Tue 130212 兵庫県西宮で講演会 そこいら中で「げ」「うぁ」洪水 西宮北口は大激戦区 | 今井宏オフィシャルブログ「風吹かば倒るの記」Powered by Ameba

Tue 130212 兵庫県西宮で講演会 そこいら中で「げ」「うぁ」洪水 西宮北口は大激戦区

 3月7日、兵庫県西宮北口校が主催する講演会があり、午後5時にホテルを出た。新神戸駅に直結しているホテルだから、雨が降っても濡れないし、中国からたくさんの有毒微粒子が西日本に飛んできても、まあ安心して移動できる。
 地下鉄で三宮まで1駅。ここで阪急に乗り換えるが、昨日も書いた通り兵庫県は我々のシェアが非常に高い地域あるから、行き会う若者の多くがサトイモどんを知っている。嬉しいが、同時に恥ずかしい。
西宮1
(西宮北口で講演会 1)

 エスカレーターで昇っていくと、向こうから降りてきたカップルが2人で「お!!」「うわ!!」とビックリする。改札口を出たところで、ヤンチャな感じの男子大学生3人組が「げ!!」「げ!!」「げ!!」と盛り上がる。阪急のキップを買っていると、ジョシコーセーのグループが遠くから「ウソやろ♨」「ウソやろ♨」「ウソやろ♨」と大騒ぎしている。
 もっと大胆に「今井先生ですか?」と声をかけてくれれば嬉しいが、「うわ!!」と「げ!!」と「ウソやろ♨」の連続は恥ずかしい。そりゃ、生きたサトイモが堂々と神戸の地下街を歩いていくんだから、ビックリして立ち往生する気持ちは分かるけれども、諸君、里之丞を見かけたら、ぜひ遠慮なく声をかけてくれたまえ。サインぐらいだったら、その場でいくらでもして差し上げる。
西宮2
(西宮北口で講演会 2)

 講演会場は阪急宝塚線「甲東園」の駅前である。三宮から阪急の特急電車で西宮北口まで、ここで宝塚線に乗り換える。思い出してみるに、今井君が阪急電車に乗ったのは学部3年の時である。うぉ、数百年ぶりだ。数百年経過しても変わらぬチョコレート色の電車。こりゃ懐かしいや。
 では、前回は何のために阪急電車に乗ったのかと言えば、学部の友人たちと5人で、甲子園に夏の高校野球を見に行ったのだ。途中で豪雨が襲ってきて、野球は順延。仕方がないから、ボクら5人は六甲山に登り、麓のカフェで「かやくうどん」をすすり、阪急電車で大阪に帰った。大阪・堺の友人の家にみんなで泊まっていたのである。
阪急電車
(阪急宝塚線のチョコレート色の電車。西宮北口駅で)

 いやはや、阪急に乗っただけでそんなことまで記憶に蘇るとは、今井君の頭脳はいったいどうなっているんだ。しかも、そのあと堺の友人宅で缶ビールでセットになった「世界のビール」をたくさんいただいたことまで記憶している。その中に、もちろんベルギーのビールもあった。
 今日は講演会のあと、大阪淀屋橋の系列ベルギー料理店で、ベルギービールをタップリいただく予定。サトイモ君の頭脳の中で、過去と未来がガッチリ手を結ぶ瞬間である。電車の中でボンヤリ外を眺めている今井君を見たら、それは決してボンヤリしているのではない。過去と現在と未来が、超高速で結びついては離れ、結びついては離れしているのである。
西宮3
(西宮北口で講演会 3)

 西宮北口駅前は、まさに「塾と予備校の街」である。東京系と大阪系のありとあらゆる予備校の支店が「これでもか!?」というぐらいに軒を並べている。「これでもか!?」とは具体的にはどのぐらいかと言うに、神田神保町の古書店街や、昔の秋葉原の電気街を凌ぐ勢いであると断言していい。塾と予備校のカタログを、そのまま立体化してモデルタウンにした感がある。
 これほどの激戦地だから、「本を探すならとりあえず神保町」「電気製品ならとりあえず秋葉原」というのと同じ現象さえ起こる。「生授業がウリ」の塾なんかだと、評判のいい優れた先生を西宮北口校に集中させる。
 すると「塾に行くなら、とりあえず西宮北口」「西宮北口校舎の先生でないとダメ」というウワサになって、同じ系列の塾が豊中や茨木にあっても、わざわざ電車を乗り継いで西宮北口校に通う生徒も出てくる。中学入試を目指す小学生が、阪急電車を駅乗り継いで塾に通うというのは、なんだか可哀そうでならない。
西宮4
(西宮北口で講演会 4)

 関西には、田舎生まれのボクチンにとって聞き慣れない面白い地名が溢れている。西宮北口駅で宝塚線に乗り換えたサトイモは、次の駅「モンドヤクジン」で感激に震える。だって諸君、「モンドヤクジン」でござるよ。このフランス語的な響きは何なんだ?
 マコトに残念なことに、モンドヤクジンとは「門戸厄神」であって、漢字にしてしまえばレッキとした由緒正しい地名なのである。そしてここにもまた我々の校舎があって、きっと今井君の分身が今日もまた、モンドヤクジンの生徒たちの前で大活躍しているのだ。
 西宮北口校主催の講演会は、19時半開始、21時10分終了、出席者250名。クラシックの音楽会なんかも開催される大きな会場だったが、会場のキャパシティにギリギリのたくさんの受講生が集まってくれた。250名中、「初めて来てみました」という高校生も70名いて、素晴らしい雰囲気の講演会になった。
西宮5
(西宮北口で講演会 5)

 今井君が「素晴らしい」と表現するのは、若干ワイルドなほどの大爆笑に満ちた、元気で陽気で前向きな会のことを言う。「勉強は難しい仏頂面でやるものだ」「笑いながら勉強なんかできるはずがない」、そういうKuso-Majimeなことは考えたことがない。
 数学でも物理でも、現代文でも世界史でも、得意な生徒は常に笑っているものである。分かるから楽しくて、楽しいから笑って感激して、感激するからこそ、笑いは爆笑に変わる。
 まして、我々が対象とするのはコミュニケーション・ツールとしての英語であって、コミュニケーションへの熱意があれば、常に笑いに対して積極的なはず。笑いに消極的で、爆笑にも否定的で、表情を硬くして「あいさつ」「日常会話」なんかを勉強しようというのは、すでに概念矛盾である。「徹底的に明るく笑おうぜ」が正しい基本姿勢なのだ。
 釧路でも、昨日の加古川でも、今日の西宮北口でも、生徒諸君は以上の今井君の基本コンセプトをチャンと理解してくれた。それも、講演開始5分も経たない段階で、コンセプトは250名ギューギューになった会場全体にホントに高速で行き渡るのである。マコトにマコトにスンバラシイ。
神戸夜景
(ホテル32階から神戸の夜景を望む)

 講演会の前には、今日の公開授業を「実行委員」として手伝ってくれた約15名の生徒諸君を控え室に招き、軽いサイン会を実施した。さすがに西宮・宝塚あたりは関西屈指の高級住宅街。間近で話をしてみると、なかなか上品なボッチャマ&オジョーサマたちが多い。
 今回の担当責任者・熊谷先生とは、2月11日の大阪上本町講演会の後で「西宮北口、ぜひ大成功させましょう」と誓い合った。今日250名のキャパシティがパンパンになって、今井君もまたジーンと涙が滲んできそうである。それでも講師の悲しいサガで、いったんステージに出てしまうと感動も感激も忘れ、100分にわたって話に我を忘れた。
 終了後、すぐにみんなでクルマに乗り、大阪淀屋橋に向かう。これからベルギー料理店で大祝勝会が始まるのであるが、何しろ現在「ブログを何とか短くしよう」という努力の真っ最中。その模様は明日の記事で詳しく述べたいと思う。

1E(Cd) Solti & Chicago:MAHLER/SYMPHONY No.8 2/2
2E(Cd) Barbirolli & Berliner:MAHLER/SYMPHONY No.9
3E(Cd) Rattle & Bournmouth:MAHLER/SYMPHONY No.10
4E(Cd) Goldberg & Lupu:SCHUBERT/MUSIC FOR VIOLIN & PIANO 1/2
5E(Cd) Goldberg & Lupu:SCHUBERT/MUSIC FOR VIOLIN & PIANO 2/2
total m61 y374 d10569