Mon 110801 沖縄県沖縄市で講演 大爆笑+大拍手+何と足踏みも!! 沖縄の教育は熱い | 今井宏オフィシャルブログ「風吹かば倒るの記」Powered by Ameba

Mon 110801 沖縄県沖縄市で講演 大爆笑+大拍手+何と足踏みも!! 沖縄の教育は熱い

 8月10日、那覇空港からいったん沖縄ハーバービューホテルにチェックインして、それから講演会場に向かうことになった。
 今年の今井君はクールビズを徹底。さすがに講演会場ではワイシャツにネクタイぐらいの礼儀を守っているが、飛行機や新幹線での移動中は着くずしたポロシャツ姿である。到着地のホテルで着替えなければ、講演とか公開授業という改まった気分になれない。短足♡クマ蔵のクセにスーツやネクタイにこだわるのは、むしろ自分の気分を引き締めるためである。
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(大盛況!! 沖縄県沖縄市での講演会1)

 ところが、ハーバービューホテルに入ってみると、4時過ぎているのに「まだ部屋の準備が出来ておりません」とのこと。そりゃ、困る。4時半には東進スタッフがクルマで迎えにくるから、30分足らずでチャンと着替えを済まさなければならない。その後、沖縄市の講演会場までクルマで1時間近くかかる。
 フロントクラークは「ちょっとソファにお座りになってお待ちください」と言ったが、そんなノンキな場合ではないのだ。主催の沖縄の加盟校サンが奮闘して250名近い受講生を集めてくれたのに、「ホテルの部屋が出来てなくて遅刻しました」というワケにも行かないだろう。
 ただし今井君は、今の自分の外見が「いかにもコワそうな熊おじさん」であることを忘れている。この容姿と、この声と、ヒゲと目ツキの迫力で、「それは困ります」とヒトコト告げただけで、フロントクラークは「クマが出た!!」と言わんばかりに反応する。「それでは困ります」への返答は、いきなり間髪を入れずに「では、ジュニアスイートルームに変更いたします」であった。
 は? そんなに簡単で、ホントにいいの? まるで「Thank you」→「You are welcome」みたいに自然な流れ。「How are you?」→「Fine, thanks」みたいに当然の感じ。不自然さ一切ナシに「それは困ります」→「では、ジュニアスイートに変更」ときた。こりゃ驚きでござる。
 まあ、せっかくの申し出だ。フロント責任者に付き添われて「ではジュニアスイート」なるものに入室してみた。「同じ料金で、ホントにいいんですか?」というところであるが、もともとの予約が「ツインルームのシングルユース」だから、料金的にそんなに大きな違いはないはずだ。
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(大盛況!! 沖縄県沖縄市での講演会2)

 ところが入室してみると、中の空気が澱んで、悪臭が立ちこめている。1ヶ月前にここに宿泊したときと全く同じ、シャワーカーテンの陰干しの激しいニオイである(ブログ内検索で「シャワーカーテン」を検索してみてちょ)。
 ひと月前にも「この悪臭じゃ困ります」「いったん外出しますから、対処をお願いします」とお願いし、しかしネグられて全く対処されておらず、深夜にナイトマネージャーに再びお願いして部屋を代えてもらった経緯がある。何だ、1ヶ月も経過して、ちっとも改善されてないじゃないか。
 「改善の努力はしないんですか?」と尋ねると、フロント責任者は「ホテル全体としても問題になっておりまして、さまざまな対策を検討しております」とのこと。「1ヶ月も経過して、いまだに検討の段階というのでは、明らかにスピード不足。もっとスピード感のある対応が必要なのでは?」がクマどんの答え。民主党政権vs野党の質疑と全く同じである。政権にアグラをかくヒトビトと、地元一流の暖簾にアグラをかくヒトビト。気の抜け方が余りにもソックリで、滑稽である。
近代花嫁
(講演会場で発見した「近代花嫁を演出する OK美容室」)

 ホテルにシッカリした対応を約束してもらった上で、講演会場に出発。那覇から高速道に入って、沖縄本島を北上。約1時間で、クルマの左側には広大な嘉手納基地。基地は想像を絶するほど広大だ。道路標識には、普天間、宜野湾、北谷など、聞き慣れた地名が次々と現れる。米軍基地が近づくと、看板にも標識にも英語が圧倒的に目立つようになる。
 講演会場は、米軍基地ゲートの手前を右に曲がって、すぐの商工会議所会館。古式ゆかしい大ホールに、すでに続々と高校生が集まってきていた。クマ蔵を見つけて、みんな顔が嬉しそうに輝いている。
 沖縄市での講演会、18時半開始、20時終了、出席者220名。大ホールは立錐の余地もなくて、商工会議所の職員や警備員の皆さんまで、驚きの混じった笑顔で迎えてくれた。
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(沖縄で語るクマ蔵1)

 主催は先月の那覇講演会と同じビジネススクール。今井君が圧倒されるほどの迫力で受講生を集めてくれるが、何より驚くのは、沖縄の若者たちの教育にかける情熱の熱さである。会場までのクルマの中でも、とうとうと沖縄の教育の現状を語り、地元高校の取り組みを語り、現状と将来の展望を語り尽くしてくれた。
 1時間タップリと車内レクチャーを受けた直後であるから、今井君自身のボルテージも最初から最高潮。生徒たちの反応も最高潮で、大爆笑から大拍手へ、大拍手から、やがて地鳴りのような足踏みまで始まるアリサマである。
 さすがの今井君も大爆笑や大拍手の経験は豊富だが、「足踏み」は初体験だ。ウィーンでオペラを観た時、国立オペラ座を埋め尽くした大観衆から、自然発生的に足踏みでのカーテンコールが始まった。大歓声の真っただ中に身を置いて、今井クマ蔵はオペラの素晴らしさに涙が込み上げたものだが、今夜の足踏みの対象は、何とこの今井君自身である。
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(沖縄で語るクマ蔵2)

 代表と副代表が語り尽くす教育への情熱は、沖縄の子供たちに見事なほどストレートに伝わっているようだ。高校生のほか、保護者の方々もたくさん参加。7月13日の那覇講演の評判を聞きつけ、那覇からわざわざ1時間かけてクルマで駆けつけてくれた保護者も、10名近くいらっしゃったそうである。
 地元の高校の校長先生も、この公開授業にご出席。諸君、「校長先生がご出席」というのは、我々の熱意がキチンと理解されている証拠である。「教務主任の先生が出席」とか、「今井の授業に興味をもつ若手の先生が出席」ならば珍しくないが、名刺をいただいてみると、間違いなく校長先生だ。しかも、この校長先生のご専門は英語である。
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(大盛況!! 沖縄県沖縄市での講演会3)

 日本の高校には、いまだに「塾には通わないように」「予備校の英語なんか有害無益だ」「予備校があるから、日本の若者は英語が出来ないんだ」みたいな、唖然とするほど古い偏狭な考え方にシガミつき、意地になって予備校の価値を貶めようとする先生がたも少なくない。新聞の論調だって、いまだに基本的にはそのラインである。
 だから今井君は、この校長先生の熱意が嬉しかった。というより、こちらが熱意の熱がもしも十分に熱いものなら、必ず相手に伝わるものであることを痛感。東進の若いスタッフの皆さんにも、「ぜひ沖縄のこの熱さを知ってもらいたい」と願いつつ、いつまでも続く拍手と爆笑と足踏みの中で、大成功の余韻を味わったのである。

1E(Cd) Jochum & Bavarian Radio:MOZART/THE CORONATION MASS
2E(Cd) Kremer:MOZART/VIOLINKONZERTE Nos. 2 & 3
3E(Cd) Jandó:MOZART/COMPLETE PIANO CONCERTOS vol.1
4E(Cd) Jandó:MOZART/COMPLETE PIANO CONCERTOS vol.2
5E(Cd) Jandó:MOZART/COMPLETE PIANO CONCERTOS vol.3
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