Sun 130623 長野の酸っぱい寿司弁当 巣鴨で大熱演 初台の焼き肉屋で単独祝勝会
7月16日、朝9時の新幹線で長野から東京に戻る。もちろん、ホームで旨そうなお弁当を買って、ゆっくり車窓を眺めながら2時間弱を過ごそうという魂胆である。夕方から巣鴨でお仕事があるから、マコトに残念なことにお酒は飲めないが、弁当が旨ければそれで十分埋め合わせはつく。
ところが諸君、お弁当には当たりハズレがある。旅を楽しもうとウキウキしていたせいで、よく確かめずに手に取ったのが「信州寺町弁当」。グリーン車の大きな座席にどっかと腰を下ろして、ヨダレを垂らしながら開けてみると、あらら、お寿司のお弁当だ。
こりゃガッカリでござるよ。たかが駅弁なんかのことでガッカリ肩を落としているんじゃ、いい年をして大人げない限りではあるけれども、サトイモ軍曹はお寿司のお弁当はキライなのである。

(巣鴨、超満員)
もちろん、お寿司それ自体は大好き。でも、それをお弁当にして、衆人環視の中でお寿司を頬張るということになると、話は全く別である。何と言っても、周囲に迷惑がかかる。
「酸っぱいニオイがイヤだ」という人は少なくない。混雑した車内で酸っぱいお寿司の酸っぱいニオイをプンプンさせれば、酢の嫌いなヒト全員に迷惑がかかるじゃないか。
むかしむかし、新大阪から新幹線に乗ったら、京都から団体客がドヤドヤと乗り込んできて、グリーン車の半分を占拠。京都を出発するやいなや、添乗員とおぼしきオネエサマがみんなにお弁当を配り始めた。それがお寿司弁当であった。

(新幹線、JR長野駅の風景)
諸君、狭い車内でお寿司弁当が30個も40個も同時に消費されてみたまえ。車内の空気は一気に酸っぱくなり、酢のニオイで目までショボショボするアリサマ。実際、名古屋から乗ってきた男性客たちが「おい、何だか酸っぱくないか?」「そうだな」とお互いお鼻をひくひくさせていたのを覚えている。
しかも諸君、長野で買ったこのお弁当は完全にお寿司一本槍。お稲荷さんが2個、カツの入った太巻きが2個、残りのスペースはちらし寿司が占領している。「寿司をオカズに寿司を食べる」という趣向なのである。中でも、カツを酢飯で巻いた太巻きの酸っぱさが激しいことこの上ない。

(巣鴨で大熱演 1)
幸いなことに、7号車の乗客は今のところ今井君だけである。早めにこの酸っぱいのを胃袋に流し込んで、「空気が酸っぱいのはボクのせいじゃありません」と白ばっくれることにしちゃおう。そう考えた里芋サト助は、まだ新幹線が長野駅を発車する前に、目を白黒させながら酸っぱいお寿司を全部飲み込んでしまった。
ちょうど最後の一口を飲み込んだところに、7号車のもう1人の乗客が乗り込んできた。コワい顔をしたオジサンである。
「あれれ、こんなにガラガラなのに、何でボクチンの真うしろの席に座るの?」
「その辺は、まだスゴく酸っぱいよ」
「こんなコワい顔のオジサンに『酸っぱいぞ』って、怒られたらイヤだな」
とずいぶん心配したが、幸いなことに何も言われずに済んだ。そもそもそんな心配をしている今井君だって、同じぐらいコワい顔のオジサンなのである。
以上のような成り行きを経て、「車窓を眺めながらのんびり弁当を楽しんでいこう」というサト助のもくろみは見事に崩れ去った。上田→佐久平→軽井沢と停車するうちに、いつか車内は満員になってしまったから、酸っぱいお寿司を早めに胃袋におさめたのは正解だった。しかし、お寿司じゃない弁当だったら、この旅もさぞかし楽しかっただろうと思う。

(巣鴨で大熱演 2)
いったんオウチに帰って、ゆっくりお風呂につかってから、今日のお仕事のある巣鴨に出かける。有名な「オバーチャンの原宿」であるが、もちろんオバーチャンたちを相手に熱い講演を繰り広げるわけではない。巣鴨にも、チャンと巣鴨の高校生たちが待ち受けていてくれるのである。
巣鴨校に集まってくれたのは約100名。19時ちょうどに開始、今日も昨日と同じようにクマ蔵は絶好調で、開始5秒で最初の爆笑がわきおこり、あとはいつもの通り20秒に1回の今井スタンダードを最後まで継続した。どのぐらいのボルテージの笑いが継続するか、ま、下の写真で確認してくれたまえ。

(巣鴨でも今井スタンダード 1)
笑いというものを、聴覚でなく視覚で確認できるというのは、ちょっとした事件と言っていい。しかも諸君、いま諸君は笑いを後ろ姿で確認したのだ。正面向きの写真で笑顔を確認ということなら、別に珍しいことでもないが、後ろ姿を一瞬眺めただけで「おお、激しく笑っているな」と分かるのは、日本でも、おそらく世界でも、今井君の授業ぐらいのものである。
この笑いが、実際の授業を受けているブースでも発生するのだから、たいへんなことである。今井の授業を受講中の生徒は、背中を見ればわかるのだ。いつでも背中が激しく震えている。
「そんなに笑っていて成績があがるのか?」とか、馬鹿げた疑問を持つヒトが稀にいてクマ蔵はビックリするのだが、何を言ってるんだ、笑うからこそ進歩があるんだし、爆笑のない授業なんかじゃ、生徒はちっとも進歩しない。
分かるから楽しいのだし、楽しいから笑う。仏頂面や無表情が支配する授業は、つまらないからそうなるんだし、つまらなければ眠くなる。「ああ、つまんねえ」「ああ、ネミー」みたいな授業で成績が伸びるワケないじゃないか。

(巣鴨でも今井スタンダード 2)
21時、お仕事が終わるやいなや、今井君は逃げるようにして校舎を出る。講師がいつまでもダラダラしていれば、生徒もいつまでもダラダラするに決まっている。講師と雑談し、握手したりサインを求めたり、写真の撮影会が始まったりして、時間がどんどん無駄になる。
生徒たちは、走って帰るべきである、走って帰るんじゃなかったら、直ちに自習室に入って勉強するか、まだ21時なんだから、授業を1つぐらい受講したってかまわない。大事なことは、講師とデレデレ話し込んで時間を無駄にしないことなのだ。

(信州寺町弁当)
講師は率先垂範すべきである。他山の石や他山のサトイモになるのも悪くないが(昨日の記事参照)、そのとき生徒の時間をムダにするようでは、講師として3流である。
「走って帰って、今晩から毎日欠かさずに英語の音読を30分」
「講師とデレデレしている暇があったら、1ページでも2ページでも音読」
そういう話を90分した直後に、講師がデレデレしているんじゃ、絶対に率先垂範にならない。

(お寿司づくしの風景)
そこで率先サトイモ君は、巣鴨の駅前からタクシーに乗り込む。電車で帰るものもいいが、「走って帰る♨」という感覚を濃厚に醸しだすには、やっぱりタクシーがいい。
ちょうど交差点を曲がってきたチェッカータクシーを止めて、「初台と幡ヶ谷の中間あたりで止めてください」と告げると、運転手さんも張り切ってアクセルを踏んだ。巣鴨から初台なら3500円ぐらい。まあ悪くないお客である。

(赤身肉の風景)
「あれれ、今井って、代々木上原じゃないの?」であるが、誰がオウチに帰るって言いました? サトイモ軍曹は率先垂範して、これからモリモリ焼き肉を食べに出かけるのだ。腹が減ってはイクサができないのと同じように、しっかり食べなきゃ勉強だっておぼつかない。
まあそういうことにして、この春以来5~6回目になる初台「可禮亜」に入った。朝日新聞「首相動静」によれば、つい4~5日前に安倍晋三どんも来たらしい。総理大臣の馴染みのお店にしょっちゅう出入りするというのも、なかなか光栄な話である。

(初台「可禮亜」のミノとギアラ)
昨日は石破サンを東京駅で見かけ、今日は首相の馴染みの焼き肉屋に入る。まるで政治家オタクであり、政治的ミーハーを感じるが、まあ許してくれたまえ。だってこの店のホルモンは抜群に旨いのだ。海鮮山盛りの「磯焼き」も、文句の余地なく旨かった。
1E(Cd) Philip Cave:CONONATION OF THE FIRST ELIZABETH
2E(Cd) Rachel Podger:TELEMANN/12 FANTASIES FOR SOLO VIOLON
3E(Cd) Sirinu:STUART AGE MUSIC
4E(Cd) Rampal:VIVALDI/THE FLUTE CONCERTOS 1/2
5E(Cd) Rampal:VIVALDI/THE FLUTE CONCERTOS 2/2
total m107 y1162 d11357
ところが諸君、お弁当には当たりハズレがある。旅を楽しもうとウキウキしていたせいで、よく確かめずに手に取ったのが「信州寺町弁当」。グリーン車の大きな座席にどっかと腰を下ろして、ヨダレを垂らしながら開けてみると、あらら、お寿司のお弁当だ。
こりゃガッカリでござるよ。たかが駅弁なんかのことでガッカリ肩を落としているんじゃ、いい年をして大人げない限りではあるけれども、サトイモ軍曹はお寿司のお弁当はキライなのである。

(巣鴨、超満員)
もちろん、お寿司それ自体は大好き。でも、それをお弁当にして、衆人環視の中でお寿司を頬張るということになると、話は全く別である。何と言っても、周囲に迷惑がかかる。
「酸っぱいニオイがイヤだ」という人は少なくない。混雑した車内で酸っぱいお寿司の酸っぱいニオイをプンプンさせれば、酢の嫌いなヒト全員に迷惑がかかるじゃないか。
むかしむかし、新大阪から新幹線に乗ったら、京都から団体客がドヤドヤと乗り込んできて、グリーン車の半分を占拠。京都を出発するやいなや、添乗員とおぼしきオネエサマがみんなにお弁当を配り始めた。それがお寿司弁当であった。

(新幹線、JR長野駅の風景)
諸君、狭い車内でお寿司弁当が30個も40個も同時に消費されてみたまえ。車内の空気は一気に酸っぱくなり、酢のニオイで目までショボショボするアリサマ。実際、名古屋から乗ってきた男性客たちが「おい、何だか酸っぱくないか?」「そうだな」とお互いお鼻をひくひくさせていたのを覚えている。
しかも諸君、長野で買ったこのお弁当は完全にお寿司一本槍。お稲荷さんが2個、カツの入った太巻きが2個、残りのスペースはちらし寿司が占領している。「寿司をオカズに寿司を食べる」という趣向なのである。中でも、カツを酢飯で巻いた太巻きの酸っぱさが激しいことこの上ない。

(巣鴨で大熱演 1)
幸いなことに、7号車の乗客は今のところ今井君だけである。早めにこの酸っぱいのを胃袋に流し込んで、「空気が酸っぱいのはボクのせいじゃありません」と白ばっくれることにしちゃおう。そう考えた里芋サト助は、まだ新幹線が長野駅を発車する前に、目を白黒させながら酸っぱいお寿司を全部飲み込んでしまった。
ちょうど最後の一口を飲み込んだところに、7号車のもう1人の乗客が乗り込んできた。コワい顔をしたオジサンである。
「あれれ、こんなにガラガラなのに、何でボクチンの真うしろの席に座るの?」
「その辺は、まだスゴく酸っぱいよ」
「こんなコワい顔のオジサンに『酸っぱいぞ』って、怒られたらイヤだな」
とずいぶん心配したが、幸いなことに何も言われずに済んだ。そもそもそんな心配をしている今井君だって、同じぐらいコワい顔のオジサンなのである。
以上のような成り行きを経て、「車窓を眺めながらのんびり弁当を楽しんでいこう」というサト助のもくろみは見事に崩れ去った。上田→佐久平→軽井沢と停車するうちに、いつか車内は満員になってしまったから、酸っぱいお寿司を早めに胃袋におさめたのは正解だった。しかし、お寿司じゃない弁当だったら、この旅もさぞかし楽しかっただろうと思う。

(巣鴨で大熱演 2)
いったんオウチに帰って、ゆっくりお風呂につかってから、今日のお仕事のある巣鴨に出かける。有名な「オバーチャンの原宿」であるが、もちろんオバーチャンたちを相手に熱い講演を繰り広げるわけではない。巣鴨にも、チャンと巣鴨の高校生たちが待ち受けていてくれるのである。
巣鴨校に集まってくれたのは約100名。19時ちょうどに開始、今日も昨日と同じようにクマ蔵は絶好調で、開始5秒で最初の爆笑がわきおこり、あとはいつもの通り20秒に1回の今井スタンダードを最後まで継続した。どのぐらいのボルテージの笑いが継続するか、ま、下の写真で確認してくれたまえ。

(巣鴨でも今井スタンダード 1)
笑いというものを、聴覚でなく視覚で確認できるというのは、ちょっとした事件と言っていい。しかも諸君、いま諸君は笑いを後ろ姿で確認したのだ。正面向きの写真で笑顔を確認ということなら、別に珍しいことでもないが、後ろ姿を一瞬眺めただけで「おお、激しく笑っているな」と分かるのは、日本でも、おそらく世界でも、今井君の授業ぐらいのものである。
この笑いが、実際の授業を受けているブースでも発生するのだから、たいへんなことである。今井の授業を受講中の生徒は、背中を見ればわかるのだ。いつでも背中が激しく震えている。
「そんなに笑っていて成績があがるのか?」とか、馬鹿げた疑問を持つヒトが稀にいてクマ蔵はビックリするのだが、何を言ってるんだ、笑うからこそ進歩があるんだし、爆笑のない授業なんかじゃ、生徒はちっとも進歩しない。
分かるから楽しいのだし、楽しいから笑う。仏頂面や無表情が支配する授業は、つまらないからそうなるんだし、つまらなければ眠くなる。「ああ、つまんねえ」「ああ、ネミー」みたいな授業で成績が伸びるワケないじゃないか。

(巣鴨でも今井スタンダード 2)
21時、お仕事が終わるやいなや、今井君は逃げるようにして校舎を出る。講師がいつまでもダラダラしていれば、生徒もいつまでもダラダラするに決まっている。講師と雑談し、握手したりサインを求めたり、写真の撮影会が始まったりして、時間がどんどん無駄になる。
生徒たちは、走って帰るべきである、走って帰るんじゃなかったら、直ちに自習室に入って勉強するか、まだ21時なんだから、授業を1つぐらい受講したってかまわない。大事なことは、講師とデレデレ話し込んで時間を無駄にしないことなのだ。

(信州寺町弁当)
講師は率先垂範すべきである。他山の石や他山のサトイモになるのも悪くないが(昨日の記事参照)、そのとき生徒の時間をムダにするようでは、講師として3流である。
「走って帰って、今晩から毎日欠かさずに英語の音読を30分」
「講師とデレデレしている暇があったら、1ページでも2ページでも音読」
そういう話を90分した直後に、講師がデレデレしているんじゃ、絶対に率先垂範にならない。

(お寿司づくしの風景)
そこで率先サトイモ君は、巣鴨の駅前からタクシーに乗り込む。電車で帰るものもいいが、「走って帰る♨」という感覚を濃厚に醸しだすには、やっぱりタクシーがいい。
ちょうど交差点を曲がってきたチェッカータクシーを止めて、「初台と幡ヶ谷の中間あたりで止めてください」と告げると、運転手さんも張り切ってアクセルを踏んだ。巣鴨から初台なら3500円ぐらい。まあ悪くないお客である。

(赤身肉の風景)
「あれれ、今井って、代々木上原じゃないの?」であるが、誰がオウチに帰るって言いました? サトイモ軍曹は率先垂範して、これからモリモリ焼き肉を食べに出かけるのだ。腹が減ってはイクサができないのと同じように、しっかり食べなきゃ勉強だっておぼつかない。
まあそういうことにして、この春以来5~6回目になる初台「可禮亜」に入った。朝日新聞「首相動静」によれば、つい4~5日前に安倍晋三どんも来たらしい。総理大臣の馴染みのお店にしょっちゅう出入りするというのも、なかなか光栄な話である。

(初台「可禮亜」のミノとギアラ)
昨日は石破サンを東京駅で見かけ、今日は首相の馴染みの焼き肉屋に入る。まるで政治家オタクであり、政治的ミーハーを感じるが、まあ許してくれたまえ。だってこの店のホルモンは抜群に旨いのだ。海鮮山盛りの「磯焼き」も、文句の余地なく旨かった。
1E(Cd) Philip Cave:CONONATION OF THE FIRST ELIZABETH
2E(Cd) Rachel Podger:TELEMANN/12 FANTASIES FOR SOLO VIOLON
3E(Cd) Sirinu:STUART AGE MUSIC
4E(Cd) Rampal:VIVALDI/THE FLUTE CONCERTOS 1/2
5E(Cd) Rampal:VIVALDI/THE FLUTE CONCERTOS 2/2
total m107 y1162 d11357