Tue 120825 神戸で大祝勝会 またまた肉をワシワシ咀嚼する 金沢に移動する | 今井宏オフィシャルブログ「風吹かば倒るの記」Powered by Ameba

Tue 120825 神戸で大祝勝会 またまた肉をワシワシ咀嚼する 金沢に移動する

 9月16日、600名出席で大成功だった直後の大祝勝会は、三宮駅前の沖縄料理屋「卑弥呼」で17時半から。沖縄料理でどうして卑弥呼なのか、そういう難しいことはサッパリわからないが、難しいことを理解しようと焦らないのは、人生を楽しく生きる秘訣である。焦ってもどうせ分からないし、焦らないでいるほうがむしろ問題の解決は早い。
 そこで卑弥呼問題はいったん避けて通ることにして、とりあえず予約の部屋にズカズカ上がり込むことにした。飲み放題&食べ放題プランで、2時間いくら飲んでもいいし、肉をいくら食べても誰にも叱られない。
 「ははーん、だから『卑弥呼』なんだ!!」と快哉を叫ぶところであるが、そういうゴマカシをしようと焦ってはならない。卑弥呼問題はそんなカンタンなことで解決できない。とにかく参加者8名でこの肉をいくら食べても叱られないとすれば、それがたいへんお目出度いことは間違いない。
お肉1
(お肉!! 祝勝会の光景 1)

 いまや8名残らず意気軒昂である。そりゃそうだ、滅多に実現しない600名の大講演会が、ついさっき一点の曇りもない大成功のモトに終了したのである。ここで意気軒昂にならないなら、いったいいつ意気軒昂という4字熟語を使えると言うんだ?
 そこで、「この際、滅多に訪れない意気軒昂の場面を満喫しようじゃないか」という無言の合意が成立。いやはや、食べるは食べるは、飲むは飲むは。語るは語るは、笑うは笑うは。店員の中国人女子学生が当惑してニカニカ笑い出すほど、祝勝会はあっという間に最高潮に達した。
お肉2
(お肉!! 祝勝会の光景 2)

 アルゼンチンで7日、ニューヨークとフランクフルトで各3日。9月上旬のクマ蔵は合計13日間ウシの肉を食べ続けた。アブラ身の少ないいかにも肉肉しい肉質が大好きな本格的肉食グマとして、日本に帰ってくるのが肉食の面で心配で心配でならなかった。
 日本の高級レストランで出される高級お肉サマは、どれもこれも「あまーい肉汁がジュワーッ」とか「やわらかーい。ナイフどころか、歯もいらないほどですね」。アブラだらけの肉ばっかり。アゴの筋肉が疲れるほど噛みごたえのある筋肉質のヤツとなんか、滅多に出会えない。
祝勝会
(神戸での大祝勝会)

 アブラの弾力のせいでボヨヨン&ボヨヨンお皿の上でバウンドする「ボヨヨン肉」。日本に帰ったら、ボヨヨン肉しか食べられなくなるんじゃないか。今井君は、ボヨヨン肉は願い下げ。もっともっとアゴを使って、ワッシワッシ咀嚼を楽しみたい。
 だから、この祝勝会のしゃぶしゃぶも、最初は少しだけ心配していたのだ。しかし、案ずるより産むがやすし。アブラたっぷりの豚のお肉は他のスタッフ7人に任せ、今井君は硬い赤身のウシの肉をワシワシ咀嚼し続けることに没頭できた。
 うひゃ、食べた食べた。仕事熱心な中国人女子学生もビックリするほど、みんなで意気軒昂によく食べた。「中国から日本にきてまだ2年目です」と言うワリに、日本語が上手。働きぶりもテキパキして、いい店員さんだった。勉強も、その調子で頑張ってくれたまえ。
神戸
(朝の神戸。ANAクラウンプラザホテル29階より)

 何しろ翌朝8時にホテルを出て金沢に向かわなければならないから、今日の祝勝会は1次会で終わり。16日神戸が600名、17日は金沢で1100名を予定。2日で1700名もの出席があるのだから、まあここはしっかり節制につとめて、間違っても「2日酔いです」などということはあってはならない。
 17日、九州の西を大型台風16号が北上して、新幹線のダイヤが乱れた。3日前まで中心気圧が900hPaだった強烈なヤツである。今井君はもう数百年生きているが、長いクマ史の中でも、800hPa台に突入しそうになったヤツは目撃したことがない。さすがに日本近海にジンベイザメがやってくるほど温暖化が進んだだけのことはある。
石亭
(金沢歌劇座のお隣「石亭」。スタッフと昼食をとった)

 しかし金沢で1100名が待っている状況で、新幹線が遅れるのはチョイと困った。新幹線移動は新神戸から京都までだから、イザとなれば東海道線新快速を利用すれば間に合わないこともない。しかし何しろ神戸でも朝から30℃を超えている。昼から講演なのに、ここでクマ蔵が必死で走り回り、汗まみれになって脱水症状を起こすわけにいかない。
 ま、幸い新幹線の遅れは25分ほど。しかも、乗車する予定だった「のぞみ」より25分前の「のぞみ」が25分遅れでやってきた。は? 何のことはない、25分前ののぞみチャンが25分遅れてやってきたのに飛び乗ったから、結局カンペキに時間通りの移動になったわけである。
昼食1
(豪華な昼食)

 京都で乗り換えて、在来線の特急サンダーバードで金沢に向かう。この日の金沢の最高気温は35℃。台風の影響でフェーン現象が起こったせいだが、JR西日本のクーラーはどうなっているのか、この熱波の中でクーラーがチャンと動いていない。
 右の窓からは強烈な日差しが差し込み、車内の気温はどんどん上昇。結局クマどんはワイシャツの色が変わるほどの汗マミレになって、12時5分、ほうほうのていで金沢駅に到着したのだった。
昼食2
(豪華な昼食。真ん中に後から「治部煮」が来た)

 とても9月半ばとは思えないムワーッとした風の吹く中、「あれれ、どうして昨日の店は『卑弥呼』だったんだろう?」と、昨日の「卑弥呼問題」が結局はタナザラシで終わってしまったことに気がついた。
 しかし諸君、とかく若いヒトはこんないい加減を許しておけずにヒタイに青筋を立てて怒り狂うものだが、タナザラシというのは決して悪い解決法ではない。タナザラシにして、時が自然に解決してくれるのを待つほうが、ずっと優れていることも多い。ま、数百年生きてみなければ分からないことかもしれんね。
開演前
(金沢歌劇座。いよいよ開演が迫る)

 金沢での超大講演会は、金沢歌劇座で。12時、楽屋に入り、歌劇座の隣の料亭「石亭」で昼食をとりながら、スタッフと打ち合わせ。おやおや、これまたクマ史上例を見ない豪華な打ち合わせである。
 ここまでくれば、もう間違いではない。確かに1100名が出席する。しかし何しろ現在ブログダイエット中である。今日はこの辺でヤメにして、講演の模様については明日の記事で詳細に描写することにする。

1E(Cd) Casals:BACH/6 SUITEN FÜR VIOLONCELLO 2/2
2E(Cd) Preston:BACH/ORGELWERKE 1/6
3E(Cd) Preston:BACH/ORGELWERKE 2/6
4E(Cd) Preston:BACH/ORGELWERKE 3/6
5E(Cd) Preston:BACH/ORGELWERKE 4/6
total m125 y1395 d9290