2013年10月05日(土)

Wed 130911 東京開催が決定→メロンのクス玉を割って祝福(第2次ンラゼマ地球一周記34)

テーマ:ブログ
 9月7日午後3時、900mlのウルグアイ・ビールを30分もかからずに飲み干したサト助は、激しくなる一方の動悸を懸命に抑えながら、地下鉄を乗りついてインターコンチネンタルホテルに戻った。運命のエグゼクティブスイート・1701号室で、オリンピック東京開催の朗報を待ち受けるのである。
 部屋に帰ってみると、スーパーで購入後2日が経過したメロンが、恐るべき芳香を放っている。冷蔵庫の中に閉じ込められたメロンが、こんなに部屋中をメロンメロンさせるなんて、正直に申し上げて信じがたい事態である。
 しかも、メロンメロンな甘い空気に付き物のコバエ軍団は、全く発生していない。うーん、これは素晴らしいことである。南半球には、コバエ軍団なんか存在しないのだろうか。
 安いメロンをスーパーで1玉購入しては、2~3日辛抱して熟成させてから一気食いしていたのは、学部生の頃の懐かしい思い出だ。しかし、学部生がメロンだのブドウだのスイカだのを買って部屋に放置すれば、必ずコバエの大軍が発生して、呼吸さえままならないコバエ密度になる。
 千葉県北松戸の「松和荘」で過ごした学部生時代については、ブログページ右の「ブログテーマ一覧」、下から7つ目だったか8つ目だったかの「今井君の松和荘時代」クリック→参照してくれたまえ。1週間に1回、日曜日に駅前のスーパー「マルエツ」に出かけて、安いメロンを1個購入するのを楽しみにしていた。
メロン1
(クス玉メロンを割って、オリンピック東京開催決定を祝う)

 あの頃は「野菜も食べなきゃ」「朝食をしっかり食べなきゃ」「カルシウムはどうしても欠かせない」と、マコトに殊勝なことを考えた。今でも記憶している当時の朝食メニューは、以下の通りである。
① 8枚切りの食パン1枚に、スライスハムとスライスチーズを挟んだサンドイッチ
② ハム2枚とタマゴ2個のハムエッグ。電熱器で熱したフライパンで、見事な半熟に焼き上げた。
③ 生キュウリ1本
④ 生トマト1個
⑤ クノールのコーンスープ
⑥ 牛乳200ml
⑦ 明治ブルガリアヨーグルトに、ブルーベリーヨーグルトをスプーン1杯分いれてかき混ぜた、veryムラサキなヨーグルト
⑧ レモンスライスを1枚浮かべた紅茶
 どうだい&どうだい。ホントに&ホントに立派じゃないか。この朝食メニューを、ボクチンは20歳の4月から22歳の3月まで、ほぼ毎日継続したのである。
 難点を言えば、朝食だけでお腹が超いっぱいになって、昼と夜は「とろろ昆布をタップリ入れたインスタントラーメン」で済ませていたことである。だって諸君、大キライなトマトや牛乳まで、呼吸を止めて無理して飲み込んでいたのだ。
 いま思えば恐るべきことだが、朝食のオトモはNHKラジオの「ドイツ語講座」「ロシア語講座」「フランス語講座」「スペイン語講座」。次から次へと聞きながら、こんな健康な朝食を欠かさず食べていた。
メロン2
(メロンの残骸。メロンの皮をキレイなお椀のようにするのが、今井君の得意技の1つである)

 かっかっか。第一志望に合格し、あるいは大企業に就職が決まって、親元を離れることに決まったら、諸君も同じ生活を試みてみたまえ。きっと誰だって「1週間に1回だけ、メロン1個を独り占めにしたい」と考えるに決まっている。
 だからこそサンパウロのボクチンは、オリンピック開催都市決定の2日前からメロンを購入して、部屋をこんなにメロンメロンな空気で満たしておいたのだ。
 熟成したこの空気、腐敗1歩手前のこの芳香。これこそ輝かしい学部生時代の記憶を蘇らせるカホリであって、この熟成のカホリの中でこそ、「TOKYO!!」の発表のヒトコトを聞くのに相応しいと信じた。
 午後5時、Mac君を開くと、「イスタンブールと東京が決戦投票に残った」の文字。今井君はまずコブシを天に突き上げ、東京の決勝進出に快哉を叫んだ。しかも決勝の相手がイスタンブールなら、マドリードよりも遥かに「組しやすし」である。
 午後6時、ジリジリと痺れを切らしながら、いったん閉じたMac君をもう1度開いた。もちろん動悸は頂点に近づき、1分に200回ぐらいの動悸を抑えられない。そしてまさにその激しい動悸の中で、サト助は「東京開催決定!!」の文字を見たのである。
マテウス
(ポルトガルの白ワイン・MATEUS)

 書いている段階で10月5日だから、これはちょうど1ヶ月前の出来事だ。あのときサト助がどのぐらい非常識な歓声を上げたか、今でも記憶している。ホテル17階の全フロアに歓声が響き渡ったことは間違いないし、下手をすれば、1階のロビーやバーもビリビリと振動したかもしれない。
 だって諸君、2回目の開催だ。近代オリンピックの長い歴史の中で、オリンピックを2回開催したのは、パリとロンドン、ロサンゼルスとアテネ、そして我らが東京ということになる。全ての日本人よ、歓呼せよ、絶叫せよ。クス玉を割れ、快哉を叫ぶのだ。
 こら、今井。お前のクス玉はどこへ行った? 冷蔵庫の中でキツい芳香を上げ続けているじゃないか。ならば、今すぐクス玉=メロンを割って、東京開催決定を地球の裏側から祝福するのだ。何をグズグズ逡巡しておるのだ?
 あの時、今井君の手許にあったナイフは、昨日サンパウロの量販店で購入したワインオープナーだけである。ワインオープナーなんかでメロン1個をパカッと割ったりすれば、日本中&世界中のワイン通の糾弾を浴びるに決まっている。
ワイン
(スーパー「ポン・ヂ・アスーカル」で、アルゼンチンの赤ワインも買っておいた)

 しかしあの夕暮れのサト助は、そんなことに躊躇する中途半端な気分ではなかった。どんなことでも同じだけれども、中途半端ほどつまらないことはない。さあ、祝福だ祝福だ。
 ボクチンは冷たいメロンを左手でつかまえ、ワインオープナーの小さなナイフは固い皮をクルリと1周。すると懐かしや&懐かしや、学部生の松和荘時代以来約700年ぶりで、丸いメロンはカパッと真っ2つに割れたのだった。
 もちろん祝賀のために購入しておいたのは、メロンばかりではない。ポルトガルの白ワイン、ボックスボイテルタイプのMATEUSも買った。IOC総会を開催してくれたブエノスアイレスに敬意を表し、アルゼンチンの赤ワインも買っておいた。
 ワインの栓をポンポン開け、東京開催決定を祝って痛飲することにした。折から、お外では警察の車両やヘリコプターが騒がしい。サーチライトもビュンビュンお空を横切っている。ブラジル独立記念日を祝う群衆のデモが収拾のつかない騒乱状態になるのを、事前に押さえ込もうというのである。
 ホンの2~3ヶ月前、6月中旬にはサンパウロのデモが暴徒化して、公共交通機関の料金値上げを阻止した実績がある。ブラジル警察当局が必死になるのも道理。6月のデモが再現されないように、「我々はホンキだ」「我々を怒らせたら、怒らせたヤツらが悪いんだ」というメッセージをムンムンさせている。
デモ
(9月7日夜のパウリスタ大通り。デモはごく小規模で終わってしまった)

 しかし今井君は、東京開催決定があんまり嬉しくて、部屋の中で大人しくなんかしていられない。ワイン2本をあっという間にカラッポにした酔いにも誘われて、夜更けのアラメーダ・サントス通りからパウリスタ大通りに、野次ウマ気分の散策に出かけた。
 だって、この夜が今回のサンパウロ滞在の最後の夜なのである。大人しくなんか、していられない。大人気の手巻き寿司店「テマッケリア」にでも入って、東京開催決定をもっともっと祝福したいじゃないか。
 こういうクマ蔵の気分を冷やしてくれたのは、この日のデモの低調さである。数万人が押し寄せてパウリスタ大通りを占拠し、警察車両もヘリもタジタジという状況を予想していたのだが、街の東側から現れた群衆は、たった300人ほどである。
 こんなんじゃ、イヌもネコも、サトイモもクマ蔵も、すっかり拍子抜け。完全武装で待ち受けていた警官隊さえも、やがてガッカリしながら引き上げていった。サンパウロ滞在の最終夜は、こんなふうに呆気なく終わってしまったのであった。

1E(Cd) Blomstedt & Staatskapelle Dresden:BRUCKNER/SYMPHONY No.7
2E(Cd) Wand & Berliner:BRUCKNER/SYMPHONY No.8 1/2
3E(Cd) Wand & Berliner:BRUCKNER/SYMPHONY No.8 2/2
6D(DMv) TRISTAN + ISOLDE
total m62 y1593 d11789
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