Thu 130711 イタリアTシャツを断捨離 新幹線が大幅に遅れる 埼玉県熊谷で熱演&懇親会 | 今井宏オフィシャルブログ「風吹かば倒るの記」Powered by Ameba

Thu 130711 イタリアTシャツを断捨離 新幹線が大幅に遅れる 埼玉県熊谷で熱演&懇親会

 8月2日午後、夢のように楽しかった合宿の異次元空間から、すっかり日常の世界に戻ったことを寂しく感じながら、埼玉県熊谷に出発することにした。
 ただし、その前に1枚のTシャツを断捨離した。2004年のイタリアで購入して以来、ヴェネツィアの街にたたずむネコどんの後ろ姿がお気に入りで、1週間に一度は必ず袖を通してきた大切なTシャツである。
 同じ店で買った「I AM THE BOSS」のTシャツも、昨年秋に断捨離したばかり。いかにも獰猛そうな黒猫がこっちを堂々と睨みつけているデザインが気に入っていたが、さすがに1週間に1度の頻度で10年近く着ていれば、寿命がくるのは仕方ない。
 こうして、2004年イタリアの思い出の品は綺麗サッパリなくなった。当時の今井君はまだ代ゼミ講師。ナマ授業とサテライン授業があんまり忙しくて、1日90分授業5コマ×1週間6日をこなす日々にウンザリしていた。
拡大図
(断捨離Tシャツ、拡大図)

 サテラインだけで週9コマもあったんじゃ、ホントに息つく暇もない。そこへさらに、CS放送・スカパーの番組も、1週間に1コマ=90分ずつ収録しなきゃいけなくなった。
「こんなんじゃ、海外旅行もできないな」
「授業だけして、疲れきって人生が終わっていくのな」
「どこか、もう少しだけ心に余裕の持てる予備校はないもんかな」
と、東進から誘いがかかるのを心待ちにしていたのが、2004年の夏であった。
 2005年の2月から3月にかけて、40日間のヨーロッパ周遊旅行を決行しようと決心したのもあの夏。いま思うに、やっぱり授業のしすぎで心も身体もヘトヘトになっていたらしい。
 2004年8月中旬、ほとんど「もうこれ以上は我慢できない」と絶叫するようにイタリアに旅立った。「来年2月3月の予行も兼ねて」という気持ちもホンの少しあったが、あのとき購入したのが、「I AM THE BOSS」の黒猫Tシャツと、いま断捨離を決行する後ろ姿ネコのTシャツなのである。
断捨離
(断捨離Tシャツ、全体図)

 熊谷では今年3月にも大熱演をしたばかりであるが、あれから半年、「また盛り上げてください」とお呼びがかかったので、サトイモ閣下は熊谷の暑さに負けないほど熱くカッカと燃え上がりながら、東京駅の上越新幹線ホームに向かった。
 しかし諸君、鉄道とはマコトに頼りにならない乗り物である。東京駅に着くやいなや「ただいま東北・上越・長野の各新幹線は大幅な遅れで運転しております」という放送が流れた。
 「今朝ほど発生した停電事故の影響で」というのであるが、この段階で時刻はもう15時半。朝の停電事故で、16時台の電車が1時間近く遅れているというんじゃ、そりゃ情けないじゃないか。
熊谷1
(熊谷で熱演するサトイモ君)

 しかもこういう場合は、各駅停車タイプの電車が一番冷遇される。「はやぶさ」「はやて」「あさま」みたいな優等生タイプは優遇され、ほとんど定時でどんどん発車していくが、各駅に停車する「たにがわ」や「なすの」は、無慈悲にどんどん後回しにされる。
「おや、そんなツマラン奴も存在しましたかね」
「全部の駅に停車するなんて、それでも新幹線のハシクレのつもりですか?」
ま、そういう態度である。
 今井君は熊谷で降りるんだから、どうしても各駅停車タイプの「たにがわ」に乗るしかない。その冷遇のされかたと言ったら、マコトにマコトに言語道断なほどである。
 乗車予定の「Maxたにがわ」は15時52分発。しかし駅の掲示板には、16時40分ごろの「あさま」のほうが先の発車と出ている。他の電車は20分遅れぐらいで発車するのに、サト助の乗る「たにがわ」だけが50分遅れの発車になってしまう。
熊谷2
(熊谷の今井君、拡大図)

 確かに「各駅停車・越後湯沢ゆき」というのでは、そんなに急いでも仕方ない。昭和の日本で流行した標語に、「せまい日本、そんなに急いでどこへ行く?」というのがあった。それがそのまま平成初期の「ゆとり教育」につながって、日本の教育を崩壊させるのである。
「そんなに急がなくたっていいじゃないか」
「ゆとりをもってのんびり生きようよ」
「紙切れ1枚に身を託すなんてオカシイ。ゆっくりゆっくり、暢気に生きればいいよ」
みたいな、アコースティックギターをかかえた昭和のフォークシンガーに始まるそういう主張は、冷遇されて、それでも歯を食いしばって耐えている弱者を慰めるキレイゴトに過ぎないである。
熊谷3
(爆笑の瞬間)

 ジリジリしながら今井君が待つ東京駅23番線からの発車は、
① 新青森行き「はやて」
② 回送電車
③ 回送電車
熊谷に停車する「Maxたにがわ」は、そのまた後の④である。
 しかも諸君、仙台や新青森からの到着した「回送電車」が到着すると、ご丁寧なことにホームに停車したまま「車内の清掃作業」が始まる。
 清掃作業なんか、待避線に待避するか、車庫に戻ってからやればいいのに、意地でもホームに停車したままの清掃作業に固執するから、回送電車1本が回送されるまで、20分以上かかる。いやはや、国鉄時代のガンコな発想は、21世紀になっても消滅していないのだ。
熊谷4
(後方席での爆笑の瞬間)

 この時間帯に2つの出会いがあった。1つ目は自民党モト副総裁・大島理森氏。2つ目は「もしかして今井先生ですか?」という大学生男子である。おずおず恥ずかしげに声をかけてくれたが、マコトに誠実そうな青年で、現在スペイン語を専攻中とのこと。これからの大活躍を期待する。
 大島モト副総裁は、何だかものすごくお疲れの様子だったが、何を隠そうサト助は大島サンの大ファン。政治家というものは、やっぱりあのぐらいコワモテじゃなくちゃ信頼できない。
No side
(懇親会は、ラグビーファンの店No Side)

 ただし、一昨年夏の菅直人総理への不信任演説は、あんまり上手じゃなかったでござるね。「どうして菅どんを信任できないか」を箇条書きで「第1に」「第2に」「第3に」と語りはじめ、最終的には「第13に」だったか「第14に」だったかまで数え上げたのだが、そりゃ明らかにやりすぎだ。
 若い諸君、箇条書きの効果は、せいぜいで「第4に」か「第5に」までしか続かない。その辺りで「最後に」とスパッと切り上げること。具体例の列挙が10を超えたりしたんじゃ、もう誰も耳を傾ける集中力を継続できない。要するに、強烈な睡魔を誘うのだ。
マスター
(No Sideのマスター)

 さて、15時52分発の越後湯沢行き「たにがわ」は、16時45分になってようやく東京駅を出発。熊谷には17時20分に到着した。予定到着時刻から、1時間近くも遅れたことになる。いやはや、789歳の高齢サトイモ=今井君は、これでもうヘトヘトになっちゃった。
 熊谷での大熱演は、18時半開始、20時ちょうどに終了。出席者は約180名。3月にも出席した生徒が全体の3割を占めていたので、サト助としても「同じ話がかぶらないように」と細心の注意を払い、90分全てが新しい話題になるように、大急ぎで新バージョンを作成した。
ラグビーボール
(ラグビーボールという名のカレーコロッケ)

 それでも90分延々と大爆笑が続いたわけだから、サト助による爆笑はどんなバージョンでも変わらないのである。いやはや、ホントに大したもんだ。プロの芸人さんだって、多くの場合は同じネタでの一発芸の連続にすぎない。
 それに引き換えクマ蔵先生は、新バージョンだってなんだってバンバン大爆笑の連続になり、しかも受講生が100%「たいへん満足」と継続に意欲を燃やす。「初めて東進に来ました」という生徒たちだって、大喜びで学習の継続を誓う。こりゃまさに、模範的な大熱演なのである。
ピーマン肉詰
(ピーマン肉詰め「ノックオン」。命名の理由がよくわからない)

 終了後、ラグビーファンの店「No Side」で懇親会。3月の熊谷もここだったが、スタッフの一人で、今井君が駿台講師の頃のモト生徒が、ラグビーファンの今井君のためにこの店を見つけてきてくれた。15人ほどのスタッフが参加して、素晴らしい懇親会になった。
 熊谷には、高校野球ファンのための「甲子園」という店もあるらしい。最近新しい店舗もオープンして、その名も「甲子園第2球場」。ラグビーに劣らず高校野球も大好きなサト助としては、是非また近いうちに熊谷に呼んでもらって、「甲子園」または「第2球場」での懇親会を満喫したいと熱望する。
祝杯
(今夜もまた楽しい祝杯)


1E(Cd) Hungarian Quartet:BRAHMS/CLARINET QUARTET・PIANO QUINTET
2E(Cd) Alban Berg:BRAHMS/KLARINETTENQUINTETT & STREICHQUINTETT
3E(Cd) Backhaus(p) Böhm & Vienna:BRAHMS/PIANO CONCERTO No.2
4E(Cd) Solti & Chicago:BRAHMS/EIN DEUTSCHES REQUIEM 1/2
5E(Cd) Solti & Chicago:BRAHMS/EIN DEUTSCHES REQUIEM 2/2
total m55 y1247 d11442