Sat 121201 超短期パリ旅行に向けて荷造り完成 モンド君は楽チンだ(パリ速攻滞在記1) | 今井宏オフィシャルブログ「風吹かば倒るの記」Powered by Ameba

Sat 121201 超短期パリ旅行に向けて荷造り完成 モンド君は楽チンだ(パリ速攻滞在記1)

 12月21日、東京・巣鴨で2012年ラストの講演会を締めくくったのが20時40分。あまりの激しい盛り上がりに、思わず「こりゃ、クマのサイン会とか、サトイモ握手会ぐらいやってもいいな♡」と珍妙な考えを起こしかけたが、そういう誘惑をすべて振り切って、代々木上原の自宅を目指した。
 おそらくこの3ヶ月の働きすぎのせいで、先週から右肩が痛くて弱っている。
「四十肩とか五十肩の類いで、今井君の場合はすでに年齢789歳だから、七百八十肩か七百九十肩だろう♨」
とか、そういうことを書き、チャンチャンコ姿のフザケた写真なんか掲載していた頃はまだ冗談で済んでいたのだが、痛みはどんどん強くなってくるばかり。始終グルグル腕を回していないと、重い痛みで腕が引きつれそうだ。
 そこで、しばらく仕事のことを忘れて、ちょっと旅に出ることにした。「ちょっと旅に出る」と言えば、パリかロンドン、またはミュンヘンかニューヨークがいいだろう。エコノミークラスを利用して短期でビューンと帰ってくれば、日本の超豪華温泉に滞在するよりずっと安くつく。
エッフェル塔
(12月22日、パリ到着。早速セーヌ右岸でエッフェル塔に挨拶)

 しばし躊躇したあげく、旅の目的地はパリに決めた。パリを旅したのは2005年と2007年。考えてみれば、もう5年もご無沙汰していることになる。それでもパリの地図や地下鉄網はだいたい記憶に残っているから、計画を立てるとかプランを練るとか、変に緊張しなくても、久しぶりのパリを満喫することができるだろう。
 こういうことを書くから、ごく一部のKuso♨Majimeオジサマが「今井ブログは自慢ばかり多い」と批判なさるらしいが、まあそんなにメクジラ立てなさんな。何しろ今井君は800歳近い高齢だ。人間は年をとると、自然に自慢が多くなる。老人の自慢を我慢して聞くのもまた、若いモンの義務の一つだ。
チケット
(エコノミー料金だが、ビジネスにアップグレードしてもらえた)

 さて、パリを旅するのは決まっても、怠惰きわまりないサトイモ閣下は、出発前日の夜10時になっても、まだ荷造りの「に」の字もしていない。こりゃさすがに、チョイと急がなきゃ。
 明日は成田発11時50分の飛行機だから、新宿駅発8時の「成田エキスプレス」に乗らなければならない。ならば代々木上原は7時半。うにゃにゃ、「秋冬講演シリーズ45回を終了」という勝利の美酒&コンビニのカツ煮弁当をそそくさと平らげ、ついでに翌日掲載予定のブログ記事を書いて、午前0時、いよいよ旅の荷造りに取りかかった。
自分撮り1
(自分撮り機内グマ 1)

 とは言っても、何しろサトイモ男爵の外国旅行だ。スーツケースに詰め込むのは、パンツ、Tシャツ、ワイシャツにズンボ、セーターに靴下、後は若干の電気製品とおクスリぐらいである。荷造りは30分で終わってしまった。
 なお、今回のパリはオペラ座の平土間席に何度か出入りするから、スーツとネクタイも1着分必要。オペラも平土間じゃなかったらスーツなんかいらないけれども、何しろクリスマスのオペラ座だ、少しだけ周囲のフランス人に遠慮したほうがいい。もちろん、スーツは今年の講演会で着つづけたもの。1997年購入、16年目のゼニアである。
自分撮り2
(自分撮り機内グマ 2)

 成田空港に来てみると、年末年始の海外出国ラッシュが始まっている。いつもの今井君が冬の外国旅行に出発するのは12月15日頃。今年は下旬までタップリ講演会を引き受けたおかげで、出発が1週間遅くなった。1週間の違いで、空港の様子もずいぶん違うものである。
 しかもその1週間のタイムラグのうちに、ユーロの値段が10円近くも上がってしまった。「アベノミクスの成果」というヤツである。株価は大きく上昇、ドル/円も、ユーロ/円も、大きく円安方向に動いて、日本の製造業にはたいへん好ましいが、クマのヨーロッパ旅行には若干マイナスに働く。
自分撮り3
(自分撮り機内グマ 3)

 両替所も、保安検査場も、出国ラッシュでたいへんな混雑である。保安検査場なんか、広大な成田空港をグルリと一周している。この表現には一切の誇張もウソもない。ホントにグルリと一周して、いったい何の列なのか、即座には判断がつかない。
「この列、なんの列? 気になる列。とっても気になる列だから、とっても気になる列になるでしょおー♨」
日曜夕方の日本のお茶の間を、過去40年にわたって支配してきたCMソングが、パリに旅立とうとする今井君の心をワクワク浮き立たせた。
アミューズ
(ANAビジネス席、食事前のアミューズ)

 もちろん今井君は今やダイアモンド・ステータス君(略称・モンド君)。自慢するのであるが、モンド君の実力を発揮すれば
① ユーロへの両替レートを有利にしてもらえる
② 保安検査場の長蛇の列に並ぶ必要がない
③ 出発までのラウンジは、モンド君たち専用のスイート・ラウンジである
そして、何といってもビックリしたのが、
④ 前回のニューヨーク便に続いて、今回もビジネスクラスにアップグレードしてもらえたよん。エコノミー席のエコ割料金しか払っていないのに、例の生煮え/生焼けプレミアム・エコノミー(昨日の記事参照)を飛び越して、2階級特進でござるよん。おお、ラッキー。おお、スンバラシイ。ウレシイでこざるよん。
以上、何だか申し訳ないほどのサービスが受けられる。
テリーヌ
(機内食、豪華な前菜)

 やっぱり2012年、イスタンブール、ニューヨーク、ブエノスアイレス、フランクフルトと、たくさんの武者修行に励んだ甲斐があった。今回は「ぶらりと」感覚の超短期旅行だし、右肩も相変わらず痛みが抜けないから、往路だけでもビジネスクラスにしてもらえるのはありがたい。
 飛行機に乗り込んでみると、人気のパリ便だというのに、少し空席が多い気がする。ビジネスクラスはほぼ満員であるが、エコノミーにはずいぶん空席が目立った。両替所での会話を聞いていても、どうも現在の日本人のトレンドはドイツとオーストリアらしい。
ステーキ1
(機内食、豪華なメイン 1)

 特にこの時期は、関西系の団体ツアー会社が盛んに「ドイツのクリスマスマーケット」をオススメしているようだ。かつてのお上品なおフランス旅行は、旗色がワルいのかねぇ。若い諸君はご存知ないだろうけれども、昔はフランスに「お」の字をつけて「おフランス」という人さえ存在したのである。
ステーキ2
(機内食、豪華なメイン 2)

 さて、今回は超短期旅行ではあるけれども、またたくさんの自分撮り写真を撮ってこようと思う。今やホボ神ワザと化した今井の自分撮りの手順は以下の通り。
① まず背景としたい風景をじっくり観察→記憶(5秒)
② 背景の中に自らをどう配置するかを決定(1秒)
③ カメラを逆手に持ち、一切の躊躇なしにシャッターを押す(1秒)
ノートルダム
(夜のノートルダム前で自分撮り)

 いやはや、長い「第1次ンラゼマ地球一周記」が33回目でやっと終結を見たばかりだというのに、その翌日からもう次の旅行記「パリ短期滞在記」のスタートとなった。旅行記が何だか面倒だという皆様にはマコトに申し訳ないが、何度もお断りしているように、今回は「超短期旅行」。身辺雑記もすぐに再開するから、そんなにイヤな顔をしないでくれたまえ。

1E(Cd) Richard Tee:THE BOTTOM LINE
2E(Cd) Toshinobu Kubota:SHAKE IT PARADISE
3E(Cd) Brian Mcknight:BACK AT ONE
4E(Cd) Norah Jones:COME AWAY WITH ME
5E(Cd) Isao Tomita:Shin Nihon Kikou
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