Mon 110829 今井は歌劇座、カゲキに激るしかない リシュボア紀行の目次を掲載する | 今井宏オフィシャルブログ「風吹かば倒るの記」Powered by Ameba

Mon 110829 今井は歌劇座、カゲキに激るしかない リシュボア紀行の目次を掲載する

 いやはや、「短くしよう」「最近は長過ぎるんだから、とにかく短くしなくては」と自分に言い聞かせているときに限って、「こりゃどうしても書かなきゃ」という事件が次から次へと起こる。昔から「弱り目に祟り目」「泣きっ面にハチ」とはいうが、「長過ぎブログに、事件がたくさん」で、心の底からクマさんは悩んでいる。
 例えば、翌日の午前中から岐阜で講演会があるので、前日の新幹線で名古屋に移動中だとする。この場合「移動中だとする」などという中途半端な言い方がイヤらしいので、実際にクマ蔵は名古屋に移動中だったのである。
 その時、3連休2日目のグリーン車内で突然、姜尚中を発見する。「かんさんじゅん」で入力して、いきなりMac君が姜尚中と変換するのが悔しいので、例えば「菅さん純」とか、前首相の限りない純粋さを称賛するような、予想外な変換はなかなかしてくれない。その場で一番人気のある人間を選びに選んで、その人に一票入れようと血マナコになる。機械とは、卑しいものである。
ジェロニモス1
(リシュボア、ジェロニモス修道院1)

 で、「とにかくブログを短くしなきゃ」と必死になっている今井君の目の前を、誰だか最初は全く分からなかった人物が通過する。名古屋マリオットホテルの2階、「さて、これから一杯飲みにいこうか」と張り切っているクマ蔵の目の前である。
 「あれは誰じゃ?」と過去数百年の記憶を振り返る今井君の脳裏に「デューク更家」というウォーキングの名手(Mac君は「ウォーキングの銘酒」と今井君向きの変換をしてくれたのであるが)の名前が、過去5年以上の記憶の濃霧の中、驚くほどヴィヴィッドに蘇ってきた。エドはるみも、テツ&トモも、HGも、はんにゃも、まちゃまちゃも、「ととのいました」のダブルコロン・ねずっちも、さすがにデューク更家ほど遠い記憶ではないだろう。
ジェロニモス2
(ジェロニモス修道院 2)

 じゃあ今井君の現状はどうかと言えば、なかなかたいへんなことになっている。諸君、東進HPによれば、10月下旬の金沢で1週間違いで講演会をやるのに、志田先生の会場はチャンと「ホテル金沢」なのに、10月31日の今井君は「金沢歌劇座」である。歌劇とはオペラのことであって、金沢歌劇座とは、イコール「金沢オペラ座」ということになる。
ジェロニモス3
(ジェロニモス修道院 3)

 確かにクマ蔵はオペラ大好きであって、しかもその大好きというのは「観るより歌う方が好き」。ハタから見れば、これ以上迷惑なものはないほど迷惑な話だ。
 今井君の講演会は「公開授業」というタイトルだから、「きっと難しくて退屈な授業なんだ」と思って出席すると、実際にはほとんどオペラ以上に素晴らしい芸術なのであって、マイクのスイッチを切ってホントにアカペラで独唱する場面にさえ遭遇する。
ジェロニモス4
(ジェロニモス修道院 4)

 そうなれば、「金沢歌劇座」というより「金沢過激座」であって、過激なクマ蔵は過激に盛り上がり、大いに過激に燃え上がりかねない。30年前、民謡歌手・三橋美智也が「激れ!! 激れ!!」とハードロック風に広告をカマしていたし、同時期に流行した志茂田景樹というカゲキなルックスがウリの直木賞作家もいたが、こりゃもう今井景樹がカゲキに激るしかないかもしれない。
 かつて、三島由紀夫は自ら制作した映画「憂国」に主演したし、ドイツ語学者中島悠治も、NHKラジオドイツ語講座を担当しながら、ヒソカにオペラに出演したりした。そもそも、200人も300人もヒトが集まっているのに、歌も歌わないで帰らせてしまうほど無礼なことはないはずである。
ジェロニモス5
(ジェロニモス修道院 重い荷を担うニャゴ)

 10月31日の金沢講演会が「オペラ座」であることについては、今井君は東進HPを検索して初めて知ったのである。こりゃ楽しそうだ。最高だ。かっか&かっかっか。おお、舞台がオペラ座なら、思い切って絶唱するだけである。おお、「絶唱」。山口百恵に三浦友和であるよ。諸君、今井君のスンバラシイ歌声を聴くためだけにでも、ぜひ10月31日、金沢歌劇座に集合したまえ。
アズレージョ1
(リシュボア、アズレージョ美術館で 1)

 そう思って油断していたら、数学の志田先生は、これほどひょろ長い今井ブログをキチンと読みこなしていらっしゃる。諸君、さすがDrである。これにまさる喜びはない。
 落合博満監督解任についての志田先生のコメントは、「今井先生に先を越されてしまいました」という但し書きなんか全く不必要なほど新鮮&激烈。直情径行な感情の吐露は素晴らしいと思う(志田先生のブログは一番右の欄「志田先生のブログ」をクリック)。
アズレージョ2
(アズレージョ美術館で 2)

 志田先生ブログの「今中、山本、郭源治」という選手名を見て、今井君は、「おお、クマ君も年をとった」と実感。何しろ、クマ蔵が中日ファンになったのは、中日のスターティングメンバーが「中、高木、千原、江藤、葛城」のころだ。
 もっと正確に言えば、「巨人の星」の星一徹がメラメラ燃えさかる目でオズマを鍛えぬいた頃のこと。星飛雄馬を叩きのめすために、キャッチャー伴宙太を巨人から中日に引き抜こうとした時代のことである。
 なお、「星一徹が中日に伴宙太を」でググってしまった今井君は、なぜか画面に現れたYouTube「1976~1990年カレー&シチューCM集」に釘付けになってしまった。
 西城秀樹に、ボンカレーに、近藤真彦に、千葉真一と野際陽子と、河合奈保子と郷ひろみと太川陽介で、なんと30分も延々と続く。「ハウス♡バーモントカレー」「ワンタッチカレー」「ハウスジャワカレー」にもう夢中。「ジャワカレー」で「じゃ別れー」と変換するMac君にも夢中である。
アズレージョ3
(アズレージョ美術館で 3)

 さて、もう2ページ書いてしまって、「自ら設定した長さのリミット」を超えてしまった。リシュボア紀行は一体どうなるんだ? 考えてみれば、リシュボア紀行はもう15回になって、読者の皆様にも半月以上読んでもらっていることになるのに、姜尚中とデューク更家と中日お家騒動ぐらいのことでこんなにカンタンに途切れていいのか?
アズレージョ4
(アズレージョ美術館で 4)

 そういう疑問をお持ちの方のために、「リシュボア紀行 目次」を特別に作成しようと思いついた。15日間の旅行の旅行記のうち、昨日で7日目が終了。ちょうど真ん中の日の記録が終わった段階で、前代未聞にも「目次」をつける。いったい人類の歴史の中でこれほど意地悪な紀行文が存在したかどうか。それを考えるだけでも気持ちよくて仕方がない。
一般のアズレージョ
(一般の家屋もアズレージョ。アルファマで)


5月10日 成田発 ロンドン・ヒースロー空港に足止め
5月11日 ロンドン発、リシュボア着。パパ・ベント歓迎のオダンゴに巻き込まれる。
5月12日 リシュボア散歩。発見のモニュメント、ベレンの塔
5月13日 リシュボア散歩。イワシわしわし、口内炎の基礎Ⅰ ケーブルカーたっぷり。クルベ・デ・ファド
5月14日 カシュカイシュ→ロカ岬→シントラ→ココダ、ココダ
5月15日 アルファマ イワシまたわしわし、口内炎の基礎Ⅱ
5月16日 ジェロニモス修道院→アズレージョ博物館
5月17日 エボラへ。もう1度クルベ・デ・ファド
5月18日 コインブラへ
5月19日 ポルトへ イカわしわし、口内炎の基礎Ⅲ完成
5月20日 ポルトで。リシュボアに帰り、深夜まで闘牛を見る。
5月21日 もう一度、ロカ岬。もう一度シントラ。もう一度ムーア人の城跡。せっかくだからもう1度ファド。ただし別の店
5月22日 見残し。ピングーアイスの店。もう1度カシュカイシュ。靴とズンボを断捨離。
5月23日 リシュボアから東京へ。

ま、大雑把ではあるが、以上がリシュボア紀行の目次である。我々はそのちょうど半分まで歩みを進めてきた。諸君、いよいよ後半に向かって前進しようではないか。

1E(Cd) Kempe & Münchener:BEETHOVEN/SYNPHONIE Nr.6
2E(Cd) Karajan & Wiener:BEETHOVEN/MISSA SOLEMNIS 1/2
3E(Cd) Karajan & Wiener:BEETHOVEN/MISSA SOLEMNIS 2/2
4E(Cd) Furtwängler & Vienna:BEETHOVEN/SYMPHONY No.7
5E(Cd) Barenboim, Zukerman & Du Pré:BEETHOVEN/PIANO TRIOS, VIOLIN AND CELLO SONATAS 1/9
total m153 y1026 d6987