Thu 110707 巣鴨と下北沢で「あ、今井先生だ!!」が連続する なでしこの健闘を称える | 今井宏オフィシャルブログ「風吹かば倒るの記」Powered by Ameba

Thu 110707 巣鴨と下北沢で「あ、今井先生だ!!」が連続する なでしこの健闘を称える

 7月14日、昼のANA便に乗って那覇から東京に帰ってきた。さすがに帰りの飛行機には「先生ですか?」のCAは乗っていなくて、まあ「ほっと一息」というか、とにかく「はっ、スミマセン」とペコペコしながらの帰京はせずに済んだ。
 19時から巣鴨で講演なので、羽田から直接「おばあちゃんの原宿」巣鴨に向かうことにした。一昨日は姫路からチョクで西新井、今日は那覇からチョクで巣鴨。派手な移動と地味な下車とが同居する日々である。
 東京は、今日もまた炎暑。ちょっと所用があって西新宿を回り、巣鴨の駅で降りる頃にはもうヘトヘトである。ヘトヘトついでに「おやおや、今日はハミガキを忘れた」と気づいた。那覇で時間がなかったわけではないが、朝ゆっくりお風呂に入って昨夜の余韻を楽しんでいるうちに、ついうっかり忘れてしまっていた。
 東進・巣鴨校の入っているビルの1階がちょうどコンビニだったので、ハミガキセットと一番小さいモンダミンを購入。ところが、レジのお兄さんが早速「今井先生ですか?」と声をかけてきた。去年ずっと今井君の授業を受けて、今は大学生。巣鴨校の生徒ではなかったが、アルバイトを始めたら偶然同じビルに東進があったのだという。
勝利のなでしこ
(なでしこ、勝利に歓喜の叫びをあげる)

 巣鴨校の奥の洗面所で、ノンビリ歯を磨きながら講演会の時間を待った。洗面所と言っても、まあ「流し」である。夏の西陽が差し込み、洗ったばかりのコーヒーカップが並び、フキンが干され、ガス湯沸かし器からまだ水滴が落ちている。おお、懐かしや(Mac君の変換は「夏貸家」であるが)、まさに「会社の給湯室」である。
 巣鴨での公開授業、19時開始、21時終了、出席者107名。もともと「おばあちゃんの原宿」、受験生の集まるような土地柄ではない。駅から離れた雑居ビルのワンフロアによくこれだけの生徒が集まったものだ。しかも、高3生の参加を認めていない。完全に高1&高2でこの人数である。校舎担当者の努力のタマモノであって、クマどんとしても頭の下がる思いであった。
巣鴨1
(巣鴨で語りまくる今井君1)

 それにしても、さすがにヘトヘトだ。7月に入ってから、福岡、鹿児島、島原、姫路、那覇と飛び回り、その間には西新井や巣鴨がはさまり、吉祥寺スタジオで早稲田大の過去問演習講座収録が連続。気温25℃を超えると融けはじめる冷凍グマだから、この猛烈な暑さの日々は耐えがたいものがある。
 こういう時は、下北沢でネバネバ料理でも食べていくに限る。ヘトヘトでも、融けかかっていても、冷たいビールを3~4杯ノドに流し込み、納豆と長芋とオクラとウズラ玉子とイカとマグロを目一杯かきまぜ、そのヤケになったような糸を引くネバネバ料理を海苔に乗っけてムシャムシャやれば、いくらか元気も回復するはずだ。
 そう考えて、半ば融けかけたクマどんは下北沢を目指した。新宿で小田急線に乗り換えてドアの脇に立ち、周囲を見回すと、勤め帰りのオジサマたちはみんな疲れきってドロンとした表情。OLのオネエサマたちも、「ギリギリ最後の一線で持ちこたえている」という感じでつり革にぶら下がっている。
 無理もない、まだ木曜日だ。3連休までまだ1日働かなければならない。「もう1日」を思うだけでドロドロになるだろう。この猛暑の中、クーラーもチャンと効かせてもらえない職場で、夜10時すぎまで働いていたのだ。気持ちも萎え、肉体も融けかけ、すっかり汗臭くなった肉体をシートに預けて、発車前からもうみんな居眠りを始めている。
巣鴨2
(巣鴨で語りまくる今井君2)

 下北沢で小田急線を降りると、今度は一転して元気な女子高校生6~7人の集団が、ホームで大騒ぎしている。何を大騒ぎしているかというに、「あ、今井だ!!」「今井先生だ!!」なのだ。「うそ、どこどこ?」「ホントだ!!」「今井先生だ!!」である。うにゃにゃ、見つかっちゃったよん。騒ぎは、今井君が彼女たちの目の前を通り過ぎた直後、クマどんの背後で激しく湧き起こった。「チョー、テンション上がる!!」である。
 いつもの今井君なら、「ワタクシのことでございますか?」と、それこそ「チョー」愛想良く振り返るのであるが、さすがに今夜はヘトヘトだ。チャンと声をかけてくれたら振り返ってニコニコ&ニヤニヤするところだが、ウーン、自分たちで騒いでいるだけだから、知らん顔して通り過ぎることにした。周囲のオジサマたちも、やっぱりヘトヘトで、「いったい何の騒ぎだ?」という風情である。
 奇妙な感動の渦を背中に感じつつ、今井君は目指す「晃月」へ。冷たいビアとネバネバへ。一目散でスタコラ逃げていく。その逃げ足の速いことといったら、疲れ果てたドロドログマとはとても信じがたいほどのものだっただろう。
歓喜のなでしこ
(なでしこ、勝利の余韻をかみしめる)

 それにしても、諸君。日本女子サッカーは何故あれほど見事な精神力を示してくれるのだろう。これを書いている時点で、7月18日午前8時。クマさんは5時に起床して「なでしこジャパン」のワールドカップ決勝を食い入るように見つめていた。
 2度も先行されて、それでも追いつく。残り2分だか3分だかでも、全く諦める様子がない。というか、テレビで見ているクマ蔵にさえ「必ず追いつく」と確信させる強い雰囲気がある。強がりでも何でもなくて、「必ず追いつく」と見ている全ての者に信じさせる強靭さである。
 8年前から一緒に生活しているネコの名前が「なでしこ」なので、今井君としてはあんまり「なでしこ」「なでしこ」と連呼してほしくないのだが、まあ今日だけは、なでしことともに「なでしこ」の健闘を称えたい。
なでしこ
(なでしこ、戦いを見守る)

 アメリカチームのユニフォームとそっくりの真っ白なニャゴロワどんも、早朝からテレビの前でニャゴニャゴ声援を送っていたが、残念ながらニャゴ軍団はPK戦の末に敗退。ニャゴとしては、なでしこに負けるのはイヤだっただろうが、アメリカのお姉さんたちの戦いも実に正々堂々として、間違いなく素晴らしかった。ねえ、ニャゴくん。
ニャゴは
(敗戦の悔しさに、箱をボロボロにするニャゴロワどん)


1E(Cd) Vellard:DUFAY/MISSA ECCE ANCILLA DOMINI
2E(Cd) Oortmerssen:HISTORICAL ORGAN AT THE WAALSE KERK IN AMSTERDAM
3E(Cd) Philip Cave:PHILIPPE ROGIER/MAGNIFICAT
4E(Cd) Savall:ALFONS V EL MAGNÀNIM/EL CANCIONERO DE MONTECASSINO 1/2
5E(Cd) Savall:ALFONS V EL MAGNÀNIM/EL CANCIONERO DE MONTECASSINO 2/2
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