Sat 130907 久しぶりでJALに乗る 四国の徳島でお仕事 祝勝会や昼食を満喫する | 今井宏オフィシャルブログ「風吹かば倒るの記」Powered by Ameba

Sat 130907 久しぶりでJALに乗る 四国の徳島でお仕事 祝勝会や昼食を満喫する

 9月29日、四国の徳島に出張。ちょうど時間の合うANA便がなかったので、やむを得ずJALのヒコーキに乗った。JALには1年に1回乗るか乗らないかであるが、うーん、やっぱりサト助の体質はJALに合わないらしい。うにゃにゃ、行きも帰りもたいへん窮屈な思いをした。
 最後にJALを利用したのは、2011年3月20日である。東日本大震災の直後、仙台の実家の様子を見に行くのに、羽田→山形便に乗った。震災の1週間後、東北新幹線はもちろん動いていなかったから、新潟からバスで仙台を目指すか、山形空港からタクシーで向かうか、選択肢は2つしかなかった。
徳島
(9月29日、徳島の大盛況)

 羽田第1ターミナルはあの時以来だから、ホントに久しぶりである。何だか「腹ごしらえをしとかなきゃな」という気分になって、「あずみ野」というお蕎麦屋さんに入った。
 別にお腹が減っているわけでもないし、いつも書いている通りサト助は「1日1食」だけれども、「楽しいから食べたくなり、食べるから楽しくなる」という心理の連鎖だってある。久しぶりの第1ターミナルをウロウロしているうちに、どうしても食べずにはいられないぐらい、すっかりワクワクしてしまったのだ。
 注文したのは、「カツ丼お蕎麦セット」。炭水化物テンコ盛り、見る見るうちに太ってきそうな組み合わせの昼食である。いやはや、食べてすぐ、見る見るうちにポンポンがふくらみ、体重が増えていくのがわかるぐらいだ。
 授業の理想は、「受けてすぐ、見る見るうちに力がつく」「習ってすぐ、もう翌日の模試に出る」である。今日のカツ丼もお蕎麦も、ノドを通り過ぎて胃袋に入るや否や、「おお、だいぶ肉が身についたな」という素晴らしい充実感であった。
 これに「生ビール!!」「日本酒もくださーい!!」なんてことまでやったらまさにダメ押しであるが、今日はこの後お仕事がある。アブクの出る黄金色の飲み物も、キリッと冷えた日本酒も、約10時間後までオアズケだ。
ぽんぽん
(このところ暴飲暴食で、こんなポンポンになりそうだ。徳島「藍蔵」にて 1)

 この「オアズケ感覚」がいけなかったのだろうか。JALのシートに収まってみると、何だか非常に不満である。普通料金に1000円プラスした「クラスJ」シートであるが、うにゃにゃ、ANAのプレミアムシートで甘やかされたクマ蔵どんにとって、こりゃやっぱり、どうしても狭苦しい。
 というか、「これなら普通席のほうがよかった」なのである。振り返ってみると、普通のエコノミー席はガラガラ。3人並んで座るはずの席をみんな1人占めにして、嬉しそうであり、楽しそうであり、爽快に、かつ涼やかに、徳島までのフライトを満喫していらっしゃる。
 ところが、クラスJのほうは満席。2人の席には2人、3人の席には3人、ギューギューに詰め込まれて、思わず息が詰まりそうである。前はギューギュー、後ろはガラガラ。これじゃ重さのバランスが悪くて、ヒコーキが前につんのめっていかないかと心配だ。
ポンポン
(このところ暴飲暴食で、こんなポンポンになりそうだ。徳島「藍蔵」にて 2)

 CAの皆さんの制服が、クマ蔵の目にはまた奇異に映る。別にCAマニアでも制服オタクでもないから、「ANAとJALでどっちがいい」とか、そんなことを論ずるつもりはない。しかしANAにばかり3年乗り続けたサト助にとって、JALのCAの制服は、ウニャポ、ウニャニャ、何ともフシギなものに見えた。
 ま、ググって見てくれたまえ。濃紺のワンピーススタイル。襟と半袖の折り返しは白いストライプ。赤い革の細いベルト。近未来的な感覚、またはSF感覚でまとめたんだろうが、サト助のセンスが悪いせいだろうか、1970年代のデパートのエレベーターガールか、大阪万国博覧会の案内嬢か、そういう近過去的なものにしか見えないのだった。
 徳島までは1時間ちょいの飛行だから、難しい文句を並べ立てている暇はない。文庫本を開き、離陸してすぐ文庫本に飽きて眠くなり、目が覚めると紙コップのコーヒーを手渡され、「うぇ、紙コップの匂いがする」と思いながらコーヒーをすすって窓の外に目をやると、もう和歌山から淡路島の上空にかかっていた。
 空港から徳島駅前まで、タクシーで3500円ほどの距離である。途中、「徳島ラーメン」の看板がずいぶん増えたのに気づく。昨年8月、初めて徳島ラーメンというものを試してみて、その味の濃さに一驚を喫したが、あの「すき焼きラーメン」とでも呼ぶべき濃厚な食品が、今や徳島を席捲しているらしい。
ケーキ
(徳島の控え室でケーキ2個を平らげる)

 いったん宿泊先の「ホテルクレメント」にチェックインしてから、16時、お仕事の会場に向かった。今日サト助を招いてくれた加盟校さんは(Mac君の「亀井降参は」という変換にひっくり返りつつ)、大きなビジネススクールも経営していらっしゃって、今日の会場はその10階大ホールである。お仕事本番の前に、控え室でケーキをいただきつつ、サインを200枚ほど書きまくった。
 17時半開始、19時終了。出席者160名強。出席者の年齢層がマコトに広汎にわたるのが、この日の特徴である。もちろん、高校1年2年の生徒たちが中心であるが、中1・中2・中3はもちろん、小4から小6の児童諸君もいっしょに混じって座っている(今日の写真1枚目で確認してくれたまえ)。パパたちやママたちも、後ろのほうでニコニコしていらっしゃる。
 小学生や中学生が今井の授業なんか聞いて分かるのか。パパやママが今井の話なんか聞いて楽しいのか。確かにそういう疑問を感じるだろうが、諸君、さすが里芋サト助の話術は、そんじょそこらに転がっている類いのジャガイモやヤムイモとはワケが違う。
 年齢層は10歳から60歳ぐらいまで、それでも最初の爆笑まで10秒もかからない。あっという間に会場全体が燃え上がって、小学4年のオコサマから保護者の皆様まで、90分間笑いとおしに笑い続けた。しかも諸君、ここが大事なところなのだが、ほぼ100%のヒトたちが「よおし、今夜から徹底的に音読するぞ」と、熱い決意を固めて帰ったのである。
鯛
(徳島「藍蔵」の鯛の煮つけ。余りの美味に、スープまで飲み干した)

 終了後、徳島駅前の繁華街に出て、昨年8月と同じお店「藍蔵」で祝勝会。サト助はワガママだから、20時から予約を入れていた店に、19時15分にはもうすっかり入り込んで、楽しいお酒をグビグビやりはじめた。
 何と言っても旨かったのは、鯛の煮付けである。たいへん優しいお店のオバサマが、「鳴門の渦潮に鍛えられた鯛の煮付けでございます」と言いながら運んでくる。
 そのセリフ、去年も聞いたけれども、こういう優しいオバサマの決まり文句は、何度聞いても素晴らしい。ヒラメのお刺身を運んできても「鳴門の渦潮で鍛えられたヒラメのお刺身でございます」。今井君の「音読のススメ」の話が、何度聞いても爆笑してしまうぐらい面白いのと、全く同じことである。
 翌日も、JALの狭いシートをガマンしながら東京に帰った。徳島空港でやっぱり昼飯が食べたくなり、まだ10時半だったが「フィレカツ定食」を頼んだ。この日はお仕事が休みだったから、もちろん「ビール!!」「日本酒もくださーい」をやってみた。昨日のお昼に出来なかったことを、丸1日経過してから実現したわけだ。リベンジを果たしたような、爽快な気分である。

1E(Cd) Solti & Chicago:MAHLER/SYMPHONY No.5
2E(Cd) Leinsdorf:MAHLER/SYMPHONY No.6
3E(Cd) Solti & Chicago:MAHLER/SYMPHONY No.8 1/2
4E(Cd) Solti & Chicago:MAHLER/SYMPHONY No.8 2/2
5E(Cd) Barbirolli & Berliner:MAHLER/SYMPHONY No.9
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