの中で「警戒警報発令!!」とメガホンを持って駆け回る気分なのであった。
 いやはや、さすがに5日も出張記録を書きまくれば、
「さすがにこれでもう終わりだろう」
「明日はまたパリの旅の記録や、地球一周の記録に戻るだろう」
と期待する向きもあるだろう。しかし諸君、タマネギとニンニクでパワーをタップリ充填した東アジア友好推進グマを甘く見てはいけない。要するに、「それでも意地でもまだ続く」なのである。

1E(Cd) Rubinstein:CHOPIN/MAZURKAS 2/2
2E(Cd) Lima:CHOPIN FAVORITE PIANO PIECES
3E(Cd) Muti & Berlin:VERDI/FOUR SACRED PIECES
4E(Cd) Reiner & Wien:VERDI/REQUIEM 1/2
5E(Cd) Reiner & Wien:VERDI/REQUIEM 2/2
total m153 y1684 d11880