Sat 130615 今日の仕事は映画館 400名、ホントに超満員にしてくれた 大祝勝会のこと | 今井宏オフィシャルブログ「風吹かば倒るの記」Powered by Ameba

Sat 130615 今日の仕事は映画館 400名、ホントに超満員にしてくれた 大祝勝会のこと

 7月8日、今度は浜松から高松に移動する。西から東へ、東から西へ、まさに「東奔西走」であって、めまぐるしいこと限りない。朝9時の新幹線でまず品川に向かった。もちろん、品川→羽田空港→香川県高松という経路である。
 「香川県高松」と言う呼び方にはもちろん反論があって、地元では「うどん県」のポスターがそこいら中に張り出されている。郷に入っては郷に従わなければならないから、「今日の今井君は、うどん県高松でお仕事でーす♡」ということにしておく。
映画館1
(高松。400名強が詰めかけてくれた)

 浜松も高松もこの日が「一斉に梅雨明け」のギラギラ照りだったから、ちょっと太めのクマさんは朝からすっかり汗まみれ。例の「予想の5倍重いカバン」に3日分の着替えを詰め込んで旅しているが、もう予備の下着もなくなってしまった。
 そこで、ホテルにチェックインして最初の仕事は、今日もまたお洗濯。洗面台にお湯をはって、汗にまみれた自分のシャツを洗う、マコトに地道なサトイモ君がそこにいた。今日の宿泊はJRホテルクレメント高松。2年前までは全日空のホテル系列だったが、ま、しばらく来ないうちにいろいろあったんでござるね。
ジュレ
(控え室で、ジュレとフルーツのケーキをいただく)

 で、夕方6時、いよいよ今日のホントのお仕事に向かうことになった。今日のお仕事は、ビックリしなさんな、「映画館でのお仕事」である。うどん県高松の中心部からクルマで10分ほどのところに大きなイオンがあって、ワーナーマイカルのシネコンプレックスが入っている。そこでヒト仕事やっちゃおうという企画である。
 とは言っても、サトイモ君は別に映画のヒーローでも何でもないから、舞台挨拶を依頼されたわけではない。高松の生徒たち400名がここに集まり、今井君はいつも通りのトークを繰り広げる。映画館をその会場に借りたというだけのことである。
ポスター
(映画館開催ということで、こんなポスターを作ってくれた。企画賞ものである)

 とはいえ、やっぱりここは映画館だ。マコトに花やかな雰囲気であって、せっかくこんなところに来たんだから、ボクチンも映画の1本ぐらいは見て帰りたい。上映中なのは、「ワイルドスピード・ユーロミッション」「アフターワース」「100回泣くこと」「華麗なるギャツビー」など。うーん、どれもみんな悪くないでござる。
シネコン
(シネコンの風景)

 しかし諸君、サトイモ君はわざわざうどん県高松まで映画を見に来たわけじゃない。キャパシティ400強の映画館に、400名強の受講生を集めて、英語の勉強について90分間トークを繰り広げなければならないのだ。まず何と言っても大問題なのは、「ホントーに、400名も来てくれるの?」ということである。
 控え室には大きなバックスバニーが飾られ、大好きなケーキが2個も準備されている。スタッフがブログを熟読してくださっているらしくて、用意されたケーキは「フルーツとジュレ」という今井君の理想のケーキである。
クマスプーン
(クマちゃんスプーンとケーキ)

 何もかもが花やかで楽しいのだが、その花やかさの片隅に
「あんな大きな会場が満員になるのかな」
「ガラガラなんてのは、カッコ悪いな」
という暗い影がズッシリ重たくのしかかってくる。里芋サト助は、見た目以上に気が小さいのだ。
 20時、いよいよ本番である。映画館全体は静まり返っていて、どの映画も20名か30名の入り。確かに、今日は平日だ。平日の夜8時とか9時とかから、郊外のシネコンで11時近くまで映画を見るという人は多くないだろう。だからこそ、この映画館で一番大きな大ホールを借りられたのだ。
客席
(客席。ここが満員になる)

 今日の司会は、かつて香川県の放送アナウンスコンテストで優勝した経験のあるオカタ。高校野球香川県大会の場内アナウンスも担当したというスバラシイ女子であって、今井君の紹介を聞いてみると、「うーん、さすがであるね」という巧みさである。
 20時10分、司会に促され、大きな拍手を受けてステージに上がる。緊張の一瞬である。すると、うぉ、満員だ。キャパシティ400強の映画館に、ウソでも何でもなくて、チャンと400名強が集まっている。
 「ワイルドスピード」も「100回泣くこと」も20人か30人なのに、ボクチンのところばっかりハミ出すぐらいの満員。「ゲロ、チョー満員だぜぇ」というたいへんワイルドな喜びがコミアゲてきた。スタッフの皆さんの奮闘に、ただただ感謝するばかりである。
映画館2
(椅子が深いので頭しか写っていないが、間違いなく満席だ)

 後から尋ねてみると、最初は同じ映画館でキャパシティ240名のホールを借り、「240名、意地でも満員にしようぜ」と誓い合ったのだという。「240名という目標自体、我々にとってはチャレンジでした」と若手のスタッフが熱く語ってくれた。
 ところが、あっという間に240名の部屋は満員になった。
「このまま『満員締め切り』でいいんじゃないか」
「あとは『キャンセル待ち』にしちゃおうか」
という弱気な考えも一瞬浮かんだそうだ。そりゃそうだ。いったん無事が確認された以上、それ以上危険な賭けに出るのはバカバカしいと考えるのが、人間の常である。
映画館3
(大映画館が満席の風景)

 ところが、「いや、400名を目指そう」と、誰ともなく言い出したのである。1ランクも2ランクも目標を高く設定して、安全地帯からさらに攻撃にうってでる。素晴らしい、全く素晴らしい。昨日の段階で申込者393名。残り10名ほどを求めて、今朝も炎天下の校門配布に出たのだと言う。
 そういう奮闘努力の跡を感じて、Mr. Satoimoが張り切らないわけはない。考えてみれば、ホンの3日前には38℃近い高熱をだしてオウチで一晩ウナり続けていたし、さすがにまだ少々調子が悪いのだけれども、スタッフの奮闘努力をフイにするようでは完全にプロ失格である。
ケーキ
(こっちのケーキは食べるヒマがなかった)

 ステージにあがった今井君のボルテージは、いやが上にも急上昇する。そりゃ、いろいろ悪条件だってある。
① ステージが暗すぎて、後方のヒトにはホワイトボードの文字なんかほとんど見えていない。
② 防音効果が高いので、受講生たちの笑い声がいつもみたいにバンバン跳ね返ってきてくれない
③ 開始20分後ぐらいからマイクの調子が悪くなって、今井君の声に雑音が絶えずシャカシャカかぶるようになってしまった。
以上、「映画館でやってみよう」と思いついたときには予想もしなかったであろう様々な悪条件が重なった。
バックスバニー
(控え室のバックスバニーと)

 しかし諸君、そんなことを理由に機嫌が悪くなったりするのは、やっぱりシロートに過ぎない。サトイモ将軍みたいな超ベテランは、あらゆる悪条件をプラスにかえるスベを熟知している。400名の大爆笑は時間の経過とともにどんどんボルテージが上がり、90分後には400名全員が笑いすぎ、疲れ果ててしまった。
 長文読解がなぜ弱いのか。長文読解とリスニングを強化する3つの方法とは。太宰治「走れメロス」をどんなふうに読めれば、ホントの読解力と言えるのか。では、どこから始めればいいか。こんなマジメなトーク内容で、90分に200回近い大爆笑を呼ぶ。いやはや、超ベテランとは恐るべき存在である。
祝勝会
(大祝勝会の風景)

 終了後、高松の中心街に戻って、今日も若いスタッフ諸君が中心の大祝勝会になった。そりゃそうだろう。400名規模となると、今井君だって1年に7~8回しか経験しない。
 しかも、まだ誰もやったことのない映画館開催だ。中心になって運営にあたった若手の皆さんは、さぞかし嬉しかったことだろう。今井君はまだカンペキな本調子ではないが、赤ワインを1ボトル抱え込んで、ちびちび飲みながら今日の大成功を祝った。
 左隣の女子は宮城県出身の香川大学医学部生。東北大学を中退して、香川大の医学部に入ったのだそうだ。正面の男子も同じ香川大学医学部4年生。医学部に通いながらバイトもチャンとこなす。マコトに立派なヒトビトである。司会をやってくれたスタッフも含め、今日は未成年のヒトが皆無だったので、完全な無礼講になった。
 店のヒトも今井君を知っていて、店に入るや否や「あ、テレビに出てるヒトだ!!」「スタンプ、もってまーす!!」とハシャいでみせてくれた。資格試験のために勉強中なので、今井のスタンプを大事にしてくれているのだという。
 日付が変わる頃、オヒラキ。お店のヒトと記念写真を撮って、ホテルクレメントの部屋に戻った。今日もまたスンバラスイ1日であった。

1E(Cd) Jan Garbarek:IN PRAISE OF DREAMS
2E(Cd) Bill Evans & Jim Hall:INTERMODULATION
3E(Cd) John Dankworth:MOVIES ’N’ ME
4E(Cd) Duke Ellington: THE ELLINGTON SUITES
5E(Cd) Bill Evans Trio:WALTZ FOR DEBBY
total m72 y1127 d11322