Sat 130330 ミツバチ君っぽい旅程にしてみた NYに到着(アメリカ東海岸お花見旅2) | 今井宏オフィシャルブログ「風吹かば倒るの記」Powered by Ameba

Sat 130330 ミツバチ君っぽい旅程にしてみた NYに到着(アメリカ東海岸お花見旅2)

 春休みは終わり、大型連休にはまだまだ。日本人にとって、4月は旅に出る月ではない。新しいクラスや先生になじんだり、新しい学校や職場に慣れて、いよいよ本格的に勉強に仕事に取り組んだり、要するに新しいスタートの1ヶ月である、
 こんな晴れがましい春の真っ只中に好き好んで外国に逃避するなんてのは、表六玉か唐変木、極楽トンボかサトイモかクマのすることである。知床のヒグマさんは春の陽気に誘われてノコノコ人里に出てきてしまったが、今回のサトイモ君の行動は、あのヒグマさんにソックリといっていい。
夜景1
(NYインターコンチネンタルホテル35階からの夜景。クライスラービルの尖塔がよく見える)

 諸君、ボクチンはヒグマさんが心配だ。人里に降りてきて、写真を見てみるとチャンと歩道を歩いている。「車道に出てはイケナイよ」と、キチンと交通ルールまで覚えてきた。しかし厳しい人間社会から見れば、クマが人里に出てきたこと自体が「許しがたい暴挙」であって、見つかり次第、おそらくタップリ懲らしめられることになる。
機内1
(ヒコーキはガラガラ。今井君のプレミアムエコノミー席は、24席中5席しか埋まっていなかった)

 かく言うサトイモ大将は、マジメに働いていて然るべき4月のある日、成田空港からニューヨークに向かって旅立つことにした。その目的が「お花見」というのだから、マジメな人間社会の価値基準から言えば、これもまた明らかに暴挙。タップリ叱られても仕方のない暴挙である。
 「お花見」の予定は、決して桜の花に限定しない。麗らかな4月の東海岸なら、チューリップもマグノリアも、スイセンもスミレもみんなキレイだろう。クマどんは空を仰いでは桜とモクレンのピンクを満喫し、地に目を向けてはスイセンやチューリップ、パンジーやヒヤシンスのあでやかな香りを楽しんでこようと思う。
機内2
(4月って、誰も旅をしないんですかね? ビジネス席はもっとガラガラの様子だった)

 大急ぎで作成した旅行計画は以下の通り。今井君としては珍しい周遊旅行で、ニューヨーク4泊→ワシントンDC3泊→ボストン3泊→ニューヨーク3泊と、忙しく東海岸を駆け巡る。ついこの間のブリュッセルが13連泊、昨年のイスタンブールも13連泊だったことを考えれば、3日か4日で次から次へポンポン移動する旅はホントに珍しい。
   第1日 成田発→ニューヨーク着
   第2日 ニューヨーク
   第3日 ニューヨーク
   第4日 ニューヨーク
   第5日 鉄道移動 
       ペンステーション発→ワシントンDC着
   第6日 ワシントンDC
   第7日 ワシントンDC
   第8日 お空を移動 ダレス空港発→ボストン着 
   第9日 ボストン
   第10日 ボストン
   第11日 鉄道移動 ボストン発→ペンステーション着 
   第12日 ニューヨーク
   第13日 ニューヨーク
   第14日 ニューヨーク発 
   第15日 成田着 東京に帰還

 しかし諸君、「花から花へ」ということなら、この旅程のほうがいいのだ。ワシントンとボストンは、南北に飛行機で1時間半の距離。東京と札幌ほどの緯度の差がある。たった2週間でいろんな季節のいろんな花を楽しもうと思えば、南北に大きく移動して駆け回ったほうがいい。
 今回は、地中のサトイモや冬眠直後のクマさんよろしく暢気に1カ所でノンビリしてるんじゃなくて、たまにはミツバチ君みたいに、元気にアメリカ東海岸をブンブン飛び回ろうという決意なのである。
風景
(35階からマンハッタン南方向を望む。スタテン島の方まで眺められた)

 ニューヨークには夕方に到着して、空港バスでタイムズスクエアに移動。「高速道路が渋滞しているから」という理由で、バスは一般道を走った。トラックかトレーラーを改造したみたいなバスで、後部座席はスプリングが利いていない。というか、バスのお尻をいくらでも道路にぶつけながら、クイーンズの真ん中を通って都心に向かった。
 バスターミナルから、たいへんな人ごみをかきわけてホテル・インターコンチネンタルへ。部屋は35階、ほぼ最上階である。さすがタイムズスクエアの最上階であって、夜景が美しい。グランドセントラルステーションの向こうに、美しいクライスラービルの尖端がよく見える。
夜景2
(35階からの夜景 2)

 前々回の滞在(2007年12月)は、グランドセントラル南の「キタノホテル」。スタッフの丁寧な対応は抜群だが、観光への足がチョイと物足りなかった。
 前回の滞在(2012年8月)は、アッパーイーストサイドの「プラザアテネ」。SEX AND THE CITYやGOSSIP GIRLで何度でも連呼される、ニューヨーカー憧れの高級住宅地区であって、パークAveとマディスンAveにはさまれた65丁目あたり、メトロポリタン美術館やMOMAも間近だった。高級感はよかったが、やっぱり観光には不便だった。
タクシー
(ホテルの真下は8th Ave。イエローキャブがどれほど多いか、認識を新たにする)

 特に今回は毎日のメシをダウンタウンで食べるつもりだし、とにかく移動が多いから、タイムズスクエアのホテルがいい。走り回るパトカーや救急車の音が気になるけれども、35階の部屋を選べば、騒音からはお空のほうに逃げられる。いやはや、ネットとはマコトに便利なものであって、今や滞在したいフロアの高さまで細かく選択できるのである。

1E(Cd) Rampal:VIVALDI/THE FLUTE CONCERTOS①
2E(Cd) Rampal:VIVALDI/THE FLUTE CONCERTOS②
3E(Cd) Rampal:VIVALDI/THE FLUTE CONCERTOS①
4E(Cd) Rampal:VIVALDI/THE FLUTE CONCERTOS②
5E(Cd) Rampal:VIVALDI/THE FLUTE CONCERTOS①
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