Tue 120918 高山にカンカコカン 高山で講演会→とんぼ返りで砧スタジオ→明日は福岡 | 今井宏オフィシャルブログ「風吹かば倒るの記」Powered by Ameba

Tue 120918 高山にカンカコカン 高山で講演会→とんぼ返りで砧スタジオ→明日は福岡

 10月11日、飛騨高山で講演会があり、朝10時にはもう代々木上原を出て、東京駅発11時の新幹線に乗った。東京はポツポツ雨が降りだしたが、今日もまた東京駅は復元工事完成を祝う観光客で大混雑である。
 さすがに飛騨高山は遠い。東京駅からまるまる4時間かかる。名古屋まで新幹線で1時間半、名古屋で特急「スーパービューひだ」に乗り換えてさらに2時間+α。ではそういう出張がキライかというと、さすが人呼んで乗り鉄キウィ♡今井君は朝からウキウキして、飛騨の車窓が楽しみでたまらない。
高山1
(飛騨高山での講演会 1)

 名古屋から岐阜まで30分、乗客はみんな後ろを向いて走る。一見したところ異様な光景であるが、岐阜から高山本線に入ると進行方向が反対向きになるから、まあやむを得ないのである。そりゃそうだ。岐阜を出た所で車内の乗客全員やおら立ち上がって座席の向きを変えるんじゃ、手間もかかるし、明らかにその光景のほうが異様である。
 しかし、「出発時にみんな後ろ向き」というのは、工夫して何とかならないか。佐世保を出る長崎本線の博多行き特急、秋田新幹線の東京行き、そして名古屋発の高山本線特急。日本で少なくとも3カ所、「さあ出発、でもみんな後ろ向き」を強いられている。花やかな門出の日にみんな後ろ向きじゃ、門出の花やかさに水を差すじゃないか。
飛騨
(特急スーパービューひだ。名古屋-岐阜間は後ろ向きに走る)

 高山本線には、「げろ」「こび」「やけいし」など楽しい駅名が多い。深い山の中なのに何故か「なぎさ」という駅もある。漢字も「渚」である。本州で一番深く山の中に分け入った土地に、なぜ「渚」の文字が入り込んだのか、こりゃまあ諸君、ググってみるしかないでござるね。
 「げろ」については、もちろん「げろ」は「下呂」であって「ゲロ」ではない。下呂駅で温泉目当てのお客がぞろぞろ降りて、グリーン車内はすっかりカラッポになってしまった。
 「下呂」からしばらく走った所に「上呂」という駅を発見。おお、下呂と上呂があったら「中呂」もあるだろう。地図を見ると、確かに中呂という地名もある。京都大原三千院の近くに呂川という川があるが、もしかしたら飛騨地方にも同じ名前の川があって、その上流の町から順番に上呂→中呂→下呂になったのかもしれない。
 いんにゃ、宿場町を「留」と呼んだ記録もある。確かに旅人の側からすれば「止まる」「泊まる」であるが、宿の立場なら「泊める」「留める」である。3つの宿場が連続していれば、標高の高いほうから上留→中留→下留。それが転訛して上呂→中呂→下呂ということだってあり得る。
高山駅
(高山駅)

 それとももっとカンタンに上流→中流→下流? いやいや、さすがにそんなに単純に大河ドラマみたいな名づけ方はしないだろう。そもそも、下呂温泉は深い山の中にあって、川の中にも大っきな岩がゴロゴロ転がっている。これではとても悠然と流れる穏やかな下流のイメージはない。
 そんなことを考えていたら、今井君の頭はますます横道にそれて、「平清盛って、視聴率どうなったのかねえ」「まさか、またヒト桁ってことはないだろうねえ」と、余計なお世話のほうに傾いていった。ま、あと2ヶ月だ。担当者はさぞかしツラかっただろうが、破滅的なことにならなくて、ホントによかったじゃないか。
よいこ
(高山駅で発見 よいこは、ここで、あそばない)

 高山着15時チョイ。すぐにタクシーに乗り込んで、宿泊先の「ホテルアソシア高山リゾート」に向かう。町は閑散として、「昨日まで高山祭だった」という華やぎは全く感じられない。おお、祭が終わったら、みんなとっとと帰っちゃったんだ。薄情であるね。祭が終わったら、ついでに今井宏大講演会にも出てから帰ったらいいじゃないか♡
高山2
(飛騨高山での講演会 2)

 高山祭といえば、サトイモ大将としてはどうしても「高山にカンカコカン」を紹介しておきたい。NHK「みんなのうた」で1969年秋の放送。今井キウィ男爵の記憶力は強烈であるから、今でも全曲通して歌うことができる。「冬がくるーぅ、雪がくる。たーかやまに、カンカコカン」でござる。
 しかしキウィ男爵よりも遥かに強烈なのがグーグル先生であって、チョイとググってみたら、「幼少時の清水ミチコが出ている」ときた。ニコ動だかYouTubeだかで、名古屋少年少女合唱団が歌った「たーかやまに、カンカコカン」を今でも聞くことができる。
高山3
(飛騨高山での講演会 3)

 高山での講演会は、ホテル高山プラザの大宴会場で、19時半開始、21時終了。出席者190名。数えたわけではないが、今井君の手許の資料「出席予定者数」ではそうなっている。会場がものすごく広いせいで、あまり笑い声が響かないけれども、今日もまた豪快な公開授業になった。
 保護者の出席も多くて、結婚式仕様の大宴会場の後方で、最初から最後まで顔を真っ赤にして笑っていらっしゃった。ママたちはホントによく笑う。パパたちの中には最初のうちコワい顔でニラんでいる人もいらっしゃるが、開始15分ぐらいからはもう耐えきれずに大爆笑の先頭を切る。
 受付を務めてくれたのは、飛騨高山校のモト生徒。現在はナースで、オーストラリアやイギリス・ウェールズなどでボランティア経験のある方。このあいだ津田沼で出会った女子の担任助手は、今井君のC組→B組→A組と全部受講して、慶応義塾大学商学部に現在通っているヒト。東進の一番の強みは、モト生徒たちがこんなふうに率先して手伝いにきてくれることである。
いくら
(山盛りのイクラ)

 祝勝会は、会場近くの「松喜寿司」。出席者4名。この4名の中にも、飛騨高山校のモト生徒さんがいらっしゃる。昨日の記事で話題にしたばかりのイクラがたっぷり登場したり、キノコたっぷりのいかにも高山らしいキノコ汁が登場したり、祝勝会も大いに盛り上がった。肝をたくさん載っけたカワハギもスンバラシイ。
紅葉
(高山では紅葉が始まりかけている)

 高山では、そろそろ紅葉が始まっている。見頃になるまでにはまだまだ20日もかかるんだろうが、桜の樹のテッペンあたりが赤く染まりかけて、思わず「おお、秋でござるね」と呟いてしまう。12日朝は10℃まで冷え込んだ。急に冷え込むと、ちょっぴり喘息がオッカナイ。ほぼ完治したとはいえ、サトイモ大将の気管支にはホンの少しだけ喘息のタネが残っているのだ。
お弁当
(朝食は高山名物・さるぼぼ弁当)

 せっかくの高山であるが、のんびりしているヒマはない。朝8時の電車で、東京にとんぼ返りしなければならないのである。15時に世田谷の砧スタジオに入って、フジテレビのバラエティ番組の収録がある。
 その中身は絶対に口外してはならないらしいので、今日の収録については放送当日まですべてナイショでござる。しかしとにかく忙しい。高山8時、名古屋10時半、東京12時半。またまた東京駅の観光客をかき分けて代々木上原13時。大急ぎで着替えをして、タクシーで砧スタジオ、14時半。
 21時、いまやっと帰ってきたけれども、明日は昼の飛行機で福岡へ。夜は福岡で講演会。その翌日は朝10時の飛行機で東京に戻って、15時から池袋で講演会。おお忙しい忙しい。おお忙しい忙しい。たーかやまにカンカコカン、たーかやまにカンカコカン。冬がくるーぅ、雪がくる。ま、そういう日々である。
お弁当中身
(さるぼぼ弁当 中身)


1E(Cd) Barenboim:BEETHOVEN/PIANO SONATAS 8/10
2E(Cd) Barenboim:BEETHOVEN/PIANO SONATAS 9/10
3E(Cd) Barenboim:BEETHOVEN/PIANO SONATAS 10/10
4E(Cd) Carmina Quartet:HAYDN/THE SEVEN LAST WORDS OF OUR SAVIOUR ON THE CROSS
5E(Cd) Alban Berg Quartett:HAYDN/STREICHQUARTETTE Op. 76, Nr. 2-4
total m92 y1517 d9412