Sat 120414 収録完了!!「部活生のための講座」 最高の出来映え→こりゃ受けなきゃ損だ | 今井宏オフィシャルブログ「風吹かば倒るの記」Powered by Ameba

Sat 120414 収録完了!!「部活生のための講座」 最高の出来映え→こりゃ受けなきゃ損だ

 書き始めた時点で、5月9日午後10時。東京地方も「強い寒気が上空に流れ込み」「大気の状態が非常に不安定」。雷雨になったか、突風が吹いたのか、その辺のことは全くわからないが、少なくとも夜の東京は強い雨が降り続いている。
 雷雨や突風について全く知らないのは、今井君が午後2時半から8時まで屋内で過ごしたからである。「屋内にいたって雷ぐらい分かるだろう」と言う諸君のために、「スタジオの中にいた」と付け加えておく。さすがの雷鳴も、スタジオの中にまで響き渡ることはない。
何の音ですか
(あれは、雷サマの音ですか?)

 5時間以上も閉じこもっていたスタジオは、吉祥寺の東進スタジオである。そんなことは言わずと知れたことで、それ以外のスタジオは昨年2月28日の東京FM「スクール・オブ・ロック」以来すっかりご無沙汰している。「ロックのスペルはL・O・C・K」、あれでござるね(ブログ内検索で参照のこと)。
 先月、関西のキー局でしばらくラジオを担当していた太古の昔の友人と、久しぶりに酒を飲む機会があって(彼は酒が飲めない体質なので、彼だけウーロン茶だったが)、スクール・オブ・ロックの話になった。「今井が相当カッコいい発言をしたので、関西でも評判だった」とおっしゃる。
 おお、さすが太古の昔の友人だ。いいこと言ってくれるじゃないか。お世辞と分かっていても、嬉しいことこの上ない。「自分でも情けないが、今井の参考書も買っちゃった」と、ますます嬉しいことを言ってくれた。彼が「買っちゃった」のは代ゼミ時代の「パラグラフリーディング」。3冊シリーズのうちの1冊である。
賢げな表情
(賢げな表情をしてみる)

 何しろ恐竜が跋扈する太古の東京。遥かな昔の友人であるが、進む道は30年前に分かれ、先月顔を合わせたのも10年ぶり。こんなに滅多に顔を合わせないと、返って大昔の記憶が鮮明に残るものだ。諸君、驚くなかれ、彼と今井君は学部2年の時に、劇団四季「ジーザス・クライスト=スーパースター」を2人で見に行った仲である。
パンフレット
(今井君の書斎はオソロシイ。何と当時のパンフレットを発見。よく見ると、真ん中に鹿賀丈史の顔が浮かび上がる)

 うにゃにゃ。池袋サンシャイン劇場、演出:浅利慶太。キリスト→鹿賀丈史。ユダ→滝田栄。ヘロデ→市村正親。おお何てことだ、大昔のあの舞台に、こんなにたくさんの大御所が出演していたのだ。「ジーザス・クライスト、スーパスター。誰だ、あなたは誰だ?」、歌詞も全て和訳である。「だーれだ? アナタはだれだ?」。3時間通して席に座っているのが何だかキツかった。
エチケットライオン
(当時のハミガキの主流、エチケットライオン。うぉ、田中健どんでござるよ。劇場パンフレットより)

 帰り道、20歳になるかならぬかの青年2名は、池袋のトンカツ屋でトンカツを貪り食った。そういう青年たちに「キャベツとゴハンと味噌汁は、オカワリ自由になっております」などと言っちゃったのが、あの店の運のツキ。「この店、俺たちのせいで破産しちゃうんじゃないか?」というほど大量にキャベツとコメとミソを腹に詰め込んだ。おお、あれから数百年が経過した。
サロメチール
(サロメチールの広告も発見。さすが太古の昔だ)

 さて、話がこんなに大きくそれてしまうとは自分でも予想だにしなかった。「だに、すら、さえ、のみ」、大事な副助詞であるね。というか、それる予感は十分にあって、「今日もどうせ書きはじめたらニッチモサッチモどうにも止まらなくなる」と最初からあきらめてもいたのである。
 予感というより、正確にはむしろ快感であって、「カッカッカァー、またまた脱線したぞ、本人ですら、何を話そうとしたか忘れてしまうほどの脱線だぞ」と快哉を叫びながら、「どれにしてもクマどん、キミはどこまで脱線していくの?」と自ら手に汗握るスリルを感じる。
 「どこまで脱線していくの?」が快感であるのは、もちろん危険を伴うからである。ジェットコースターが脱線して「どこまで行くの?」が危険でないはずはない。だからこそ、予備校の小論文授業はひたすら「脱線してはイケナイ。脱線は危険だ」と教え、大学の論文指導教官は脱線した論文を口汚く批判し、非難し、脱線を否定することにその人生を賭けていたりする。
でかい
(でかい)

 しかし諸君、自分がどこを通ってどこまで行くのか予想もつかない旅の快感を否定するのは、人生の豊穣を否定することである。「ここから入って、ここに出て、ここで苦労して、でも安全に目的地に到達する」。それがあらかじめキチンと見えている旅なら、旅にスリルは期待できない。
 旅を人生に置き換えれば、スリルのない人生には、驚きや思いがけない発見は期待できない。論文も小論文も、小説も演劇も、音楽やドラマやブログだって、「ボクはこのままどこまで行くの?」が分からないからこそ楽しいのであって、「どこから出発してどこを通ってどこへ行くか」が初めから必然的論理的に決められているのは、人生の貧困かもしれない。
 もっとも、そんなワガママばかり言っていると、Kuso-Majimeな人に叱られる。世の中にはKuso-Majimeな人がケッコ多いもので、「何のブログか分からない」「何をそんなに長々と書いてるんだ?」「予備校と全然カンケなぐね?」とか、そういうことを言って批判&非難&否定したつもりになっちゃうらしい。
まくら
(あまりにデカイ。マクラにしたくなるほどだ)

 ま、叱られるのもイヤだからこの辺で脱線をヤメて、「吉祥寺のスタジオで5時間以上何をしていたか」という今日の本題に入ることにする。本題に入るまでにA4版2枚あっという間に書いちゃうのがどのぐらいスゴいことか、諸君にも考えてほしい。
 今日は、1週間ほど前に予告しておいた「高3部活生のための招待講習」90分×3回の収録にかかり切りになっていたのだ。講座コンセプトは、「Sun 120408」を参照。単語もチャンと覚えよう、文法もキチンとやろう、日々の音読に励もう。徹底的に硬派に受験勉強をやって英語マッチョになろう。カンタンに言えば、それがコンセプトである。
もっとでかい
(自慢のシッポを入れると、もっともっとデカイ)

 で、午前2時半にスタジオ入りし、スタジオを出たのは8時。いやはや、諸君、自分で言うのもおかしいだろうから、思い切り自分で絶叫させてもらうが、まさに最高の出来映えである。これを受講しない手はない。無料で受講できるが、ホントにもったいないほどだ。
 予備校講師を始めて数百年、他にも「最高の出来映え」と言える授業はたくさんあったが、今回のは間違いなくそのうちの1つと言っていい。今井君はこんな年齢になっても、毎日♡毎月♡毎年、たゆまず着々と進歩しているのであるね。
 マコトに残念なことに、「高3部活生のための講座」であって、部活動を引退した高3生だけを対象としているが、誰がどう受講しても、その後の受験勉強に思い切りムチが入ることは間違いない。受験生諸君、率先して受講したまえ。担任の先生や担任助手の先生がたも、どんどん奨めてくださいませ。

1E(Cd) COMPLETE MOZART/DIVERTIMENTI・SERENADES 10/11
2E(Cd) COMPLETE MOZART/DIVERTIMENTI・SERENADES 11/11
3E(Cd) Harnoncourt:BEETHOVEN/OVERTURES
4E(Cd) Solti & Chicago:BEETHOVEN/SYMPHONIES 1/6
5E(Cd) Solti & Chicago:BEETHOVEN/SYMPHONIES 2/6
total m72 y570 d8465