Sat 130511 超サトイモな自分に感激する 夜のユニコーン(アメリカ東海岸お花見旅40) | 今井宏オフィシャルブログ「風吹かば倒るの記」Powered by Ameba

Sat 130511 超サトイモな自分に感激する 夜のユニコーン(アメリカ東海岸お花見旅40)

 6月4日、今日の記事が短くなることを許してくれたまえ。諸君も同じだろうが、22時までサッカーに熱狂していて、Mac君の前に座ったのは、ありゃりゃ、もう23時をとっくに過ぎていた。
 何しろ興奮しやすいタイプだから、前半後半あわせて30回ほど絶叫して、さすがのサトイモ君も疲労困憊だ。何しろ窓を開け放って観戦する季節だから、お隣の家からも、向かいの家からも、今井君と全く同じタイミングで絶叫が響いてくる。
 日本中のオウチがみんな窓を開け放って絶叫しっぱなしなんだから、さぞかしお月さまは驚いたことだろう。青い地球の北緯20°から45°あたりを見おろして、何度も「うるさいな」とツブヤキ、ツブヤキにはきっとたくさんの「いいね!!」が返ってきて、お月さまはますます眠れない。
ユニコーンさん
(ボストンマサカ発生地点、ライトアップされた夜のユニコーン)

 日本というのはたいへん幸せな国で、猪瀬都知事によれば国そのものがディズニーみたいなおとぎの国になっちゃったのだそうだが、そのおとぎの国の本丸ディズニーリゾートのレストランで、車海老と言っといてブラックタイガー、地鶏の表示で地鶏じゃないニワトリさんを出したんだそうだ。
 そういうマコトに情けないことになったんじゃ、せっかくのワールドカップ出場にさえもチョイと影を落とすじゃないか。ちゃんとしたまえ、ディズニー君。「食べたと確認できたお客様には1000円お返しいたします」って、何だか軽く考えすぎなんじゃね?
 ボクなら「全額を返還」にしますがねえ。「○○センセの授業です」と言って、実は△△センセの授業だったら、やっぱり全額なんじゃなかね(博多弁のマネ)? 思わず、危機感の欠如に絶叫。おやおや、サッカーの日のクマ蔵は、始めから終わりまで絶叫しつづけなきゃ、どうも気がすまないらしい。
ライオンさん
(ユニコーンちゃんと向かい合う、夜のライオンさん)

 ついでに、諸君と違って今井君は、ハーフタイムにも2回ほど絶叫しなければならないことになっている。鳴り物入りで始まったトヨタの新CM「TOYOTOWN」について、「なんでこんなに意味不明に長いんだ?」「こんなのに、いったいいくらかけたんだ?」「このCMを見て『よおし。トヨタを買お』と決意する人がいるのかねえ」と、これはまあ絶叫とまでは言わないまでも、大きな声で文句を言ってみた後、「ハーフタイム絶叫」の本番がやってきた。
 サトイモ君はクイズ番組とかには出ないから、テレビ出演と言えるのは今のところは東進CMのみ。「今日からニューバージョンです」という連絡が入って、楽しみにハーフタイムを待ち受けていた。トヨタが終わってすぐ、今井君の出番になった。
ボストンマサカ
(ボストンマサカ発生地点もライトアップされている)

 すると、うぉ、サトイモだ。何をどう考えたって、サトイモ以外の何ものでもない。サトイモらしく、ちゃんと地面を指さしている。とにかく基礎徹底。基礎、基本。地面にチャンと足をつけて、というより地面の中にキチンと埋まって、基礎基本&基礎基本の徹底である。
 諸君。受験生も、大学生も、社会人諸君も、とにかく浮かれて浮き足立ってちゃイカン。浮かれて浮き足立つヒトビトを、「浮き草」と呼ぶ。根っこさえも水を吸い上げるだけのホテイアオイみたいなケーハクな人間に、せめて諸君だけはならないでくれたまえ。ボクチンの授業方針はそれ。基礎基本、ひたすら基礎徹底。暗い地面の中で、誰にも負けない化け物みたいなサトイモになっとくれ。
よるの駅
(夜のボストン・サウス・ステーション。明日はここからアムトラックでニューヨークに向かう)

 新CMの今井君が訴えたいのは、そういうことである。ホントはもっともっと長々としゃべりたいが、2秒か3秒で終わってしまうのは、15秒バージョンに7人の先生がたが出るんだから、やむを得ないものはやむを得ない。おそらく視聴率40%超の世界なら、2秒でもマコトにマコトに幸福である。
 チャンスがあったら、5分でも10分でもいい、あんまり邪魔されないで真剣にしゃべりまくれるような番組に出たいものである。もちろん、視聴率に追いまくられる今のテレビ局事情じゃ、そんなの100年待ってもムリでしょうねぇ。ま、今のところはこの2秒に全力を傾注することにする。
 画面に映った超サトイモなサトイモの姿に絶叫しながらも、たいへん幸せな2秒であった。本田のPKだって、決まるのに1秒もかからなかったんだから、ボクチンにはその2倍もの時間が与えられたわけだ。すべてのヒトビトに、心から感謝する。
ボストンストロング
(バスはまだ行先表示より「BOSTON STRONG」を掲げている)

 というわけで、4月24日、ホントにホントに長かったボストンの1日が終わった。午後いっぱいかけて、徒歩で市街地を大きく一周。日が暮れてから名門レストランを訪ね、そこから夜のボストンをまたまた歩いて帰った。
 ボストン・マサカの発生地点で、ユニコーン君もライオンさんも、キレイにライトアップされて夜もまた頑張っている。クマ蔵なんかたった半日で「ヘトヘトだ」とか愚痴をいい、怠けてビールとワインに酔い、今夜もまた気持ちよく酔っぱらって帰ってきたのに、ホントに偉いヤツらでござるね。
ボストン茶会事件1
(ボストン茶会船とも、これでしばしのお別れだ)

 「ホントに偉い」ということなら、日本から持参したiPodと小型スピーカーは、もっともっと今井君に貢献してくれている。特にiPod君は、頭の下がる偉さであって、いったいもうどのぐらい里芋サト助に付き合ってくれているか分からないほどだ。
ipod1
(デスクで働く)

 ちょっと写真を見てくれたまえ。ほらね、この「発売当初」という感じの古色蒼然としたヤツ。このあいだ新宿のビックカメラで買った小型スピーカーにこれを突きさして、ずっとアメリカの旅のお伴をしてもらっている。
ipod2
(テーブルで働く)

 中にはCD30枚分の音楽。ブログを更新したり、旅の情報を集めたり、要するにMac君と付き合いながら聴いていたら、2週間の旅行で30枚分を3回ずつ聴くことになった。ボストンでの3泊4日までで、すでに2巡目が終了。いよいよ明日はニューヨークに戻って、旅の最終盤の3日間をコイツらとともに過ごすことになる。
スーペリアスイート
(スーペリア・スイート君とも、しばしのお別れになる)


1E(Rc) Rubinstein:THE CHOPIN I LOVE
2E(Rc) Solti & Chicago:DEBUSSY/LA MER・PRÉLUDE A L’APRE MIDI D’UN FAUNE & RAVEL/BOLERO
3E(Rc) Bernstein & New York:/SHOSTAKOVITCH SYMPHONY No.5
4E(Rc) Rozhdestvensky & Moscow Radio:BARTOK/DER WUNDERBARE MANDARIN & TWO RHAPSODIES FOR VIOLIN & ORCHESTRA
5E(Rc) Darati & Detroit:STRAVINSKY/THE RITE OF SPRING
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