Sun 111016 藤沢の帰り、大学ゼミ会に出席 11月6日福岡天神の講演会 華味鳥の饗宴 | 今井宏オフィシャルブログ「風吹かば倒るの記」Powered by Ameba

Sun 111016 藤沢の帰り、大学ゼミ会に出席 11月6日福岡天神の講演会 華味鳥の饗宴

 11月5日午後9時45分、藤沢で講演を終えて外に出ると、雨はいったん止んで路面も乾きかけている。予定では、ここから東海道線で東京駅前に戻り、大学時代のゼミ会に出席する。早大政経のゼミには専門ゼミと教養ゼミがあって、今回のゼミ会は教養ゼミのほうである。
 以前にも1回書いたことがあるから、詳しくはブログ内検索で「福原ゼミ」を参照のこと。政治経済学部の学生でありながら、「ヨーロッパ文学の系譜」などという教養ゼミをわざわざ選ぶ変わり種が集まって、中世ヨーロッパだのルネサンスだの、ホイジンガだのスコラ哲学だの、何だか難しいことを語り合って毎週金曜日の夕方を過ごしたヒトビトである。
 担当の福原嘉一朗教授は、もう85歳近くなられるのに、今も矍鑠(かくしゃく)としていらっしゃって、当時と変わらぬ和やかな笑顔で2次会まで付きあってくださる。1次会が18時から。2次会が21時から。今井君が藤沢から東京駅前に駆けつけられるのは、どんなに頑張っても23時近くなるから、今年は出席をあきらめる予定でいた。
福岡天神1
(11月6日、福岡市天神で講演会 1)

 2次会会場は日本橋「湊や」である。この店が入るビル1階の「稲田屋」は、代ゼミ時代の毎週火曜夜、名古屋校出講の帰りに通った店だし、同じ早大政経学部1年5組の同窓会をこのビル内の別の店で開催したこともある。ま、ここもまた「勝手知ったる我が家」みたいなものだ。
 東京駅到着が22時45分。店の閉店時間が23時だから、また降り出した雨の中「まだみんな残っているかもしれない」「それとも、とっくに帰っちゃたかな」という半信半疑で、まあとにかく店まで走った。
 ビルのエントランスは無人で静まり返っていたし、店の入り口で「あああー、もう閉店時間なんで…」と冷たく断られたが、幸いゼミ会のメンバー約15名だけが店に残っていて、教授にも何とか1年ぶりで挨拶することが出来た。
 さすがに教授は吉祥寺の自宅に帰られたが、「せっかく今井が来たし、3次会に行こうじゃないか」ということになって、同じ年齢層の6人で何故か水道橋に向かった。6人の中の誰かが水道橋付近に宿をとっていたのである。
 巨大新聞社の部長クラスもいれば、出版社で活躍中の編集者や、大通信社の部長や、著名なサッカー・アナリストもいて、この中で今井君の目立つ余地はほとんどない。ただ、5年前からゼミ会の幹事を勤めている国立大学勤務の学者(30歳代中頃)が、駿台時代に今井君の授業をずっと受けていたという元生徒で、「先生」「先生」と呼ばれ、まあ何とか面目が立つのである。
福岡天神2
(11月6日、福岡市天神で講演会 2)

 昨年は、ほぼ同じメンバーで東京駅を横断していたら、次から次へと「今井先生ですか?」「サインしてください」という若者たちが四方八方から駆け寄って、大いに面目を施した。まだ教授も一緒にいらしたので、教授も「たいしたもんだね」とますますニコヤカに表情を崩されたものだった。
 今年は、もうチェーンの居酒屋しか開いていない時刻だったから、水道橋駅前「坐」に入った。すると諸君、何故か、まるでサクラでも仕込んでおいたかのように「今井先生ですか?」の大学生諸君が集まってきた。うにゃにゃ、油断もスキもないでござるね。ゼミ同窓生からは「かくありたいものだな」と明るい笑いが漏れた。
 そのまま、午前2時半まで歓談。今井君は23時からの参加だから何ともないが、他の5人は1次会からすでに8時間半も飲み続けである。さすが早稲田大学卒→出版報道系勤務のツワモノたちでも、8時間半飲み続けでは体力が持たない。
 1人また1人と討ち死→居眠りが出る様子を見て、今年のゼミ会はこれで打ち上げということにした。外は梅雨のようなヌルい雨がますます強くなっている。タクシーに分乗して帰宅。長い1日で、さすがの今井君もへたり込むように眠り込んでしまった。
ジャンボジェット
(福岡空港、ジャンボジェットが2機並んだ光景)

 翌日は福岡で講演会。10時の飛行機で福岡に入り、つい一昨日チェックアウトしたばかりのANAクラウンプラザホテルに、再びチェックイン。一昨日と同じクラブフロアの豪華な部屋にしてもらって、午後5時半まで昨日の疲れをとった。
 11月7日福岡での講演会、19時開始、20時半終了、出席者150名。一昨日の時点で100名程度、直前でも130名程度と言われていたが、駆け込みでたくさんの外部生の出席があり、最終的には150名の大盛況になった。今日もまた高1高2生限定、高3生も浪人生もナシの講演だから、150名というのは大健闘である。
 主催者は福岡の超有名塾「英進館」。おりから福岡ドームでクライマックスシリーズ→日本シリーズと大試合が続くが、左中間に打球が飛ぶたびに「英進館」の大きな文字が大映しになる、あの塾の福岡天神本校である。さすがに、運営に非のうちどころは一点もない。周辺の交通整理まで含めて、マコトに見事な運営で、講師としても頭の下がる思いだ。
福岡天神3
(11月6日、福岡市天神で講演会 3)

 英進館・天神本校では今年3月にも今井の公開授業を実施している。今回の生徒の中には「前回も出席しました」という者も少なくないから、講演のバージョンも普段とは別のものにした。ホントの英語の授業を中心にした、マジメ・バージョンである。
 昨日の藤沢のように「狭い教室で爆笑連発バージョン」をやり、みんなで酸素欠乏の危機感を共有するのも悪くないが、今回の天神本校バージョンは、新聞社の広々とした明るい講堂で、ちょっと難しい文法問題に集中する。これもまた悪くなくて、集中しながら所々に笑いが挿入されると、その瞬間的な大爆笑はより印象深いものになる。
ヒレ酒
(そろそろ、フグのヒレ酒が恋しい季節だ)

 終了後、いつもの水炊き屋「華味鶏」で祝勝会。水炊き屋に「いつもの」と修飾語がつくのは、昨年以来すでにここが4回目だからである。「今井先生なら、ハナミドリだろう」と、英進館スタッフの中でもカンタンに衆議一決するようである。「福岡に、今井が来たら。華味鶏」。俳句だか川柳だか、そういう標語が壁に貼ってありそうな勢いだ。
 出席者7名。優秀な中堅幹部職員を中心に、鍋でしっかり温まった。この日の福岡は最高気温27℃。別に温まる必要のない蒸し暑さだったのであるが、田主丸の清酒「渓(たに)」を2合徳利で2本ずつ7回注文。2×2×7=28だから、7人で2升8合飲み干した計算になるが、たとえ3升カラッポだったとしても3÷7≒0.43。まあ1人4合前後なら、そこまで非常識ということもない。
ヒレ酒セット
(福岡空港「風月」のヒレ酒セット)

 翌日、大いに満足して福岡空港から帰る。相変わらず福岡は暖かで、11月というのに紅葉の気配は一切感じられない。今日は久しぶりに仕事がないから、空港のレストラン「風月」でちょっと迎え酒をしていくことにした。
 ここのレストランは、要するにファミレスであるが、なかなか侮れない。飛行機の頻繁な離着陸を間近に眺めながら、「鹿児島黒豚ロースかつセット」を堪能。そこからはほとんど前後不覚になって、居眠りに居眠りを重ね、17時、ようやく代々木上原にたどり着く。さらに21時過ぎまでウタタ寝して、大切な人生の時間をだいぶ無駄にした。

1E(Cd) Anita Baker:THE SONGSTRESS
2E(Cd) Anita Baker:RHYTHM OF LOVE
3E(Cd) THE BEST OF ERIC CLAPTON
4E(Cd) Michael McDonald:SWEET FREEDOM
5E(Cd) THE BEST OF JAMES INGRAM
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