Fri 121026 大阪→大分に移動 大分で大講演会 臼杵ふぐで祝勝会 久しぶりの経験 | 今井宏オフィシャルブログ「風吹かば倒るの記」Powered by Ameba

Fri 121026 大阪→大分に移動 大分で大講演会 臼杵ふぐで祝勝会 久しぶりの経験

 11月17日、今井君は早起きして、大阪から大分まで移動しなければならない。昨夜は文楽のあと目いっぱい酒を酌み交わしたから、朝7時の早起きはツライけれども、何しろ大分で300人近い受講生が待っている。ツライの何のとワガママを言っている場合ではない。
 まず、福岡までお空を飛んでいくことにして、タクシーで伊丹空港に向かう。前の日の夜から九州は大雨。朝の大阪にもその雨が豪雨になり、やがて豪雨は東京にまで広がった。
 激しい雨の中、阪神高速はそこいら中で事故渋滞になっている。土佐堀でトラック6台の玉突き事故。空港に向かう今井君の鼻先でも、ワゴン車が一台横転。パトカーと救急車がけたたましく走り抜け、数台の消防車もキウィ軍曹を追い越していく。
 梅田-福島間を通過するのに30分もかかって、飛行機に間に合うかどうかヒヤヒヤものだ。クマ蔵が目撃した事故車両は、前半分が大破した状況で一車線を完全に塞いでいる。反対車線もいわゆる「見物渋滞」で延々と豊中あたりまで渋滞。うにゃにゃ、雨の日の運転にはくれぐれも気をつけてくれたまえ。
大分1
(大分で300人規模の大講演会 1)

 伊丹空港もこの朝は騒然としている。どこもかしこも豪雨の朝だから、ANAは各便とも「使用機材の到着遅れで、大幅な遅れが見込まれます」や、「到着地の天候次第では、大阪に引き返します」など、物騒なことばかり言っている。
 そうかと思えば、JALの方はもっと深刻な状況。出発便が「全て出発見合わせ」である。朝早く、警察手帳のようなものを見せた不審人物が、検査を受けずに保安検査場を通過、そのまま姿を消した。安全確保のために飛行機を全部止めたというのだが、後から分かってみれば「内偵調査中のホンモノの警察官だった」というのだから恐れ入る。
広告
(大分駅に大きな今井君の広告が。10枚ほどの電子掲示板が、2分に1回の割で15秒ほど一斉に今井君になる)

 さて、こんなふうにいろいろあったが、クマどんは何とか無事にお空を飛んで福岡に到着。到着寸前まで、飛行機は分厚い雲をかきわけかきわけ大揺れに揺れた。「Cabin attendants must also be seated」とアナウンスするCAの声にも緊迫感が漲り、暢気なサトイモ閣下でさえ若干心配になるほど、大きな揺れが長く続いた。
 ところが、雲の下に福岡市街が見えてくるとほとんど同時に、空は奇跡のように晴れた。分厚い雲は一瞬の間にちぎれて飛び、さっきまでの暗い空はウソだったように、福岡の街に秋の明るい日光が降り注いだ。ありゃりゃ、大阪はあんなに寒かったのに、暑くて汗が滲むほどである。
控え室
(大分会場の豪華控え室。大会社の取締役会でも開けそうだ)

 博多から新幹線に乗って、小倉まで移動。小倉からは日豊本線の特急「ソニック」で大分まで1時間半ほどの旅である。小倉までの九州新幹線「さくら」のグリーン車内で、安倍晋三・自民党総裁と、物々しい顔つきのSPの皆さんを発見。ま、解散総選挙だ。九州を遊説中というワケでござるね。
 九州新幹線のグリーン車は驚くほど狭い。もともと一両の車両を2つに分割して、半分がグリーン車、残りの半分が普通車、そういう作りである。何でこんなに狭苦しくするのかよく分からないが、圧迫感を感じるほどに狭い。
 ただでさえ狭い中に、SPが5人も6人も睨みをきかせているのだから、うへ、暑苦しいぜ。こんなんなら、普通車のほうがずっとマシなくらいだ。実際、九州新幹線の普通車は横に2席+2席だから、「のぞみ」や「はやぶさ」普通車の2席+3席とは比較にならないほど乗り心地がいい。
大分2
(大分で300人規模の大講演会 2)

 大分着、16時半。大分に近づくにつれて、また激しい雨になったが、その雨も大分ではキチンと上がった。講演時のサトイモ男爵は(Mac君の変換は「高円寺のサトイモ男爵」である)、魔法のような晴れ男。激しく降っていた雨も、今井君を歓迎するかのようにカラリとあがる。
 大分での講演会、19時開始、20時半終了。出席者約280名。保護者も多数参加、中3生も30人ほど混じっていた。スタッフの皆さんの地道な努力のタマモノである。
 しかも、いったん話しはじめてしまえば、現在の今井君はとにかく最強。誰にも止められない大爆笑の渦が、間違いなく90分継続する。現段階で、最強♨イマイのスタンダードは15秒に1回の大爆笑。どんな難しい顔の人でも、5分後にはこの渦に巻き込まれてしまう。
大分3
(大分で300人規模の大講演会 3)

 最初どんなに反発しても、今の最強イマイにはとても反発しきれるものではない。300人近いヒトビトの熱い爆笑が広い場内を揺るがすほどになった。天井の高い広い会場では、なかなかこんなふうにならないものだが、今夜もまた最高の講演会になった。
 始まる前には、「大分の子は大人しいですから」「あまり反応がないかもしれません」と心配していたスタッフの皆さんも、終了時にはあまりのことに唖然&呆然としていらっしゃった。
ふぐ
(祝勝会で 臼杵ふぐの薄造り)

 終了後、ふぐの店「海源丸」で大祝勝会。諸君、「ふぐ」でござる。しかも豊後水道の「臼杵ふぐ」でござるよ。東京西麻布「山田屋」で臼杵ふぐなんか食べれば、軽くン万円が飛んでいく。そういう高級ふぐを、クマなんかに食べさせるのはもったいない。
お店の名前
(お店の名前は「海源丸」)

 しかし、まあいいじゃないか。今日ほどの圧倒的大勝利のあと、地元の名産品をみんなで賞味するのは、スバラシイことである。ふぐ刺しに唐揚げ、焼きふぐにふぐちり、みんな美味しゅうございました。佐賀のお酒「東一(あずまいち)」を豪快に注いでもらうのも、また楽しゅうございました。祝勝会もまた大いに盛り上がって、日付が変わるころ解散になった。
お酒
(大きなサカズキにタップリお酒が注がれる)

 さて諸君、今夜の宿泊は楽しみにしていた「グリーンリッチホテル・大分駅前店」である。普段の出張で「名古屋マリオット」「京都ホテル・オークラ」とか、外国を旅行する時も無料アップグレードされてジュニアスイートとか、甘やかされ放題に甘やかされているから、おそらく20年ぶりに宿泊する13㎡のビジネスホテルが、返って珍しいのである。
 何でこのホテルを選んだかと言えば、「他が全て満員だったから」。11月17日の大分は、「ANAクラウンプラザホテル・オアシスタワー」「レンブラントホテル」の2大高級ホテルがともに超満員。10月上旬の段階で予約しようとしたが、もうどこも空いていなかった。
グリーンリッチ1
(大分グリーンリッチホテルで 1)

 大きな学会があるとか、大規模なスポーツイベントが開催されるとか、そういう時にはよくこんな状況になる。しかしホテルに問い合わせてみると、単なる「結婚式ラッシュ」なのだという。そうなりゃ仕方がない。原点に返って、ホントに久しぶりの13㎡で一晩過ごすのも楽しいじゃないか。
 どうだね、この狭さは。態度もデカけりゃ、カラダもデカいクマ蔵どんが部屋に一歩踏み込むと、もう立錐の余地もない感じ。九州新幹線グリーン車も狭いが、13㎡はもうワンランク強烈な圧迫感がある。「森のクマさん」というより「檻のクマさん」な感じ。朝までグッスリ眠ったら、部屋の形とおんなじ四角いサトイモに変貌しそうである。
グリーンリッチ2
(大分グリーンリッチホテルで 2)

 こりゃ、面白くて面白くて、しばらくベッドの上でガハガハ1人で笑って過ごした。しかし、そういうこともホントはイケナイのだ。お隣の部屋のテレビの音やシャワーの音も、みんなよーく聞こえてくる。1階はコンビニと飲み屋、2階はカラオケ店。こういうビジネスホテルでは、とにかく静粛を心がけなければイケナイ。
 今夜もタップリお酒を飲んで、クマ蔵はすっかり上機嫌。「この部屋で朝まで眠って、四角くなっていないかな?」、それだけが心配だ。明日は、大分を8時に出て、東京・新宿で15時から講演会。強行軍の前の晩なんだから、いつまでもガハガハ笑ってないで、とにかく早く寝るのが一番だ。

1E(Rc) Collegium Aureum:HAYDN/SYMPHONY No.94 & 103 
2E(Rc) Solti & London:HAYDN/SYMPHONY No.101 & 96
3E(Rc) Collegium Aureum:VIVALDI/チェロ協奏曲集
4E(Rc) Corboz & Lausanne:VIVALDI/GLOLIA・ KYRIE・CREDO
5E(Rc) Elly Ameling & Collegium Aureum:BACH/HOCHZEITS KANTATE & KAFFEE KANTATE
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