Thu 111027 津で講演会 マリオットのこと サイン会のこと カレーで太る体質みたいだ
11月15日、三重県津で講演会。会社からもらった14時の新幹線チケットを買い替え、12時ちょっと過ぎの「のぞみ」で名古屋に向かった。
お昼のグリーン車でゆっくりお弁当を楽しみながらの出張は、まさに極楽である。東北新幹線などJR東日本のお弁当はコメの分量が多くて満腹しすぎるキライがあるが、JR東海には、コメを控えめにしてそのぶん多彩なお惣菜を満載した、いかにも豊穣な感じのお弁当がある。夜の移動ならこれをツマミに１時間半、酒をダラダラ飲みながらの新幹線が今井君は大好きである。
残念ながら写真を撮るのを忘れてしまったが、ぜひJR東日本の方にもお弁当の作り方を勉強してほしい。コメをお腹に鱈腹つめこんで満足する男子中学生ばかりが乗客なのではない。クマ蔵みたいな数百歳のオジサマは、お酒の友になる惣菜満載のお弁当がいい。
ただ、この日は夕方から講演会が待っているから、もちろんお酒は御法度。旨いお惣菜弁当1300円も、大事な相棒がいなくては本領が発揮できないが、やむを得なければ、やむを得ない。だって諸君、出張の目的は講演の成功であって、クマ蔵の思いがお弁当優先になっては本末転倒である。
（マリオット45階からの風景。左手に小さく名古屋城が見える）
名古屋到着14時。すぐにマリオットホテルにチェックインする。4525号室。45階からの眺望は素晴らしい。特に今日の部屋は、眼下に名古屋城の望める最高のロケーションである。
代ゼミ時代には毎週１回×６年宿泊していたホテルだから、今井君にとってはすっかり慣れ親しんだ「第２の我が家」みたいなホテルである。「あれれ、代ゼミには８年在籍したはずじゃないの？」であるが、最初の２年はマリオットがまだなくて、97年は「名鉄ニューグランド」、98年は「名鉄グランドホテル」に宿泊していたのでござるよ。
16時の近鉄特急で津に向かう。11月も下旬が近づけば、日の暮れるのが驚くほど早くて、16時過ぎの車窓はすでに侘しさでいっぱいである。進行方向右側は寒々とした鈴鹿山脈。山から伊勢湾に吹き下ろす寒風に、四日市の煙突群からの煙が東に向かって真横にたなびいていたりする。
津に到着、17時。講演会場は津の隣の「津新町」だから、ここで各駅停車に乗り換えて１駅である。特急を降りた途端に近くで大歓声が上がって、「何だ何だ、誰かタレントでも来てんのか？」とあたりを見回すと、大歓声の原因は、他でもないクマ蔵自身なのであった。
（近鉄特急。いつ見ても「どうしてこの色にしたかね?」である）
「サインしてください」「写真、撮ってもいいですか」「握手してください」の類いの大騒ぎは、今井君の正体を全く知らない周囲の大人にはたいへん奇異にうつる。
だって、騒動の真ん中に立っているのは、タダの中年のクマに過ぎないじゃないか。ごくごく地味なスーツに、ごくごく地味なネクタイを結んだだけ。まあ特徴といえば、丸刈り頭と濃いおヒゲだけじゃないか。なのに何で若者たちがあんなに騒いでるんだ？ まあ、人々の怪訝そうな顔のほうが正しいのである。
今井君は講演会でサイン会をしないから「どうしてもサインや写真がほしい」という生徒たちは最近「デマチ」をするようになった。この間の津田沼でもデマチがいたし、今日の津でもそうである。これから寒くなるからデマチなんかしなくてもいいが、デマチまでしてサインを求めるなら、その熱意を拒絶するクマ蔵ではない。
（津）
他の先生が皆やっているサイン会を、あえて今井君がしないのは理由があって、別に意地悪してるとか、ケチだとか、メンドクサイとか、そんなことではない。「中年予備校講師なんかのサイン会に並んでキャーキャーやっている時間があったら、単語集３ページやったほうがいいし、英文法の問題集だって５ページも６ページも進むことができる。そっちのほうがよくないかね？」という、至極マトモな理由である。
東進に移籍してきた頃は、それでもスター気取りでサイン会に応じていたのだが、どこの校舎だったか、確か首都圏郊外の校舎で「サイン会なんて、バカみたいだね」と数名の生徒たちが囁きながら帰っていくのを目撃したことがある。
あのときのショックは大きかった。クマさんは、気が弱いのだ。彼ら彼女らの冷ややかな視線と態度が、今も忘れられない。よく考えてみれば、確かに「バカみたい」かもしれなくて、「そんなヒマがあったら、90分１講座受講できるじゃん」「何を勘違いしてるんだろうね？」とは、おお、まさにまさに正論そのものである。
もちろん、「それでもどうしてもサインがほしい」という生徒も大好きなので、こうして駅や街中で「あ、今井だ!!」「今井、発見!! ハッケーン♡」という生徒や元生徒がサインや写真を求めてくれれば、もちろんヤブサカではない。というか、大歓迎である。
（津新町での講演会 １）
津新町での講演会、19時半開始、21時終了、出席者130名。毎年１度この時期にお邪魔している校舎なので、すっかりお馴染みである。確か10月に調布で講演会をした時に、アルバイトの大学生が「去年、津新町で公開授業受けました」と声をかけてくれたのも嬉しかった。
講演冒頭、遅刻と私語が多すぎるように思ったので、厳格な教師♨クマどんは、スカさずシッカリ注意した。その叱責がちょっとキツすぎたのか、会場の雰囲気が凍りついてしまった。冷凍食品みたいに固まった会場に和やかさが戻り、爆笑の連続になるまで30分を要した。
今井君は、自分が叱ったときどのぐらいの迫力があるか、想像もつかないのだ。この辺がいまだに未熟なところ。クマだから平気で一声「ガオー!!」と吠えるが、叱られた経験の少ないコドモたちがその声でどれほどコワい思いをするか、冷静に考えるべきなのである。
（津新町での講演会 ２）
名古屋に戻って、ルームサービスでサンドイッチとチーズ盛り合わせを注文。このごろ飲み会続きなので、さすがの今井君も疲れ気味だ。今夜は自重したのである。普段ならルームサービスの定番はカレー。「ビーフカレーお願いします。あと、サンドイッチも!!」と陽気に叫ぶところなのだが、今夜はヤメておいた。
どうも、今井君はカレーで太るようなのだ。今年５月、ミュンヘン旅行の最中に、電車の窓に映った自分の腹の出っ張り具合に愕然としたクマ蔵は、帰国後「測るだけダイエット」を敢行。83kgあった体重は、77kgにまで減少して、講演先で「スッキリお痩せになりましたね」と感動されたりする。
しかし、春日部カレーだのCoCo壱番屋だの、半蔵門Dipmahalだのに出入りするたびに、その翌日＋800gとか＋１kgとか、体重の異常な増加がある。こりゃイカン。カレーダイエットみたいな話をよく耳にするが、どうも今井君の体質には合わないようである。
1E(Cd) Brian Mcknight：BACK AT ONE
2E(Cd) Norah Jones：COME AWAY WITH ME
3E(Cd) Gregory Hines：GREGORY HINES
4E(Cd) Myrra：MYRRA
5E(Cd) Holly Cole Trio：BLAME IT ON MY YOUTH
total m135 y1466 d7427
お昼のグリーン車でゆっくりお弁当を楽しみながらの出張は、まさに極楽である。東北新幹線などJR東日本のお弁当はコメの分量が多くて満腹しすぎるキライがあるが、JR東海には、コメを控えめにしてそのぶん多彩なお惣菜を満載した、いかにも豊穣な感じのお弁当がある。夜の移動ならこれをツマミに１時間半、酒をダラダラ飲みながらの新幹線が今井君は大好きである。
残念ながら写真を撮るのを忘れてしまったが、ぜひJR東日本の方にもお弁当の作り方を勉強してほしい。コメをお腹に鱈腹つめこんで満足する男子中学生ばかりが乗客なのではない。クマ蔵みたいな数百歳のオジサマは、お酒の友になる惣菜満載のお弁当がいい。
ただ、この日は夕方から講演会が待っているから、もちろんお酒は御法度。旨いお惣菜弁当1300円も、大事な相棒がいなくては本領が発揮できないが、やむを得なければ、やむを得ない。だって諸君、出張の目的は講演の成功であって、クマ蔵の思いがお弁当優先になっては本末転倒である。
（マリオット45階からの風景。左手に小さく名古屋城が見える）
名古屋到着14時。すぐにマリオットホテルにチェックインする。4525号室。45階からの眺望は素晴らしい。特に今日の部屋は、眼下に名古屋城の望める最高のロケーションである。
代ゼミ時代には毎週１回×６年宿泊していたホテルだから、今井君にとってはすっかり慣れ親しんだ「第２の我が家」みたいなホテルである。「あれれ、代ゼミには８年在籍したはずじゃないの？」であるが、最初の２年はマリオットがまだなくて、97年は「名鉄ニューグランド」、98年は「名鉄グランドホテル」に宿泊していたのでござるよ。
16時の近鉄特急で津に向かう。11月も下旬が近づけば、日の暮れるのが驚くほど早くて、16時過ぎの車窓はすでに侘しさでいっぱいである。進行方向右側は寒々とした鈴鹿山脈。山から伊勢湾に吹き下ろす寒風に、四日市の煙突群からの煙が東に向かって真横にたなびいていたりする。
津に到着、17時。講演会場は津の隣の「津新町」だから、ここで各駅停車に乗り換えて１駅である。特急を降りた途端に近くで大歓声が上がって、「何だ何だ、誰かタレントでも来てんのか？」とあたりを見回すと、大歓声の原因は、他でもないクマ蔵自身なのであった。
（近鉄特急。いつ見ても「どうしてこの色にしたかね?」である）
「サインしてください」「写真、撮ってもいいですか」「握手してください」の類いの大騒ぎは、今井君の正体を全く知らない周囲の大人にはたいへん奇異にうつる。
だって、騒動の真ん中に立っているのは、タダの中年のクマに過ぎないじゃないか。ごくごく地味なスーツに、ごくごく地味なネクタイを結んだだけ。まあ特徴といえば、丸刈り頭と濃いおヒゲだけじゃないか。なのに何で若者たちがあんなに騒いでるんだ？ まあ、人々の怪訝そうな顔のほうが正しいのである。
今井君は講演会でサイン会をしないから「どうしてもサインや写真がほしい」という生徒たちは最近「デマチ」をするようになった。この間の津田沼でもデマチがいたし、今日の津でもそうである。これから寒くなるからデマチなんかしなくてもいいが、デマチまでしてサインを求めるなら、その熱意を拒絶するクマ蔵ではない。
（津）
他の先生が皆やっているサイン会を、あえて今井君がしないのは理由があって、別に意地悪してるとか、ケチだとか、メンドクサイとか、そんなことではない。「中年予備校講師なんかのサイン会に並んでキャーキャーやっている時間があったら、単語集３ページやったほうがいいし、英文法の問題集だって５ページも６ページも進むことができる。そっちのほうがよくないかね？」という、至極マトモな理由である。
東進に移籍してきた頃は、それでもスター気取りでサイン会に応じていたのだが、どこの校舎だったか、確か首都圏郊外の校舎で「サイン会なんて、バカみたいだね」と数名の生徒たちが囁きながら帰っていくのを目撃したことがある。
あのときのショックは大きかった。クマさんは、気が弱いのだ。彼ら彼女らの冷ややかな視線と態度が、今も忘れられない。よく考えてみれば、確かに「バカみたい」かもしれなくて、「そんなヒマがあったら、90分１講座受講できるじゃん」「何を勘違いしてるんだろうね？」とは、おお、まさにまさに正論そのものである。
もちろん、「それでもどうしてもサインがほしい」という生徒も大好きなので、こうして駅や街中で「あ、今井だ!!」「今井、発見!! ハッケーン♡」という生徒や元生徒がサインや写真を求めてくれれば、もちろんヤブサカではない。というか、大歓迎である。
（津新町での講演会 １）
津新町での講演会、19時半開始、21時終了、出席者130名。毎年１度この時期にお邪魔している校舎なので、すっかりお馴染みである。確か10月に調布で講演会をした時に、アルバイトの大学生が「去年、津新町で公開授業受けました」と声をかけてくれたのも嬉しかった。
講演冒頭、遅刻と私語が多すぎるように思ったので、厳格な教師♨クマどんは、スカさずシッカリ注意した。その叱責がちょっとキツすぎたのか、会場の雰囲気が凍りついてしまった。冷凍食品みたいに固まった会場に和やかさが戻り、爆笑の連続になるまで30分を要した。
今井君は、自分が叱ったときどのぐらいの迫力があるか、想像もつかないのだ。この辺がいまだに未熟なところ。クマだから平気で一声「ガオー!!」と吠えるが、叱られた経験の少ないコドモたちがその声でどれほどコワい思いをするか、冷静に考えるべきなのである。
（津新町での講演会 ２）
名古屋に戻って、ルームサービスでサンドイッチとチーズ盛り合わせを注文。このごろ飲み会続きなので、さすがの今井君も疲れ気味だ。今夜は自重したのである。普段ならルームサービスの定番はカレー。「ビーフカレーお願いします。あと、サンドイッチも!!」と陽気に叫ぶところなのだが、今夜はヤメておいた。
どうも、今井君はカレーで太るようなのだ。今年５月、ミュンヘン旅行の最中に、電車の窓に映った自分の腹の出っ張り具合に愕然としたクマ蔵は、帰国後「測るだけダイエット」を敢行。83kgあった体重は、77kgにまで減少して、講演先で「スッキリお痩せになりましたね」と感動されたりする。
しかし、春日部カレーだのCoCo壱番屋だの、半蔵門Dipmahalだのに出入りするたびに、その翌日＋800gとか＋１kgとか、体重の異常な増加がある。こりゃイカン。カレーダイエットみたいな話をよく耳にするが、どうも今井君の体質には合わないようである。
1E(Cd) Brian Mcknight：BACK AT ONE
2E(Cd) Norah Jones：COME AWAY WITH ME
3E(Cd) Gregory Hines：GREGORY HINES
4E(Cd) Myrra：MYRRA
5E(Cd) Holly Cole Trio：BLAME IT ON MY YOUTH
total m135 y1466 d7427