Thu 120621 九州の豪雨被害を憂える 旧交を温め、沸騰させる 神戸での大講演会 | 今井宏オフィシャルブログ「風吹かば倒るの記」Powered by Ameba

Thu 120621 九州の豪雨被害を憂える 旧交を温め、沸騰させる 神戸での大講演会

 7月13日、すでに告知した「プライベートな大阪」があって、午前中の新幹線で大阪に向かう。プライベートな大阪で、学部生時代の友人3名と旧交を温め、お酒もタップリ飲んで、旧交ばかりか今後数十年の新交も、一気に温めようという企画である。
 キッカケになったのは、同級生の一人が巨大マスコミの重役クラスに昇進したこと。何でもいいから旧交を温めたくてたまらないでいるところへ、「おお、○○が昇進したぞ」という情報は、まさに絶好のチャンスである。今井君は、翌14日に神戸で講演会があるのを幸い、金曜日の大阪・北新地に遮二無二(これで「シャニムニ」と読む)乗り込んだ。
神戸1
(神戸での大講演会 1)

 大阪は夕方から雨。九州地方は豪雨でたいへんな被害が出ている。熊本、大分、福岡。すべてこの8年の東進公開授業で、今井君が馴染みになった土地ばかりである。「どこそこで床上浸水」「ここでも床下浸水」というニュース速報が入るたびに、「あそこの校舎は大丈夫だろうか」、マコトに心配でならない。山口県下関の校舎でも浸水被害があったらしい。
 特に福岡県柳川の状況が心配。柳川で公開授業をしたことは1度もないが、遠い昔プライベートな旅行で2度も訪れた美しい水郷の街である。今井君が大好きな詩聖・北原白秋の生家もある。「八女と柳川で20数万人に避難勧告」という速報がテレビ画面に出たときは、「こんな状況の中で、旧交なんか温めてていいのか」という自責の念にも駆られた。
神戸2
(神戸での大講演会 2)

 柳川は、北原白秋ばかりではない。怪物・江川のいた作新学院に、徹底したバント作戦で最後まで抵抗した柳川商業の記憶は今でも鮮やか。「鮮やか」と言ったって、30年も35年も昔の記憶だが、どんな昔だろうと、熱い夏の記憶は色褪せない。名門・柳川伝習館高校は、福岡市の修猷館高校と並んで、今や九州のどこでも大流行中の「○○館」という高校名の発祥の地である。
 おお、筑後川の氾濫と堤防の決壊が心配。しかし、「旧交を温めようじゃないか」と友人たちと固く約束したのは6月中旬であるし、今井君が大阪のホテルで歯ぎしり&地団駄踏んでいても、九州の洪水に歯止めがかかるわけでもない。自分の無力さにウンザリしながら、18時、約束のしゃぶしゃぶ店に到着した。
 諸君、そもそも今井君が存在する街で雨が降るのは珍しいのである。福岡も、山口も、旭川も、那覇も、今井君が存在した時間帯だけは見事に雨が上がった。昨日の松戸なんか、今井君が駅に到着すると同時に雨が上がり、クマ蔵が街を去ると同時に再び雨に濡れた。それなのに、この日の大阪は雨に濡れた。今年の豪雨は、やはり度がハズレているのである。
巨大会場
(神戸、流通経済大学の巨大講演会場)

 なお、松戸では、特筆すべき事件があった。講演会終了後、松戸駅に向かうクマ蔵どんを、憂鬱そうな声で呼び止めるスーツ姿の男性が1人。しかもそのスーツ姿たるや、普通のサラリーマンとは明らかに質が違う。どうみても、いわゆるクロートである。「今井せんせー、むかし、授業、受けてましたよー♨」という声も、おお、クロートでござる。
 「そうですか。いまはどうしてるんですか?」と尋ねると、「いまはアルバイトで、そこのキャ○○ラの客引きやってます」と答える。なるほどそうだろう。どうみても、シロートとは違う。アルバイトとはいえ、何か深い事情があるにちがいない。
 尋ねてみると、代ゼミサテラインで授業を受けていたことが判明。どんな事情があるにせよ、今の状況で思い切って話しかけてくれたことだけでも、クマ蔵は嬉しい。どんな業界だろうと、チャンと働いて、オカネを貯めて、早く立ち直って、早く本来の道に立ち返ってほしい。「声をかけてくれてありがとう」とお礼を言い、固く握手もして、松戸駅前で彼と別れた。
神戸3
(神戸での大講演会 3)

 そういう話もしながら、大阪で旧交を温めた。温めなくてもモトモト温まっているものを、飲み放題の焼酎で徹底的に温めたものだから、旧交はまもなく沸騰してぶくぶくアブクが上がった。熱湯みたいにボンボン湧き上がっている旧交を冷ますためには、2次会、3次会、4次会、4人の怪気炎はどこまでも冷めることを知らず、ついに5次会まで突入した。
よっぱらい
(沸騰中の酔っぱらい。ただし旭川の祝勝会での自分撮り)

 ラストbut oneは、梅田のラーメン屋。ここまで酔っぱらって沸騰しちゃったら、ラーメンが旨いのかマズいのかサッパリわからない。しかし諸君、クマ蔵は旭川でラーメンの天国を味わい、新千歳空港ではラーメンの地獄を味わったばかりだ。まさに時ならぬラーメン三昧の日々である。
梅田ラーメン
(大阪・梅田のラーメン屋で)

 しかもクマ蔵はラーメンの魔力にハマってしまい、実は13日10時半、東京駅のフードコートでまたまたラーメン屋に入ってきたばかり。今井君の体調がおかしいのか、出てきたラーメンは何故かカタクリ粉の匂いがし(Mac君の変換は「ニオイ菓子」である)、スープは焦げくさく、食べ終わった後味はいつまでたってもイヤな苦みが消えなかった。諸君、求めている通りのドンピシャリなラーメンというものには、なかなか巡りあえないものである。
東京駅ラーメン
(東京駅・フードコートのラーメン屋で)

 14日、旧交を温めすぎた余韻(要するに二日酔い)を昼前までにキチンと冷まし、マコトにスッキリしたクマに戻った今井君は、いよいよ神戸での大講演会に向かう。500名規模の大講演会などというのは、さすが超人気♨今井君♡でも1年に2回か3回しかないから、嬉しくて嬉しくてたまらない。
 すでに死語の世界ではあるが、「ルンルン気分」なクマ蔵であって、会場に向かうクルマの中でもルンルン&ルンルン歌いだしそうである。唯一心配なのは、天候。大阪では快晴だった空が、神戸に近づくにつれて怪しい雲がかかり始め、会場の流通経済大学に入るころには、今にも夕立がきそうな黒い雲に覆われた。強風が吹き荒れて、せっかく作成してくれた看板が風に吹き倒されている。
看板
(神戸講演会の大看板)

 講演会開始前、まずはサインを十数枚書きまくり、実行委員として講演会実施を手伝ってくれた高校生諸君にもサインを書きまくり、第1志望校をあきらめずに現在浪人して奮闘中に諸君とも、一緒に写真に収まった。
神戸4
(神戸での大講演会 4)

 神戸での講演会、18時半開始、20時終了。目標としていた「出席者500名」は残念ながら実現できなかったけれども、写真でご覧の通りの大盛況である。この盛況に、今井君は開始冒頭から大爆発。いったいこのパワーはどこから生まれるのだろうか、自分でもパワーの源が理解できないほどの超パワー全開で、こりゃ諸君、日本中のどんな予備校講師にも、とてもマネは出来そうにない。
神戸5
(神戸での大講演会 5)

 このレベルなら、初めて公開授業に参加したどんな高校生でも「東進に来なきゃ♡」「今井先生の授業を受けなきゃ♨」と、コブシを固く握りしめるはずである。一番大切なことは、始めるキッカケを作ること。始めさえすれば、誰だって続けられるはずなのに、始めるキッカケを作ってあげないのでは、予備校講師失格である。
 始めたまえ。始めたまえ。「ダマされるな」「ダマされてはイケナイ」とか言って、臆病に固く縮こまっていたのでは、一歩も前進できないじゃないか。早くスタートラインに立って、どんどん走り出したまえ。今井君の講演会で90回爆笑して帰ったら、それだけですでに90歩も進んだことになる。それでいいじゃないか。スタートラインでうずくまっている人々を、諸君はすでに遥かにリードしているのだ。

1E(Cd) Peabo Bryson:UNCONDITIONAL LOVE
2E(Cd) Four Play:FOUR PLAY
3E(Cd) Deni Hines:IMAGINATION
4E(Cd) Sugar Babe:SONGS
5E(Cd) George Benson:TWICE THE LOVE
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