Tue 110726 大盛況!! 埼玉県熊谷で講演会 岡崎祝勝会の延長戦 カバンの中身を入れ替え | 今井宏オフィシャルブログ「風吹かば倒るの記」Powered by Ameba

Tue 110726 大盛況!! 埼玉県熊谷で講演会 岡崎祝勝会の延長戦 カバンの中身を入れ替え

 8月4日深夜、東岡崎駅前「ととや」での祝勝会から、クマ蔵は一人寂しく名古屋に戻ってきた。完全試合の祝勝会であればあるほど、クマ蔵は最後までスタッフの皆さんと一緒にいて、勝利を「とことん」な感じで祝いあい、近い将来の再会を「とことん」な感じで約束したかった。
 しかし、翌日には埼玉県熊谷に移動して、日本一暑い熊谷で日本一熱い講演を繰り広げなければならない。「祝勝会を『とことん』にしてしまうと、翌日の講演に支障が出るだろう」と会社のヒトたちが心配して、「今夜は今井先生を早めに名古屋に帰すように」との厳しい指令が東進本部から出ていたのかもしれない。
 23時、名鉄東岡崎駅から特急に乗って、名古屋まで30分。何だ、このぐらいの距離なら「タクシー」という魔法のジュータンだってあったのだ。確か、岐阜から名古屋まで1万円(半年前、志D先生と割り勘にしたもんね)。ならば、岡崎から名古屋だって1万円ぐらいだ。今井君は「スタッフと最後までとことん」がよかった。残念でならない。
 「残念でならない」という思いをかかえたまま眠るわけにはいかないので、クマ蔵は名古屋駅前を彷徨することにした。トヨタビルの脇に、1年前にも入ったことのある居酒屋「眺屋(ながめや)」があって、そこで祝勝会の延長戦をしようと考えたのである。
 諸君、今井君を見くびってはいけない。「とことん」を遮られたら、自力で延長戦に持ち込むだけのことである。まさに「東北人の粘り強さ」。そこに可能性の残っているかぎり、貪欲に、粘り強く、求めるものを求めつづけるのだ。
熊谷1
(大盛況だった熊谷での講演会、8月5日)

 「眺屋」に入ると、お隣の席には浴衣の男女。おやおや、なかなかオシャレじゃないか。花火見物の帰りですかね。そう思って眺めていると、男女ともにどうもイケてない。2人の会話は遠慮がち&途切れがち。質問も、回答も、それぞれ1行程度、内容もスカスカだ。
 30歳代後半の男子はもう顔が真っ赤。うにゃにゃ、何だこりゃ。少なくとも、カレシ&カノジョの関係ではないのは見て取れる。特に「何だこりゃ感」が強烈だったのは、女子の受け答えのアニメ声。山瀬まみの話し方をもう3ランク強調したような、妙竹林&奇妙奇天烈なコワばった発音とともに、素っ頓狂なアニメ声で素っ頓狂な内容の一言をかえす。
 「その声、いったいどこから出てくるの?」と横から尋ねたくなるほどの、超ウルトラアニメ声。しかも諸君、岡崎祝勝会ですでに相当量のアルコールを消化した今井君は、普段以上に大胆になっている。ホントにスックと立ち上がって「強烈なアニメ声ですね。どうやって出すのか、教えてくれませんか?」と質問しかねない。
 1行vs1行のチャットの後は、3分間の沈黙。きっかり3分経過して、再び1行vs1行チャットと猛烈アニメ声。今井君は、ダイエット食のお豆腐とサラダと「アボカド切り身」をムシャムシャやりながら、次から次へとウーロンハイ(これもダイエット必需品)をガブガブ飲み干して、2人のチャットに耳を傾けた。
マリオット
(名古屋マリオットホテル、44階からの眺望)

 まあ、カンタンに理解してしまえば、キャバ嬢どんを30代後半男子が誘って、花火デートした帰りなのだ。もしかすると、これからお店に出かけるbeforeかもしれないし、お店の後のafterかもしれない。
 この種のことに今井君は完全に無知だから、どういう状況か判定できないが、空しい状況であることだけは間違いない。女子はすでにすっかりお疲れのご様子。「早くこの場が終わらないかな」と頭の中までアニメ声で考えているようだし、男子は男子で真っ赤っ赤だ。
 何だか、すこぶる空しい光景だが、「空虚」「バカバカしさ」「将来性ゼロ」を一幅の絵にするなら、まさにこの夜の「眺屋」はピッタリだったかもしれない。もちろん、2人を画面の中心に据え、2人をニヤニヤ眺めている今井君の肖像を画面の端にコッソリ描き込む。印象派・マネの絵にありそうな一瞬であるね。
ポスター
(クマどんとイケメン先生のポスター、熊谷で独自に作成)

 8月5日、昼過ぎの新幹線で東京に戻った。会社からもらっていたチケットでは、名古屋から東京を素通りして熊谷に直接向かうスケジュールになっていたが、さすがに神戸→岡崎→熊谷→高松の4日連続出張はキツイ。いったん代々木上原に戻って、カバンの中身を入れ替えてから熊谷に向かうことにしたのである。
 自宅でとてる時間は1時間程度しかとれないが、ブログを1本アップし、カバンの中の衣服や下着を入れ替え、2匹のネコたちを撫でてやるぐらいなら、1時間あればカンタンだ。
 出張に持ち歩いているのは、おなじみ「予想の5倍重いカバン」(ブログ内検索で検索してみたまえ)。ホテルマンが「お荷物、お持ちしましょう」と手を差し伸べてくれると、今井君は「予想の5倍重いですよ、いいですか?」と言い添えながらカバンを手渡す。ほとんどのホテルマンは「おぉ、なるほど」と納得して頷いてくれる。
 そのぐらいこのカバンは「予想の5倍重い」のだ。何故かというに、中身が予想の5倍詰め込まれているからである。旅慣れた今井君は3日間の出張ならこのカバン1つで何とかするけれども、4日となるとさすがにツライ。中日で入れ替えに戻ったわけである。
予想の5倍
(予想の5倍重いカバン、イングランド製)

 猛暑の熊谷に到着したのは、17時。昨年もこの時期に熊谷で講演会をしたが、何しろ「日本一熱い街」がウリ、いろんなポスターにも「熱いぞ、熊谷」の文字が踊る。昨年は確か37℃だったか38℃だったか。猛暑の中、駅前の古色蒼然とした五家宝屋さん(山木屋商店)で、80歳過ぎのおばあちゃんが売っている500円の五家宝を買った記憶がある。
 熊谷での講演会、19時開始、20時半終了、出席者180名弱。校舎の大教室から机を運び出して、本来なら120名ぐらい入れば満員御礼の教室をパンパンの満員にした。この日の気温は33~4℃。「熱いぞ」と絶叫する気温ではなかったが、教室内は間違いなく「熱いぞ!!」の絶叫に相応しかったのである。
熊谷2
(楽しい熊谷 1)

 カタカナの「コ」の時を左右反対にした面白い形の教室で、「コ」の上辺にホワイトボードが置かれ、ホワイトボードが倒れないように抑える係の若い職員2人がついて、そこで今井君が縦横無尽に 喋りまくる。
 だから、教室にやってくるのが遅くなって「コ」の下辺の席になってしまった生徒10名ほどは、今井君の姿が見えない。同じ教室の中でクマ蔵が喋っていて、その肉声がバンバン聞こえてくるのに、スクリーンに映し出されたクマ蔵を眺め、スクリーンに映るホワイトボードを見て授業を受ける。
熊谷3
(楽しい熊谷 2)

 そういう悪条件になってしまうのは10名ぐらいだが、それでも彼ら彼女らは教室に駆けつけ、最後まで大爆笑で応えてくれる。180名近い受講生を集めてくれたスタッフの皆さんにも感謝&感謝だが、熱心に聞いてくれた生徒諸君にも大感謝である。
 180名中、今年1月に今井講演会を聞いたことのある生徒が50名ほど混じっていたので、講演内容を急遽バージョン・チェンジ。これがまた見事に当たって、今井自身にも新鮮な公開授業になった。保護者の参加もあり、もちろん今井は保護者対象も得意中の得意であるから、涙を流して笑い転げるパパやママの姿がまた印象的であった。
熊谷4
(最後に花束をもらう)


1E(Cd) Jochum & Concertgebouw:BACH/JOHANNES-PASSION 1/2
2E(Cd) Jochum & Concertgebouw:BACH/JOHANNES-PASSION 2/2
3E(Cd) Schiff:BACH/GOLDBERG VARIATIONS
4E(Cd) Schreier:BACH/MASS IN B MINOR 1/2
5E(Cd) Schreier:BACH/MASS IN B MINOR 2/2
total m129 y748 d6709