Sun 121007 三重県津で講演会 チョイ太った チョイ苦戦 連日の「今井先生ですか♡」 | 今井宏オフィシャルブログ「風吹かば倒るの記」Powered by Ameba

Sun 121007 三重県津で講演会 チョイ太った チョイ苦戦 連日の「今井先生ですか♡」

 10月30日、三重県・津で講演会があり、昼過ぎの新幹線で名古屋に移動する。東進に移籍してきて7年、毎年この時期には必ず津に呼んでもらっていて、クマ蔵の中ではもうすっかりお馴染みの街である。
 三重県と奈良県は、どういうわけか日本中で特に「今井先生ですか?」の発生率が高い。決して油断できないので、電車の中でノンキに居眠りするとか、ましてやイビキをかいたり口を半開きにして居眠りするなんてのは、モッテノホカだ。あっという間に「今井発見。ヨダレ垂らして居眠りなう」とツイートされてしまうだろう。
 いや、一番問題なのは「ツイートされる」ということではない。むしろ「なあんだ、今井先生って、ダラしなく居眠りなんかするんだ」と、若い人たちを失望させてしまうのが困るである。
 だって諸君、かつて授業を受けた大学生や、いま受講中の高校生からみると、サトイモ男爵がダラしなく居眠りをする光景は、大きな失望や幻滅の原因になってしまうじゃないか。彼ら彼女らを幻滅させないように、注意深く行動しなければならない。
夜景1
(宿泊は名古屋マリオット。昔はこの夜景を眺めに大勢の人が押し寄せたものだ)

 東京駅で駅弁を買って、新幹線に乗り込むやいなやペロリと平らげた。平らげたのは「仙台黒毛和牛弁当」1500円。あんまりペロリと平らげたので、ブログに掲載すべき写真さえ撮らなかったが、今井君は今も「Buy Tohoku」を心がけている。まだまだ東北復興支援を忘れてはならない。
 東京駅を発車してすぐに食べはじめ、品川に着く頃にはもう食べ終わっていたのだから、今井君のペロリぶりは相当激しいペロリ君だったことになる。その間わずか6分。分厚い肉が6枚も入った豪華なお弁当を、たった6分でワシワシ咀嚼→嚥下してしまったのだから、秋のクマの獰猛ぶりはさすがである。
津1
(津での講演会 1)

 いや、こりゃもう「食べた」じゃなくて、「ゴクゴク飲んじゃった」である。「今井先生ですか♡」なファンの人たちに、このゴクゴクぶりを見せられるかというと、うーん、今井君としては大いに目撃してほしい。若い人たちにはこうやってゴクゴク&ワシワシ、豪快に生きてほしいのだ。
 ただし、若干の反省もある。この1ヶ月半の豪快な生活を通じ、サトイモ閣下は3kgも太ってしまった。7月にはスカスカだったベルトが「ちょっとキツイかな?」であるし、6月にはラクラクはけたズンボも、フックがカンタンに閉まらない。
 そもそも8月下旬から9月上旬にかけての地球一周・アルゼンチン滞在で肉を食べまくり、2kg太って帰国したのだが、その後も不規則な生活が続いてさらに1kgの増量。昨日掲載した写真=スタジオでのサトイモ閣下をみると、中身の爛熟以上に、外見が爛熟してしまっている。
 ここは自粛ですな、キウィどん。おいしいおコメ満載の黒毛和牛弁当なんか、お昼からムシャムシャ食べてちゃダメですな。こんなに「今井先生ですか♡」が連続し、授業がバンバン収録され、テレビにもボンボン登場する状況で、肉体まで爛熟したキウィ君というのは、さすがにマズいじゃございませんか。
津2
(津での講演会 2)

 こうしてキウィ軍曹は強い自責の念にかられ、深い自己嫌悪に陥り、面倒なので名古屋までグースカ居眠りして過ごすことにした。新幹線グリーン車の中なら、どんなに鼻からチョーチン出して居眠りしても(もちろん今井君は「鼻からチョーチン」などという芸当はできないが)、若いヒトビトに目撃されることはないだろう。
 ただ、この時のサトイモ閣下は、目の前の驚くべき光景に唖然としていたのである。斜め前の席の中高年男性が、食べ終わったお弁当のゴミを平気で通路に投げ出したのだ。は? 若いヒトビトに模範を示すべきエラそうな中高年が、何たるアリサマだ? あんなところにゴミを放置して、日経新聞なんか読んで、それを若い人がマネしたらどうするつもりだ?
弁当
(通路に放置されたお弁当のゴミ)

 ホンの1年前の今井君なら、すぐに立ち上がって彼に声をかけるところだ。「スミマセン。ゴミは、チャンと捨てましょうよ。そんなふうに平気で通路に放置するなんて、若者が見て『なんーだ、あれでいいんだ』って思ったらどうするんですか?」。いやはや、クマ蔵はそういう行動に全くタメライがなかったのだ。
 ところが、今年の春からはひたすら自重に自重を重ねている。さすがの今井君も、チョイと疲れてしまった。いくら頑張って世の中をよくしようとしても、変人扱いされて余計なエネルギーを浪費するだけだ。でも、さすがにあのオジサマのテイタラクはダメじゃないか。
近鉄
(近鉄特急。ドレッシング色が暑苦しい)

 名古屋到着14時。すぐにマリオットホテルにチェックイン。すぐにブログ記事を1本書き上げる。16時半にホテルを出て、お馴染み「サラダのドレッシング色」の近鉄特急で三重県・津に向かった。所要時間40分である。
 この時期の津の街は、冷たい風が吹き荒れている。鈴鹿山脈から吹き下ろす「鈴鹿オロシ」のせいである。同様に、冬の名古屋も意外なほど寒い。飛騨や木曽のほうから強烈な北風が吹いて、息が止まりそうになったりする。
 津で各駅停車に乗り換えて1駅、津新町が今日の会場である。いつもは津新町の駅前にある東進の校舎で公開授業となるのだが、今年は例年よりもさらに申込者が多かったので、校舎の外に会場を借りた。三重県の教職員のヒトビトがよく利用する「洞津会館」である。
津3
(津での講演会 3)

 津での講演会、19時40分開始、21時10分終了、出席者170名。保護者の参加も多かった。入試本番が目前に迫ったこの時期だから、高3生の出席は全面的に禁止。高1と高2だけでこの参加者数はスバラシイことである。
 もっとも、初対面の生徒がほとんどということもあって、最初5分ほどチョイ苦戦する。なぜか分からないが、敵意をむき出しにしてキウィ男爵を睨みつけているヒトも存在する。
 「何でそんなに敵意むき出しなの?」と尋ねたくなるほどのオッカナイ顔が、4つも5つも並んでいると、気の弱い今井君は脊髄までブルブル震えちゃう♡ この状態から「爆笑の連続」にもっていくのには、さすがの今井君でも10分はかかる。
津4
(津での講演会 4)

 ホントは敵意があるんじゃなくて、「授業はオッカナイ顔で受けるもの」「難しい顔こそベスト」「笑っていては学力がつかない」という誤解を居抱いたまま、16年も17年も過ごしてきただけなのだ。いきなりこんなクマから「人間は笑えば笑うほど進歩し、進歩すればするほど笑う」と指摘されても、やっぱりオッカナイ顔で対応するしかないのである。
 10分経過してやっと激しく盛り上がりはじめ、30分経過あたりからいつもの水平飛行に入った。ラスト約30分は、お馴染み「もう誰にも止められない」の世界。ま、たまにホンのちょっとだけ苦戦するのも、また楽しいものである。クライマックスに向かって一気にのぼりつめていく上昇感が、クマ蔵はたまらなく好きなのだ。
チケット
(帰りのチケット)

 名古屋への帰り、津の駅で特急を待っていると、案の定「今井先生ですか?」の女子2人組がきた。高3生で、「今井先生の講座を受講して、英語がスゴく楽しくなりました」「同志社大学を志望しています」とのこと。
 冷たい風の吹き荒れるホームで、2人に「宇宙征服」のサインを書いて手渡した。周囲の通勤客が「何だ何だ?」「誰?誰?誰?」と怪訝な顔をしても構うことはない。講師をしていて「今井先生ですか?」ほど嬉しいことはないのである。2人とも、大いに頑張ってくれたまえ。
夜景2
(マリオットからの夜景に癒される)


1E(Cd) Ashkenazy & Philharmonia:SIBERIUS/SYMPHONIES 3/4
2E(Cd) Ashkenazy & Philharmonia:SIBERIUS/SYMPHONIES 4/4
3E(Cd) Krivine & Lyon:DEBUSSY/IMAGES
4E(Cd) Rogé:DEBUSSY/PIANO WORKS 1/2
5E(Cd) Rogé:DEBUSSY/PIANO WORKS 2/2
total m39 y1786 d9680