Tue 120619 大祝賀会で熱く語り合う 旭川医大医学部の諸君 教師予備軍の諸君 | 今井宏オフィシャルブログ「風吹かば倒るの記」Powered by Ameba

Tue 120619 大祝賀会で熱く語り合う 旭川医大医学部の諸君 教師予備軍の諸君

 さて、7月11日旭川の大祝勝会であるが、最初30分ほどはオジサマ4人で、生ビアをグビグビ開けていた。「オジサマ4人」と書くといかにも寂しそうであるが、200名予定のところへ300人も詰めかけた大成功中の大成功の直後である。たとえオジサマ4人でも、そんなに悪くはないものである。
 ちょうどよく茹であがり始めたところへ、若いスタッフ諸君14名がズラズラと列になって現れた。幕の内力士土俵入りみたいに、飲み屋の入り口で一人ずつ挨拶をして通る。もちろん今井君に挨拶するのであるが、「オジサマ4名」の中には北海道最大の塾の重役もいらっしゃる。大学生スタッフとしては大いに緊張する場面である。
 スタッフの土俵入りが済んだところで、それまで小さなテーブルでコジンマリ身を寄せあっていたオジサマ4人も、大広間の宴会場に移った。今井君は端っこが好きだから、「せんせい、せんせい、真ん中へどうぞ」という声が圧倒的であるにも関わらず、意地でも端っこの席を占拠する。おお、気むずかしいクマである。
祝勝会1
(旭川での大祝勝会 1)

 こういうふうで、大祝勝会が始まったのは22時。講演会の終了からすでに1時間半が経過していたが、オジサマたちがビアで乾杯していた間も、若いスタッフ諸君は会場の撤収作業に励んでいたのである。
 旭川市の労働福祉会館を借りての講演会だったのだから、机や椅子を片付けなきゃイケナイ。クマ蔵のポスターもはがさなきゃならない。生徒アンケートを回収しなきゃイケナイ。公的な会場を借りたときは、ホンのちょっとしたことで会場当局者に物凄く叱られるから、こういう作業は特に念入りに行うのである。
 「今回初めて東進に来ました」「早く東進に入って今井先生の授業を受けたいです♡」という外部生への対応もしなきゃイケナイ。何しろ今井どんの講演はインパクトが強いから♡、「早く始めたい」「今すぐ東進に入りたい」「友人も連れてくる」という申し出が続出して、スタッフはその対応に追われるわけである。
 みんな大車輪で働いた後だから、1杯目のビアの旨さは格別だ。今井君たちオジサマ連はすでに生ビア4杯ずつカラッポにした後だから、若者たちが旨そうにビアジョッキを傾ける姿をニコニコして眺めているだけで幸せである。「クルマなんで」という諸君もいるから、14名のうち約半分はウーロン茶。ま、それもまたいいだろう。
旭川の思い出
(旭川講演会、大成功の思い出)

 自己紹介を聞いてみると、14名の若者の約半分が旭川医科大学の学生、もう半分が北海道教育大学の学生である。途中で席替えをして、ほぼ全員と語り合うことができた。みんな高校時代は部活も熱心にやっていた硬派な若者たちである。
 今日の講演で司会を務めた男子は、旭川医大医学科の学生。札幌光星高のラグビー部でプロップをやっていた超硬派である。ラグビー部で最後まで活躍して、国公立大学の医学部に合格するなんて、怠け者のクマどんから見るとほとんど驚嘆に値する。
 最近の北海道地区では札幌山の手高校が強い。巨大な体躯の外国人留学生もいて、対戦する相手はなかなかたいへんだ。中でもプロップは相手のプレッシャーをモロに受けながら、自分を犠牲にして他の選手を生かす。まさに縁の下の力持ちである。
 彼は、今井君が一目見るなり「ラグビー部でした?」「プロップでした?」と見破ったぐらいにラグビータイプ、かつプロップタイプ。医者にならなくても、どんな職業でも大成功しそうな男子である。
 今日の司会も巧みにこなしていた。300人もの出席者を前にちっとも緊張の様子をみせない。むしろ机間巡視の形で生徒たちの中に分け入りながらの司会ぶりは立派だった。
祝勝会2
(旭川での大祝勝会 2)

 同じく旭川医大医学科のM君は、今井君のモト生徒である。というか、東進スタッフの大多数はモト東進生であるから、モト生徒が多いのも当たり前であるが、彼の場合は「4年前、河口湖での東進合宿で今井クラスだった」という人。4年前、直接面と向かって授業を受けたわけだ。
 中学から筑波大付。そのまま筑波大付高出身。おお、都会のエリートである。ずっと東京で育ってきた男子としては、旭川の街はちょっと寂しいかもしれないが、今の彼の表情には、そういうところはちっとも見えない。さすが、夏期河口湖合宿で今井のハイレベルクラスだっただけのことはある。よい医師になってくれたまえ。
 女子の医学部生もいる。ま、将来の梅ちゃん先生であるね。中に「愛媛県松山から来ました」という、東進のモト生徒である。
 松山から旭川は遠いだろう。旭川は、冬の気温がマイナス20℃まで平気で下がる極寒の地である。赤くてあまーい愛媛ミカンも、外に放っておけば、あら不思議、たちまち冷凍ミカンに早変わり。あったか松山のヒトには、なかなか我慢できそうにない。頑張って寒さに耐え、立派な梅ちゃん2世になってくれたまえ。
チケット
(翌日は札幌経由で帰京しました)

 医学部看護学科の諸君もいる。話しぶりが元気で明るいのが、いかにも優れたナースに
なっていきそうで、聞いているクマ蔵も嬉しくなる。看護実習の中身などを聞いていると、やっぱり怠け者のクマ蔵なんかには、医療現場は絶対に務まりそうにない。高3の秋、今井君が医学部志望からいきなり文系に転向したのは、まさに大正解だったようだ。
 「高校の英語教師になります」という北海道教育大学の学生も2名いらっしゃった。2013年から高校の英語の授業は全て英語で行うことになる。いわゆるオール・イングリッシュである。「大丈夫ですか?」と尋ねると「準備はしてます」「大丈夫です」とのことであった。
岩見沢
(豪雪地帯の岩見沢を通る)

 たいへん頼もしいが、今井君がいつも心配しているのは、先生より生徒のことである。先生たちはたくさん研修もして、英語での授業に準備は万端だろう。しかし生徒の方はちっとも準備をしていない。指導要領によると、生徒たちは「大量の英文を事前に読んで、授業ではそれについて英語で討論する」ということになっている。
 予備校の予習さえママならない生徒たちが、果たして「大量の英文を読みこなす」という予習をしてくるのか。日本語の討論でさえ滅多に発言しない生徒たちが、果たして英語での討論に積極的に参加するのか。何だか、絵に描いた餅にしか思えない。
 英語の先生が、生徒たちのガンコな沈黙の中で立ち往生するんじゃないか。「何だ、誰も読んできてないのか?」「読んでこいって言っただろ?」「何で読んでこないんだ?」「何で誰も発言しないんだ?」。しかし、そういう教師の問いにも、何しろオール・イングリッシュなんだから、生徒は英語で答えなければならない。
 今井君の心配は、概ね以上のようなことであるが、若いスタッフ諸君は今のところ自信たっぷりのようである。これまた大いに頼もしい。大学卒業まで残されたわずかな期間、もっともっと研鑽を積んで、生徒たちが進んで大量の英文を読み、進んで討論に参加するような、爆笑のたえない授業ができる実力を培っていただきたい。
ラーメン1
(翌日、新千歳空港でもラーメン屋に入った)

 こうして、旭川の夜は更けていった。ウーロン茶ばかり5杯も6杯も飲んで、酔っぱらったオジサングマに付き合うのはたいへんだったと思う。しかしみんな最後まで楽しそうで、ブログ用写真の撮影にも喜んで参加してくれた。
 「クラリネットをやってます」という数学教師志望の男子もまた秀逸。今井君みたいな数学ダメ男を決して出さないような、素晴らしい数学の先生になってくれたまえ。
 終了、午前1時半。オジサマたちは3時まで2次会を楽しんだけれども、大学生諸君は「明日1時間目から授業ですから」とニコニコしながら帰っていった。うぉ、素晴らしい。あまりにも立派である。
ラーメン2
(翌日のラーメンは、大失敗だった)

 翌朝のバスルームで「こんなに恵まれてて、いいんだろうか?」とクマ蔵が呟いた第一の原因は(昨日の記事参照)、以上のような大祝賀会での熱い語り合いだったのである。
 ただし、幸せばかりが続くとは限らない。翌12日、今井君は新千歳空港でラーメン屋に入店。旭川「すがわら」での素晴らしい思い出が刺激になって、「どうしても北海道でラーメンをもう1杯♡」という欲望を抑えられなかった。
 諸君、このラーメンが超ハズレ。「すがわら」の思い出までが、ガラガラと音を立てて崩れるほどの超ハズレ。うぉ、ハズレ。げろ、ハズレ。思いっきりハズレ。クマ蔵はヒトの悪口をいうのはイヤだから、ハズレの時は店名を伏せる。しかしまあ、ハズレのハズレかたが度ハズレにハズレだ。では、どうハズレたのか。その詳細は、明日の記事に詳述する。

1E(Cd) David Sanborn:TIME AGAIN
2E(Cd) David Sanborn:LOVE SONGS
3E(Cd) David Sanborn:HIDEAWAY
4E(Cd) Jaco Pastorios:WORD OF MOUTH
5E(Cd) Anita Baker:RAPTURE
total m109 y1058 d8953