Wed 110928 デーモン閣下のコンバットマーチ 姫路の元生徒と出会う 西葛西で講演会 | 今井宏オフィシャルブログ「風吹かば倒るの記」Powered by Ameba

Wed 110928 デーモン閣下のコンバットマーチ 姫路の元生徒と出会う 西葛西で講演会

 10月21日金曜日、午後1時から5時まで、吉祥寺スタジオで授業収録2コマ。現在収録しているのは「英文読解・下線部言い換え」。今日はその第3講と第4講であるが、相変わらず「今井君、毎日授業の練習でもしてるの?」と自ら問いかけたくなる絶好調だ。
 午後4時半、収録終了。余りの正確さに「時計は今井を基準に動いている」と豪語してもいいぐらい。1コマ90分なら、収録も90分でピッタリ終わり、誤差は±1分以内、「失敗したから撮り直し」などということも1年に1回あるかないかである。うにゃにゃ、まさに自己陶酔であるね。
西葛西1
(楽しかった西葛西での講演会 1)

 降り出した雨の中、陶酔グマは地下鉄東西線で西葛西に移動。午後7時から西葛西で公開授業である。三鷹から東西線に直通電車があるから、吉祥寺→西葛西は乗り換えなしで行ける。中野→落合→高田馬場→早稲田、数百年前の学部生時代に慣れ親しんだ、余りに懐かしい路線である。
 早稲田から先は、これもまた今井君の学部生時代、早稲田から北松戸「松和荘」に帰る通学路であった。松和荘の思い出については、ブログ内検索で「松和荘」をどうぞ。2009年5月、1ヶ月にわたり、微に入り細を穿って苦渋の学部時代を描いている。
 最近ソフトバンクのCMに大昔の「あみん」が登場、「待つわ、待つわ、いつまでも待つわ」と熱唱している。白いイヌのお父さんが「いつまでも待てるか!!」とチャチャを入れる、あのバージョンである。
 その大ヒット曲「待つわ」、当時の今井君には「松和、松和、いつまでも松和」としか聞こえなかった。「オマエはいつまでもこの惨めな松和荘を抜け出せない。苦渋の生活は永遠に続くのだ」という呪いの歌に聞こえたものだ(もちろんオヤジ独特の冗談です)。
西葛西2
(楽しかった西葛西での講演会 2)

 もう20年以上も前のこと、深夜の人気番組「夢で逢えたら」の中で、デーモン小暮閣下が東西線の駅名をコンバット・マーチに乗せて歌う企画があった。若い諸君は想像もつかないだろうが、「夢で逢えたら」はウッチャンナンチャンとダウンタウンが競演、清水ミチコと野沢直子が絡むコント番組である。20年前の深夜、デーモン閣下が歌ったのは
「馬場のぉー、次は早稲田!! 馬場のぉー、次は早稲田!! 神楽坂、飯田橋、九段下、竹橋、大手町!!」。
おお、まさにコンバット・マーチのリズムにピッタリだ。早稲田志望の受験生諸君、今すぐ歌ってみたまえ。パンカパーン!! パカパパンパンパン、パンカパーン!! パカパパンパンパンでござるよ。
「馬場のぉー、次は早稲田!! 馬場のぉー、次は早稲田!! 神楽坂、飯田橋、九段下、竹橋、大手町!!」。
なお、コンバット・マーチが何だかわからないヒトは、今すぐYouTube検索。メロディーを記憶したら、直ちにデーモン閣下に挑戦したまえ。それだけのことで早稲田合格に10歩も11歩も近づける。「下らん!!」とせせら笑うキミ、その類いの失笑は、キミを合格から20歩も21歩も遠ざけてしまう。受験に成功する秘訣の1つは「ノリのよさ」なのだ。
 最近は悲しいことに「ノリのよさ」の重要性がわからない生徒も少なくない。代ゼミの多久講師みたいに節分に豆まきでもしようものなら、いきなり「役に立たない」と席を立たれてしまう。多久講師はせっかく「合格はぁー、ウチ!! 不合格はぁー、ソト!!」と工夫までしてくれていたが、21世紀の日本人には、おじいちゃんの懸命なユーモアは理解できそうにない。
西葛西3
(楽しかった西葛西での講演会 3)

 「昨日の海浜幕張みたいに途中で席を立つ気短な生徒が、西葛西にもいたらイヤだな」と、顔をしかめながらの移動だったが、幸いなことに吉祥寺駅からの電車で「今井先生ですか?」の男子大学生が挨拶にきてくれた。話を聞くと、兵庫県姫路の龍野町で公開授業に出ていてくれた生徒である。
 おお、姫路龍野町校。今井君の記憶の中でも、特に懐かしさの籠る校舎である。確か一昨年、7月か8月の真夏の夕暮れに、「まるでおばあちゃんの田舎に盆帰りでもするみたいだ」と、スタッフみんなで笑い合いながら、揖保川の清流をわたった。そうめん「揖保の糸」で有名な川である。
 今日の彼は、高円寺に一人暮らしをしながら、成蹊大学法学部に通っていると言う。おお、いいじゃん、いいじゃん、である。吉祥寺から高円寺まで、受験生時代の話や、これから頑張ろうと思っているアルバイトの話で大いに盛り上がった。
 こうやっていい出会いがあると、昨日の海浜幕張でちょっと寂しくなった今井君の心も、すっかり癒される。心が癒されれば、公開授業もまた最高の出来になる。西葛西での講演会、19時開始、21時終了。雨模様ではあったが、出席者約80名。最初から最後まで大爆笑が続き、途中退席などという悲しい生徒も、もちろん1人もいなかった。
 何だか今井君としてはとっても「起死回生」な感じ。若い女性校舎長も熱心に準備してくれて、準備はほぼ満点だったと思う。
西葛西4
(楽しかった西葛西での講演会 4)

 つい目と鼻の先に「河合塾マナビス」を作られてしまい、あちらは夕暮れの駅エスカレーター下でリーフレットを配布しているほどだから、若干メンドクサイ感じ。雨の中でのリーフレット配布などというのは、さぞかしご苦労なことだろう。
 もし今井君が河合塾マナビス校舎長なら、大切な女性職員を夜の雨の駅頭に立たせて配布作業はさせない。夕方の職員には、もっともっと大事な教務の仕事があるはずだ。
 西葛西駅のエスカレーター下で、実は今井君もマナビスのリーフレットを手渡され、思わず「ご苦労様です」と口走った。
 彼女は「何だ、このオヤジ。おかしいんジャネ?」という表情で一瞬クマ蔵を睨みかえしたが、クマ蔵が教えてあげたかったのは「面談、進路指導、生徒への日常的声かけ、1人1人の成績管理、指導方針の確認。そっちを充実させたほうが、ずっといいんじゃないか?」ということであった。
 夜9時半、外の雨はますます激しくなっていたけれども、何しろ西葛西公開授業の大成功で、あまりにも「起死回生な感じ」だから、「三軒茶屋で飲んでいこうかな」という健康な意欲も湧いた。昨夜の不健康な疲労の感覚とは、完全に別物である。
 西葛西から三軒茶屋まで、電車を乗り継いで1時間もかかるが、健康な意欲でパンパンに意気軒昂なときには「1時間、何するものぞ」である。先週初めて入って大いに気に入った三軒茶屋「九絵料理 銭洲」で、秋らしくクエ鍋に熱燗。ますます気力を充実させて、午前0時半、元気に代々木上原に帰還した。

1E(Cd) Akiko Suwanai:SIBERIUS & WALTON/VIOLIN CONCERTOS
2E(Cd) Kiri Te Kanawa, Solti & London:MOZART/LE NOZZE DI FIGARO 1/3
3E(Cd) Kiri Te Kanawa, Solti & London:MOZART/LE NOZZE DI FIGARO 2/3
4E(Cd) Kiri Te Kanawa, Solti & London:MOZART/LE NOZZE DI FIGARO 3/3
5E(Cd) Solti & Vienna:WAGNER/DAS RHEINGOLD 1/2
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