Thu 110804 ダイエット中断 野球エリート校とは河口湖合宿3年分なのだ そりゃ伸びる | 今井宏オフィシャルブログ「風吹かば倒るの記」Powered by Ameba

Thu 110804 ダイエット中断 野球エリート校とは河口湖合宿3年分なのだ そりゃ伸びる

 11日夕方に那覇から帰京して、しばらくは身体を休めるために徹底的に怠けて暮らすことにした。働き者クマさんをやりながら、ダイエットにも成功して6kg減。しかしちょっとやりすぎて、お腹に力が入らない。草とお豆腐とコンニャクとネバネバでお腹いっぱいにする日々を続けたせいで、どうもお腹に力が入らない。
 諸君。お腹に力が入らないと、英語の発音がテキメンに悪くなる。英語の講師なのに発音が悪いというのはみっともないから、タップリ映画を観たり、英米ポップスをタップリ聴いたり、いろいろ努力を怠らずにはいる。英語は腹筋で話すコトバ。草とコンニャクばかり食べて腹が痩せてくると、発音が弱々しくなってしまう。
 気がつけば、「ははあ、いかにも日本人がムリしてる発音だね」とニヤニヤされそうな発音。小鳥がピーピーが鳴いているみたいな弱々しい声。抑揚だけ妙にわざとらしくて、腹に力の入っていない発音は見苦しい。実は下手な発音のヒトが、ムリして上手に聞かせようとすればするほど、聞き苦しいのである。
なですら1
(ナデシコのスライディング練習 1)

 そこで今井君は、いったんダイエットを中断。夏の仕事が一段落したついでに、「2kgぐらい増えてもいいかな?」というスタンスでこの5日ほどを過ごした。沖縄での「ウェルダン・ステーキ、みんなで黙ってワッシワシ」の光景が、あまりにも幸福な思い出として残ってしまったのである。
 昼は高校野球を見ながら、ビール。晩飯は、一昨日がハンバーグカレー+豚汁&サラダセット。昨日は、野菜たっぷりタンメン+餃子6ヶ+ポテトサラダ。ついでだから、ソラマメも30個ぐらい、ウーロンハイで流し込んだ。
 すると、おお、増えた&増えた。あっという間にチャンと1kg逆戻り。気力♡体力ともに充実して、万が一明日から再び講演会ラッシュになっても、ぜんぜん構わない。「明日からまた10日間、河口湖合宿やりますか?」という東進からの電話を心待ちにしているぐらいだ。
なですら2
(ナデシコのスライディング練習 2)

 やっぱり、合宿というのは素晴らしいのである。甲子園の能代商旋風は「ボクたちの全員野球を見てもらえて嬉しかった」というピッチャー・保坂君の爽やかな笑顔とともに終わってしまったが、今日と明日が準々決勝、明後日が準決勝で、いよいよクライマックスだ。
 ベスト4には、秋田県のお隣の青森県・光星学院がチャンと残っている。能代商はあんなに爽やかな印象を残し、朝日新聞なんか社会面でもその活躍を讃えているのに、ベスト4に入った光星学院については、今一つ社会的な盛り上がりが欠けるようだ。青森県民でさえ「光星学院が勝ち進んでもねえ…」というヒトが多い。
ニャゴの変形すら
(ニャゴロワ式、変形スライディング)

もちろん、野球留学生だらけ、いわゆる「外人部隊」だというのが原因だ。沖縄からの帰りの飛行機で今井君が読んだスポーツ新聞の記事は、すでに何日か前にブログにも掲載した。確かに「いくら何でもヒドすぎる」という意見も正しいかもしれない。
 「登録選手18人のうち、青森県民は控えの選手1人だけ」「大阪府民が8割。残りは東京都民と沖縄県民」の留学生部隊が「青森県代表」の名で勝ち進むことに、昭和レトロ好きな日本国民が違和感を感じるのは、まあ致し方ない。詳しくはもう1度、Sun 110731付けのメンバー表を見ていただきたい。
ニャゴの寝ながらすら1
(ニャゴ姉さんの寝ながらスライディング 1)

 しかしでござるね、この状況を放置してきたのも、高校野球に携わる全てのヒトビト。その「ヒトビト」の中核をなすのは、「ファン」である。150km超のスピードボールを投げる超高校級のピッチャー。8番バッターでも軽々とスタンドに放り込む強力打線。そういう常軌を逸した留学生集団を、拍手喝采して迎え、手をかえ品をかえて褒めちぎってきたのも、やっぱりマスメディアと、ファンである我々なのだ。
 それが30年40年継続して、ついに事態はここまできてしまった。しかし今井君は、「要するにこれは3年間の河口湖合宿なんじゃないか?」と考えるのだ。東進・河口湖合宿が、たった4泊5日であんなに劇的な効果を現すのならば、全国から野球エリートを集めて、どこか東北の街で3年間合宿を行えば、野球エリートたちが激しく成長するのは当たり前だ。
ニャゴの寝ながらすら2
(ニャゴ姉さんの寝ながらスライディング 2)

 その成長には、当然「礼儀」とか「作法」も含まれるので、大震災があれば野球の練習を2の次・3の次にして、震災からの復興のために全力を尽くす。1ヶ月まるまるガレキの撤去を手伝うのも厭わない。挨拶も当然。エリート同士の協力関係も当然。One for all, all for oneなどは、あまりにも当然で、今さら教師に指摘されるまでもない。
 エースと控えピッチャーの間の信頼関係も当たり前。超エリートが「オレがオレが」にならないのは、泡沫候補乱立の民主党政権が最も学ぶべき姿である。如水館高校のエース・浜田きゅんが「能代商・保坂君については、同じ左ピッチャーとして尊敬します」と語ったことからも、我々はたくさん学ぶべきことがあると思う。
ジャンケン
(クマとジャンケン。グーvsパーでニャゴ姉さんの勝ち)

 やはりあれは3年間の河口湖合宿なのだ。合宿所に選ばれた地域の高校生から見れば、全国大会に出るチャンスを奪われるのは大いに迷惑だろうが、合宿に参加したエリート選手たちが責められるイワレはない。
 少なくとも、身長2mを超えるアフリカ系選手を参加させるバスケットの私立バブルとは違う。彼らセミプロが、日本の高校選手権でダンクシュートを次々と決めるのは、ハッキリ反則だ。体重100kを超える南太平洋の選手が2人も3人も参加する、ラグビーの私立バブルも反則。蹴散らされる(というより踏みつぶされる)日本の普通の高校生が痛々しい。
これはホントにパーなのか
(これがホントにパーなのか?)

 しかし、野球の青森3年間合宿については、河口湖合宿に10日間参加してきたばかりの今井君には、「青森県代表」を名乗ることを除けば、なかなか素晴らしいことに思えるのだ。考えてみれば、進学実績で超有名な高校だって、同じ3年合宿をしているようなもの。「なのに、どうして実績はあの程度なの?」と首を傾げたくなるぐらいである。
 ま、いいか。明日も明後日も、打球が左中間に飛ぶのを楽しみに待つばかりだ。左中間を白球が転々とするたびに、「東進ハイスクール」の文字が驚くほど大きくクローズアップされるのは、胸のすく思いだ♡。それだけを楽しみに、明日もまたエリート合宿高校同士の戦いを見守ることにしよう。「じゃあ、いつ見るんだ? 明日、でしょう」

1E(Cd) Eschenbach:MOZART/DIE KLAVIERSONATEN 3/5
2E(Cd) Eschenbach:MOZART/DIE KLAVIERSONATEN 4/5
3E(Cd) Eschenbach:MOZART/DIE KLAVIERSONATEN 5/5
4E(Cd) Böhm & Berliner:MOZART 46 SYMPHONIEN 1/10
5E(Cd) Böhm & Berliner:MOZART 46 SYMPHONIEN 2/10
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