Wed 130605 理容室そがわ かつくらでお茶漬け インターコンチでの出会い | 今井宏オフィシャルブログ「風吹かば倒るの記」Powered by Ameba

Wed 130605 理容室そがわ かつくらでお茶漬け インターコンチでの出会い

 ブログ開設時に「10年」「毎日」と設定した10年の折り返し点を過ぎ、いよいよ後半の5年=1826回を走り出した。後半1826回の最初の記事を、大阪・伊丹空港の床屋さんでの微笑ましいエピソードから語り始めることが出来るのは、サトイモ君としてもたいへん光栄に感じている。
 もちろんそれは、あまりにもありふれたエピソードである。思わず涙があふれるとか、感動にコブシを突き上げるとか、そんな激しいシーンでは全くない。ただ、3ヶ月か4ヶ月ぶりに入った床屋さんで、「ブログに紹介してもろうて、ありがとうございます」と、満面の笑顔で迎えられただけのことである。
 床屋さんは、伊丹空港内の「そがわ」。「これからますます忙しくなるから、今日あたりキチンと毛刈りをしとかなきゃな」と考え、春に1度だけ入ってみてとても感じの良かった「そがわ」を思いついた。
 すると、お店の人たちもサトイモ男爵をチャンと記憶してくれていたのである。ダンナがまず「紹介してもうて、ホンマ助かります」と頭を下げ、「高3の娘がおりましてな。『今井先生のスタンプ持ってる』って威張ってましたでぇ」と大笑いしてくれた。
LINEスタンプ
(LINEスタンプ7月キャンペーン、今井君。「基本。」の文字がうれしい)

 おやおや。今井君は実は「LINEのスタンプ」と言われても何のことやら理解できないのであるが、「7月から新しくLINEのスタンプキャンペーンが始まります」「今井先生のは、これです」と、紙媒体のコピーを手渡されてはいたのだ。
 おそらく明後日からその「キャンペーン」が始まるので、そろそろこの場で紹介してもフライイングにはならないだろう。床屋さんにも、「7月からまた新しいスタンプが出ますからよろしく」と、笑って伝えておいた。
看板
(理容室そがわ)

 前回も今回もクマ蔵のアタマを担当してくれた若いスタッフが、ビックリするぐらい丁寧で、ホントに感じのいいヒトである。特に、サトイモ君の特徴であるこの濃いヒゲを処理するとき、顔にタオルをかけてくれるのが嬉しい。
 諸君、このおヒゲは、アタマの丸刈りと同じ6mmのバリカンで刈るのであるが、刈られた毛は容赦なく目にも口にも入ってくる。普通の床屋さんだと、まるで機関銃のタマのようにヒゲが目と口を襲うのを、「我慢してください」という感じで、何のケアもしてくれないから、今井君は息をすることも出来ない。
 ところがここだと、顔全体にタオルを広げて、チャンと目と口を守ってくれる。うにゃにゃ、ありがたい。「先週もこの空港にいらっしゃってましたよね」と声をかけられたが、なるほど先週は姫路の講演会で大阪空港を利用し、大好きな「かつくら」で昼飯を食べた。
外観
(そがわ遠景)

 調べてみると、「そがわ」は池袋に本社のある大きなチェーン店。HPにはチャンと伊丹空港店も掲載されている。創業は昭和28年の大阪。諸君、今井君はそれだけで感激するのである。終戦直後、昭和28年の大阪の光景を思い浮かべてみたまえ。大阪が一番光り輝いていた時期の1つではないだろうか。
 今井君は、常に昭和30年前後の大阪のように生きたいのである。確かに、繁栄の中心は東京。しかしヒトビトは、強烈な一極集中で膨張し続ける東京に飲み込まれることを拒絶し、「大阪は、大阪や」「大阪こそ日本の真ん中や」と無意味なほど頑固に肩肘はって、確かに安くて旨い、間違いなく安くて旨い大阪文化を作り上げていったのである。
かつくら
(また「かつくら」にトンカツを食べにいく)

 妙なことに感動していたら、妙なほどお腹がすいた。サトイモ男爵はバカだから、「では今日もトンカツ食べていきますかね」と心を決めた。1週間に2回も「かつくら」に入るヒトはなかなかいないだろうが、一度「こう」と心を決めた今井君の行動は早い。ぬっと店に入り、迷うことなく「三元豚ヒレカツ、一番大きいヤツ」と注文した。
 三元豚ヒレカツには70グラムから260グラムまでいろんな大きさがあって、「一番大きいヤツ」とは、もちろん260グラムである。お昼からそんなのをワシワシ食べるのも気が引けるが、せっかくだ、そのぐらいいいじゃないか。
 ご飯もキャベツも味噌汁も、全部「オカワリ自由」なのが「かつくら」のスンバラシイところ。味噌汁は1回、キャベツは2回オカワリするのが今井君流である。
具沢山
(具だくさんな味噌汁が旨い)

 隣のテーブルには、秋田弁丸出しの2人のオジーサンが座っている。うぉ、完全な正調・秋田弁だ。うぉ、こりゃ懐かしいや。
   ふるさとの 訛りなつかし 
   大阪の トンカツ屋さんに 
   そを聞きに行く
今井君はいきなり石川啄木どんに化け、隣のテーブルの正調・秋田弁に聞き入った。息子の嫁さんの悪口。日々悪化する胃腸の具合についての愚痴。「んだのに、こうしたトンカツなんか、食べてていいんだべか?」。これほど完璧な秋田弁を話せる人間は、今や絶滅危惧種かと思っていたが、何だ、大阪のこんなところに隠れていたのである。
茶漬け
(お茶漬け)

 胃腸を気にしていたジーサンがポケットから太田胃散を取り出したところで、今井君は意気揚々と「お茶漬け」にとりかかった。目の前には、オカワリ自由の麦飯と熱い焙じ茶。こんな旨そうな焙じ茶があったら、誰が何と言おうとお茶漬けでござるよ。
 もちろん、友人でも家族でも、同じテーブルに誰かが一緒にいたら、さすがのサトイモ君でもこんな暴挙には出ない。きっと泣いて止められる。しかし今日の大阪の今井君は、まさに天涯孤独の身である。
 お隣には秋田弁ジーチャンが2人、しかも店の真ん中で太田胃散を飲むような人たちだ、遠慮はいらない。思い切ってお茶碗に焙じ茶をザブッとやれば、うぉ、今井君がお酒よりも好きなウルトラ大好物=お茶漬けの出来上がり。床屋さんは優しかったし、秋田弁は懐かしいし、最後にはお茶漬けを満喫して、6月28日は最高の午後になった。
客室1
(インターコンチネンタルホテル大阪、デラックスルーム。スイートではないが、寝室とリビングに分かれている)

 今日の大阪宿泊は、梅田駅直結のインターコンチネンタルホテル。この6月にオープンしたばかりの、ホヤホヤもホヤホヤな、ホントのホヤホヤ♨ホテルである。せっかくのホヤホヤ♨ホテルに申し訳ないが、今日の今井君は、ワシントン+NY+ボストン滞在で貯まったプライオリティ・ポイントで、ここに無料宿泊させていただく。
 無料宿泊のお礼としてタップリ宣伝しておきたいのだが、諸君、これからの大阪宿泊は、ぜひここにしたまえ。「梅田の駅まで濡れずに行ける」というのも素晴らしいが、スタッフの応対も、お部屋の設備もアメニティも、梅田地区では抜群。ヒルトンもリッツカールトンも帝国ホテルも、こりゃ相当頑張んないと負けちゃうね。
客室2
(インターコンチ大阪、寝室の風景)

 また明日の記事でまた詳しく解説するが、早速エントランスで「もしかして、今井先生ですか?」に遭遇。豪華なエントランスでお客を迎え、フロントまで案内してくれた女子社員は、「5年前、東進で今井先生の授業を受けてました」と言うのだった。
 「今井先生のおかげで英語力がついて、望んでいた通りの職場に就職することが出来ました」とおっしゃる。その笑顔もすでにすっかり板について、これならきっと、梅田の厳しいホテル戦争をも、力強く勝ち抜いて行けそうである。今井君は応援している。ぜひ頑張ってくれたまえ。

1E(Cd) John Coltrane:SUN SHIP
2E(Cd) John Coltrane:JUPITER VARIATION
3E(Cd) John Coltrane:AFRICA/BRASS
4E(Cd) Jessica Simpson:IRRESISTIBLE
5E(Cd) Bill Evans:GETTING SENTIMENTAL
total m27 y1082 d11277