Sat 130622 長野での絶好調と大熱演 名言に一瞬ションボリする他山のサトイモ | 今井宏オフィシャルブログ「風吹かば倒るの記」Powered by Ameba

Sat 130622 長野での絶好調と大熱演 名言に一瞬ションボリする他山のサトイモ

 7月15日午後4時、長野駅に到着すると、早速「今井先生ですか」と声をかけられた。「東京駅でも先生を見かけたんですが、同じ新幹線で長野に帰ってきました」と言う。
 石破サンも注目のマトだが(昨日の記事参照)、里芋サト助を注目している人も決して少なくない。油断大敵、町中で鼻毛なんか抜いていたら、あっという間に「今井が鼻毛を抜いていた」という情報が全国を駆け巡る。
 幸い、今井君には人前で鼻毛を抜くような悪癖はないから「ひとまず安心」だけれども、とにかくみっともないマネは一切できない。多くの人が読んでいるブログで漢字を間違えるなどというのもマコトにみっともないので、Mac君の変換の間違いには常にヒヤヒヤしている。
長野1
(長野での大熱演 1)

 真夏の長野は初めてである。こんなに爽やかな涼しい風が吹き渡っているとは予想もしなかった。さっきまでうろつき回っていた東京は35℃、長野は28℃である。新幹線を降りるなり、多くの乗客が「うぉ、涼しいねぇ」と声をあげたし、サトイモ君もエスカレーターをのぼりながら、思わず深呼吸してみたものだった。
 長野校は、長野の駅から徒歩7~8分。駅前の雑踏と喧噪がおさまったあたりの雑居ビルである。初めて長野校に来たのは真冬の夕暮れ時だったから、あたりはもう真っ暗。なかなか校舎が見つからなくて、ずいぶん右往左往した記憶がある。
ケーキ
(スタンダードなケーキ)

 7月の午後4時だから、要するにまだ真っ昼間の明るさ。初めて昼の光で眺めてみた長野校は、意外なほどキレイで清潔な建物であった。スタッフがエレベーターの前に勢揃いして出迎えてくれたし、きわめてスタンダードなケーキもたいへんおいしかった。
 「直売所で買ってきました」「今朝とれたばかりだそうです」というプラムも、冷えたところを1個バリバリかじってみた。この冷えっぷり、おそらく冷蔵庫で冷やしておいてくれたのだ。ありがたや&ありがたやでござる。
 考えてみれば、今井君はあんまりサクサクしたフルーツを食べない。サクランボ、メロン、バナナ、マンゴー、みんな大好きだが、サクサク爽やかな歯触りのものを食べたのは久しぶりだ。おお、旨かった。
新鮮プラム
(新鮮プラム)

 長野校には、130名ものヒトビトが集まってくれた。保護者の方々も10数名が参加。定員をはるかに超えるパンパンの聴衆を前に、今井君はいつもの絶好調に輪をかけた超&超♡絶好調であって、大熱演に歯止めが効かなくなるぐらいである。
 17時05分開始、18時45分終了。ホントは18時35分に終わらなければならないところ、超♡絶好調のせいで思わず10分も延長してしまった。うーん、今井君もまだまだ未熟であるのぉ。
 だって、冒頭から司会者が「では、大きな声で拍手しましょう」と、大コケにコケてくれたんだ。正しくは「大きな拍手でお迎えしましょう」なのに、「大きな声で拍手」だなんて、素晴らしいサービス精神じゃないか。
 そこを徹底的にイジっているうちに、サトイモは一気に熟成して、頭から激しく湯気が噴出する勢いになった。止まらない、止まらない。いくらしゃべっても止まらない。スキーに例えれば、大きなコブのはりついた急斜面をほとんど直滑降で進む爽快感である。
長野2
(長野、130名の風景)

 今井君の目の前では、130名の大爆笑が休むことなく炸裂し続ける。130名も集まれば、例の「かたくなな無表情」の御仁も必ず2名か3名紛れ込んでいるのものであるが、今日の長野には1人もいない。
 パパも、ママも、よく笑ってくれた。これほどの爆笑の速射砲には、場合によっては表情を歪めるカタが出る危険性もあるのだが、今日は全く見当たらない。
 いやはや、後半の山場あたりでは、笑いはほとんど苦悶の叫びにかわり、苦悶の表情の中から、「よし、走って帰って、今日から徹底的にやってやっか!!」という決意がムラムラとわきあがるのがわかった。ムラムラとわきあがり、メラメラと燃える。おお、素晴らしい。全く素晴らしい。
長野3
(こんなガッツポーズもあります)

 大喝采の中いったん講師控え室に戻ると、壁一面に世界の偉人たちの名言が貼り出されている。大成功の興奮の中、サトイモ男爵も数々の名言に目を走らせてみた。諸君、こんな厳しいヒトコトがある。
「明日は何とかなると思う馬鹿者。今日でさえ遅すぎるのだ。賢者は昨日済ませている(チャールズ・ホートン・クーリー)」
ヒエー、こりゃ厳しいね。ボクはいつも「明日は何とかなる」とニヤニヤごまかしながら、ここまで来た。つまり「馬鹿者」である。しょんぼり。「賢者は昨日済ませている」か。うーん、何となく、夢も希望もないでござるよ。
 しょんぼり落ち込んでいると、お隣で日本の偉人が
「大事をなさんと思わば、小なることを怠らず勤むべし。小積もりて大となればなり(二宮尊徳)」
「小さいことを積み重ねるのが、とんでもないところへいくただ一つの道だと思っています(イチロー)」
と、200年の時を超えて同じことをおっしゃっておられる。これにはサトイモ君も大賛成。ボクチンみたいな「明日は何とかなる的バカ者」も、小さく小さく積み重ねていくのは大好き。諸君、とにかく基礎基本♡徹底だ。
長野4
(生徒代表の挨拶と、落ち着きのないクマ蔵)

 ホクホクしていると、そのお隣にまたまた厳しいお言葉が。
「物のなる人、朝起きや身を働かせ、小食に忠孝ありて灸を絶やさず。物のならぬ人、夜遊びや朝寝昼寝に遊山好き、引っ込み思案油断不根気(細川幽斎)」
おやおや、クマ君は「物のならぬ人」の典型のようだ。夜遊び、朝寝、昼寝、みんな大好き。世界中を物見遊山で歩き回って、8月には「東京→シカゴ→サンパウロ→パリ→東京」と地球をグルリと1周する「第2次ンラゼマの旅」を企画中だ。
 油断も大好き。根気は全然続かない。「こんなダラしない人が、予備校講師なんかしてていいの?」であるが、まあそんなに厳しいこと言いなさんな。授業が異様なほど面白くて上手なんだから、少しぐらいダラしなくたって、仕方ないじゃないか。
 あと、「他山の石」という価値もあるんでござんすよ。より正確には「他山のサトイモ」であり「他山のクマ蔵」であるが、若い諸君に「こんなふうになっちゃいけないよ」と示し続けるのも、また立派なお仕事。そのためなら、よそのお山にいつまでも、サトイモ岩としてゴロリと転がっている覚悟がござんす。
長野5
(長野のサト助、拡大図)

 しかも、このサトイモ岩、岩としてはまだ意外なほど若い。いつ立ち上がって歩き出すか分からない。大魔神のように目を覚まして歩み始めれば、もう誰にも止められないエネルギーを秘めている。
「私はこの世界に、何かをやり遂げるために生まれてきたのだ(野口英世)」
「断じて行えば、鬼神もこれを避ける(西郷隆盛)」
 ゴロリとお山に転がっていた暢気なサトイモ岩が、何かの弾みで目を覚まし、「何かをやり遂げよう」「断じておこなおう」と歩み始めたりすれば、それこそたいへんなことになりそうだ。鬼神も避ける里芋サト助。うにゃにゃ、意外にその日が近かったりして。

1E(Cd) Oortmerssen:HISTORICAL ORGAN AT THE WAALSE KERK IN AMSTERDAM
2E(Cd) Philip Cave:PHILIPPE ROGIER/MAGNIFICAT
3E(Cd) Savall:ALFONS V EL MAGNÀNIM/EL CANCIONERO DE MONTECASSINO 1/2
4E(Cd) Savall:ALFONS V EL MAGNÀNIM/EL CANCIONERO DE MONTECASSINO 2/2
5E(Cd) RUSSIAN MEDIEVAL CHANT
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