Fri 110722 体重の推移と円高の不気味な一致 春日部カレーこそ経済のカンフル剤だ | 今井宏オフィシャルブログ「風吹かば倒るの記」Powered by Ameba

Fri 110722 体重の推移と円高の不気味な一致 春日部カレーこそ経済のカンフル剤だ

 減量作戦が4月下旬から続き、どんな成功を収めてきたかは昨日の記事で書いた通りである。
 4月5月と長く80kg超で苦しんでいたが、6月には79kg台で安定。7月に入って78kg台に下がり、河口湖合宿に入る頃から78kg台前半を推移。7月末日から77kg台をうかがい、8月1日、ついに77kg前半に突入。前日の夕食で山ほどのレタスとサラダ菜を平らげたことが功を奏した。
 普段は野菜のすべてを「草」と呼び、「草なんか食べないよ」「草を食べて満足してるのは、家畜サンたちだけだよ」とウソブイているクマどんとしては、驚くべき進歩である。8月2日朝には、77.1kgを記録。76kg台を窺う勢いになってきた。前夜の夕食で、大量のお豆腐とコンニャクとエリンギを平らげた成果である。
 しかし諸君、この辺の数字に何だか見覚えがないだろうか。80→79→77、ついには76台に突入。左様、まさに対ドル円相場の推移と軌を一にしているのである。今井君の体重は、ついに円相場の今後を占う大切な指標になるに到った。
 うーん。そういうことになると、いい気になって「次は75台へ」などと言ってはいられない。輸出関連企業の業績を左右する重要な経済指標として、このクマどんの肉体の重みは日本経済の先行きを示す羅針盤なのである。
 さすがにここは、余りに急激な円高を是正して、常識的な78台から79台にいったん戻しておかなければならない。どうですか。内閣よりも、財務大臣や経済産業大臣よりも、今井君は日本経済に対してマジメな姿勢をキープしているのだ。過激な数字を是正しなければならない。「77台前半で推移、76台を窺う」などというのは、日本の実体経済を考えれば明らかに異常である。
不適な笑み
(日本経済浮沈のカギを握る今井君 at渋谷。この不敵な笑みを浮かべるに到る長い経緯は、今日と明日の記事を読んでくれたまえ)

 ここで最も効果的なカンフル剤は「また春日部に出かけて『ラホール』のジャンボハンバーグカレーを平らげる」である。菅直人どんがもしもこんなに効果的なカンフル剤をもっていれば、首相自慢の「KAN-FULブログ」も必要なくなるぐらいだ。ヤセ細りつつあった今井クマ蔵は「そうだ、春日部行こう」に活路を見出すことにした。
 善は急げ、である。代々木上原から千代田線で北千住まで40分。北千住から東武線特急「スペーシア」に乗りこめば、春日部までわずか20分で到着する。11時に代々木上原を出て、急激な円高に立ち向かうべく今井君が颯爽と春日部駅に降り立ったのは、まだ12時半過ぎであった。
スペーシア
(特急スペーシア。春日部駅にて)

 諸君、30歳直前の今井君が、春日部でどんな辛酸なめ子したかについては、10日ほど前の記事で書いた。読みのがしたオカタは「ブログ内検索」で「国立学院予備校」を検索。ジョバンニ・ジョゼッペ・アドリアーノなどの飲み友達との交遊も含め、涙なしでは読み通せないはずだ
 当時、まさに指をくわえて眺めているしかなかった超満員の「栄光ゼミナール 春日部校」も、昔日の面影はすでにない。あのころパンパンに満員だった高校部の5階建て校舎は、「テナント募集中」。栄枯盛衰は激しく、貧乏臭いイネ科の雑草が群がって「盛者必衰の理」を表している。
春日部ビアガーデン
(旧栄光ゼミナールは「春日部ビアガーデン」に姿をかえていた)

 最上階は「春日部ビアガーデン」に姿を変え、ポスターを読んでみると「春日部駅からピカピカ見えているあの場所で営業中!!! こんな夜風、春日部で感じたこと無い…」
おお、コピーライターの手腕、なかなかのものである。諸君、「無い」であるよ。「ディック・ミネの長男がやってくる」というポスターも秀逸。ところで、ディック・ミネを知ってるヒトって、60歳代以上のヒトと、記憶力抜群の今井君以外に、だれか存在するんですかね。
「春日部モヒート」というポスターもあって
「春日部初!春日部ビアガーデン・オリジナル 春日部モヒート」
である。なるほど「春日部初!」だろうけれども、栄枯盛衰なり盛者必衰の理なりを表す「ツワモノどもが夢の跡」で春日部モヒートの写真を見ていると、「手摘みミントって、イネ科の雑草じゃないだろね」と不謹慎なことを言いたくなる。
春日部モヒート
(春日部モヒート)

 そういう不謹慎のバチはすぐに当たることになっていて、まさに因果応報。「天網恢々粗にして漏らさず」であって、今井君の目指した「ラホール」は「本日休業」のシャッターが降りている。おお、この日の今井君以上に「打ちのめされる」経験をしたクマさんは、日本中探しても他にいないはずだ。
 諸君、まさに唖然&呆然である。代々木上原から1時間、特急料金300円を含め、大枚1000円もはたいて春日部にやってきて、夢にまで見たジャンボハンバーグカレー・インド辛口は、「本日休業」の貼り紙一つで、無惨にも雲散霧消の顛末になったのであった。
 やんぬるかな、これも「春日部初!春日部モヒート」を不遜に揶揄した天罰たちどころに当たったということである。急激な円高を抑制して輸出関連企業を救う夢のカンフル剤は、ラホールのシャッター1つで哀れにも打ち砕かれてしまった。
いでたち1
(この日の今井クマ蔵の装束。タンスの奥から出てきて5年ぶりに着たポロシャツ)

いでたち2
(常に断捨離候補トップに上がりながら、しぶとく生き延びているアズキ色のズンボ。1997年春、世田谷区梅丘のコナカで購入)

 しかし諸君。今井クマ蔵の根性と克己心を甘く見てもらっては困る。円高の先行きを誰よりも案じ、「こんな円高でエーンダカ?」と嘆きつづけてきたクマどんだ。ここは何としても日本経済を救わなければならない。黒田勘兵衛も山本勘助も及ばぬ策士ぶりを発揮した今井クマ蔵が、とっさに案じた「次善の策」を見よ。竹中半兵衛、服部半蔵、今こそクマ蔵の執念を知れ。
 一切を顧みず春日部駅に取って返したクマ蔵は、火のごとく大地を駈ける魔法の箱、「特急スペーシア・けごん」に乗り込んだ。魔神のごとき「スペーシア」は関東平野を荒川沿いに一路南下、目指すは浅草である。
 しかも時速100km程度なら、中国新幹線のように大地に葬られる恐怖はない。春日部駅売店で購入した缶ビールとビーフジャーキーで、兵糧の心配もナシ。ふっふ。浅草で、クマ蔵がどのように復活し、春日部のアダを討つか。それはまた明日の記事のお楽しみである。
 それにしても、「かすかべ」ってキーを打ったつもりなのに、間違えて「かすけべ」にしちゃうことがよくあるんです。すると、Mac君は「過スケベ」って変換するんです。困ったもんですね。
河口湖駅
(河口湖駅で目撃した旧国鉄「はつかり」型特急電車。本文とは一切関係ありません)


1E(Cd) Solti & Chicago:BRAHMS/SYMPHONY①
2E(Cd) Solti & Chicago:BRAHMS/SYMPHONY②
3E(Cd) Solti & Chicago:BRAHMS/SYMPHONY③
4E(Cd) Solti & Chicago:BRAHMS/SYMPHONY④
5E(Cd) Fischer & Budapest:BRAHMS/HUNGARIAN DANCES
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