Mon 110725 超満員!! 岡崎で講演会 タイガーホースと小リベンジ 全席喫煙席のフシギ | 今井宏オフィシャルブログ「風吹かば倒るの記」Powered by Ameba

Mon 110725 超満員!! 岡崎で講演会 タイガーホースと小リベンジ 全席喫煙席のフシギ

 どんな下らないことでも、人生にトラウマは付き物である。クマ蔵はトラウマのことをTiger Horseと呼んでいる。Tigerがトラで、Horseがウマ、2つ合わせてトラ♡ウマ、そういう誰も笑えないギャグである。もちろん「果たしてそれをギャグと呼んでいいのか」、その疑問については深く考えないことにする。
 今のクマ蔵のタイガーホースは、「8月2日春日部カレー事件」である。詳しくは3日前と2日前の記事を参照。旨いカレーを食べるためだけに春日部に出かけ、特急券を合算すれば往復2000円以上をつかい、しかしカレー屋が「本日休業」でシャッターがカタクナに閉じていれば、それだけで少なくとも1ヶ月は深いタイガーホースが心に残る。
岡崎1
(超満員、岡崎の講演会 1)

 しかしあの日のタイガーホースは、それだけにとどまらなかった。その後に連続したいろいろな事件によって、トラ♡ウマ君の傷はさらにエグられ、傷口は無惨にタダれ、後遺症さえ残りかねない深い傷になった。
① リベンジに行った浅草で、カレーの代わりにかきこんだウナギで胃がもたれた。
② リベンジの浅草で入った床屋「男爵」に5mmのバリカンがなくて、6mmの中途半端な丸刈りされてしまった(マルガリータ男爵事件)。
③ 自暴自棄で絶望的リベンジを試みた渋谷のカレー屋のカレーが、どっぷりバターを溶かし込んだモッタリ&デップリで、眉間が痛くなるほどの超・あぶらカレーだった(渋谷新宿中村屋事件)。
以上、今井君のタイガーホースは、やっていることが下らなければ下らないほど(Mac君は「百済なければ百済ないほど」と来たが)、傷口の残酷さはイヤましていくのであった。
みかど自由亭
(新神戸駅「みかど自由亭」。店内から撮ると文字は逆さになる)

 だから、神戸でも名古屋でも「カレー」という看板さえ目に入れば、ほとんどパブロフの犬のように足はフラフラ店内に向かう。パブロフの犬クンほどヨダレを垂らしているワケでもないし、条件反射が成立するほど頻繁にカレーを目の前にチラつかされたのでもないが、どうやら条件反射とトラ♡ウマの深さには相関関連がありそうだ。生物学者諸君、「条件反射とトラウマの相関関係」研究テーマとしていかが。
漢字だらけ
(神戸で発見、漢字だらけの恐ろしい看板)

 と、いうわけで、8月4日は愛知県岡崎市での講演会のために、神戸から名古屋に移動しなければならないが、ホテルをチェックアウトして新神戸駅をブラブラしているうちに「カレー」の文字が今井君のトラウマの傷を逆ナデしてきたのである。
面白い恋人1
(さすが関西、「おもろい恋人」)

 「ステーキカレー 980円」。ウーン、トラウマの痛みに、余りにド・ストライクで響く旨そうな響き。メニューにある「ぼっかけうどん」なんかもいいね。関西独特、「安くて&旨い」である。狂喜乱舞のクマ蔵は、早速その「みかど自由亭」に入ってみた。
 5分待って運ばれてきたステーキカレーは、ま、「小リベンジ」である。京都旅行が中止になって、ヤムなく角館とか萩みたいな「小京都」旅行で我慢した感じ。海外旅行を中止せざるを得なくなって、箱根か伊豆でゴマカした感じ。温泉旅行をあきらめて、銭湯に行ってきた感じ。「小リベンジ」とは、そういうことである。
ステーキカレー
(みかど自由亭、ステーキカレー)

 関西の飲食店で驚くのは、「全席喫煙席」であること。大阪でも京都でも、飲食店はほとんどが「全席喫煙席」。ビックリマークがついて「全席喫煙席!!」と自慢げな掲示があることさえある。「禁煙席ありますか?」と尋ねると、怪訝な顔で「は?」とか、「そういうモノは設置していません」と憮然とされることさえある。禁煙はおろか、分煙さえないのである。
 首都圏で生活していると、むしろ「全席禁煙」が当たり前。食べ物でも飲み物でも、タバコのケムリはその風味をアッという間に台無しにしてしまう。繊細な香りや味わいを大切にするはずの京都人、「安くて&旨い」が自慢のはずの大阪人が、ケムリについて余り敏感でないのが今井君はフシギでならない。
面白い恋人2
(さすが関西、おもろい恋人・みたらし味)

 12時の新幹線に乗って、名古屋着13時。大好きな名古屋マリオットホテルにチェックインして、ブログを1本アップ。ひと寝入りしてから岡崎の講演会に向かった。名古屋駅で、男子高校生3名の「今井先生ですか」に遭遇。尋ねてみると、6月末の名城大学付属高校での講演会に参加していたのだと言う。
 この頃ますます「今井先生ですか?」の頻度は上昇していて、正直言って油断は一切できない。一昨日トラウマ君の真っただ中で浅草をうろついていた時だって、大学生と思われる女子2名が「今井先生だ」「ホントだ!!」「スゲ!!」「スゲ!!」「スゴくない?」で盛り上がり放題に盛り上がっていた。
 盛り上がらずに、冷たい視線でガンミする男子も数知れない。彼ら彼女らのガンミの中で、鼻クソをホジったり(今井君はそんな下品なことは決してしませんが)、耳毛を抜いたり(今井君には耳毛などという下品なものは一切生えませんが)、油断してそういうことをすれば、あっという間にツイッターだのフェイスブックだのに「今井が耳毛を抜いていた」「鼻毛を抜いていた」と公表されることになってしまう。
岡崎2
(超満員、岡崎の講演会 2)

 岡崎での講演会、18時半開始、20時終了。出席者250名。会場の定員が250名で、まさにパンパンの250名が集まってくれた。スタッフの皆さんに感謝&感謝、大感謝である。
 いつも言っているように、今井君はどんぶり勘定が大キライ。「200名来ます」と言って100名しか来ないのもキライだが、正反対に「150名の予定」で300名来てしまうのも、やっぱり余り好ましいことではない。突発的に受講生が増えるのは、生徒をガッチリ把握できていない証拠なのである。
 講演会でも授業でも、250名の予定で250名ピッタリ、来場者の名前も事前に完全に把握してあって、座席表まで作成されていると、「ああ、ホントにキチンと仕事してますね」と賛嘆の声をあげたくなる。この日の岡崎は、まさにお手本のような講演会になった。
岡崎3
(超満員、岡崎の講演会 3)

 しかも、諸君もご存知の通り、岡崎は理想的な文教地区。大学受験に熱心なヒトでなくても、「岡崎」と聞いただけで「ああ、あの岡崎ね」と頷くような、東大&名古屋大進学実績で有名な土地である。生徒の一人一人が、まさに「一騎当千」のツワモノばかりだ。250名集まった彼ら&彼女らのほとんどが今井ファンで、最後まで大爆笑の活気溢れる講演会になったことに、再び三たび感謝&感謝である。
 東岡崎駅前のこの校舎では、講演会を盛り上げるために、今井君ブログを校舎内の全パソコンのトップページに設定。なかなか素晴らしい工夫である。パソコンを開くたびにクマ蔵ブログが出てくるんじゃ、「こりゃ参加しなきゃ」の空気が校内に醸成されるのは当然である。
岡崎4
(超満員、岡崎の講演会 4)

 終了後、校舎のお隣の「ととや」で祝勝会。古民家を移築したらしいいい雰囲気の居酒屋、4年前にもここで祝勝会をした。23時の特急で名古屋に戻らなければならないから、この日の祝勝会は「とことん」という感じにはなれなかったが、「完全試合達成」の祝勝会ほど楽しいものはない。名古屋大学大学院を来春卒業予定、そういう優秀な職員助手が席に加わっているのも、「さすが岡崎」である。
 店員さんの中にも「今井先生ですか?」がいた。3年前にクマ蔵の授業を受けていたのだと言う。いろいろな事件あって、イバラの道を歩んだ愛知県の東進は(どんなイバラだったかは、今回は書かないことにする)、今や生徒数12万人=絶好調のオール東進の中でも最高の成長株。クマ蔵も、全力で応援し続けたいと思う。もちろんその「全力」とは、ヤメそうでヤメない首相の「ぜ」にアクセントをおいた妙竹林な全力ではなくて、チャンとコトバと行動の一致したホンモノの全力である。
家康
(岡崎の祝勝会で出た大吟醸「徳川家康」。旨かった)


1E(Cd) Preston:BACH/ORGELWERKE 5/6
2E(Cd) Preston:BACH/ORGELWERKE 6/6
3E(Cd) J.S.BACH/SILVIA(Cantata Opera in 3 Acts)1/2
4E(Cd) J.S.BACH/SILVIA(Cantata Opera in 3 Acts)2/2
5E(Cd) Münchinger & Stuttgart Chamber:BACH/MUSICAL OFFERING
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