Fri 121102 札幌での大講演会・午前の部 昨日のヒツジさんたちが暴動を起こしたら? | 今井宏オフィシャルブログ「風吹かば倒るの記」Powered by Ameba

Fri 121102 札幌での大講演会・午前の部 昨日のヒツジさんたちが暴動を起こしたら?

 11月25日、朝10時から札幌で講演会。この日は10時から11時半の午前の部(ポールスターホテル)と、13時30分から15時までの午後の部(シェラトンホテル)、札幌市内で場所を移動してのダブルヘッダーである。
 さすがの今井君だって、このスケジュールは若干ツライ。何がツライと言って、「朝10時」がキビシイ。代ゼミ時代は「1日5コマ×週6日」というのをやっていたわけだから、ダブルヘッダーぐらい何ともないし、トリプルヘッダーだって大丈夫。しかし最近「早起き」に慣れていないから、起きた段階で頭がフラフラする。
 10時に講演開始ということは、スタッフとの待ち合わせは9時である。7時に起きて、昨日の旭川「すがわら」での感動をシミジミ振り返りながら、ハミガキ、シャワー、その他朝のルーティンを着々とこなした。
札幌1
(札幌で大講演会・午前の部 1)

 宿泊先の京王プラザホテルから会場までは、クルマでホンの3~4分である。まだヒトビトが集まらないうちに、まず会場を下見。おお、こりゃ広い。ズラリと並んだ椅子は330脚。あと30分も経過すれば、この椅子が全部ヒトで埋まる。「午前の部」の当初予定は250名だったが、いつの間にか300名を超えた。
 控え室に戻って、ブログ記事を1本書き上げる。何しろこの半年間、1日たりとも休まずに書き続けたのだ。「札幌でダブルヘッダー」という仕事の事情に甘えて、連続記録をとぎらせるわけにはいかない。うぉ、受験生諸君、これぞ努力家、これぞお手本。このぐらい粘り強く&熱心に英語の音読を継続させてみたまえ。
京王プラザツリー
(宿泊先の京王プラザホテルで)

 10時、札幌での講演第1弾開始。やっぱり朝早いせいか、少しだけ口の回転が悪い。「おや、口がもつれるな」と感じれば感じるほど、焦りがこみ上げる。焦るとまた口がもつれ、もつれるとまた焦る。ちょっとした「焦りスパイラル」で、最初の15分ほどはいつも通りのスピード感がなかったかもしれない。
 いつもの今井君を200%と表現するなら、今日の出だしのサトイモ閣下は180%ぐらい、少し申し訳ないことをした。しかしそれも最初の15分あまり。遅刻して入場してきた20人ほどが着席し終わった頃には、舌も頭もフル回転状態に至り、「朝早いのは苦手だな♨」という愚痴も頭の中からすべて消えた。
札幌2
(札幌で大講演会・午前の部 2)

 今日の2講演は、午前も午後も中3生とその保護者が対象。午前が札幌北部地区、午後が札幌東部地区をターゲットにしている。「保護者が一緒」という形式の時は、とにかくまず保護者が爆笑に誘い込まれる。パパやママが激しく笑いこけ、隣に座った中3生が恥ずかしそうに親の背中をたたいて諌める、そういう光景が会場全体に広がっていく。
 ところが、コドモたちの困ったような顔も、10分もかからずに明るく解けていく。「パパやママとこんなに無邪気に笑いあったのは、ホントに久しぶりだ」。息子も娘も、みんなそういう顔で嬉しそうにしている。いわゆる「屈託のない笑い」というヤツでござるね。
札幌3
(札幌で大講演会・午前の部 3)

 最近の今井君は、黒板(ないしはホワイトボード)の受講生から向かって一番左側に、その日の講演の最重要事項を書き残していく形式をとっている。多くの会場で、ボードは3枚準備されるから、一番左の1枚を「最重要事項のマトメ」につかい、残りの2枚を落書きや英語の説明に使うわけである。
 たくさんメモをとる人もいるし、全くメモを取らずに講演に聞き入るヒトもいる。何しろこの秋→冬のクマ蔵は、「今井史上最強」を自ら確信するほどの最強ぶりだから、メモをとってもとらなくても、講演内容は受講者全員の頭に深く熱い印象を残すはずである。
花束
(札幌でもらった花束)

 実際、居眠りする人はおろか、眠そうな顔や面倒くさそうな顔をしている人も、完全にゼロ。200人いれば200人、300人いれば300人、会場は一体になって最後まで盛り上がり続ける。一度も参加したことのない人にも、ぜひこの驚異のアリサマを目撃してほしい。
 最後に「一番左のボードを、写真にとっていきませんか」と今井君が一言。マトメのボードを写真に収めれば、今日の講演の記念にもなり、今井が熱く語った内容を忘れず、事あるごとに思い出す手掛かりにもなるだろう。
 すると、今井先生が退場した後のボード前には、ケータイを片手に写真を撮って帰ろうとする人が押し寄せる。保護者の皆さんは、特にこの提案を気に入ってくれたようだ。親子仲良く並んでボード前でポーズをとるシーンも多かったそうである。
札幌4
(札幌で大講演会・午前の部 4)

 今日みたいに「会場がホテル」の場合、ホテル従業員の皆さんまで一緒に爆笑してくれる。謹厳実直であるべきホテルマンが、最初はあまりの面白さに驚き呆れ、「あのー、ワタクシも笑ってもよろしいでしょうか?」という表情でクマ閣下に視線を送ってくる。
 もちろん、クマ閣下も「もちろんOKでございます」と目線で応え、すると彼ら彼女らもホントに嬉しそうに講演会の参加者に加わる。こうして、生徒、保護者、東進関係スタッフ、ホテルのスタッフ、そしてもちろん今井君自身も、90分の一体感を満喫する。うぉ、楽しかった。
ビア園クリスマスツリー
(巨大クリスマスツリー サッポロビール園で)

 実は、午前の部の今井君は「昨日のジンギスカンが悪さをしないか」を少しだけ心配していたのである。諸君、旭川「すがわら」の感動を胸に居抱きながら、昨夜のサトイモ閣下は「サッポロビール園」にヒツジの肉をムサボリに出掛けた。
 そりゃそうだ。冬の札幌にやってきてジンギスカンを食べずに帰るなどというのは、パリに行ってルーブルを見ないとか、秋の京都で紅葉を見ないとか、大阪や広島でお好み焼きを食べないとか、そういうレベルの怠惰である。イスタンブールで5回も屋台のシシケバブを満喫したヒツジ好きのクマどんが、ジンギスカンなしで帰れるもんか。
ジンギスカン1
(ジンギスカンの風景 1)

 しかも今井君は「妙に高い食べ物はキライ」「変に高級ぶった店は大キライ」という変わり者。ジンギスカンならサッポロビール園、そういうベタな世界が大好きだ。もちろん、サッポロビール園なんかにキウィ軍曹がノコノコ出掛けていけば、早速「今井先生が来てました」のツイッター情報が駆け巡る。それは覚悟の上である。
 いやはや、食った&飲んだ。座ってまず「生ビール、大ジョッキ!!」と叫んだところ、店員さんが「1リットルありますよ。大丈夫ですか?」と心配そうに尋ねてくれた。ま、無理もない。
 しかし今井君はその「大丈夫ですか?」なデカいジョッキを10分でカラッポにしてしまい、すぐに安い赤ワインを1ボトル注文して、これもキチンとカラッポにして帰った。もちろん、ヒツジさんもワシワシ&ワシワシ、アゴが痛くなるほど夢中で食いまくった。
ジンギスカン2
(ジンギスカンの風景 2)

 そういう前夜の行動が、午前の講演中少しだけ心配のタネになった。食いまくったものや飲みまくったものたちは、いつまでもクマの肉体の暗闇の中に留まっていることを潔しとしない。「出口はどこだ?」「出口はどこだ?」。彼ら彼女らは、出口を求め、小腸から大腸へ向け、着々と前進を続ける。
 前進、前進、前進進。中華人民共和国国歌のようなその着実な歩みの中で、何者かが暴走を始め、暴走の連鎖が暴動に変わる危険性だってある。愛国無罪を叫ぶ暴走の徒が爆発的に増加すれば、ステージ上で語りまくる今井君は一瞬で危機に陥ることになる。
ビア園風景
(サッポロビール園、夜9時半の光景)

 目の前には300を超えるヒトビト。東進関係者やホテルスタッフも、大爆笑しながら目を皿のようにしてクマ蔵を見つめている。その時クマ蔵の腹の中で、昨夜のヒツジが出口を求めて暴走を始めたら、そのスタンピードをどう食い止めたらいいのだ?
 マコトに幸いなことに、ほんの少し心配していたスタンピードは発生しなかった。さすが今のサトイモ男爵は、胃袋も腸も健康そのもの。仕事がうまくいっている時は、バリバリ飲み食いしても、スタンピードなんか起こらないのだ。ふー、よかった♨よかった。

1E(Cd) Incognito:NO TIME LIKE THE FUTURE
2E(Cd) Incognito:POSITIVITY
3E(Cd) Larry Carlton:FINGERPRINTS
4E(Cd) Larry Carlton:DEEP INTO IT
5E(Cd) Luther Vandross:DANCE WITH MY FATHER
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