Fri 120615 福岡県二日市での講演会 奇跡的に雨が上がる 「博多自在」で祝勝会 | 今井宏オフィシャルブログ「風吹かば倒るの記」Powered by Ameba

Fri 120615 福岡県二日市での講演会 奇跡的に雨が上がる 「博多自在」で祝勝会

 7月7日、福岡県二日市で講演会。午前中の飛行機に乗って、昼過ぎに福岡入りした。東京は朝から雨。飛行機もずっと梅雨前線の暑苦しい雲の中を飛び、福岡に接近するにつれて揺れが激しくなった。
 九州北部は前日までずっと豪雨が続いていて、あちこちで水害が発生している。この日も天候が心配だったが、幸いなことに、福岡では今井君の到着を待つように雨が上がってくれた。ま、奇跡的であるね。
二日市1
(福岡県二日市での講演会 1)

 お腹が空いたので、福岡空港で昼飯を食べてからホテルに向かうことにした。いずれにしてもまだ12時半だったから、いくらゴリ押ししたってチェックインは出来そうになかった。空港のファミリーレストランに入って、串揚げと馬刺を注文した。
 炭水化物はテキメンに太るので、ダイエット進行中のクマ蔵の昼飯は炭水化物ヌキ。だからこんな変な献立になるけれども、まあ許してくれたまえ。それにしても諸君、炭水化物を我慢していると、無性に炭水化物が恋しくなるものである。そのぶん、目の前の馬刺が憎らしくてならない。
 「ええっ、レバサシは禁止になったんじゃなかったっけ?」というアナタ。食べたのは、バサシ。バサシとレバサシは違う。「レ」の一文字で、違法と合法が分かれるのだ。レレレのレ、レとは、マコトに重要な1文字なのである。
馬刺
(バサシ)

 さて、以上のようなバカなことを考えつつ、ANAクラウンプラザホテル博多に到着。目の前は、おお懐かしや、古巣・代ゼミの博多校である。博多校で授業をしたことは1度だけであるが、それでもたいへん懐かしい。
 しかし、代ゼミ前はあまりにも閑散として、生徒の姿は全く見えない。明かりのついた教室もほとんどない。たとえ余計なお世話と言われようが、古巣が閑散としているのを心配しないヒトはいない。あれれ、まだ夏期講習は始まらないの? 土曜日日曜日なのに、模擬試験もないの?
 まあそういう心配をしながら、午後5時まで部屋で過ごした。クラブ・デラックスという贅沢なお部屋で、写真で見るようにムダに広い。このムダな広さはたいへんシュールであって、ベッドからデスクへ、バスルームからドアへ、移動するだけであまりの距離に息が切れる(ウソです)。ウーン、ソファをもう1脚ぐらい置かないと、スペースがムダすぎるんじゃないかね。
お部屋入口
(豪華なお部屋の、ムダなスペース)

 17時、東進スタッフがホテルまで迎えにきてくれて、クルマで二日市に向かう。博多から二日市までは電車で20分程度だから、電車移動で全然かまわないのだが、ま、いっか。ここは甘えて、まるで天然記念物の珍しいクマさんみたいに、大事に大事に扱っていただくことにする。
 二日市での講演会、会場は「生涯学習センター」。普段は地域のオジーチャンやオバーチャンが集まる大ホールに、今日だけは若々しい高校生が集合する。開始1時間前、会場設営中の職員と「実行委員」の生徒たちに挨拶に行き、ついでに集合写真を撮る。
二日市2
(福岡県二日市での講演会 2)

 「すげ!!」「すげ!!」「ホンモノだ!!」「チョー、やべえ!!」というビックリマークが飛び交う中、サインもたくさんして、開始前から大いに盛り上がった。「諸君、別に大したクマじゃないよ」「サトイモ君にすぎないよ」「キウィ君でもある」など、延々と冗談を飛ばしながら「宇宙征服。」のサインを書きまくるのも、また楽しいものである。
 講演18時半開始、20時終了、出席者約140名。高3生をほとんど入れないでこの出席者数は大したものである。階段教室も、講演会場としてはとても使いやすい。「初めて今井を見る」という生徒が半分もいる中で、「90秒に1回の爆笑」というスタンダードも確保。素晴らしい一夜になった。
二日市3
(福岡県二日市での講演会 3)

 終了後、再びクルマで博多駅前の祝勝会場に向かう。福岡市南部全体を運営する役目のI氏、二日市校の校舎長、今年の新卒で春日原校に配属された新人職員、それに今井クマ蔵。合計4名で23時過ぎまで祝勝会を満喫することになった。
 I氏とは5年前に佐賀で初めてお会いして以来、福岡近辺で講演会があるたびにその祝勝会で必ず顔を合わせている。二日市の校舎長は、初めてお会いするが、一目見ただけで「おお、このヒトは出来るな!!」と分かる敏腕タイプである。
生ビール祭
(福岡空港のファミレスは「生ビール祭」真っ盛りである)

 新卒の人の勤務する「春日原」は、カスガバルと発音する。カスガ/バルだが、今井君にはカス/ガバルとしか聞こえず、「は? ガバル? カス/ガバルですか?」「ガバルって、どう書くんですか?」と尋ねそうになった。
 日本の地名で「ガ」と「バ」の発音が連続することは滅多にないから、今井君なんかは「おお、さすがに九州はグローバルだな」と実感する。カスガバル→グローバルである。GとBが連続すると、グビ/ゴボ/ガバ/ゲボ/グバ/ガボなど、強い衝撃を表現する擬音になりやすい。地名に「強い衝撃」を感じるというのは、やっぱりグローバルな話である。
 5年前だったか、ミラノからトリノに移動する電車で、アフリカのビジネスマンと向かい合わせに座ったことがある。彼がケータイに向かって大声で話すアフリカの言語には、B/D/G/Zなどの子音が高密度で連続。日本語ではちょっと考えられない強い語気と熱気が感じられるのは、この4文字が示す濁音の連続のせいだったかもしれない。
博多自在
(祝勝会は、「博多自在」)

 そういうクダランことを考えながら、博多の夜は更けていく。この夜の店は「博多自在」。個室で「飲み放題コース」を予約してあったから、4人ともマコトによく飲み、マコトによく食べた。やっぱり、祝勝会はこうじゃなきゃ。
 さすがに九州の人々であって、「お酒を飲む場で一番イケナイのは、過剰な遠慮である」ということを熟知していらっしゃる。「国東半島の出身なんです」という新卒の人も、積極的にどんどん飲んで、場は大いに盛り上がった。
 「博多自在」の店の人たちも、みんな笑顔で楽しそうに対応してくれた。隣の個室からは、おお、懐かしや、「イッキ、イッキ、イッキ、イッキ!!」の掛け声が聞こえてきた。一気飲みでの事故が後をたたなかったのは、20年も30年も前のこと。体育会系でも応援団でも、もちろん会社の新人歓迎会でも、一気飲みを自粛してすでに四半世紀が経過する。
 もちろん、あんな野蛮なことは絶対にヤメたほうがいい、酒は無理強いせずに、どこまでも楽しく、どこまでもオトナっぽく、どこまでもしっとり飲むものである。しかし、久しぶりにあの掛け声を聞くと、「ああ、ああいう時代もあったな」「あのころは、今井君もまだ若かったな」と、シミジミ懐かしく感じるものである。
 
1E(Cd) Incognito:BENEATH THE SURFACE
2E(Cd) Incognito:100°AND RISING
3E(Cd) Incognito:LIFE, STRANGER THAN FICTION
4E(Cd) Sheila E.:SEX CYMBAL
5E(Cd) Sheila E.:SHEILA E.
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