Tue 130305 今春はアメリカ東海岸へ 大学めぐりを予定 少年少女よ、海外をめざせ | 今井宏オフィシャルブログ「風吹かば倒るの記」Powered by Ameba

Tue 130305 今春はアメリカ東海岸へ 大学めぐりを予定 少年少女よ、海外をめざせ

 3月23日の向ケ丘遊園で春の講演会ラッシュが終わりになったから、「さあて、ではさっそく海外に旅立ちますか♡」と、すでにニタニタしているところ。この春の旅行計画は、ヨーロッパ一辺倒のサトイモ男爵としては珍しいことに「アメリカ東海岸」である。
 もちろん昨年あたりからイスタンブールにブエノスアイレスなど、ガチガチのヨーロッパ・サトイモも、少しずつ軟化する気配はあった。しかし諸君、もともとの予定では、サトイモの軟化は北アフリカと中近東を目指すはずだったのだ。
にゃごどん
(ますます元気なニャゴロワどん)

 モロッコにチュニジア、シリアにエジプト、イスラエルにヨルダン。ヨーロッパの中規模都市までほぼ制覇したあとは、正確には「軟化」というよりむしろ「南下」であって、地中海を縦断して地中海南岸&東岸を巡る旅に転換するつもりだったのだ。
 ところが、別に今さら指摘する必要もないだろうが、この2~3年のジャスミン革命で、この地域の治安が急速に悪化。さすがにテヘランやバグダッドを目指すわけではないが、講演会や授業収録を待っていてくれる生徒諸君がたくさん存在する現状で、地中海を南下する方針はもうしばらく我慢しなければならない。
桜1
(玉川上水緑道の夜桜。散歩中に撮影 1)

 というわけで、今年の春の旅行はアメリカ東海岸に回避。現在の予定では、ボストン、ニューヨーク、ワシントンDCを回り、これにニューヘイブンやフィラデルフィアへの小旅行を付け加える。「いつ行くか?」は明らかにできないし、少なくとも「今」ではないが、アメリカ東海岸のサトイモ軍曹は名門大学めぐりを中心に据える予定でいる。
 ジョージタウン、エール、プリンストン。コロンビア、ハーバード、MIT。ついでだからNYUにも入り込んで、このブログでも受験生諸君をコチョコチョくすぐってあげるつもりでいる。
「どうですか、東大とか京大とか、日本国内でチマチマ縮こまってないで、大胆に直接アメリカの大学に行っちゃうという選択肢もありますよ」
という話である。
桜2
(玉川上水緑道の夜桜。散歩中に撮影 2)

 諸君、サトイモ君は欧米の大学が大好き。8年前のベルリンで最初に訪ねたのはフンボルト大学だったし、日帰りで訪れたスペインのセビージャでも、アルカサルやカテドラルみたいな観光名所をさしおいて、まずはセビージャ大学を探険。オペラ「カルメン」の冒頭の舞台として有名なタバコ工場が、いまや名門・セビージャ大学のキャンパスになっているのである。
 ロンドン滞在の時も、何はともあれケンブリッジとオックスフォードを訪ね、それぞれの街の代表的なパブに座り込んで数時間を過ごした。パリでだって、何より好きだったのはセーヌ左岸。ソルボンヌのあたりをウロついて、コキヤージュを貪るのもアイリッシュコーヒーを味わうのも、パリ大学の学生たちが目立つ店を選んだ。
 「アイリッシュ」といえば、アイルランドのダブリンでも、たった3日の滞在のうちの1日をトリニティ・カレッジの見学に費やした。こういう地味な街の名門大学で「世界一美しい図書館」の書棚を見て回れば、若い諸君でもきっと「日本国内の大学で臆病に凝り固まっているのは、人生の損失なんじゃないか」と感じはじめるかもしれない。
桜3
(玉川上水緑道の夜桜。散歩中に撮影 3)

 この3月中旬、今井君は京都での講演会で、新高1生対象の講演会を実施(Mon 130225「京都キャンパスプラザ講演会」参照)。新高1生とは言っても、実際にはつい2~3日前に卒業式を終えたばかりの中3生である。
 洛南高校、洛星高校、堀川高校など、京都大学への合格実績で毎年トップに顔を並べる優秀な高校への進学者がズラリと顔を揃えた。保護者も多く参加したが、保護者だって「京大卒」「阪大卒」のエリートが少なくない。
 そこで、主催した塾からの要望で「中3生を相手に京都大学の難問を解説」というハナレワザを演じることになった。ブログ読者からも「中3生を相手に、いったいどんな文章を解説したんですか?」という質問があったが、要するに京大の過去問なんだから、興味のあるヒトは昨年や一昨年の京大の読解問題を見てくれればそれでいい。
桜4
(玉川上水緑道の夜桜。散歩中に撮影 4)

 驚くなかれ、彼ら彼女らは今井君の解説を聞いて理解し、しっかりノートもとっていた。これだけ難しい文章をたった30分でハイスピード解説したのに、ノートをとる表情には余裕さえ感じられ、マーカーペンまで使ってラクラクとサトイモについてきたのである。
 あれま&あれま。20世紀末の駿台・御茶ノ水で、東大スーパーコースの生徒たちを毎年1000人も教えてきたけれども、これほど余裕でついてくる生徒たちは見たことがない。さすが京都・成基学園の誇るエリート集団である。
雪柳
(ユキヤナギも満開。一名:コゴメザクラ)

 「3年後が楽しみだな♡」「3年後が面白そうだな」と、授業を進めながらサトイモ君はワクワクする思いだったが、これほど優秀な集団を前にすると
「東大一直線とか京大一直線とかでいいのかね?」
「どんどん海外の大学に目を向けて、アイビーリーグとかパリ大学とか、ケンブリッジとかオックスフォードとか、そういう大胆な進学を考えちゃっていいんじゃないのかね?」
というのが、今井君のホンネである。
 今回ボクチンがアメリカ東海岸で大学巡りをするのは、あくまで今井君自身の趣味であって、「受験生諸君に志望をもっと高く持ってもらおう」みたいなオセッカイな話ではないのだが、もしもブログに掲載する写真を眺めてアメリカの大学に興味をもつ受験生が増えたら、それもまたスンバラスイ話である。

1E(Cd) Alirio Diaz:RODRIGO/CONCIERTO DE ARANJUEZ
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3E(Cd) Alirio Diaz:RODRIGO/CONCIERTO DE ARANJUEZ
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