Tue 130514 さよなら楕円メガネ君 1週間ぶりのNY(アメリカ東海岸お花見旅42) | 今井宏オフィシャルブログ「風吹かば倒るの記」Powered by Ameba

Tue 130514 さよなら楕円メガネ君 1週間ぶりのNY(アメリカ東海岸お花見旅42)

 6月6日、今井君は「ちょっとメガネでも作ってくるかな?」と決意。いやはや、この10年、お馴染みの楕円形メガネをずっと使用してきて、楕円形ちゃんはすっかり疲労してしまった。何だかレンズが黄ばんできて、「それ、黄色いサングラスですか?」と尋ねられるぐらいになってしまった。
 そこで、2013年6月6日のサトイモ君は、ブログ開設6年目に入ったのを記念して、
「せっかくなら楕円形より完全な円のメガネにしよっと!!」
「明治の文豪みたいな、まんまるメガネにしよっと!!」
と決めた。ずっとこの楕円ちゃんと一緒に過ごしてきたが、カワイイ楕円ちゃんも「もうすぐ卒業」の運びになる。
ハドソン河1
(ハドソン河の夕景。サトイモはNYに戻ってきた 1)

 もちろん、楕円ちゃん卒業にあたっては、大パーティーを催さなきゃダメだ。諸君、この楕円ちゃんと一緒に、クマどんはいったいどのぐらいの距離を移動し、どれほどの時間を過ごし、何カ国に滞在し、どれほどの数の街に滞在したであろうか。
 まさか、これほど自分の人生を支えてきた楕円ちゃんを
「ちょっと飽きたからって、ポイ!!」
「もう面倒になったからって、ポイ!!」
「ぽい、Poi、ポイ!!」
とか、そんな非情なサトイモ男爵ではない。
ハドソン河2
(ハドソン河の夕景。サトイモはNYに戻ってきた 2)

 「楕円ちゃんさよならパーティー」は必須。もちろんそれと同時に「明治の文豪メガネちゃん大歓迎会」「ハローまんまる大パーティー」も企画しなきゃいけないが、新しいメガネは6月13日に仕上がるから、楕円ちゃん退職パーティーとまんまるクン新人デビューは6月下旬になる。
 2010年11月に網膜剥離の緊急手術を受けて以来、実は右眼に「眼内レンズ」が入っていて、楕円ちゃんのレンズではチャンと焦点が合わなくなっていた。それでもクマ蔵は、左の眼がとっても健康なので、昔からのメガネで3年近くマコトに健康に生活できたのだが、いよいよ2013年度の講演会や授業収録が始まるにあたって、「そろそろチャンとしとかなくちゃな」と考えたのである。
やきとり大将
(NY、リトルトーキョーの「やきとり大将」を再訪する)

 ついでだから、翌6月7日は「生牡蠣リベンジ」をもう1度決行。一昨日の生牡蠣リベンジは小型で味の濃い「クマモト」を選んだけれども、6月7日のリベンジは超大型の岩牡蠣でアメリカ東海岸のカタキを討つことにした。
 お店で「岩牡蠣4個!!」と注文したら、「1人で4個はムリかもしれませんよ」と言われ、「そうですか、では3個!!」とカンタンに引き下がって、まあ仕方がない、アメリカ東海岸でヒヨった弱虫グマだ、ここは1個だけ引き下がって、3個でガマンしておくことにした。しかし諸君、どんなに日和見でも、クマはクマである。「4個はムリでしょう」と言われた巨大牡蠣でも、3個なら3分もかからない。
生牡蠣
(巨大な岩牡蠣3個でリベンジを継続。5個でも6個でもいけた)

 昨日も書いた通り、一口で食べられないほどの巨大牡蠣だからといって、それを2つとか3つとかに噛みちぎるのは、牡蠣を食べる作法に合わない。噛みちぎれば、牡蠣の中身のビロビロがニュルニュルはみ出してくる。
 牡蠣は、何が起ころうと、どんな大事件が発生しようと、とにかく一口で口に入れて、絶対に半分に噛みちぎったりしないことが肝腎だ。「楕円ちゃん卒業おめでとう」と「ハローまん丸文豪ちゃん」の大パーティーに備え、絶対に牡蠣をビロビロ&ニュルニュルにしたくなかったのだ。
えぼ鯛
(えぼ鯛の一夜干しも美味である)

 ついでだから、大きな「えぼ鯛の一夜干し」も満喫してきた。こりゃ旨い。「炭水化物ダイエット」とか「糖質オフダイエット」とか、そんなメンドーな努力を無理やり続けようと思わなくても、こうやって旨いものをツマミにノンビリ生きていれば、自然に糖質オフになってしまうじゃないか。
 こうやってみると、やっぱり日本はマコトにマコトに幸せな国である。新聞記者の皆さんは、何がどうしてそんなにご不満なのか「日本は先進国中でも最悪」「OECD加盟国の中で、日本の数字は最低水準」みたいなデータを意地でも見つけ出してきて大見得を切ってばかりだけれども、うーん、世界中を駆け回っているサトイモ君には、日本ほどスバラシイ幸せなお伽の国は、どこにも見当たらないように思う。
豆腐ハウス
(リトルトーキョーでも韓国系のお店が目立つ)

 こういうふうだから、4月25日、いよいよ旅も終盤になってボストンからニューヨークに戻った晩も、「おお、久しぶりに日本食を食べに行くかな」と考えた。先週までNYにいて、ワシントンDCに3泊4日、ボストンに3泊4日と、東海岸お花見旅を続けてNYに戻ってきた。1週間ぶりのNYである。
 宿泊するのは、1週間前と同じインターコンチネンタルホテル。タイムズスクエア至近であるが、部屋はハドソン河を望むお部屋に変わって、16時にチェックインすると、もうニュージャージー方向の夕景が美しい。こんなキレイな景色を眺めていたら、和食が恋しくなって当たり前だ。
おむすび
(カウンターで巨大おむすび。元気が出る瞬間だ)

 ホテルのすぐ下が地下鉄42丁目駅だから、1週間ぶりの汚い地下鉄に乗って、ダウンタウンのリトルトーキョーを目指した。ワシントンDCやボストンのキチンと磨き込まれた地下鉄に比較してしまうと、NYの地下鉄の混雑と使い込まれた感じがますます際立ってくる。
ぽてさら
(ポテトサラダと冷奴。もっともっと元気が出る)

 リトルトーキョーで入った店は、「やきとり大将1号店」。10日前のニューヨーク到着直後に入ったのが2号店だったが、さすがに1号店だけあって、店の雰囲気は、より東京的、というよりも「より博多的」であって、10分も座っていれば、自分がいま博多にいるのか、それとも東京かNYか、カンタンには判断がつかない。
やきとり
(何だかとっても博多な風景)

 カウンターの隅っこで、焼き鳥、ポテトサラダ、巨大オムスビ、日本酒とエンジョイして、ますます今井君は「おお、日本人でよかったな」と実感。新聞記者の諸君みたいに「意地でもOECD最悪の数字」をどこかの片隅から見つけてくる仕事をしなくてよければ、東京にいてもNYにいても、パリでもミュンヘンでもイスタンブールでも、日本人であることはこの上なく幸福である。
あさ開
(岩手の酒「あさ開」が、SAMURAI BLADEという名前で登場)

 しかし考えてみれば、10年以上サトイモ君に付き合ってくれた楕円メガネちゃんにとって、外国旅行はおそらく「あれが最後だったんだ」ということになりそうだ。うーん、やっぱり楕円ちゃんが可哀そうでならない。卒業パーティーは、予定していたよりずっとずっと派手なものにしてあげたいのである。

1E(Cd) Kirk Whalum:HYMNS IN THE GARDEN
2E(Cd) Kirk Whalum:UNCONDITIONAL
3E(Cd) Sheila E.:SEX CYMBAL
4E(Cd) Sheila E.:SHEILA E.
5E(Cd) 村治佳織・山下一史&新日本フィル:アランフェス交響曲
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