Fri 130719 おなじみ、しばらくブログを短くします宣言 A4版3枚/写真5枚に抑制します | 今井宏オフィシャルブログ「風吹かば倒るの記」Powered by Ameba

Fri 130719 おなじみ、しばらくブログを短くします宣言 A4版3枚/写真5枚に抑制します

 「毎回毎回、文章が長すぎて困ります」という苦情を聞かされることがタマにある。実際、自分でも「これは21世紀日本の実情に合わないな」と感じることがある。何しろツイッター全盛の世の中。150字を超えた段階で「長過ぎる♨」という判断になるらしい。
 センター試験の現代文を見てみたまえ。日本人がこれから日本の大学で勉強していくために必要な国語力をはかるのに、今井君なんかから見ると「たったこれだけでいいの?」と、ビックリするぐらい短い文章しか出題されていない。
 それでも一応「長文読解」ということになっているから、オドロキは2乗にも3乗にもなる。せめて新書か文庫1冊ぐらいの書物を与えて、「これを5時間後までに1200字で要約してみたまえ」みたいな問題が必要なんじゃないか。サト助はそう愚考する。
 もちろんウッカリそんな発言をすれば、総スカンを食うに決まっている。英語ではどんな超長文を出題しても「21世紀のグローバル社会を直視したスンバラスイ問題」と讃えられるが、国語の先生が超長文を出題しても、きっと誰も褒めてくれないのである。
今日も美しい1
(ワタシは今日も美しい 1)

 こうして、国語と英語の逆転現象が生まれる。同じ制限時間で読解問題を出題するのに、英語の文章量の方が、国語の文章量より多かったりする。もちろん難易度とか文章の質という比較の仕方もあるだろうが、少なくとも母語より外国語の文章量が多いのは、やっぱり間違いじゃないだろうか。
 外国語では目一杯キビシイことを要求されるが、国語ではタップリ甘やかしてもらえる。だから学部に入ってからゼミの教授に「来週までこれ読んどいてね」と岩波新書1冊を指定されただけで、「えーっ?」「マジっすか?」「そんなの、ムリに決まってんじゃん!!」と反応せざるを得ない。
 諸君、岩波新書なら、せめて5時間で読み切ってくれたまえ。ホントは「3時間で」と言いたいところだが、その程度の要求でも多くの学生が
「こりゃ速読が必要だ。速読塾ってありますか?」
「資格試験のためにも、速読講座に通わなくちゃ」
「いや、フォトリーディングだ。1ページ1秒でペラリペラリめくっていくんだ。1冊200秒!!」
とか、ホントにムリなことを言い出してオカネをムダにする。
今日も美しい2
(ワタシは今日も美しい 2)

 「岩波新書1冊・200ページちょいを5時間で」なら、1時間40ページの計算。その程度の標準的な読書スピードを、高校生のうちに培ってあげるのが、全国の先生方の役割である。「3分で見開き2ページ」のペースなんだから、そのぐらいなら鍛えれば誰でも出来そうじゃないか。
 クマ蔵ブログは、「A4版で3ページ」を目安に書いてきた。A4版3ページは、文庫や新書なら6ページ分に該当する。「見開き2ページを3分で読める」という能力があれば、10分弱で読み切れる分量だ。
 10分で読める分量で、しかも中身は決して難しくない。合宿の話、受験勉強の話、そして欧米の旅行記。おそらく若い諸君に興味のありそうな内容で、出来るだけ日常語の多い読みやすい文章で書いている。
 「毎日読みたまえ、現代文に強くなること請け合いだ」と何度も書いているのは、
「1日10分集中してせめて文庫・新書6ページ分を読み続けたまえ」
「1年で6ページ×365日 ≒ 2200ページ ≒ 11冊分。これだけでも毎日読みつづければ、もっとマトモな読書にも耐えられる読書力がつく」
と、そう確信しているからである。
箱入りネコ
(今日も箱入りネコ)

「10年続けますよ」
「毎日更新して、365回×10回=3650回必ず書き続けますよ」
「残念でした、うるう年分を2回オマケして、3652回の更新をいたします」
と宣言した以上、「長過ぎる」というヒトが若干存在しても、ねっとりサトイモ君はますます意地になって、長い文章をどこまでも書き続ける覚悟である。
 世の中は、ますます軽くなる。昭和の文学全集みたいに1段落が20行も30行もあるような世界は、時代錯誤というレッテルを貼られて土俵の外にポンと投げ捨てられて終わり。この流れに逆行するなんて、正直言って自殺行為に近い。
目にゴミが
(目にゴミが入ることもある)

 ところが、今井ブログの評判はすこぶる好調なのである。コイツだけはどうも様子が違う。この6月→7月→8月、ますます読者は増えていく。まさに絶好調で、6月は平均1日6000アクセス、7月は平均7000アクセスという状況だ。
 もちろん「オッサンがCanCamに登場」とか「河口湖合宿詳報」とか、そういう助けもあったのだろうが、8月になっても「1日8000アクセス」が相次いだ。1ヶ月合計は21万アクセスを超えていて、文章だらけのマジメな一般人ブログとしては、驚くべき数字を連日たたきだしている。
 おお、日本だってまだまだ捨てたもんじゃないじゃないか。30行も40行も改行のない19世紀や20世紀前半の文学全集でも、チャンと読み切るだけの才能と根気の持ち主が、1万人単位で残っていることになる。トルストイどん、安心したまえ。バルザックどん、ディケンズどん、フロベールどん、まだ地球も捨てたもんじゃないでござるよ。
狸しっぽ
(たぬきシッポ君)

 しかし諸君、今日からサト助はブログの文章量を「1日A4版2枚」に減らすことにした。半年に1回ずつ繰り返す決意であるが、やっぱり長過ぎてヒトに迷惑をかけるのは本意ではないのである。
 写真も「1日5枚までにします」と、あんなに何度も宣言を繰り返しながら、気がつくといつの間にか10枚にも12枚にもなって、これもまた文章が自分の予想を超えて長くなる原因である。うーん、クマ蔵はサービス精神が旺盛すぎるらしい。
 そこで、もう1度「写真は1日5枚以内」に抑制する努力をする。ちょうどアメーバブログの調子が悪くて、何度トライしても「写真のアップロードに失敗しました」の表示が出る日々が続いている。問い合わせても「現在修復中です」という返信がかえってくるだけだ。
 ならば、これはまさに千載一遇のチャンス。まず、掲載する写真を5枚までに減らす。これに伴って文章の量も当然のように減少する。「もっと記事を短くしてほしい」という要望にも応えられるし、もう3年も続いている「記事の日付と実際の日付が25日ズレたまま」という状況の改善に努力できるはずだ。
 もちろん「今のままでいてほしい」という諸君も、心配しないでくれたまえ。こんな反省がどうせ長続きしないことも、みんなとっくに知っているはず。半年に1度は同じような決意をして、2週間も経たないうちに、決意なんか全くなかったかのようにモトに戻ってしまう。どうせ歴史は、非常に短い周期で繰り返すことになるのである。

1E(Cd) Jandó:MOZART/COMPLETE PIANO CONCERTOS vol.5
2E(Cd) Jandó:MOZART/COMPLETE PIANO CONCERTOS vol.6
3E(Cd) Jandó:MOZART/COMPLETE PIANO CONCERTOS vol.7
6D(DMv) PROOF OF LIFE
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