Sat 121006 「C組特別編」絶好調で完成 「今井先生ですか」2連発 千葉で講演会 | 今井宏オフィシャルブログ「風吹かば倒るの記」Powered by Ameba

Sat 121006 「C組特別編」絶好調で完成 「今井先生ですか」2連発 千葉で講演会

 10月29日、サトイモ男爵は朝8時に起床してお風呂に1時間つかり、それからブログを1本アップした。「うーん、ブエノスアイレスの話ねえ。あんまり興味をもつ人はいないだろうな」と、少し弱気になりながらのアップである。
 日々「アクセス数」をチェックして4年半が経過すれば、読者が何に関心をもち、何に全く興味がないか、書く側はすでに完全に把握している。
 アクセス数がドカンと上がるのは、講師の日常の話、入試の話、特にセンター試験の話。ボヨヨンと低下するのは外国旅行の話、特に欧米以外の国の話。マコトに現金なもので、「グローバル世代」みたいなタテマエは全く通用しないのだ。
 すると、朝早く頑張ってブエノスアイレス滞在記なんか書いても、やっぱり空しいのである。地球を一周してきた旅行記より、「センター英語の6番でどう効率よく得点するか」「センター3番が苦手な人はどんな努力をすべきか」、その類いの話に関心が集中するなら、今井君もそろそろあきらめて「ヒトビトのホンネに屈服するしかないのかな」という弱気の虫に負けそうになる。
 それでも何とか頑張って、危険なブエノスアイレスの街に最初の1歩を踏み出した話を書き上げる。書き上げたのが11時。13時から吉祥寺スタジオで授業収録90分×2の予定。さらにそのあと千葉県千葉市に移動して19時から公開授業。息つく暇もない。
千葉1
(千葉での講演会 1)

 代々木上原からタクシーに乗って、吉祥寺には12時45分に到着。収録するのは「C組・特別編」。全部で5コマのうち、昨日3コマ収録したから、今日は後半の2コマ=「関係詞」と「整序英作文と長文読解のスピードアップ」である。
 昨日は収録から帰って、焼き肉を食べに出かけた。連日の公開授業で疲れきっているから、焼き肉でもガッツリ食べて体力を取り戻さなければならない。強い雨が降っていたが、今の爛熟サトイモ君は「焼き肉」の声さえ聞けば暴風雨でも駆けつける。代々木上原駅前の「まんぷく」で、赤身の稀少部位「とうがらし」を中心に5人前をペロリと平らげた。
 今日になってもその勢いが持続している。ついでにユンケル1本飲んだから、疲れ果てているのに、授業は超のつく絶好調、さすがに爛熟サトイモであり、完熟キウィ君である。関係詞も、整序英作も、長文読解も、「どんな講師でも、これ以上はあり得ない」というトンデモナイ素晴らしさ。授業のキレも、カラダのキレもギャグのキレも、今井史上最高である。
 諸君、これを受講しない手はない。5コマ、しかも無料、しかも予備校講師歴769年♨、分からせることでは天下一品の今井君が、自ら驚嘆するカンペキな講座である。これを受講しないで、他に何を求めるの?
吉祥寺スタジオ
(吉祥寺スタジオのキウィ軍曹。少々疲れても、元気な完熟ぶりは変わらない)

 ま、あえて言えばルックスでござるかね。画面を一目見て「おや、サトイモ閣下はチョイと疲れたルックスござるな」と思う人がいるかもしれない。右欄の秋冬講演スケジュールを参照したまえ。今井君のルックスが疲労を漂わせるのは、何となく分かるだろう。
 ホントは気力も体力も500%、湧き上がるムンムンの状態で収録に臨みたかった。9月下旬とか、8月中旬→下旬とか、ムンムンのチャンスはいくらでもあった。しかし「急遽決まったので、是非」と熱く依頼されれば、多忙だろうと何だろうと、ボクチンは絶対OKだ。第一「そんなのカンケーネー♡」。そもそも、今井講座を受講するのにルックスを求める人はいないだろう。
 今井講座は何よりもまず分かりやすさが特長。あと、90分間絶対に飽きることのない爆笑の連続と、受講しただけで英語が大好きになって、もっともっと&どんどん&どんどん授業を受けたくなる楽しさが特長。おおいに楽しみにしてくれたまえ。
プリン
(千葉校でいただいたパンプキン・プリン。さすがハロウィンだ)

 2コマの収録が完了して大満足でスタジオを出ると、外はすでに夕闇である。いやはや、日の暮れるのが早くなった。気がつけば、もう明後日から11月である。そりゃ日の暮れるのも早いわけだ。9月、10月、自分のブログを読みながら振り返ると、今井君の生活ってって、今年もまた驚異的に充実しているのであるね。
 17時、中央線で千葉に向かう。御茶ノ水で総武線に乗り換え、錦糸町で総武線快速に乗り換え、予定では千葉まで1時間半もかからないはずだった。ところが吉祥寺駅のアナウンスで「四谷駅付近で電車が支障物と接触。中央線快速は運転見合わせ」と伝えられた。何なんだ、「支障物」って?
 ただでさえ綱渡りの移動である。千葉では150人もの受講生が待っている。それなのに、頼りにしていた中央線快速が動かない。仕方なく総武線各駅停車の黄色い電車に乗り込んだが、こんなにノンビリ1駅ずつ止まってたんじゃ、御茶ノ水まででさえ1時間。クマ蔵のイライラもどんどんつのっていく。
たまごやき
(夜に立ち寄った新丸ビル「ソバキチ」の玉子焼)

 新宿を過ぎた所で、今日最初の「今井先生ですか?」に遭遇。イライラしすぎてウツラウツラ居眠りを始めた所だったが、一瞬で本能的にパッと覚醒した。「去年の今頃にも中央線の中で挨拶しました。姫路龍野町校で授業を受けていました」という男子である。
  そういえば、ウッスラと記憶が残っている。「大きなホテルでバイトしようと思ってるんですが」と相談を受けたのは、確かに去年の今頃だった。
 姫路龍野町校は、姫路からローカル線で中国山地の奥深く入った所にある小さな校舎である。たった1両で走る姫新線の沿線、そうめん「揖保の糸」で名高い揖保川の川沿い。1度だけ講演会に出かけた印象では、きわめて熱心な受講生の多い校舎で、深い山の中なのに150名近い出席者があった。
 彼がいまバイトしているのは、(仮名)でホテル・オールドコタニ。昔の東京ホテル御三家のうちの1つである。「オールドコタニじゃ、仮名にも何にもなっていないじゃないか」というご批判もあろうが、ともかく彼はオールドコタニのベルボーイとして、週4~5回頑張っているとのことであった。
 ホテルのベルボーイとは、何とも熱いバイトであるね。世界中から集まったヒトクセもフタクセもあるヒトビトを相手に、獅子奮迅の活躍を続ける。中途半端な大学の授業より、ずっと勉強になりそうだし、将来のためにもなりそうだ。
かもねぎ
(夜に立ち寄った新丸ビル「ソバキチ」のカモ&ネギ)

 彼はオールドコタニの最寄り駅=四谷で降りて行き、疲れ果てた今井君は再び一人ぼっちになった。錦糸町まで黄色い電車に揺られ、錦糸町で大混雑の総武線快速に乗りかえた。普段ならグリーン車に乗る(痴漢と間違えられたりしたらボクの人生が終わっちゃうじゃないか)が、平日の午後5時半、グリーン車だって満席だ。
 仕方なく普通車の端っこに座って、ウツラウツラ居眠りしながら千葉まで30分ほど。斜向いの席の高校生か大学生女子2名が、30分間ずっとソワソワこっちを眺めては2人で盛り上がっている。
 と、思ったら、千葉駅でホームに降りた途端に今日2回目の「今井先生ですか?」が来た。通勤帰りのヒトビトの真っただ中で「一緒に写真撮ってもいいですか?」でござる。ヒトビトが「何だ&何だ?」「あれっていったい誰?誰?誰?」と色めき立つ中、完熟サトイモ君はこの若々しい女子2名と順番に写真に収まった。
千葉2
(千葉での講演会 2)

 千葉での講演会、19時開始、21時終了。出席者145名。今日はちょっと趣向を変えて、整序英作文や文法語法問題を中心に、授業部分をグッと多くした。ついでだから、センター試験6番のスピーディーな解き方も解説。それでも120分間爆笑がたえず、スンバラスイ公開授業になった。満足&満足、大満足である。
 諸君、しかしこれで一日が終わっちゃったら、まるで高度成長期の猛烈サラリーマンみたいじゃないか。ちょっと寂しくなった完熟キウィどんは、東京駅前の新丸ビル7階「ソバキチ」で一杯飲んで帰ることにした。
千葉3
(千葉での講演会 3)

 復元完成した東京駅のライトアップも、さすがに22時には終わっている。ソバキチのダンナは、夕方の開店直後にはいつもご機嫌がいいのだが、閉店間近の22時すぎ、すでにハッキリご機嫌ナナメ。駅はフクゲン、ダンナはフキゲン。まさにオヤジギャグの世界である。
 串揚げ5種、玉子焼き、ポテトサラダに、肉味噌焼き。そういう晩酌の定番でビアと熱燗を楽しんだ後、名物・夜鳴き蕎麦を一気に胃袋に流し込んで、23時過ぎの地下鉄・千代田線で帰った。おお、これこそまさに中年オジサンの至福の世界である。
夜鳴き蕎麦
(ソバキチ、夜鳴き蕎麦)


1E(Cd) Elgar & London:ELGAR/SYMPHONY No.2
2E(Cd) Barbirolli & Hallé:THE DREAM OF GERONTIUS 1/2
3E(Cd) Barbirolli & Hallé:THE DREAM OF GERONTIUS 2/2
4E(Cd) Ashkenazy & Philharmonia:SIBERIUS/SYMPHONIES 1/4
5E(Cd) Ashkenazy & Philharmonia:SIBERIUS/SYMPHONIES 2/4
total m34 y1781 d9675