Mon 121001 熊本で講演会 タクシーの言い訳としての多忙と疲労 セブンでモト生徒 | 今井宏オフィシャルブログ「風吹かば倒るの記」Powered by Ameba

Mon 121001 熊本で講演会 タクシーの言い訳としての多忙と疲労 セブンでモト生徒

 10月23日、熊本で講演会があって、昼過ぎの飛行機で九州に向かった。熊本までの直行便はいくらでもあるが、本部から送られてきたチケットは福岡経由。飛行機で福岡まで行って、福岡からは新幹線というルートである。ま、まだまだピカピカの九州新幹線にも乗れる。それもいいだろう。
 羽田までは毎度お馴染みの定額タクシーに乗る。高速代もコミで6800円はお値打ちだ。代々木上原から普通にメーターを回していけば、メーターだけで9000円。これに高速代+予約料金で10000円を軽く超える。「定額で予約します」と電話口でヒトコト言っただけで、約4000円も得をすることになる。
熊本1
(10月23日、熊本で講演会 1)

 もちろん、いつもいつもこんな贅沢をしているわけではない。忙しくさえなければ&疲労さえなければ、キウィ閣下だって羽田までチャンと電車で通うのである。しかし諸君、今やキウィ閣下の多忙度&疲労度は頂点に達している。若干の贅沢は、神様もホトケサマもみんな許してくださるはずだ。
 「多忙」と言えば、みんな現在のことだけを思い、「疲労」というコトバを聞けば、誰もが過去を振り返る。しかし諸君、さすがクマ蔵先生は視点が一段高い所にあって、多忙といっても疲労といっても、視線の先にあるのは近未来のこと。つまり、常に近未来を見据えつつ、「疲労が蓄積して将来の仕事に支障をきたすことがないように」と注意を払うのである。
 諸君、ここから先1週間の今井君のスケジュールをここに披露する。我が友Mac君なんか、今井君の疲労を心底から気遣ってくれていて、「スケジュールをここに疲労する」と変換してくれる。披露も疲労もイッショクタになるぐらい、ここから1週間のクマ蔵スケジュールは多忙を極めている。
熊本2
(10月23日、熊本で講演会 2)

① 10月26日:午前から午後にかけ、東京広尾の日本赤十字病院・医療センター。午後1時半から大阪に移動。19時から大阪で講演会。
② 10月27日:大阪から静岡に移動。静岡で16時半から18時まで本科生対象のナマ授業。19時半から21時まで講演会。最終の新幹線で帰京。
③ 10月28日:13時から19時まで、吉祥寺のスタジオで授業収録・90分×3本。
④ 10月29日:13時から17時まで、吉祥寺のスタジオで授業収録・90分×2本。ダッシュで千葉に移動(果たしてホントに移動できるのかい?)。19時から千葉で講演会。
⑤ 10月30日:午前から午後にかけて広尾の日本赤十字病院・医療センター(おそらく)。午後から名古屋に移動。夕方、名古屋から三重県津に移動。19時から津で講演会。終了後、またまたダッシュで名古屋に移動。
⑥ 10月31日:名古屋から木曽山脈を越えて長野に移動。16時半から長野で本科生対象のナマ授業90分。19時から講演会、これもまた90分。
⑦ 11月1日:長野からいったん帰京。19時から神奈川県海老名で講演会。
⑧ 11月2日:大阪に移動。夕方、大阪から堺に移動。19時から堺で講演会90分。終了後、ダッシュで大阪に戻る。翌日朝に帰京。
熊本3
(10月23日、熊本で講演会 3)

 いかがでござる? これでも「タクシーなんて贅沢だ」「電車移動以外は認められませぬ」と厳しくおっしゃるのでござるか? しかも諸君、ほぼこんなスケジュールのまま、サトイモ大将は12月21日まで全国を走り回るのでござる。
 これに、やれフジテレビだ、やれ日テレだ、そういう類いの楽しいスケジュールも追加。こりゃ嬉しいことこの上ないけれども、だからこそ、常に近未来を見据えながら、疲労で仕事がチャンと出来なくなる事態に陥らないように、贅沢は承知の上でタクシーを使い、チョイ贅沢は百も承知で焼き肉とステーキを食らいまくり、超贅沢は承知の上で高級ホテルのデラックスツインにシングルユースで宿泊する。まあ、許してくれたまえ。
熊本城
(タクシーから熊本城を眺める)

 10月23日は、寒冷前線の通過に伴って、日本列島は西のほうから順繰りに大荒れの天気になった。今井君が訪れる半日前には九州が大荒れ。今井君が九州に向かった直後には首都圏や関東地方で暴風雨。サトイモ閣下が存在する場所だけは、常に爽やかな秋晴れ。閣下はカッカッカ、カッカ&カッカッカと、ひたすらカッカ笑いに興じたのである。
熊本4
(熊本。終了後、花束をもらう 1)

 熊本到着16時。すぐにホテル日航にチェックインして、ブログを1本書き上げる。18時、ホテルロビーで東進スタッフと待ち合わせ。クルマで講演会場の「熊本県民劇場」に向かう。
 今日の主催は熊本の高校受験でスバラシイを誇る「早稲田スクール」である。国公立志向の強い熊本で「早稲田」というネーミングは不利なんじゃないかと思うのは今井君の余計なお世話であって、中学受験でも高校受験でも早稲田スクールは絶好調であるらしい。熊本高校、今年の甲子園で知名度を増した済々黌、ともに合格実績は文句のつけようがない。
 19時半開始、21時終了、出席者は約155名。高1の出席希望者も大勢いたが、あえて高校2年生にしぼっての開催にしたとのこと。部活や文化祭の準備で若干の遅刻者がいたけれども、最初から最後まで大爆笑が続き、この秋の今井講演会の中でも最高の雰囲気になった。
 熊本県立劇場は、11月上旬にゲルギエフが訪れて大コンサート開催の予定。そのホンの10日まえに、同じ場所で今井君が公開授業を実施できるなんて、マコトにマコトに光栄の極みである。うにゃにゃ、感謝&感謝、また感謝でござるよ。
花束1
(熊本。終了後、花束をもらう 2)

 終了後、22時からカレー屋さんで祝勝会。祝勝会がカレー屋さんというのは長い今井君の歴史の中でも前例がないが、こういうアットホームな祝勝会も、また楽しいものである。
 おそらくは4人用のテーブルに6人が密集して座り、次々と運ばれてくる料理を置くスペースもない。サラダ・スープ・前菜で、すでにテーブルは満杯だ。「急いでドンドン食べちゃわないとヤバいですね」と笑いあいながら、メインのカレーを待ち受けた。
 熱いカレーをかき混ぜながら、スタッフみんなでそれぞれの過去を語り合う。それぞれに、なかなか熱い過去を持っている。熱すぎてアブクがブクブク立つほど、みんな過去が熱いのである。お酒を飲んでいたのは今井君一人だったが、別にお酒なんか飲まなくても十分に酔っぱらえるほどに話は盛り上がった。
花束2
(熊本。終了後、花束をもらう 3)

 帰り道、一人でホテル近くのセブンイレブンに立ち寄った。祝勝会の席ではビール3杯飲んだだけだったから、「日本酒とかワインとか、1人でもう少しシミジミやりますかね」と考えたのである。
 カゴに入れたのは、煎ったソラマメ、やわらかく揚げたイカ、カップの日本酒、焼酎「しろ」の小瓶、朝食用のサンドイッチなど。それなりに一杯になったカゴをレジに運ぶと、レジの店員さんが「あのー、もしかして、今井先生ですか?」と尋ねてくれた。「いまは大学生しながら、このバイトやってます」とのことである。
 いやはや、今夜もまたビックリ&パックリの幕切れだ。「すみませんね、こんなところでお酒なんか買ってて」と頭を掻いてみせると、「いいえ、いいえ」「ビックリしました。まさかこんなところでナマの今井センセに会えるとは」。双方この上なく恐縮しながら、互いの健闘を祈って手を振った。
ぽち袋
(国立演芸場で買ったネコグッズを眺めつつ、ニャゴとナデシコを思う)


1E(Cd) Ashkenazy:RACHMANINOV/PIANO CONCERTOS 1-4 1/2
2E(Cd) Ashkenazy:RACHMANINOV/PIANO CONCERTOS 1-4 2/2
3E(Cd) The State Moscow Chamber Choir:RACHMANINOV/VESPERS op.37
4E(Cd) Brendel(p) Previn & Wiener:MOUSSORGSKY/PICTURES AT AN EXHIBITION
5E(Cd) Sinopoli & New York:RESPIGHI/FONTANE・PINI・FESTE DI ROMA
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