Wed 130626 鳴門の渦潮 小江戸・川越のキレイな校舎に感激 ブラジルのビザ取得 | 今井宏オフィシャルブログ「風吹かば倒るの記」Powered by Ameba

Wed 130626 鳴門の渦潮 小江戸・川越のキレイな校舎に感激 ブラジルのビザ取得

 7月18日、福岡から12時半の羽田行きに乗った。「福岡空港の滑走路が混雑のため」という理由で離陸が20分遅れ、そのままの遅れで羽田に着いた。
 今井君の席は2Aだったが、2Dの席のオバサマから「離陸の遅れについて何の説明もない」と客室乗務員にクレーム。確かにその通りで、滑走路の手前でピクリとも動かないままだった15分間、ホントに何の説明もなかった。
 その間、LCCの旅客機が次々と福岡に着陸。安価に飛べるLCCはマコトに素晴らしいモノではあるけれども、滑走路が昔のままなのに新規参入のLCCがどんどん増えれば、滑走路が混雑するのは当たり前だ。
 空港の運営に無理があるとすれば、安全にも大きな影響がありそうで、やっぱりボクチンは不安でござる。今日のヒコーキはB787ではなかったけれども、ロンドン・ヒースローでエチオピアの787が燃えた直後というのに、日本の787はビュンビュンお空を飛んでいる。こんな感じでいいんですかね?
川越1
(7月18日、埼玉県川越の大教室が満員になった 1)

 オバサマのクレームは、四国から関西の上空まで延々15分も20分も続いていたが、確かにチャンと筋が通っていて、プレミアムシートの偉そうなオジサマたちもみんな熱心にうなずきながら聞いていた。
 普通のオバサマと思っていたが、弁護士さんとかお医者さまとか学者とか、社会的地位も相当に高いオバサマだったのかもしれない。かく言う今井君も、かつては言うべきことはチャンと言う難しいサトイモだったのだが、最近はすっかり角もとれ、毛むくじゃらの皮も向けて、トローリやさしい煮っころがしになっちゃった。
ケーキ1
(川越でいただいたケーキ)

 煮っころがし君は、右の耳でマコトに論理的なクレームを聞きながら、お目目は窓から夏の日本の絶景を眺めていた。真夏の真っ青な空の下、まず見えてきたのは大分の国東半島。つづいて瀬戸内海の美しい島々。因島、小豆島、やがて前方に大きな淡路島が見えてきた。
 ついこの間も山口宇部の帰りのヒコーキで「まるで大きな地図帳を広げたみたいだ」と快哉を叫んだばかりだが、今日もヒコーキの真下には鳴門大橋が見える。激しい海流が南側に向かうのが分かり、橋の南側で大きな渦潮が出来ている。たくさんの観光船が渦の周囲に集まっている。
 5年も6年も前のこと、徳島での熱演の後で鳴門の渦潮を見に出かけた。いま思えば懐かしいが、今みたいに東進講師がメディアに出まくるようになる前は、出張のたびに暢気に観光を楽しんだものである。観光の最中に「あ、今井だ!!」みたいな絶叫が起こることも、あの頃はまだそれほど頻繁ではなかった。
ケーキ2
(ケーキを俯瞰する。ジュレ、フルーツ、ババロア。好きなものが揃って、サト助はすっかり感動である)

 ヒコーキはそのあと知多半島→御前崎→伊豆大島の上空を飛び、房総半島を大回りして、羽田空港には北側から進入。東京上空でトンビみたいに大きな輪を描いてグルリと回ったわけであるが、そのせいで遅れはいっそう大きくなった。
 今井君は羽田から都内への定額タクシーを「14時20分に」と予約してあった。ヒコーキの遅れのせいで、タクシーには完全に遅刻である。しかし、ヒコーキ会社とタクシー会社とでは力関係がまるっきり問題にならない。「ヒコーキが遅れたんで」と言えば、予約の時間を15分過ぎても、タクシー会社からの文句は一言も出ない。うーん、何だか可哀そうだ。
川越2
(埼玉県川越の大教室が満員になった 2)

 オウチに戻ってゆっくりお風呂に入り、ちょっとゆっくりしてから今日のお仕事に向かう。今日は川越で20時10分からだから、19時に到着すればいい。この日までは東京も酷暑が続いていて、ちょっと歩いただけで汗みどろであったが、夕方にちょっと雨が降って、急激に涼しくなってきた。
 こりゃありがたい。クマ蔵は北国育ちの暑がり屋だ。25℃で融けはじめ、30℃を超えると気を失いそうになる。35℃なんてのは言語道断であって、夏と太陽と熱さに対して怒り心頭に発し、クマが生きる糧は酷暑に対する怒りだけになる。
「バカ者、こんなに暑くなるとは何ごとだ。クソ、どんなに暑くてもオレは生き延びてやる。暑さなんかに負けるもんか!!」
マコトに風変わりな生き延び方である。
河口湖
(川越校に張り出された「河口湖にいざ出陣」。おお、クマどんも間もなく河口湖に出陣だ)

 西武新宿の駅から特急「小江戸」に乗った。電車が上石神井→小平→東村山と進むに従って次第に雲が厚くなり、所沢あたりで強い雨が降り始めた。ただし、夏の夕立とかゲリラ豪雨という強烈さではない。
 ついさっきヒコーキから眺めた関東平野には分厚い雲がかかっていたけれども、モクモク沸き上がる入道雲の列ではなくて、ちょっと背の高い雨雲が不承不承に1列に並んだ程度であった。今はちょうどあの雨雲の真下を走っているのである。
川越3
(埼玉県川越の大教室が満員になった 3)

 川越校は、この2~3年急激にキレイになった校舎である。別に改築したとか、大規模改修したとかではなくて、気のつく限りコマメに手を入れただけである。それでも昔と比較して圧倒的に清潔になった。校舎が清潔感で満たされると、生徒たちの熱意もグッと高まるものである。
 ロビーには趣味のいい音楽が低い音量で流れ続けている。前回来たときにはモーツァルトだったが、今日は加古隆。面談用のテーブルや椅子も注意深く配置され、掲示物の大きさや色彩まで計算し尽くされているようである。
 この活気溢れるキレイな校舎で今井君を待っていてくれた生徒諸君は、約160名。予備校バブル時代のなごりの大教室を満員にして、里芋サト助の熱演は20時10分開始、21時40分終了。文句なしの出来映えであって、「こんなに大爆笑の連続で、ホントに大丈夫?」と少し心配になるぐらいの盛り上がりになった。
ひまわり1
(五反田、ブラジル大使館前のヒマワリ 1)

 地元のトップ校・川越高校の諸君が圧倒的に多いから、教室の雰囲気は男子校のムード。というか、「戦前の旧制高校のムード」というレベル。もし今井君が心配になったとすれば、「こんなに迫力満点では、女子生徒たちが萎縮しちゃわないか?」ということぐらいである。
 しかし心配は全くいらない。校舎責任者の配慮で、校舎内には小さいながら女子優先のスペースも作られているし、何しろこれほど清潔感タップリだから、男子も女子もとても元気で嬉しそうな笑顔に溢れている。
 帰りも西武新宿線の特急に乗って、23時すぎに新宿到着。23時半から下北沢でちょっとした飲み会に参加した。飲み会と言っても、いつもの「とりを」で焼き鳥と馬刺をちょっとつついただけであるが、この多忙な日々の真っただ中、ホンの1時間でもハシャいで過ごせるのが嬉しい。
ひまわり2
(五反田、ブラジル大使館前のヒマワリ 2)

 翌19日は、お昼ちょうどに五反田のブラジル大使館に出向いた。10日前に申請したブラジル渡航のためのビザが今日もらえることになっている。サンパウロへの旅が間近に迫っていて、もうホテルもみんな予約してあるから、万が一ビザがもらえなかったら、予約も全部キャンセルしなきゃいけない。
 五反田駅前は、大きなヒマワリがたくさん花を咲かせ、真夏のお日さまに正面から顔を向けて、熱い風にゆらゆら果てしなく揺れていた。「ビザがダメだったらどうしよう?」という緊張の一瞬だったが、幸いすべてが杞憂。ホントによかった。これで来月のクマ蔵は、暢気にサンパウロの街をウロツキ回っていることになる。

1E(Cd) Casals:BACH/6 SUITEN FÜR VIOLONCELLO 1/2
2E(Cd) Casals:BACH/6 SUITEN FÜR VIOLONCELLO 2/2
3E(Cd) Preston:BACH/ORGELWERKE 1/6
4E(Cd) Preston:BACH/ORGELWERKE 2/6
5E(Cd) Preston:BACH/ORGELWERKE 3/6
total m122 y1177 d11372