Sun 111030 札幌で講演会 冬将軍を押しのけるクマの迫力 祝勝会2種 ラグビー早慶戦 | 今井宏オフィシャルブログ「風吹かば倒るの記」Powered by Ameba

Sun 111030 札幌で講演会 冬将軍を押しのけるクマの迫力 祝勝会2種 ラグビー早慶戦

 11月22日、翌日午前の札幌講演会に備えて、前日移動する。講演会開始が11時だから、当日移動ではどうしても間に合わない。
 「開始ギリギリに着きゃいいじゃん」と言うなら、羽田7時の飛行機でも間に合うわけだが、今井君ポリシーは「2時間前到着で確実に」であって、250人もの人が出席を申し込んでいる講演会に「飛行機が遅れて遅刻しました」などというのは論外である。
 札幌は一昨日大雪があったばかりで、歩道にはまだ雪が残っている。NHK天気予報では講演会の23日も雪だるまマーク。しかも生半可な雪だるまじゃなくて、雪だるまに向かって斜め上から吹雪が吹きつける暴風雪マークである。
札幌1
(11月23日、札幌で講演会 1)

 諸君、チラホラ舞う雪を雪だるまクンが視線でノンビリ追いかける「小雪マーク」とは、決定的に異質の凶悪な吹雪が予想されていたのだ。しかもNHKの気象予報士は「風に向かって歩けないぐらい」「歩いていると転んでしまうぐらい」と恐ろしいことを言い、「日本海側では落雷や突風、雹にもご注意ください」と追い討ちをかけた。
 そうなればクマもせっかくの冬眠から醒め、激しい戦闘モードに切り替わる。今井グマが代々木上原を出たのは朝11時。おお、講演開始24時間前に出発だなんて、何と熱心グマなんだ。歩道に残る雪ばかりか、雪だるまクンに降りしきる猛吹雪も、この熱さで融かしてしまおうという勢いである。
羆ガラナ
(北海道限定の清涼飲料、ひぐまガラナ。ボトル缶もある)

 札幌着16時。さすがに北海道の冬の夜は早くて、17時ですっかり夜の雰囲気である。ちょっと食事に行って、ついでだからホテルのバーにも寄って、ますます調子づいてくる。
 食事はもちろんジンギスカン、ゴマ塩オニギリ2コ付。クマどんはヒツジの肉が大好きで、札幌に来るたびに、牧場の優しいヒツジさんを貪欲に食べ尽くす。三角オニギリの頂点が全て三角定規みたいにとんがり、「明らかに型ヌキ」だって、何も構うことはない。
 あんまりジンギスカンくさくなって、大事な講演に影響が及んではイケナイから、今日のところはあくまで控えめ。そのぶん、宿泊先「JRタワーホテル日航」のバーで挽回をはかり、「2時間飲み放題」を満喫することにした。
 クマ蔵が「2時間飲み放題」などということをすれば、ホテルの人が慌てるほどのスピードで飲み尽くしが始まり、約10分で1杯のペース。120分で12杯だが、最終盤は猛然とラストスパートがかかって、合計がどうなったか記憶にない。それでも2000円チョイでオードブルもつくから、ホテル側からみれば明らかに損失だが、クマ蔵はまだもの足りないぐらいである。
白熊ガラナ
(ガラナ飲料の別バージョン、白熊ガラナ)

 「JRタワーホテル日航」については、新しくて、綺麗で、サービスも丁寧。部屋からの夜景も美しい。ただし、客室がちょっと寒いかもしれない。北海道には珍しく窓ガラスが2重になっていないのだ。
 客室自体は空調だけで何とかなるが、寒いのは浴室である。窓ガラス1枚で外から真冬の強風にさらされ、床暖房もないから足が冷たい。シャワーがゴムホースなのもオシャレじゃない。旅のベテラン今井君の判断は「これで1泊○万円とは、お値段のワリにチープ。改善の余地あり」である。
札幌の朝
(冬の朝日の中の札幌。JRタワーホテル日航25階より)

 翌朝は6時半に起床。ちょうど太陽が昇った直後で、朝の札幌の街が美しい。藻岩山など郊外の山々は白く雪をかぶり、その雪が真横から朝日に照らされて薔薇色に燃えている。
 「あれれ、天気予報では、今日は雪だるまクンが猛吹雪に凍えるんじゃなったっけ?」であるが、24時間前に東京を出発し、ヒツジ肉に燃え、「2時間飲み放題」に燃えた今井グマの熱さに、猛吹雪は恐れをなして退散したのだ。「この臆病者め、退治してくれるわ」である。
 臆病者の冬将軍はますます縮こまって、天気予報は「午後遅くから、強い雨」などというテイタラクだ。勝ち誇るクマ将軍は「何だと、11月下旬の北海道で、雨だと?」と、さらに嵩にかかって攻め立てる。何のことはない、講演開始時刻の札幌は、路上の氷が融けるぐらいの麗らかな晴天になった。
札幌2
(札幌での講演会 2)

 予定の250名は遅刻者も欠席者もほとんどなく、定刻に満席で講演開始となった。今日の対象者は現中3生であって、札幌市内の難関高校を目指す生徒150名と、その保護者100名である。
 開始11時15分、終了12時10分。普段90分の講演に慣れている今井君としては、それをどう短く55分で切り上げるか難しいところであるが、そこはそれ、名人であり、大ベテランであり、大グマである。開始30秒ですでに大爆笑が始まり、10分後には拍手が自然に発生するようになった。
 笑いすぎて椅子から転げ落ちそうになるのを、何とか持ちこたえている生徒たち。保護者の皆さんに関しても、状況はほぼ同じである。生徒と保護者の席を分けなかったから、大笑いしながら隣の息子をつついているパパ、笑いすぎて涙を拭きながら娘にもハンカチを手渡そうとするママ、ステージ上から見ていてもたいへん微笑ましい。
札幌3
(札幌での講演会 3)

 終了後、近くの高級ホテル内の和食屋「北の路」で祝勝会。次々と運ばれてくる北海道の日本酒が旨かった。メニューに載っている冷酒を右から左に1合ずつ、「品切れになっております。申し訳ございません」の1種類を除いて、全て飲みつくした。
 イカ、豚、北寄貝、アスパラガス、大成功の後ということもあって、どれをつまんでも「とにかく旨い」である。宴もタケナワになると、その場にいた4人の口から次から次へとオヤジギャグが飛び出して、もう止まらない。こりゃ楽しいや。やっぱり、仕事にも勉強にも、一番大切なのは成功であるね。
まりもぐま1
(北海道みやげ「まりもグマ」正面図)

 15時で祝勝会も終わり、今井君は電車で新千歳空港に戻る。飛行機は19時半だから、空港内の目ぼしい店を見つけて「おひとり様祝勝会」を続けることができる。
 空港ビル内には温泉もあって、その気になれば「1時間ぐらいヒトッ風呂浴びて帰る」も可能。しかし今井君は祝勝会の継続を選び、「ユック」だったか「ユッケ」だったか「トッケ」だったか、東京都内でも見かける北海道料理屋(竹橋の毎日新聞社ビルにもありますね)に入った。お腹はいっぱいだったから、酒のツマミの盛り合わせ「酒肴セット」を注文。日本酒も熱燗で頼んで、北海道の長い夕暮れを満喫した。
まりもぐま2
(北海道みやげ「まりもグマ」側面図)

 あとは空港ラウンジでちょっと居眠りして、飛行機でもまたお弁当が出て、お弁当をカラッポにしてから再び居眠りして、羽田到着21時。こうして、体重は1.5kg増えた。ダイエット台無しの2日だったわけである。
 いいじゃないか、いいじゃないか。心配していた早稲田ラグビーも、慶応に54-24で勝利。観衆約2万人で秩父宮は超満員。1年生3人も大活躍して、伝統の展開ラグビーを復活させてくれた。
 No.8大峯は、文武両道の名門・東筑高校出身である。おお、1年生でNo.8とは、こりゃますますいいじゃないか。早稲田は比較的イージーなゴールキックを6本も外したが、そのぐらいいいじゃないか。
 クマどんは楽しくお歌を歌いながら、今日の眠りにつくことにした。どんな歌を歌ったかは秘密であるが、慶応の「若き血」もコッソリ侵入していたことは告白しておく。
まりもぐま
(北海道みやげ「まりもグマ」背面図)


1E(Cd) Marc Antoine:MADRID
2E(Cd) Ornette Coleman:NEW YORK IS NOW!
3E(Cd) Miles Davis:THE COMPLETE BIRTH OF THE COOL
4E(Cd) Art Blakey:MOANIN’
5E(Cd) Human Soul:LOVE BELLS
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