2012年09月10日(月)

Mon 120817 リニューアル計画進行中 インスブルックの印象(ミュンヘン滞在記9)

テーマ:ブログ
 すでに予告したブログのリニューアルであるが、諸君の心配をヨソに現在着々と計画進行中である。もちろん「リニューアル」と言っても、極端に変更することはない。マイナーチェンジが4点か5点重なる程度である。
 それも、一気にガバッとスタイルを変えて読者をビックリさせるようなことはしない。1点ずつ着実に変更していって、10月末ごろ気がついてみると「あれれ、ずいぶん変わったな」と実感するような、マコトに地道な変更を積み上げていく。
街1
(インスブルックの町並み 1)

 何と言っても「記事の長さ」が問題であって、少なくとも今の1/3程度の長さに縮小しないと、誰より読者が迷惑する。例えば昨日の記事だって、マジメな人はフツフツと怒り出し、Kuso-Majime人は怒り心頭に発し、Chou-Kuso-Majimeな先生なんかは「これは文章の悪い見本だ!!」と絶叫するに違いない。
 「まず主題を決める」「何を書くのか、テーマをハッキリさせる」。国語や論文の書き方の時間に、高田屋先生みたいなマジメな先生(昨日の記事参照)が教えるのはそれである。「書きたいことや、読者に伝えたいことがあるからこそ、文章を書くんだ」。だからこそ、読者のほうも「筆者の主題は何か?」を読み取ることを第一に読むことになっている。
街2
(インスブルックの町並み 2)

 今井君は、そういうマジメな人ではない。いちいち「筆者の主題は何か?」なんてやっていたんじゃ、読書はサッパリ楽しくない。むしろ「筆者はどんな魂胆か?」のほうが、ずっと楽しいこと請け合いだ。
 「魂胆」というコトバが、今井君はまず大好きである。「文章書いて、カネを稼いで、印税で暮らしたい?」「イケメン作家になって、彼女をいっぱい作りたい?」。「作家の世界でEXILEになりたい?」、若い女性作家なら「文章の世界でAKBみたいになりたい?」だって構わない。
 書くヒトの魂胆を探りながら読む。ついでだから、どんな顔して書いてるのか、どんなカッコで書いてるのか。書く前に食べたランチは(ディナーは)(おやつは)何か、肉か魚か、お寿司かウドンか。いま飲んでいるのはどんなお酒か。書きながら聴いてる音楽はどんな曲か。
街3
(インスブルックの町並み 3)

 誰の文体をマネしているのか。気づかないうちにどんな作家の影響を受けちゃってるのか。いまコイツは日本にいるのか、日本にいそうで、実はミュンヘンとかフランクフルトにいるんじゃないか、いや、それどころかブエノスアイレスにいたりしないか。
 アルゼンチンの肉をたらふく食らいつつ、ミュンヘンにいるみたいな顔をして、ニヤニヤしながらイスタンブールやインスブルックの旅行記なんか書いてるんじゃないか。いや、そういうフリをしていながら、実際にはもう東京に帰って、西麻布か代々木上原で焼き肉ジュージューしてきたんじゃないか。
ビア
(インスブルックでも、ビアが旨い)

 今井君は文章を読む時に、それがドストエフスキーでも石川淳でもシュティフターでも、必ずそういう読み方をする。高田屋先生には絶対に叱られるけれども、谷崎潤一郎や永井荷風を相手に「筆者は何を言いたいのか」「書きたいことがあったはずだ」では、さすがに読み方が貧相である。
 「いまハナクソをホジらなかったか」「膝の上にどんなネコがいるのか」「これから何を食べに行こうとしているか」。そういうことに強烈な興味をもって読む。友人同士の付き合いと同じことで、筆者にからかわれ、逆に筆者をからかいながら読み進めば、秋の夜長のことだ、あっという間に1冊2冊読み上げて、外では朝のスズメがチュンチュン言い始める。
 すると、あら不思議、「スズメはどんな魂胆で鳴きはじめたんだ」「ネコはどんな魂胆で寄ってきたんだ?」、コオロギやスズメやネコやラムジー君の魂胆まで詮索しはじめているじゃないか。鳥たちとコトバと交わせた聖フランチェスコって、こんな生活ばかりしてたんじゃないかと気づく瞬間、至福の瞬間である。
黄金の家
(インスブルック 黄金の家)

 ところが、マコトに残念なことに、世の中にはそんな暢気な人は少ない、高田屋先生的な授業が中学や高校を席巻し、塾や予備校でもそういう先生が圧倒的だ。
 「何を書いているか、読み取るんだ!!」という先生がたの絶叫は、それが余りに当たり前のことなので、今井君なんかは打ちのめされた気分になるが、生徒諸君の現代文のノートには「何が書かれているか読み取る!!」「主題を論理的に追う!!」と、真っ赤な文字で書かれていたり、蛍光マーカーで丁寧に縁取られていたりする。
 野球なら「決めダマをしぼってバットを振る」。サッカーやバスケなら「ゴール目がけてシュートを打つ」。うへ、余りにも当たり前だ。「書きたいことを決めて書く」「作りたい料理を決めてからフライパンを熱する」「何を描くか、テーマを決めてからキャンバスに向かう」。うへ、何てKuso-Majimeなんだ。そんなの、「夢」とも「創作」って言わないんじゃないの?
 「創作って、制作者のあまりの斬新さにテーマ君が追いつけず、『おーい、待ってくれぇ!!』と絶叫するぐらいじゃなきゃ、ダメなんじゃないの?」「夢にはそのぐらいの斬新さが必須なんじゃないの?」 生意気盛りの今井君なら、高田屋先生にそう食ってかかっていたはずである。
イン河1
(夕闇の迫るイン河)

 しかし、何もブログでそこまで頑張る必要はないだろう。毎日毎日こんなに長い文章を読まされるほうもたいへんだ。「何が書かれているか読み取るんだ!!」という絶叫タイプの指導を受けてきた人々が、「実は何も書かれていない文章」「不定形の原形質のような『魂胆』だけでできた文章」などという得体のしれないものを連日読まされたら、そりゃ辟易するに違いない。
 「献立表のない給食」みたいなものは、そろそろ遠慮したほうがいいかもしれない。「今日の晩ゴハンは何?」と聞かれたら、素直に「チャーハンよ」「カレーよ」「トンカツよ」と言ってニッコリするママのほうがありがたい。「さあ、いったい何かしらね。クックックゥ♡」「鍋の中がどんな創作なのか、ママの魂胆は何か、自分で考えてごらんなさい」などというのは、ママというより妖怪に近い。
看板
(ビアケラーの看板)

 そこで今井君も、ブログ上で妖怪モドキを続けるのを遠慮することにした。何しろもう4年半近く妖怪モドキを演じ続けていて、クマ蔵自身が疲労気味だ。日本中はおろか、世界中どこへ旅するにも重たいPCを持参して、1日1時間半もキーボードをパチパチやり続けるなんて、4年も経過すればさすがに指が痛くなる。
 そこで今回のリニューアルの目玉は、何と言っても「献立表のあるブログ」「何が書いてあるか、どんな人にも分かるブログ」である。スクロールしなくても、1画面の中に文章が全部入るようにする。スマホの1画面じゃちょっと無理だが、普通のPCなら、1画面で文章が全部読めて、1枚目の写真の頭がちょっぴり顔を出すぐらいがいいだろう。
ミュンヘン
(ミュンヘン 夜のマリエンプラッツ)

 それだけなら、ブログ更新に15分もかからない。今井君の負担もグッと小さくなるわけだ。写真も、今までみたいに文章中に散りばめていく方式をヤメにして、文章の後に4コママンガみたいに4~5枚連続して掲示することにする。その作業も合わせて、今井君は20数分、読者は5~6分のブログとの付き合いになっていくだろう。
 変更時期は、現在執筆中の「ミュンヘン滞在記」が終わるころとする。9月中旬からは秋冬の講演会ラッシュで超多忙になるから、遅くとも10月初旬には「献立表と4コママンガ」化を完了したいと思う
イン河2
(圧倒的なイン河の水量)

 まだ気づいていない人がほとんどと思うが、まず第1弾として写真のサイズを変更した。従来よりホンのちょっと大きめにしただけだけれども、自分で見ても驚くほど美しい。3~4日前の蒼いアイブゼーを見てみたまえ。昨日のラムジー軍団の写真、特に崖っぷちの「ラムジー4号」を見てみたまえ。
 イン河も美しいですな。首都圏の水ガメの渇水で、利根川水系でさえ水がチョロチョロしか流れない日本と比較すると、豊かな水量をたたえ、豪快な水音をザブザブ響かせながらインスブルックの町の真ん中を流れ下るイン河の姿は、マコトに清々しいものである。
レイルジェット
(RAILJETでミュンヘンに戻る)

 インスブルックの町については、残念ながらあまり美しい写真が撮れなかった。この町には、「観光のMust」と指折り数えるタイプの名所は存在しない。しかし町並み全体がたいへん穏やかで美しいので、出来れば長い間滞在してじっくり溶け込んでいきたい町である。
 店の人々も、穏やかで優しい笑顔が印象的。アジアからの団体ツアー客が少し攻撃的でトゲトゲしい視線を送ってくるが、もしも写真の名手なら、町と人々の生活ぶりを主題に、イン河とトンガリお山を背景にして、キレイな写真をたくさん残せることだろう。
 残念ながら、この日の今井君は日帰りである。午後6時、そろそろ日の暮れかけたインスブルックを後にして、OBB(オーストリア国鉄)の誇る超特急RAILJETでミュンヘンに戻った。

1E(Cd) Eschenbach:MOZART/KLAVIERSONTEN③
2E(Cd) Eschenbach:MOZART/KLAVIERSONTEN④
3E(Cd) Eschenbach:MOZART/KLAVIERSONTEN②
4E(Cd) Eschenbach:MOZART/KLAVIERSONTEN③
5E(Cd) Eschenbach:MOZART/KLAVIERSONTEN①
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